Power Apps :ゲームアプリ作成コンテストにエントリーしました!

最近全然ネタとして取り上げていなかった Microsoft のローコードツール群である Power Platform から、業務アプリを作成できる Power Apps 。今回久しぶりにネタとして取り上げるには斜め上な内容になっていますが…。

これまで業務アプリを作成する Power Apps で僕は楽器アプリを作成して演奏会をする活動をしてきて、それは当ブログでも何度か取り上げています。「 Power Apps で楽器アプリを作成」という時点ですでに思考が変態じみたものを感じると思いますが、世の中は色々な変態がいます。また別のベクトルの変態達が「 Power Apps でゲームアプリを作成」という行動に出ています。こちらは楽器アプリよりも歴史が古く、 Power Apps 黎明期から世界中でゲームアプリを作る人がいます。2017年くらいからですかね。いや、もう少し前からかも。

※僕ら界隈では「変態」は誉め言葉です。

ゲームアプリを作る人たちは基本的には元々プログラマーだったりITエンジニアだったり、元々の土壌が備わっている人達が多い印象です。なので、己のスキルや知識やそのバックグラウンドを基にした発想を最大限に(無駄に)活かして、「え?これ Power Apps で作ったの?」とビックリしてもらうのがうれしい界隈かと思います。おそらくそんな人達が立ち上げたユーザーグループが「 Japan Power Platform Game Builders 」です。通称「 JPPGB 」です。

Japan Power Platform Game Builders
https://jppgb.connpass.com/

■コンテストにエントリーした経緯

2週間前くらいですかね。別のコミュニティイベントに参加していたら、この主催者から「太一さん、ゲーム作りません?」って言われたの。 JPPGB が開催する第一回ゲーム作成コンテストがあるとの事で、盛り上げるためにもっとエントリーを増やしたいとの事。

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Power Platform : Twitter コネクタが使えなくなる可能性(特に Power Automate が影響大きいかな?)

Power Platform の世界というかノーコード・ローコードの世界においては、市民開発者がコードを書くなど難しい事をしなくてもすぐに他サービスやデータベースと連携できる「コネクタ」が非常に重要な要素の一つだと思います。だからこそコネクタの数が多ければ多いほどできる選択肢が広がるし、逆を言うとコネクタがないと厳しいですよね。

今回は Twitter コネクタの話。特に Power Automate で Twitter コネクタを利用している人は多くはないと思うけどソコソコいるんじゃないかと思います。それは趣味で Power Automate を使って自動ツイートさせたりしてるだけじゃなく、仕事でも手軽にマーケティングツールとして使っていたり、自社や自社製品をエゴサーチする際の自動収集などで使えますよね。場合によっては Power Automate で上長の承認があったらツイートさせるみたいな仕組みもできるし。

そんな使い方をしている方々に悲報です。 Twitter コネクタが使えなくなる可能性が濃厚のようです。2023/02/15 に Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されていました。

▼ Microsoft Power Platform と Azure Logic Apps – Twitter コネクタの更新によるサービス中断の可能性

なんかこのメッセージ見落としていて今朝見つけました。以前から Twitter 界隈では イーロン・マスク さんがCEOになってから色々ありましたが、その中の一つに Twitter API が有償化されるという話とそれに付随して色々と混乱があるようですね。さほど関心がなかったのでこの程度の浅い情報しかありませんが、それを聞いていつか来ると思っていたのが、今回の件。 Power Platform と Ligic Apps で Twitter コネクタがそういう理由で使えなくなりますよって話です。

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Power Apps :サイドナビゲーションが変わった

あれ? Power Apps の記事、久しぶり?4か月ぶりでした。しかも今回は大したことがない(笑)

今朝、 Power Apps を開くとこんな吹き出しが出てきました。

▼左のナビゲーションが新デザインに変わりました

そういえば昨晩あたり SNS で賑わっていたかも?なんて思いながらちょっと触って気になったことを書いてみます。

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Power Apps : Microsoft Lists / SharePoint のリストの画像列の画像をアプリ上で追加・更新・削除できるようになった

待ちに待ったアップデートがついに僕の環境に展開されました! 特に Power Apps 市民開発者の方々には朗報かと思います。

Power Apps でアプリを作成する際のデータソースに Microsoft Lists / SharePoint のリストを利用する人は多いと思います。僕もその一人です。そして、アプリ作成の要件として画像をアップロードして閲覧したいという要件もあると思います。特にモバイルデバイス利用を想定する場合はモバイルデバイスでいつでもどこでも写真が撮れて、それを Power Apps で作ったアプリからアップロードし閲覧するという事ができると、アプリの幅が広がりますね。この2点を考慮した時に、これまでそれを実現させる方法としては、僕の場合はリストの添付ファイルを利用する方法で使っていました。以下、2018年って4年前と古いですが実装させていた方法です。

