OneDrive for Business / SharePoint :PDFにテキストボックスで注釈が追加可能に

OneDrive for Business や SharePoint に保存されたファイルは Word / Excel / PowerPoint に関してはブラウザーやアプリで開いて編集もできるのは当然ですが、現時点では300種類以上の様々なファイルをプレビュー表示できるファイルビューアーがあります。そのファイルビューアーがおよそ3か月前の 2024/06 頃に刷新されました。

SharePoint / OneDrive for Business :ファイルビューアーが刷新された

実はこの時にPDFファイルならファイルビューアー内で簡易的な操作なら直接編集できる事を知ったのですが、当時はペンでお絵描きができる程度でした。そして今回更にアップデートされたというわけです。

2024/04/22 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼(更新済み)Microsoft OneDrive: PDF にテキストボックスで注釈を付ける

ファイルビューアーで開いたPDFに直接お絵描きだけじゃなくテキストボックスで注釈を付けられるというわけです。ロールアウト時期を見ると対象指定リリース先行じゃなくいきなり一般提供開始みたいで8月下旬に完了予定です。僕の手元の環境で確認したところ、もう少しで8月も終わりですが展開されていない環境もあり、でも一部展開されている環境もあったので試してみます。

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SharePoint :ニューステンプレートが全てメール共有(配信)をサポート

SharePoint 使っていますか? Microsoft Teams のチームの裏側で無意識に利用されているだけという会社も少なくはない印象です。もちろんそれでも十分ですが、単体で SharePoint を利用するとなるとキモになる大事な機能は「ニュース」かと思います。15年以上前だとリストに「お知らせ」というテンプレートがあり、そのお知らせリストを一方通行の掲示板として利用するケースが主流でしたが、その流れを汲んで未だにリストを情報発信で利用している会社も少なくはない印象です。別にそれが悪いとは言いません。それで要件が十分に満たされているのであれば。ただ、 SharePoint 自体がもうだいぶ前からニュース機能を出して機能強化し続けている事や今後のロードマップなどを考えると、さすがにもう SharePoint を利用した社内発信はニュース機能を利用しない手はないんじゃないかなと思います。

そんな SharePoint のニュースですが、およそ1年前の2023年9月にニュースをメールでも配信できるテンプレートが登場しました。

SharePoint :ニュースをメールで配信できるテンプレートが登場

社内に向けた情報発信の目的とは?これ良くありがちなのが情報を発信する事を目的としがちですよね。発信者視点だと発信したんだからあとは受信対象者が読まなかったらそれは読まない方が悪いという考え。でも受信対象者に読まれないのであれば発信しても発信しなくても同じなので無駄な作業になります。情報発信の目的は発信した情報が受信対象者全員に閲覧してもらう事だと思います。いや本当の目的は閲覧してもらった上で正しく内容を理解してもらう事だと思いますが、さすがに理解してもらう事まで目的にしてしまうと厳しいのでとりあえずは受信対象者全員に受信してもらう事かと思います。そうなると課題となるのが受信対象者にいかに発信を気付いてもらえるか?かと思います。

SharePoint のニュースなら、公開されたら例えばサイトホームのニュースWebパーツに表示されたり、昔の SharePoint で大きな課題があったいわゆる「サイトコレクションを跨ぐ」という事も気にせず別のサイトでもニュースを表示できるし、 SharePoint スタートページにも自分がフォローしたサイトのニュースなどが表示されます。お知らせリストで発信していた時よりも露出が増えてきました。しかしそもそも SharePoint 自体を利用していない人にとっては発信に気付きません。なので例えば全員が利用しているであろう Microsoft Teams の組織全体チーム内に SharePoint ニュースのリンクを貼り付けて案内したり色々あの手この手はあると思います。今や Microsoft Viva で Viva Connections や Viva amplify なども候補に挙がりますが、やはり社内の情報伝達手段としてはまだまだ王者である「メール」も大事な手段ですよね。という事もあり、このメールでも配信できる SharePoint ニュースのテンプレートを利用する事で、サイトにニュースを公開すると同時にメールでも配信できるという体制がとれ、より社内に気付かれやすくなるでしょう。

いつものように前段が長くなりましたが、そのニュース配信用テンプレートがなくなりました。なくなって代わりにどのテンプレートでもメール共有(配信)機能をサポートする事になりました。

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Microsoft Stream / Clipchamp :スタートページがほぼ一緒になった

うわっ、気が付けばおよそ2週間ぶりの更新でした。色々忙しくて更新が滞っていましたが、その間にもアップデートは待ってくれないのでネタがたくさん増えてしまって困ったものです。マイペースに更新していきます。

さて、僕の観測している限りだとこの情報は事前になかったので数日前にビックリしました。 Microsoft Stream と Clipchamp のスタートページがほぼ同じになっています。

