Microsoft Lists / SharePoint :画像列に添付した画像ファイルの保存先が変更されていた

だいぶ前に変更されていたのにずっと書き忘れていました。割と大事な事なのに…。

Microsoft Lists / SharePoint のリストの画像列に直接画像をアップロードできるようになったのが2020年11月。

SharePoint / Microsoft Lists :画像列から直接画像がアップロードできるようになった!しかし色々と…

意外ともう3年も経過していたんですね。この記事でも書いているけど、画像の保存先はどこだろう?と思ったら、てっきりアイテムの添付ファイル扱いなのかと思ったら、同じサイト内の「サイトのリソース ファイル」という既定で存在するライブラリ内に暗号のようなフォルダーが作成されて、その中に保存されてちょっとう~んという感じでした。

そしてリストを Power Apps でアプリ化した時に Power Apps のアプリから画像列にアプリを追加・更新・削除できるようになったのが2022年9月でした。

Power Apps : Microsoft Lists / SharePoint のリストの画像列の画像をアプリ上で追加・更新・削除できるようになった

これは凄く僕にとっては待望で、自分で使っているアプリをこれに合わせて改修しました。

そして1年ちょい…。風の噂で、画像列に添付したファイルの保存先が変わったぞ!という事を聞いて、実際に変わっているのを確認したんですよね。なのに記事化するのを忘れていました。実際に試してみます。

あ、僕調べだと Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターにこのアナウンスはなかったような気がします。 Microsoft 365 ロードマップの方では掲載されているのかな?ま、ちょっと探せなかったので置いときます。

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Microsoft Lists :画像ファイルをビュー上の画像列にドラッグ&ドロップがとっくにできている

また1カ月以上前に確認できていた事をスッカリ記事にするのを忘れていました。どうも忘れっぽい僕です。

このネタは10月末あたりに Microsoft Lists が同時編集できたりタブが変わったり大きな変更が起きた時に少しだけ触れています。

Microsoft Lists :同時編集!タブ!リストが大きく変わっています

いや、正確にはちゃんと触れていませんでした…。この記事で紹介した Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターの中で、 Microsoft Lists のUX(ユーザー体験)を更新する中の一つとして「画像をリストに直接ドラッグまたは貼り付ける機能」という記載もあったんです。でも、この記事を書いていた時は僕の環境ではこの機能はまだ展開されていなかったので、そのうち展開されたら実際に触ってから記事にしようとしていて…忘れちゃった!

なのでおそらく今回紹介する機能自体は10月末から11月頭あたりには多くの人が利用できていたんじゃないかと思います。ただ、画像ファイルをリストのビュー上にドラッグ&ドロップしようって、できる事を知らないとなかなか試さないんじゃないかと思います。なので、さすがにここまで細かいアップデート情報を社内で流す会社は少ないと思うので、故に多くの人はまだ知らないかもしれない?と思って記事にしました。

それでは試してみます。

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Microsoft Lists :列の種類に「平均評価」が追加された

Microsoft Lists のラクなところの一つに、追加したい列を種類から選択できるところもポイントかと思います。 Excel だと列の定義を後から色々しますが、 Microsoft Lists の場合は先に絞られた列の種類から選択できるので、やれることは絞られるものの、初心者でもわかりやすくカスタマイズできるという点。メリットでもありデメリットでもあるんですけどね。

そんな列の種類に「平均評価」という種類が追加されました。今まだ僕の持っている標準リリース環境では出てきていないユーザーもいるので、まだ展開中のようです。で、古くから SharePoint を知っている人は SharePoint リストとして考えた時に疑問に思うわけです。「いやいや、評価機能はだいぶ前からあったよね!」って。僕もそう思った一人です。これについてはまず「モダンUIのビューから追加できるようになりましたよ」という点と、もう1つは僕も気が付かなかったけど、 Microsoft MVP 仲間の太田さんに大きなヒントを一つ教えてもらったので、それもあとで紹介します(太田さんにはいつも感謝だけど、いつも悔しい!(笑))