PowerApps : SharePoint のリストに添付した画像を表示させる方法

Power Apps のアプリでリストの添付ファイルに画像をアップロードさせる事は可能だったけど、そのアップロードされた画像をアプリ上で表示させるのは一筋縄ではいかなく、僕は Power Automate を使っていました。もしかしたらもっとスマートな方法があるかもしれないけど、例えば Base64 で…みたいな事を言われても、非エンジニアの初心者市民開発者の人にとっては難易度上がって挫折ポイントになりかねませんからね。

あれから4年…今年2022年3月にはついにリストの画像列の画像を Power Apps のアプリで表示させられるアップデートが来ました。

Power Apps : Microsoft Lists / SharePoint のリストの画像列の画像を表示させられるようになった

でも実はこのアップデートはガッカリだったんですよね。画像列の画像を表示することができるだけだったんです。いやいや、大事なのは Power Apps のアプリから写真をアップロードできる事ですよ。それがこの時はできなかったんです。

そしてようやく今、ついにリストの画像列に Power Apps のアプリから画像をアップロードでき、更新・削除もできるようになりました。2022/09/02 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼(更新)Power Apps 経由で Microsoft リスト内の画像を追加、更新、または削除する

僕の環境にアップデートが展開されたので早速触ってみたいと思います。今回は Microsoft Lists や SharePoint のリストが不慣れな方にも向けて、必要最低限だけどリストの作成からスクショで説明してみます。

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Power Apps :アプリ再生時に上部のバー(ヘッダー)を非表示にしたい

僕は基本的に Power Apps は、楽器アプリや家庭内で利用するアプリくらいしか作らないです。楽器アプリはレスポンスや操作を考慮してPCのストアアプリで演奏します。また家庭内で利用するアプリは家族がPC利用しないので iPhone での利用のみです。つまり、僕の用途ではブラウザーでアプリを利用する事はほぼありませんでした。

そんな時、たまたま業務で Power Apps でアプリを作ったのですが、一点気になる点が出てきました。以下、スクショを貼りますが、もちろん業務用で作ったアプリは晒せないので、息子と遊ぶように作った「かさねておえかき」アプリを例にします。

▼ブラウザーから Power Apps のアプリを再生したところ

このように上部にバーというかヘッダーというかが表示されるんですよね。冒頭で紹介したように今までほぼブラウザーからの利用想定でアプリを作った事がないので、全然気になりませんでした。しかし今回作った業務のアプリができるだけ邪魔な部分は見せたくない利用用途なんです。このままだとブラウザーの枠やタブも表示されるのでF11キーで全画面表示にするじゃないですか。

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Power Apps :手描きの絵からアプリが作れる!?「エクスプレス デザイン」とやらを早速試してみた (プレビューですからね)

日本では今日の深夜から開催されている Microsoft Build 2022 。皆さん申込されていますか?

https://mybuild.microsoft.com/ja-JP/home

ワールドワイドなオンラインイベントですが、今年からは日本語オンリーな人にも優しい感じになっているので、是非参加してみましょう。実は僕も以下の2セッションでテーブルトークで参戦します。

Microsoft 365 x Power Platform 座談会(←ゴメンナサイ、こっちは今終わりました。オンデマンド視聴ができるようになるそうです。)
https://mybuild.microsoft.com/ja-JP/sessions/2cc03492-8e52-476b-ae74-61065e057cf4?source=sessions

私たちはこうして Microsoft Teams でプレゼンやってます
https://mybuild.microsoft.com/ja-JP/sessions/a5499f60-80e8-4ba9-8d31-2ba84fd07406?source=sessions

どちらも30分とコンパクトなセッションなので、ランチやちょっと長い休憩程度に参加してみてください。

さて、 Microsoft はこの手の大型イベントに合わせて色々な情報を公開したり、新機能を展開、プレビュー公開したりします。その中でも現時点で気になったのは Power Platform のアップデートですね。今まで Power Apps ポータル という Power Apps の機能だったのが単体として独立し、 Power BI / Power Apps / Power Automate / Power Virtual Agents に続いて5人目となる「 Power Pages 」として登場し、すでにプレビューが公開されています。

Microsoft Power Pages
https://powerpages.microsoft.com/ja-jp/

また、吉田 大貴 くんがわかりやすく日本語で記事にしているので合わせて参照してみてください。

Webサイト作成サービス Microsoft Power Pages が公開プレビュー
https://memo.tyoshida.me/power-platform/power-pages/microsoft-power-pages-public-preview/

更に僕が気になったのが本記事のタイトルの通り、 Power Apps の「エクスプレス デザイン」という機能です。これは簡単に説明すれば「手描きの絵の画像などデザインファイルからアプリが作れる」という魔法の国のような機能です。これまでも SharePoint のリスト( Microsoft Lists )から数クリック&数分でアプリが作れたり、凝った事をしない限りはガチの「ノーコード」でアプリが作成できたけど、ここへ来て更にインパクトが大きい情報公開でした。そして、すでにエクスプレスデザインはプレビューで利用できるので、これはもうムズムズしてきたので試しちゃいます。色々な方法があるようですが、一番インパクトのある手描きの絵の画像で!

