Microsoft Teams :【復活】チャネルのスレッド(投稿)単位の通知オンオフ&だけど挙動が怪しい…

Microsoft Teams では通知の設定って割と大事な事だと思っています。理想は自分が必要だと思うアクティビティを必要な時間に受け取りたい。でも実際は邪魔な通知が多かったり逆に必要なモノが通知されなかったりも。なので通知設定のチューニングって大事ではあるけど、設定が割と複雑ですよね。全体設定に通知設定もあれば、他に色々な粒度で細かく通知設定ができるけど、全部の設定項目を把握しづらいし、それぞれの設定を変更した時の挙動も確認しづらい。仕方ないところではありますが。

という事で、その複雑な通知設定に関してのアップデートで、 Microsoft Teams のチームのチャネル内でスレッド単位で通知のオンオフの設定が可能になりました。

2024/06/17 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼ Microsoft Teams: チャネル内の投稿の通知をオンまたはオフにする

僕の標準リリース環境でも展開されていたので試してみます。

あ、ちなみに僕はチャネル内のこの一塊の事を「スレッド」と表現していますが、 Microsoft Teams 内では「投稿」と表現され、英語だと「 Post 」と表現されています。僕はチャットとチャネルの違いを説明する際に非スレッド型とスレッド型で説明するので、あえてスレッドという表現を使っています。

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Microsoft Teams :メッセージの添付ファイルにプレビューが表示されるようになった

僕の標準リリース環境ではまだ展開されていないユーザーもいるけど、展開時期としてはすでに終わりに差し掛かっているので、目立つアップデートだから多くの人が気が付いているとは思いますが、チャットやチャネルのメッセージに添付したファイルはこれまではリンクだけだったけど、プレビュー画像が表示されるようになりました。

2024/05/06 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼ Microsoft Teams: メッセージ内の新しいファイル イメージのプレビュー

特に多く説明するようなアップデート内容ではありませんが、試します。

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Microsoft Teams :会議の画面共有時の共同注釈機能で注釈している状態で画面を操作できる

別のアップデートされた機能の記事を書こうとしたところ、その前提となるアップデート情報について記事を書き忘れていた事に気が付いて、アップデート展開済から2カ月経過しているので少し遅いですが先にこちらを記事にします。


Microsoft Teams のオンライン会議中に画面共有をする機会はたくさんあると思います。その際に、例えば新しいアプリのデモやプレゼン時に、共有した画面上にマーカーで丸を付けたり矢印を書くなど注釈を付けながら説明をしたい場合もあると思います。そういう場合に2022年7月あたりに展開された「共同注釈」機能が有効ですね。

Microsoft Teams :これは便利!会議で画面共有の上に参加者が書き込める共同注釈

共有した画面の上に会議参加者全員で共同で注釈を書き込める機能です。機能的には Microsoft Whiteboard の機能を使っています。

ただ、この時点では一つ難点がありまして、共同注釈機能を利用している間は共有している画面を操作する事ができないんです。例えば注釈をしながら画面上のボタンを押したりスクロールさせる事ができなかったんです。今回のアップデートでは、それができるようになりました。

2024/04/08 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼ Microsoft Teams: 注釈を使用しながら他のアプリや Web サイトにアクセスする

という事でこれまでは画面共有をして注釈機能を利用している間は共有中の画面を操作する事ができなかったので、注釈を終了してから画面を操作してまた注釈を開始…という流れでしたが、このアップデートが展開されて、注釈を終了せずに画面を操作する事ができるようになりました。

では実際に試してみます。

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Microsoft Teams :「見つける」フィードが「発見する」フィードに名称変更?

※小ネタです。

英語では Discover と呼ばれるフィードについては今年2024年2月に登場した新機能です。

Microsoft Teams :チームに「見つける」というフィードが登場( Discover フィード)

この記事内でも「見つける」という日本語訳はちょっと微妙だという事を書いていましたが、シレっと名称変更…ではなくて日本語訳が変わりました。なので英語では変わらず Discover です。

Microsoft Teams で「チーム」を開くと、

▼以前は「見つける」という名前でした

これが今開いてみると、

▼「発見する」に変わっています

この翻訳が妥当かどうかもわかりませんが、 Discover という元の単語を考えると「見つける」よりは「発見する」の方がまだ意図が伝わりそうですね。

ちなみに人によってはブラウザー版で開いてみると、

▼「状況確認」になってる…

う~ん、状況確認ってのも意味合い的になんかちょっと違う気もするけど。

という感じで過去にも例えば「 Together モード」も何度も名称変更じゃなくて日本語訳の変更を繰り返していた事もあります。ここらへんはおそらくフィードバックを元に変更するなどがあると思います。なので翻訳に違和感を覚えたらフィードバックを積極的にすると良いかもしれないですね。

