Microsoft Lists :「ごみ箱」は混乱するかも?

Microsoft 365 はその生い立ちから初心者殺しみたいな複雑なところが良くあります。例えば Microsoft Teams も何も気にせず利用する事はできても、トラブルや潜在的な課題を回避するには裏側の Microsoft 365 グループや SharePoint や OneDrive などとの関連などもIT部門だけじゃなく利用者全員が知っておいた方が良い場合もあったりします。 Microsoft Lists に関してもややこしいのが、「 Microsoft Lists のリストは SharePoint のリストです」という点ですね。 SharePoint 側でリストを作成すると、 Microsoft Lists 側でもそのリストが表示され、中身は同一なのに見た目は違うんですよね。ややこしいです。更にややこしいのが、そうは言っても必ずしも Microsoft Lists 側でリストを作成しても、 SharePoint のサイト側に作成されるわけでもないという事。ここらへんは Microsoft Lists が展開された約2年前に、以下の記事でも多少触れています。

Microsoft Lists :ようやく僕のテナントにも Microsoft Lists が正式?に展開された!

というわけで若干ややこしい Microsoft Lists ですが、大事なのは「どこからどこにリストを作成したのか?」です。それによって削除したアイテムやリストを復元したい時に場所が変わってくるんです。今回はたまたま今朝 Microsoft Lists のごみ箱を見たところからネタを思いついて記事にしてみます。

“Microsoft Lists :「ごみ箱」は混乱するかも?” の続きを読む

OneDrive / SharePoint :クイック アクセス のピン留め(よく利用するライブラリを OneDrive からすぐに利用)

皆さん、 OneDrive をブラウザーから良く利用していますか?今回の話はそういう人にとってうれしい機能かもしれないです。

2022/3/16 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼(更新)共有ライブラリを OneDrive for Business の [クイック アクセスと最近使ったドキュメント ライブラリ] リストにピン留めする

そもそも「共有ライブラリ」ってなに?って思う方も多いかと思います。これ実は今記事の原稿を書いてる時に共有ライブラリの説明を挟もうと思ってたんですよ。でも結構長文になってしまい、また僕の認識も書きながらブレてきちゃっていたりするので一旦今回は割愛します。また改めてアウトプットしていきます。そして今日説明する機能は、実はあまり共有ライブラリは意識しなくても良かったりします。

“OneDrive / SharePoint :クイック アクセス のピン留め(よく利用するライブラリを OneDrive からすぐに利用)” の続きを読む

Microsoft Stream :チャプターが設定できるようになった( Teams の会議録画もね)

ここ最近、新しい方( SharePoint / OneDrive ベース )の Microsoft Stream の進化がちょくちょくありますね。というよりクラシックからニューになる時にネガティブな言い方をすればだいぶ機能落ちした印象だったので、ようやく徐々に取り戻しつつ、ニューの方は SharePoint / OneDrive ベースだから、検索や共有などなどでメリットが浮き出てくる感じになりましたね。

さて、今回は今朝巡回したら見つけた機能ですが、僕の探し方が悪いのかわかりませんが、 Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターには該当するメッセージはありませんでした。それが動画のチャプター機能です。章立てできます。 YouTube でもチャプター機能あるけど、長い動画でピンポイントに観たいシーンがある場合は章立てしてくれている動画は親切ですよね。

では実際に触っていきたいと思います。

“Microsoft Stream :チャプターが設定できるようになった( Teams の会議録画もね)” の続きを読む

Microsoft Stream :動画・オーディオファイルにコメントができるようになった( SharePoint / OneDrive )

Microsoft Stream の話になると過渡期なので毎回説明しなきゃいけなくなるけど、旧来の Azure ベースの Microsoft Stream (クラシック) の方じゃなく、 SharePoint / OneDrive ベースの新しい方の話です。(そもそもクラシックの方はずっと以前からコメント機能ありましたもんね)

【参照】Stream (SharePoint 上に構築)、Microsoft Stream の新しいバージョン – Microsoft Docs
https://docs.microsoft.com/ja-jp/stream/streamnew/new-stream

