Microsoft Teams :画面共有中の発表者ウィンドウが強化される(「画面映ってますか?」と確認しなくても良くなる?)

Microsoft Teams でオンライン会議をしていて自分が発表する場合、画面共有する機会は多いと思います。画面共有をすると Microsoft Teams の会議ウィンドウは消えて共有した画面のデスクトップが表示されると同時に、画面の右下か左下あたりに小さなウィンドウが表示されていると思います。あれが画面共有の発表者ウィンドウと呼ばれるものですが、今回のアップデートでそれが強化されたとの事です。

2024/04/03 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼(更新済み)Microsoft Teams: 画面共有中の発表者ウィンドウの機能強化

なんかメッチャ縦長になってますね。メッセージ内でも「拡張された」という表現もありました。最大4人の参加者、アクティブな発言者、リアクション、共有コンテンツのプレビューが表示されるとの事です。会議の通知も見やすくなるとの事。

よく読むと、アップデートの展開時期が標準リリースではまだ1カ月前くらいの予定になっていますが、僕の標準リリース環境ではすでにアップデートが展開されていますね。なので逆にアップデート前の確認ができませんでした。ということで、アップデートされた後を確認してみます。

あっ…この発表者ウィンドウもPC内でスクリーンショット撮れないし動画にも表示されないオバケみたいなウィンドウなので、ディスプレイをスマホで写真撮って紹介します。

▼画面共有した時に表示される発表者ウィンドウ

縦長ですね。

最大4人の参加者が表示されています。今発表者も含めて5名の会議参加者がいますが、このように「最大4人」というのは自分以外の参加者が最大4人表示されるという事ですね。これで発表しながら最大4人の反応は確認できます。オンライン会議での発表って他の参加者の反応がわかりづらいのが難点ですが、この発表者ウィンドウをチラチラと確認する事で発表中に色々な反応の情報を得ることができそうです。

▼発表者ウィンドウで色々なリアクションを確認できる

一人検証をしていてこの写真を撮るの結構大変だったんですけどね…このようにこの発表者ウィンドウで挙手や(絵文字の)リアクションや発言者が誰だかも最大4人までわかるし、カメラがオンになっていれば表情などもわかるという感じです。

また、その下には画面共有のプレビューが表示されています。これ非常にイイと思いますよ。オンライン会議あるあるの画面共有直後に「今画面映っていますでしょうか?」という確認。あれがいらなくなるわけです。このプレビューがあれば。僕は前からそのやりとりが無駄に思えて、そう聞かれたら誰かが「はい、見えてます」って答えないと答えるまで変な無音の間があったり不安だったりと微妙だと思っていて、「もし画面が映ってなかったら教えてください」という言い方にしてすぐ発表を始めれば色々と無駄がなくてイイんじゃない?という提案をよくしていました。それもこれも含めて、この発表者ウィンドウのプレビュー画面で確認すればオールOKって事でしょう。いや、それでも「今画面映っていますでしょうか?」というオンライン会議あるある中のあるあるの定番フレーズは今後もなくならないと思いますが…。

そしてプレビューの更に少ししか見えない部分がありますよね。

この中に下矢印のアイコンがあるのでクリックすると、

▼自分のカメラ映像が表示される

必要か不要かは置いといて、自分のカメラ映像が表示されます。この場合はアバターですが。なのでプレゼン中に自分の顔や身体がどのように映っているかを確認する事もできます。結局合計最大6つの画面が縦並びに表示されていて、これはかなり場所取りますね。

発表者ウィンドウって場合によっては邪魔なんですよね。ディスプレイ1枚だけの場合は、モロに共有している画面の上に表示されているので。もちろん今回スクショ撮れずにカメラで撮影したように、発表者ウィンドウ自体は画面共有に映らないけど、共有した画面上で操作をする場合、邪魔なんですよね。ディスプレイが2枚以上ある場合は、共有した画面とは別のディスプレイの方に発表者ウィンドウを持っていけば良いけど、それならそっちのディスプレイに会議ウィンドウ自体を大きく表示させるし。強いて言えば共有画面のプレビューは発表者ウィンドウにしか表示されないので、うまく発表する時によって使い分ける感じですかね。