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2022年も Power Apps と Guitar のコラボ!

MVP Global Summit 2022 Un-official Supporters’ Music ( Guitar / Power Apps )

日本時間で昨晩の11:30から Microsoft MVP の完全NDAなお祭り「 MVP Global Summit 」が開催されています。なので今朝もAM5:00まで起きていたのですが、もう数日続くのでキツいです。これは Microsoft MVP 受賞者の大きな特典の一つで、例年はアメリカの Microsoft 本社で開催されて僕も受賞した翌年に1回だけ参加したんだけどメチャクチャ楽しかったんです。英語サッパリわからないので得られるものは少ないのに。そして翌年も継続受賞されてまた参加したいと誓ったものの、継続受賞はされたけどコロナ禍でオンライン開催…という悲しい事態に。そこから「翌年こそはアメリカに!」と祈りも虚しくコロナ禍が長引いて今年3回目のオンライン開催でした。1回だけ開催されたレポートは記事にしています。

MVP Global Summit に初参加!

で、オンライン開催になって、やはりお祭りとしては虚しいんですよね。そこで勝手ながら盛り上がりに少しでも貢献できれば!と思って、オンライン開催になった2020年からこのように非公式応援曲を作曲して、 Power Apps の楽器アプリとギターで演奏して公開しています。

こう見ると、やはり2020年から2021年にかけて、後ろの机の機材がだいぶ変わりました(ソコ見るところ違う…)。コロナ禍で音響・映像の機器を充実させましたからね。2021年からは落ち着いています。話を戻して…

祭り自体は Microsoft MVP のための祭りですが、こちらの曲に関しては関係ないので是非ごらんください。

去年は無理矢理 Power Automate for desktop を使いましたが、僕個人的には未だに Power Automate for desktop には興味が沸かない( Power Automate 自体は大好き)ので、今回はまた Microsoft の技術は Power Apps のみです。

来年こそはアメリカに行きたいですが、その前に Microsoft MVP の継続受賞の審査があるので、話はパスしてからですね。

ここ最近、仕事もプライベートも忙しくて記事が少な目ですが、緩く見守っていただければと思います。また、本ブログが重い(表示が遅い)という話もあり、自分でも実感しています。おそらくおかげさまでアクセス数が増えてレンタルサーバーのスペックが追い付かないのかなと思うのですが、引っ越しとなると労力を使うだろうし失敗するのも怖いのでちょっとじっくり考えたいと思います(過去に2回ほど大きな失敗をしているので…)。引っ越しを代行してくれるプロなんているのかなぁ。高いんだろうなぁ。

Power Apps :アプリを iPhone のホーム画面にアイコン化(2022年3月版)

※ 例によって Android デバイス持っていないからわからないけど、 Android でも可能らしいです。
※ iPad でも試したらできました。ほぼ同じUIでアイコン化できます。

話に入る前に、Power Apps でモバイル利用の説明をする時に非常にややこしいのが「アプリ」という言葉。必ず最低2種類の意味の「アプリ」という言葉を使わなければいけなくて、説明が大変な事があります。

Microsoft 365 & Power Platform :「アプリ」という言葉の定義がフワッとしている…(2020年7月版)

この記事内の「例3」あたりを読むとわかります。たぶんここに記事のリンクを置いても読まない人も多いので(笑)、以下に自分の記事だけど引用スクショ貼ります。

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Power Apps : Microsoft Lists / SharePoint のリストの画像列の画像を表示させられるようになった

※先に書きますが、おそらく多くの人が最後まで読むとガッカリする事でしょう。

■前置き(興味ない人は、この章は読み飛ばしてください)

Power Apps 使っていますか? SIer に外注したり社内エンジニアに作ってもらったアプリを利用するも十分「使う」のうちに入りますが、やはりそこはノーコード・ローコードソリューションの醍醐味である「誰もが主役になれる世界」なので、非エンジニアの人でも Power Apps でアプリを自作してこそ、ようやく真の「使う」と言えるのでは?と、僕は思っています。

さて、とはいえ Power Apps は簡単とは言い切れません。初めて Excel や PowerPoint を使った時だってすぐに使えたわけじゃないと思います。コードを書いてアプリを作るよりは敷居は低いとはいえ、それでもすぐには簡単にアプリを作成はできません。とはいえ、ゼロから作成すると敷居は高くなるけど、ある方法を使えば、贅沢を言わなければグッと敷居は低くなります。それがコレ。

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Power Automate Desktop と Power Apps と Guitar のコラボ

MVP Global Summit 2021 Un-official Supporters’ Music / HALOP SOLOP ( Power Automate / Power Apps )

では、色々と説明を書きます。

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