動画ファイルやオーディオファイルにコメントができるようになったのですが、2022/1/25付けで公開された Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターの以下のメッセージが該当します。

▼(更新)マイクロソフト ストリーム: SharePoint と OneDrive のビデオまたはオーディオ ファイルにコメントする

では実際に見てみたいと思います。

“Microsoft Stream :動画・オーディオファイルにコメントができるようになった( SharePoint / OneDrive )” の続きを読む

SharePoint :アプリバーに「作成」ボタン登場。だがしかし…

※現時点ではおそらくターゲットリリーステナントでの展開なので、一般展開はされていない可能性が高いです。

SharePoint の左にアプリバーが展開されたのがおよそ1年前なんですね。

SharePoint :ついに展開されたアプリ バー

もっと前かと思っていました。 SharePoint 内であればどこでも、自分が良く利用するサイトやドキュメントやフォローしているサイトやおすすめのニュースにアクセスできるので便利ですよね。更にアプリバーに Microsoft Lists のリストも加わりました。

SharePoint :アプリバーに「マイ リスト」の表示が復活した

最近利用したリストやお気に入りにしたリストが表示されます。 Microsoft Lists のややこしい点は、Microsoft Lists のリストは SharePoint のリストでもあるという点ですよね。それは置いといて…。

今回はこのアプリバーに「作成」ボタンが追加されるという事です。これは2022/04/01付けで公開された Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターの以下のメッセージに該当します。

▼(更新)SharePoint : SharePoint アプリ バーから作成する

SharePoint 内であればどこでも表示されているアプリバーから様々なものが作成できるというわけです。僕の環境では昨日展開されたので、実際に見てみたいと思います。

“SharePoint :アプリバーに「作成」ボタン登場。だがしかし…” の続きを読む

OneDrive / SharePoint :サイト内の他のライブラリに移動できるドロップダウンメニュー

これ、一度2月あたりに展開されたのにすぐ消えてしまったので記事にしていなかったけど、昨日あたりに復活しているのを確認したのでようやく記事にします。

2021/12/03 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼ (更新)マイクロソフトの OneDrive と SharePoint ライブラリのドロップダウン メニュー

つまり、ライブラリからサイト内の別のライブラリに移動できるメニューです(←記事タイトルと同じ事言ってるだけ…)。では、試してみます。

“OneDrive / SharePoint :サイト内の他のライブラリに移動できるドロップダウンメニュー” の続きを読む

Microsoft Stream :OneDrive や SharePoint 上のビデオにサムネイル・タイトル・説明を設定できるようになった

さて、まず本記事のタイトルを見た時に「え? Microsoft Stream の話なのに、 OneDrive や SharePoint に保存されたビデオの話?どういう事?」って思われる方も多いかもしれません。これ僕がタイトルをミスったわけじゃないです。

まず、現時点でも Microsoft Stream について説明する上でややこしいのが、 Microsoft Stream が過渡期であるという点。従来の Microsoft Stream は「 Microsoft Stream ( Classic )」と呼ばれ最終的には廃止される予定です。それに置き換えられるのが「 Microsoft Stream ( built on SharePoint )」もしくは「 Microsoft Stream ( on SharePoint )」などと表現され、置き換えが完了するとカッコ書きも必要なくなり、また「 Microsoft Stream 」という名前になるんじゃないかと思うけど、とにかく従来では Azure の専用領域に保存されていたものが、名前の通り SharePoint に保存されるようになるというのがザックリとした説明です。 SharePoint ベースという事はつまり OneDrive でもあります。ややこしいですよね。本記事はその「 Microsoft Stream ( built on SharePoint )」の話をするので記事タイトルは間違っていません。

Microsoft Stream (クラシック) とは?
https://docs.microsoft.com/ja-jp/stream/overview

さて、ようやく本題に入ります。この「 Microsoft Stream ( built on SharePoint )」は「 Microsoft Stream ( Classic )」よりも機能面で劣る部分も多くあり、徐々に機能追加されて復活してきました。今回新たに見つけた機能が、ビデオファイルにサムネイル画像とタイトルと説明が追加できるようになった事です。