▼現在の Microsoft Stream スタートページ

▼現在の Clipchamp スタートページ

なに同じスクショを2枚貼り付けてるの?って思えますよね。でも良く見ると左上は1枚目は Stream と書かれて、2枚目は Clipchamp と書かれています。

いや、これほぼ同じじゃなくて全く同じですね。良く見ると右上の方にこんな記載があります。

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Microsoft Teams :「一般」チャネルのチャネル名が変更できるようになった

アナウンスが出た頃から他のアップデート内容に比べて話題になっていましたが、いよいよ Microsoft Teams のチームでも扱いに困る人も多いらしい「一般」チャネルのチャネル名が変更できるようになりました。「一般」ってフワっとしていて用途が全然連想できませんからね。ここの名前を変更したいニーズは割と多かったようです。しかしパっと触った限りでも注意点などもあります。

2024/07/16 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼ Microsoft Teams:一般チャネルの名前を変更する機能

対象指定リリース環境では8月上旬~8月中旬。標準リリースでも8月中旬~8月下旬の展開予定です。今週はお盆休みの人が多いので、お盆明けたら一般チャネルの名前を変更できるようになっている人は多いかもしれませんね。僕の標準リリース環境でもアップデートが展開されていたので、触ってみます。

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OneDrive for Business / SharePoint :「共有リンクの有効期限」の思ってたのと違う点&要注意

※本記事の内容は僕は全然気にしていなかった観点だったけど、SNS上でアウトプットをしてくれた方がいらして、その方の情報を基に僕も実際に確認してみた内容の記事です。先人のアウトプットに感謝です!


先日、 OneDrive for Business (以下 ODfB )や SharePoint の共有リンクで有効期限の設定が以前より幅広く使えるようになった記事を書きました。

OneDrive for Business / SharePoint :共有リンクの有効期限が幅広く使えるようになった

この「共有リンクの有効期限」ですが、おそらく多くの人は「有効期限が切れると共有リンクも無効になりアクセス権も無効になる」と思うでしょう。しかし実際は本当に「共有リンクだけの有効期限」だったようです。つまり Microsoft の各種説明やアナウンスは全く間違っておらず、勝手に僕も含めたユーザーがそういうもんだと思い込んでしまっていた事かと思います。これに対して気付きを与えてくれたブログ記事が以下です。

Deep Dive: Microsoft 365 Apps 共有リンクの有効期限の仕組み
https://zenn.dev/ymasaoka/articles/deep-dive-on-m365apps-shared-link-expiration?fbclid=IwY2xjawEg-8FleHRuA2FlbQIxMAABHT2mSx59f5bNhmcrVqxV_UWkyXc5lFXPnvPoxNKmMVEqqc400hknL3tCqg_aem_cywjkdSl801qOnGJZR51cQ

先日、Japan Microsoft 365 Users Group のイベントでも登壇してくださった まっぴぃ さんのブログ記事です。こちらでは共有リンクの有効期限の仕組みをかなり深掘りしていて、特にIT部門など管理者にとっては非常に有益で、僕の苦手な PowerShell での確認の手順まで記載されています。しかし、一般の利用者にとっては難しい内容となっているため、僕のこの記事では実際にユーザー視点で試してみた事とその結果を書いていきます。

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Microsoft Teams :非アクティブなチャネルを検出し非表示にする

Microsoft Teams (だけじゃないけど)の大きな課題の一つが利活用が進むほどチャットやチーム・チャネルがカオスになってくる件。特に忙しい人や偉い人ほど追加されるグループチャットやチーム・チャネルが増えてきて、わけわからなくなってくると思います。なのでこれまで色々な場所でチャットやチームやチャネルの整理術なんかを紹介してきましたが、 Microsoft Teams も徐々に進化してきて整理するための機能などを出してきています。今回も整理の一助となる機能かもしれません。

2024/06/24 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼ Microsoft Teams: 非アクティブなチャネルの検出と非表示

最近操作をしていない非アクティブなチャネルを自動的に検出して非表示にする機能です。…と、割とザックリとしか説明がされていなくて「最近操作をしていない」って具体的に何日?とかそういう情報はありません。そこらへん気にする人もいるでしょうけど、後々紹介していきますが、そういう細かい事を気にする人には不向きな機能かもしれません。他にも謎な仕様というか検証しようにも自然発生的なものなので意図的に検証できなさそうな箇所もありそうなので、ちょっと記事自体が大雑把になりますが(いつも大雑把だけど更に大雑把)ご容赦ください。自然発生的な動作に関しては、動作が確認次第、この記事に追加していこうとは思います。

で、少し前から対象指定リリース環境には展開されていましたが、今朝確認したら一部標準リリース環境にも展開されていたので、試していきます。

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Microsoft Clipchamp :画像の背景を削除できるようになった