これは 2023/06/21 公開の Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターの以下のメッセージにコソっと記載されていました。

▼(更新済み)マイクロソフトは、ユーザー エクスペリエンスの更新を一覧表示します

この黄色い枠で囲った1文。コソっと記載されていますね。では、実際に試してみます。

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Microsoft Lists :同時編集!タブ!リストが大きく変わっています

SharePoint のリストがパワーアップして1つのサービスとして切り出された Microsoft Lists 。当ブログの過去記事を読むと、2020年の Microsoft Inspire というイベントで発表され、同年9月に展開開始されたようです。もう3年も経つんだ…。正直は話、同じデータが入った同じリストなのに、方や SharePoint のUIのままの「 SharePoint リスト」がありつつ、方や全く同じデータ・リストなのに Microsoft Lists のUIが存在する状況は僕も混乱しましたが、特にここ数年で Microsoft 365 を使い始めた人にとってはなかなか理解できない状況なんじゃないかと思います。今後リストはどうなっていくんでしょうか?気になるところです。

そんな Microsoft Lists ですが、大きなアップデートが結構前から予定されていて、たしか一度延期されましたが、ようやく標準リリース環境でも展開されてきましたね。僕の標準リリース環境にも展開されてきたので、試してみます。

(いつも Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターから該当するアナウンスを表示していますが、今探したら見つからず…)

▼メッセージセンターの該当メッセージ、見つけました

■同時編集ができるようになった

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Microsoft Lists / SharePoint :リストのフィルターの表示方法が変わった

元々 SharePoint に15年以上前から存在していたリストが Microsoft Lists として独立?したのが2020年くらいなのでもう約3年なんですね。結局のところ「 SharePoint リスト = Microsoft Lists 」である事は変わらないのでややこしいですよね。特に最近 Microsoft 365 を利用しはじめたユーザーにとっては、名前も見た目も違うのに実は同じリスト…という状況ですからね。

そんなリストですが、列を追加する事でデータを探す時にフィルターやソートやグループ化などで絞って探しやすくなる機能が豊富にありますが、その中でフィルターをかけた時に以前にくらべて見やすく、そして解除させやすくなりました。

2023/04/11 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼ (更新済み)マイクロソフトのリストに適用されたフィルター

目的のデータを探すにはフィルターは良く利用する機能だと思いますが、機能展開の期間が長く、僕の環境には運悪くなかなか展開されて来なく、先日チェックしたら忘れた頃に展開されていました。さて、どんなものか触ってみます。

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Microsoft Lists / SharePoint :承認機能が付いたテンプレートが2個追加されたけど…

※2023/03/15 時点では僕の環境では日本語だと正常動作しなかったけど、備忘録のためにネタにします。

2023/03/10 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼ SharePoint: 承認付きの新しいリスト テンプレート

SharePoint ですがリストの話なので Microsoft Lists の話でもありますね。新しいテンプレートが2つ追加されるけど、承認機能付きの「出張申請」と「コンテンツスケジューラー」だそうです。気になりますよね。

SharePoint 2007 の頃から使っていた身としては、多くの人が「ワークフロー」と聞くと「承認機能」だと誤解をしている傾向にあると僕の経験則から思っています。いわゆる「承認ワークフロー」と呼ばれるものは承認機能とワークフロー機能を組み合わせたテンプレートであって、承認機能は承認機能としてあるし、ワークフロー機能はワークフロー機能としてありましたよね。いや、旧来のワークフローはすでに廃止されていて Power Automate 使ってねとなっていますが。そしてこの SharePoint の旧承認ワークフローは日本企業の想定する承認ワークフローを全く満たせないものなので、変に期待値をもって使ってみてガッカリされたり、または承認ワークフローのテンプレートは使わずに大きなコストと労力でゴリゴリに開発して後になって痛い目を見た人も多いハズです。客観的な言い方してるけど僕も痛い目を見ました。以下は注意書きに SharePoint 2010 ワークフローが廃止された旨が記載されている上で承認ワークフローについての Microsoft のページです。

