Microsoft Teams は2017年に一般提供開始され、もうすぐ8歳になります( 2017/03/14 が誕生日です。ちなみに僕の誕生日は 1976/03/08 です。)。当初は Microsoft Teams の事をただのビジネスチャットサービスやオンライン会議サービスではないという表現に「デジタルワークスペース ハブ」という表現をしていました。車輪に例えて Microsoft Teams がハブ(中軸)にあたるという事です。つまり、デジタルワークに関しては Microsoft Teams 内で完結できる(完結を目指している)という事です。なので色々な Microsoft 365 の各種アプリが Microsoft Teams 内アプリやタブやコネクタなどで接続されるようになりました。
という歴史を少しだけ振り返った上で、 Microsoft Teams にはカレンダーの機能もありますよね。これは Teams 会議のスケジュールのみ表示ではなく、 Outlook の予定表と同期されています。なので中には予定確認に Microsoft Teams のカレンダーを利用している人も少なくはないのではと思います。
ただ、 Microsoft Teams のカレンダーって Outlook の予定表とUIが異なるので、それが引っかかって Outlook の予定表を使っているという人も多いんじゃないかと思います。そういうフィードバックが多かったんでしょう。 Outlook の予定表とUX(ユーザー体験)を同じにするという意図で、新しいカレンダーのアップデートがあります。
2024/10/10付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。
【はじめにお礼を】 先日は当日案内となってしまった Japan Microsoft 365 Community Conference 2024 に参加いただいた方も多いと思います。ありがとうございました。また僕のマル秘セッション(後日のスライドや録画の公開ナシ)にも多くの参加ありがとうございました。 Microsoft 365 の運用課題あるあるのテーマでお話をするというより参加者とワイワイしようという目的でしたが、結果的に最初の「 Microsoft Teams のチーム乱立」についてでほぼ終わってしまったと言っても過言ではない流れでした。個人的には安易に管理者側が門を閉じたり狭めたりして利活用の妨げにはならないように願うのみです。利便性が失われている環境のユーザーが「 Teams 使いづらい」と不満に感じている現場も多く知っています。自分が好きな Microsoft 365 をそういった事で嫌いになっている光景がしんどいです。また逆に利便性を享受できている環境のユーザーは「自由には責任が伴う」を常に意識して、管理者に信用してもらえるようなユーザーになるべきだと思います。最終的には対立しがちな「情シスVSユーザー」が、手を取り合って同じ目的に向かって歩んでいってほしいと切に願います。そして、今週から僕も日常に戻ってブログの更新頻度を戻せたらと思いますが…どうでしょうか。
さて、話を本題に。
Microsoft Teams のメインウィンドウの上部の検索バーですが、僕はそもそもいわゆるキーワード検索をしない方なのであまり使っていなく、だからアップデートがあってもアップデート前を全然思い出せません。今回はそんな検索バーのアップデートのようです。
2024/10/25 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。
チャネル会議の会議ウィンドウ内の会議チャットにファイルを添付して投稿すると、そのファイルの保存先は通常チャネルのファイルタブ内(つまり裏側の SharePoint のチームサイト内のドキュメントライブラリ)に保存されるのに、なぜか投稿したユーザーの OneDrive for Business (以下 ODfB )に保存されている現象が起きていました。これは非常に不可解なので仕様変更というよりはトラブルじゃないか?と思っていましたが、やはりトラブルだったようです。
結構前から Microsoft もチームやチャネルが増え続けていくところにユーザーが課題感を持っている事は認識済みで、それをいかに解消させるか?に取り組んでいるようですが、今回もその一環だと思います。チームとチャネルのナビゲーションと管理を改善するための取り組みとして、今回は「あなたのチーム」ページと、「チームを管理>チャネル」ページを新しくしたようです。
Microsoft Teams の会議には入室前にロビーで待機させる機能があります。誰かがロビーで待機すると先に参加している人には入室を許可するか拒否するかのボックスが表示されます。当然許可ボタンを押せばロビーから会議に入室し、拒否ボタンを押せば会議に入室できなくなります。会議のオプションでは既定で、このロビーを迂回できるユーザーは「組織内のユーザーおよびゲスト」になっているので、多くの人がロビーに遭遇するケースは、外部招待されたユーザーが入室する時ですね。