日本語訳が変わる事は珍しい話ではないので、急に変わっても混乱しないように慣れておきたいところですね。

Microsoft Teams :非チャネル会議の録画の保存先が変更された

Microsoft Teams のオンライン会議では会議を録画するケースも多いと思います。特に Copilot for Microsoft 365 や Teams Premium の場合は、後々 Copilot にお世話になるなら録画(セットで保存されるトランスクリプト)は必須になってきますよね。そんな会議の録画に関するアップデートがありました。僕は色々なところで「そのデータどこに保存されるか意識しましょう!」と言っていますが、録画データの保存先の変更についてです。

2024/04/08 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼ (更新済み)Microsoft Teams: 会議の録画が開催者の Microsoft OneDrive に保存されるようになりました

以前から不満点が一つあって、チャネルと紐づけない非チャネル会議で会議を録画すると、録画データの保存先は録画ボタンを押したユーザーの OneDrive for Business (以下 ODfB )に保存される事です。そこは会議の開催者に保存された方が良くないですか?と思っていたし、そのようにフィードバックしていたりもしました。そしたら、今回のアップデートで、まさに開催者の ODfB に保存されるようになるとの事です。僕の標準リリース環境でも7月の頭に展開されていましたが、ハワイに行ったり忙しくて記事を書き途中のままでしたが、ちょうど読者さんからアンケートでこのアップデートを取り上げないの?という声をいただき、タイミング良いのでしっかり書きあげて公開します。

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OneDrive for Business / SharePoint :共有リンクの有効期限が幅広く使えるようになった

Aloha~!

冒頭からなんでアロハ?という感じですが、前回の記事の中でほんの少し触れていますが、今僕はハワイのホテルからブログを書いています。某弊社の海外研修でハワイに来ていますが、今日はフリーな日なので、あえて観光せずにホテルのオーシャンビューが堪能できるベランダでPC開いて優雅にブログを書いています。

合成写真ではなく実際にベランダのソファに座りながらPCをイジってるところ

ハワイまで来てブログを書いているあたりは変態だと自覚しています。日本は危険なほど蒸し暑いようですが、ハワイは暑いは暑いけど日陰は汗かかないくらい適温で湿度もないから本当に快適です。午前中ずっとわざわざベランダで過ごしているくらいですからね。さて、脱線話はこのくらいにして…。

※と、本当にハワイで原稿は書いたけど、当ブログのセキュリティの都合で海外から投稿する権限がなく、公開作業自体は帰国後にやってる感じです。


特に SharePoint に関してはアクセス権限としては直接アクセスという方法と共有リンクという方法と2通りあってややこしいですよね。今回はその共有リンクの方がアップデートされました。

2024/06/06 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼ Microsoft 365 アプリ: 共有時にすべてのリンクで使用できる有効期限を設定する

これまでは共有リンクを利用して他のユーザーとファイルを共有する際に、「すべてのユーザー」でしか有効期限を設定することができませんでした。つまり社外の人とファイルを共有しようとしたときにのみ有効期限を設定できていたということです。それが今回のアップデートで、組織内のすべてのユーザーと共有できる「****のユーザー」(****はテナント名)と「選択したユーザー」でも有効期限が利用できるようになりました。これは個人的にはすごく良いことだと思いますが、理由はのちほど。

僕の標準リリース環境でも展開されていたので、 OneDrive for Business (以下 ODfB )を使って触ってみます。

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Microsoft Teams :ついに絵文字やリアクションにカスタム絵文字が追加できる!ただしいくつか注意が!

さぁ、これはうれしい人が多いハズ!ただし超トラップがあって要注意でもあるので最後まで読んでください!

Microsoft Teams のチャットやチャネルのメッセージには絵文字でリアクションができますが、 Microsoft Teams が登場した当初は5種類だか6種類しかありませんでしたが、2022年12月あたりに約800種類にも増えました。

Microsoft Teams :チャット・チャネルのメッセージのリアクションの絵文字が大幅に増えた

ただし、例えば Slack は結構前からカスタム絵文字を追加できていて、そこに魅力を感じている人も少なくはなかったと思います。そんな中、今年2024年5月に Microsoft が開催したイベント Microsoft Build 2024 でカスタム絵文字が使えるようになるという発表があり楽しみにしていましたが、ついに僕の環境にも展開されていました。確認したところ対象リリース環境だけじゃなく標準リリース環境でも展開されているようです。

2024/05/24 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼(更新済み)Microsoft Teams: カスタム絵文字とリアクション

これを読む限りではアップデートが展開されれば既定で利用可能になります。また標準リリース環境への展開は7月中旬スタートとの事だけど、僕が利用している標準リリース環境にはすでに展開されていました。という事で触ってみます。

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Microsoft Teams :チャネル会議で使う会議のメモでの注意点(「会議」というチャネル名のチャネルがあったら?)