承認ワークフローの概要 – Microsoft 365 サポート
https://support.microsoft.com/ja-jp/office/078c5a89-821f-44a9-9530-40bb34f9f742

で、そんなこんながあって特に日本企業が欲するような承認ワークフローを Microsoft 365 や Power Platform の世界で簡単に実装できるとは今でも思わない方が良いわけですが、むしろこんな世の中なので機能を業務に寄せるのではなく、そもそも業務としての承認ワークフローを見直してなるべくシンプルにすべきなのでは?と僕は思っています。そしてそれでも複雑なワークフローを要する場合は、日本企業向けに日本のIT企業が作ったワークフロー製品・サービスを検討してみると良いのかな?と思っています。僕はね。

例えば今回の Microsoft Lists の承認機能が付いた出張申請のテンプレートなんかは、申請に必要な項目を入力した後に、承認してほしい人を指定して申請するだけ。承認者は承認か否認するだけ。シンプルです。まずは先にそういう話をして変に期待している人がいたら先にガッカリしてもらった方がむしろ良いのかなと思いました。

さて、メッセージセンターにこのメッセージが出た日にすぐ確認したら、普段はロールアウトが1か月後とか数か月後の情報が掲載されるのに、今回はすでに新しいテンプレートを確認できました。なので試してみるのですが、先に言うと現時点では使い物になりませんでした。

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Microsoft Lists / SharePoint :リストの予定表ビューが週表示に対応した

Microsoft Lists つまり SharePoint リスト、これがイコールであるという点は皆さん慣れてきたでしょうか。歴史がわかっていれば問題ないけど、たぶん Microsoft 365 を利用したての人にとっては混乱のもとの一つでしょうね。そんなリストのビューに予定表が追加されたのが2020年11月でした。

Microsoft Lists / SharePoint :予定表ビューが使えるようになった!

スケジュール的要素があるリストであれば予定表ビューが追加されたことはうれしいと思います。で、この記事の下の方にも書いてあるんですが、予定表ビューが実装された当初から月表示しかなかったけど、

▼上記記事から該当部分を抜粋

ビューメニューに「月」しかなかったので、当時からそのうち「週」「日」表示も実装されるんだと思っていました。あれから2年3か月…ようやく週表示が実装されました。

2023年1月11日付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼ (更新済み)マイクロソフトのリスト: カレンダー週のレイアウト

ようやく週表示が追加されるという事です。僕の環境に昨日展開されていることを確認したので、それでは触ってみます。

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Microsoft Lists / SharePoint :リストで列を追加するUIが変わった

元々 SharePoint に関するブログで出発したのが、徐々に Microsoft Teams に浸食され、ついに現時点での記事数が追い付かれそうな今日この頃。久しぶりの SharePoint の記事です。リストについての話なので自然と Microsoft Lists についてでもあります。

これは僕がチェックする限り、 Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターにはアナウンスがなかったです。

さて、まだ変更が展開されていない環境もあったので見比べてみましょう。

▼列の追加時:変更前のUI

このように列の追加をしようとすると列の種類が縦に並んで表示されました。

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Microsoft Lists :リスト作成時に特定のテンプレートを選ぶと Power Automate のフローが含まれる

■ Power Platform をユーザーが利用するキッカケになる

数日前に Power Apps で Microsoft Lists のリストの画像列をアプリで追加・変更ができるようになった記事を公開しました。そこで紹介しましたが、リスト側からボタン数クリックと1分程度待つだけで Power Apps のスキルが全くなくても自動でそれなりのアプリが作成されます。

Power Apps : Microsoft Lists / SharePoint のリストの画像列の画像をアプリ上で追加・更新・削除できるようになった

また、例えば Microsoft Teams の承認アプリは Power Automate のスキルがなくても自動でフローが作成されてユーザーは意識せずとも実は裏側で Power Automate を利用しているという感じです。