2022/04/05 公開の Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターにメッセージがありました。

▼マイクロソフトストリーム:ビデオ/オーディオファイル情報を表示および編集する

それでは試してみます。 Microsoft Teams の非チャネル会議で録画した動画ファイルをチェックしてみます。

“Microsoft Stream :OneDrive や SharePoint 上のビデオにサムネイル・タイトル・説明を設定できるようになった” の続きを読む

SharePoint :カウントダウン タイマー Webパーツ はカウントアップできるじゃないか!

SharePoint のページやニュースに埋め込める Webパーツ の中で、カウントダウンができるWebパーツがあります。例えば自社製品・サービスの発表や発売までカウントダウンさせられるので、社内の製品・サービスページを盛り上げる事もできますね。このブログを読み返すと、このカウントダウンタイマーWebパーツが出たのは2018年12月あたりなので3年半前くらいですかね。

SharePoint :色々Webパーツが追加されたぞ!( カウントダウンタイマー Webパーツ 編)

ですが、僕が気が付いたのはそれから半年後くらいの2019年8月ですが、設定項目が減っちゃったんですよね。

SharePoint :カウントダウン タイマー Webパーツの設定項目が減っちゃった…

で、なんの設定項目が減ったのか?というと、「カウントダウン」「カウントアップ」を選択できる項目が減ったんです。カウントダウンの場合は「自社製品が発売されるまで」などの時、逆にカウントアップでは「自社サービスが発売されてから」みたいな時。どちらも使い道ありますよね。それがカウントアップが消えちゃったんです。消えたという事は機能的にもカウントアップがなくなったと思ったので、これはガッカリでした。

僕は個人用途で去年愛車を買い替えたんだけど、納期が長かったので納車日が決まったらカウントダウンWebパーツでカウントダウンを開始したんです。

“SharePoint :カウントダウン タイマー Webパーツ はカウントアップできるじゃないか!” の続きを読む

SharePoint :アプリバーに「マイ リスト」の表示が復活した

「復活した」って書いてあるけど、当ブログでこのネタを取り上げるのはたしか最初です。なのになんで復活なんて言葉を使っているのか?それも含めて記事にします。

SharePoint を開くと左側にこんなのがありますよね。

▼左の縦型のバー

これが「アプリバー」と呼ばれるものです。アプリバーは2021年4月あたりに展開されたので、そろそろ1年目ですね。以下に詳細を記載しています。

SharePoint :ついに展開されたアプリ バー

さて、そんなアプリバーですが、アイコンが4つ並んでいます。これが今回もう1つ追加されて5つになったんです(まだ展開中なのでなっていない環境もありますが)。

“SharePoint :アプリバーに「マイ リスト」の表示が復活した” の続きを読む

Power Apps : Microsoft Lists / SharePoint のリストの画像列の画像を表示させられるようになった

※先に書きますが、おそらく多くの人が最後まで読むとガッカリする事でしょう。

■前置き(興味ない人は、この章は読み飛ばしてください)

Power Apps 使っていますか? SIer に外注したり社内エンジニアに作ってもらったアプリを利用するも十分「使う」のうちに入りますが、やはりそこはノーコード・ローコードソリューションの醍醐味である「誰もが主役になれる世界」なので、非エンジニアの人でも Power Apps でアプリを自作してこそ、ようやく真の「使う」と言えるのでは?と、僕は思っています。

さて、とはいえ Power Apps は簡単とは言い切れません。初めて Excel や PowerPoint を使った時だってすぐに使えたわけじゃないと思います。コードを書いてアプリを作るよりは敷居は低いとはいえ、それでもすぐには簡単にアプリを作成はできません。とはいえ、ゼロから作成すると敷居は高くなるけど、ある方法を使えば、贅沢を言わなければグッと敷居は低くなります。それがコレ。

“Power Apps : Microsoft Lists / SharePoint のリストの画像列の画像を表示させられるようになった” の続きを読む