※本記事は 商用ライセンス版 Microsoft 365 の中の Clipchamp についての記事です。


そうそう、本題に入る前に Office 365 E3 / E5 ユーザーに朗報がありますね。 Clipchamp が8月下旬から使えるようになりますよ。

▼Microsoft Clipchamp は、Office 365 E3 および E5 の商用サブスクリプション向けにリリースされます

1・2年前あたりに Microsoft 365 のライセンスは利用できるけど Office 365 のライセンスでは利用できない、というサービスや機能が一時期流行りました?けど、結局徐々に緩んできていますね。とにかく Office 365 E3 / E5 ユーザーでも商用ライセンス版の Clipchamp が利用できるようになるのは朗報かと思います。今月の下旬なのでもう少し待ちましょう。


ここからが本題です。

2024/07/26 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼ Microsoft Clipchamp:動画から画像の背景を削除する

動画編集アプリだから勘違いしそうになりますがあくまでも「画像」です。動画の背景を削除できると勘違いしてしまったらガッカリしちゃうので先に伝えておきました。

僕の環境でアップデートが展開されていたので触ってみます。

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Microsoft Teams :メッセージの Copilot ボタンが変わった

※本機能は別途 Copilot for Microsoft 365 が追加されたユーザーのみです。

Copilot for Microsoft 365(以下 Copilot for M365 ) のライセンスが加わると、 Microsoft 365 の様々な場所に Copilot ボタンが表示されます。そのおかげでプロンプトを書かずとも(指示の文を書かずとも)1クリックもしくは数クリックのみで目的を実現できる可能性があるのが Copilot for M365 の特徴の一つであると考えます。しかし、様々な場所に Copilot ボタンがあるからこそ、目ざとくそれを見つけてどういう結果になるのかをとにかく試してみる必要があるので、チャレンジしないと自分にとって便利か便利じゃないかの判断すらできないし、生成AIの効果を発揮できません(これは Copilot for M365 だけじゃなく、使わなきゃ意味がないのはどれも同じ)。なので、目ざとく探し好奇心旺盛にとにかく試してみるのが大事です。

さて、今回は Copilot in Microsoft Teams の中からメッセージに関するアップデートというかちょっとした変化を見つけたので紹介します。

▼アップデート前のチャットのメッセージ欄右側のボタン

Copilot for M365 のライセンスがあると、このボタン群の左から3番目に Copilot ボタンがあります。

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Microsoft Teams :チームの「発見する」( Discover feed )メニューを非表示にできるようになった

Microsoft Teams のチームの左上に「見つける」というメニューが登場したのが今年2024/02あたり。

Microsoft Teams :チームに「見つける」というフィードが登場( Discover フィード)

そして日本語訳が迷走し、2024/05あたりには「状況確認」という名前に変わった。

Microsoft Teams :小さな変更点(「アナウンスバー」「見つけるフィード」)

更につい最近2024/07に「発見する」という名前に変わった。

Microsoft Teams :「見つける」フィードが「発見する」フィードに名称変更?

この「見つける」→「状況確認」→「発見する」フィード( Discover feed )は、チーム内の情報を追いきれない人のために、自分に関連しそうな投稿を表示してくれるので、忙しいけど自分の周囲などでどんな事が起きてるのか?どんなコミュニケーションが交わされているのか?を確認する事で、実は大事な情報が眠っているかもしれないお宝を発見する意味合いがあると思います。

しかし、この「発見する」メニューは、

▼左上の割と大事な部分に鎮座している

忙しい人は所属するチームも多いので、チーム一覧に少しでも多くのチームが表示された方が良い人もいるだろうに、その上部に割と上下スペースも贅沢に空けて「発見する」というメニューがあるのは邪魔。これが滅多に使う事がない・全く使う事がない人にとっては邪魔しかないと思います。これは僕も上に紹介した記事内でも指摘していました。心理的に画面の左上は一番目線が先に行くところなので一等地ですからね。

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Microsoft Forms : Excel のライブデータ同期のプレビューラベルが外れた&グループフォームにも対応

今年2024年2月に Microsoft Forms で Excel のライブデータ同期の機能がプレビューでスタートしました。

Microsoft Forms :Excel のライブデータ同期(プレビュー)

Microsoft Forms のフォームの回答結果が Excel ファイルとライブ同期されるようになったわけですが、これまでフォームの回答結果を他のユーザーにシェアしたい場合は、フォームの編集権限を追加すると回答結果だけじゃなくフォーム自体を編集できてしまうので危険だったり、 Excel ファイルにダウンロードして共有するとそこから新しい回答が来るたびに何度も最新版として Excel ファイルをダウンロードして共有しなければいけませんでした。しかしこのライブデータ同期の機能があれば、同期されている Excel ファイルさえ共有すれば、フォームの回答結果のみを他ユーザーと共有する事ができるし、常に最新回答結果を見る事ができますね。

さて、この頃はプレビュー期間中だったので、

▼2024/02/29当時のフォームの応答画面

これを見ると「 Excel で結果を開く」の横に「プレビュー」ラベルが表示されていました。これはメッセージセンターのアナウンスでは3~6か月後でプレビュー期間が終了されてラベルが外れますよという事でした。

今開いてみると、

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