Microsoft Teams :承認アプリが一般展開されたようです

また、例えば Power BI もダッシュボードやレポートを作成できるスキルがなくても、ちょっとクリックするだけでレポートが自動作成されるような仕組みもあります。

Microsoft Lists / SharePoint :ボタン一つで Power BI のレポートが作成されるようになった

このように個人的に感じる傾向として、 Microsoft 365 ユーザーが Power Platform のスキルがなくてもある程度自動作成してくれる機能が増えてきていて、裏で実は Power Platform を使っています!みたいになってきています。もちろんこのように既存サービスや既存機能を組み合わせて機能アップデートさせる事で Microsoft 内も効率的に製品開発ができるとは思いますが、ユーザーとしても Power Platform はいくら「カンタン」とか「非エンジニアでも作れる!」という甘い言葉で誘惑されたところで、実際はそりゃ多少なりとも勉強しないと使えないわけで、そこに抵抗感をおぼえて作成の一歩を踏み出せないユーザーも多いかと思います。「まずは便利さを体感してください!」と思ってもその前に多少なりとも作成しなければいけないという壁がある以上は、小さな成功体験も得られません。しかし自動作成してくれるこれらの機能が増える事でユーザーに「まずは便利さを体感してください!」が実現できます。小さな成功体験が得られます。そして自動作成されたアプリやフローやレポートはそれなりに使えたとしても「もっとここをこうしたら便利かも」とユーザーに思ってもらえる事で、ユーザーは「じゃ、もっと便利になりたいからちょっと勉強してみるか」と前向きな一歩を踏み出せるキッカケになるんじゃないかと思います。

という僕の備忘録を兼ねて前置きを書いたところで今日の本題も自動的に Power Automate のフローが作られる話です。2022/06/24 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

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Power Apps : Microsoft Lists / SharePoint のリストの画像列の画像をアプリ上で追加・更新・削除できるようになった

待ちに待ったアップデートがついに僕の環境に展開されました! 特に Power Apps 市民開発者の方々には朗報かと思います。

Power Apps でアプリを作成する際のデータソースに Microsoft Lists / SharePoint のリストを利用する人は多いと思います。僕もその一人です。そして、アプリ作成の要件として画像をアップロードして閲覧したいという要件もあると思います。特にモバイルデバイス利用を想定する場合はモバイルデバイスでいつでもどこでも写真が撮れて、それを Power Apps で作ったアプリからアップロードし閲覧するという事ができると、アプリの幅が広がりますね。この2点を考慮した時に、これまでそれを実現させる方法としては、僕の場合はリストの添付ファイルを利用する方法で使っていました。以下、2018年って4年前と古いですが実装させていた方法です。

PowerApps : SharePoint のリストに添付した画像を表示させる方法

Power Apps のアプリでリストの添付ファイルに画像をアップロードさせる事は可能だったけど、そのアップロードされた画像をアプリ上で表示させるのは一筋縄ではいかなく、僕は Power Automate を使っていました。もしかしたらもっとスマートな方法があるかもしれないけど、例えば Base64 で…みたいな事を言われても、非エンジニアの初心者市民開発者の人にとっては難易度上がって挫折ポイントになりかねませんからね。

あれから4年…今年2022年3月にはついにリストの画像列の画像を Power Apps のアプリで表示させられるアップデートが来ました。

Power Apps : Microsoft Lists / SharePoint のリストの画像列の画像を表示させられるようになった

でも実はこのアップデートはガッカリだったんですよね。画像列の画像を表示することができるだけだったんです。いやいや、大事なのは Power Apps のアプリから写真をアップロードできる事ですよ。それがこの時はできなかったんです。

そしてようやく今、ついにリストの画像列に Power Apps のアプリから画像をアップロードでき、更新・削除もできるようになりました。2022/09/02 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼(更新)Power Apps 経由で Microsoft リスト内の画像を追加、更新、または削除する

僕の環境にアップデートが展開されたので早速触ってみたいと思います。今回は Microsoft Lists や SharePoint のリストが不慣れな方にも向けて、必要最低限だけどリストの作成からスクショで説明してみます。

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