前回の記事で紹介しましたが、 Microsoft Teams の会議のメモがチャネル会議でも使えるようになりました。

Microsoft Teams :会議のメモがチャネル会議でも利用できるようになった

実はこの記事を書いている最中におかしな現象を発見したんだけど、そこまで1つの記事で書いちゃうとややこしいのと、更に確認したい事もあったので、今回別で記事を書いています。

「会議」フォルダー内に会議のメモのデータが保存されるけど「会議」というチャネルがあった時はどうなるのか?こちらがすでに怪しい動きになっている事を確認している現象でした。

※なお、現時点での挙動で、そのうち修正されるかもしれません。

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Microsoft Teams :会議のメモがチャネル会議でも利用できるようになった

Microsoft Teams の会議のメモが Wiki が廃止されて Loop コンポーネントに変わったのが去年2023年8月あたり。え?もう1年経ちそうなんですね。

Microsoft Teams :会議のメモが Loop コンポーネントになった(会議のスケジュール編)

Microsoft Teams :会議のメモが Loop コンポーネントになった(会議中に使ってみる編)

そもそも会議のメモがどれだけ利用されているのか?あたりも気になるところですが、それが Loop コンポーネント化されたことで、 Loop コンポーネントならではの機能も利用されているのか?あたりも気になるところ。

そして、上の記事内にも書いてあるとおり、これまで会議のメモは非チャネル会議で利用はできてもチャネルに紐づけたチャネル会議では利用できませんでした。それがようやくチャネル会議でも利用できるようになりました。

2023/11/17 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼(更新済み)チャネル会議での共同作業メモ

という事で、僕の標準リリース環境でも利用できるようになったので試してみます。またこういう機能が出てくると必ず僕が言うのが「データの保存先を意識しましょう」なので、チャネル会議で会議のメモが利用できた場合、 Loop コンポーネントのデータがどこに保存されるか?あたりも探ってみます。

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Microsoft Stream :さようなら Microsoft Stream モバイルアプリ

先月の下旬から仕事が忙しくアップデート情報はたくさんあるのになかなかブログ更新できませんでした。やはり仕事は適度に忙しいくらいが色々とちょうどイイですね。今週金曜からハワイに行くのでもう少し更新が滞りそうですがお待ちください。


さて、残念なお知らせですね。すでに1カ月ほど前に予告で記事は書きましたが、ついにこの日が来ました。

Microsoft Stream :モバイルアプリの廃止

ということでモバイルアプリを最新にアップデートして起動してみると、最初少しは利用できますが、すぐに、

▼このような画面になって利用できなくなりました

このイラストの意味はよくわからないですけどね。そして文章が怪しい日本語訳になっていて、代替手段としては「最良の Stream を直接 Microsoft 365 に移行中です。」との文言が。これだけでは真意は正確にわかりにくいですね。 Microsoft 365 モバイルアプリもあるので、それが代替手段となるという意味なのか?それとも Microsoft 365 内全ての体験で代替とするのか?(例えば OneDrive モバイルアプリとか SharePoint モバイルアプリなどなど)

「詳細情報」というボタンをタップすると、以下のページにリンクします。

Stream mobile app retirement – Microsoft Support
https://support.microsoft.com/en-us/office/c72e53bd-eb35-4d56-89ba-528a5306b45e

これを読む限りだと代替ソリューションとして提示されているのは「お気に入り」なら Microsoft 365 アプリを使いましょう、動画の利用と管理は OneDrive アプリを使いましょう、オフライン利用も OneDrive アプリでオフライン再生およびダウンロードができます、との事です。

上で紹介した記事内でも書いているけど、 Microsoft Stream 自体がクラシックから on SharePoint の現状になる時から、結局 OneDrive for Business / SharePoint に置き換わったようなものなので、わざわざ Microsoft Stream モバイルアプリで切り出す必要もなくなるわけでしょうが、それでもモバイルアプリ登場した頃は非常に僕個人的には歓喜したので、廃止されるのはさみしいです。でも、利用率も低かったんでしょうね。色々チャレンジしてダメなものは早めに見切りをつけて別の投資すべき部分にフォーカスする。大事な事ですよね。

という事で、残念ながら皆さんのモバイルデバイスに Microsoft Stream モバイルアプリが入っている場合は、念のため最新にアップデートしてから開いてみて、利用ができなくなったことを確認した後に、もう廃止されたので削除しましょう。

僕は削除せずに iPhone の R.I.P. フォルダーに移動しました。

▼僕の iPhone の R.I.P. フォルダー

R.I.P. Microsoft Stream Mobile App