SharePoint :ニュースに推定読み取り時間が表示されるようになった

ちょいちょい書いていますが、 SharePoint 単体利用でイントラサイトとして情報発信する際には、特に昔から SharePoint を利用しているとリスト( Microsoft Lists )をお知らせ掲示板的に利用しているところもいると思いますが(過去には「お知らせ」リストっていうテンプレートもあったくらい)、今はやはりニュースを使った方が良いと思います。今回もニュースのアップデートのお話です。

2025/06/04 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼Microsoft SharePoint: ニュース投稿の推定読み取り時間

「読み取り」って日本語訳が妥当かはわかりませんが、よくインターネット上のニュースサイトのニュースなどに表示されているニュースを読むのにかかる予測時間を表示してくれる機能です。調べると「読了」という言葉がそれに近そうだけど、僕も日本語詳しいわけじゃないので、とりあえずは SharePoint の実画面も「読み取り」と記載されていたので、それにします。これが SharePoint のニュースにも表示されるようになりました。それでは実際に見てみたいと思います。

▼ SharePoint のニュース

ニュースの上部、タイトルや投稿者名の下に表示されています。

▼推定読み取り時間の部分

どういう計算式なのかはわかりませんが、だいたいの読了時間を表示してくれます。あくまでも参考程度なので実際にこのニュースを1分で読み終えられるか?というと、僕は読むのが遅いので無理です。でも忙しくて時間に限りがある人にとっては良い目安になるんじゃないかと思います。

メッセージ内では、これはニュースの機能であるような書き方だったので、ページだとどうだろう?と思ってページでも同じものを作成してみました。

▼ページ

あ、ページには表示されません。これだけ確認したらニュース特有の機能だと思ってしまいがちですが、違いました。あくまでも既定値の問題でした。

▼再度ニュースを確認

ニュースでは読み取り時間が表示されていますが、

▼編集モードにすると読み取り時間は表示されません

しかし場所的にはこのバナーWebパーツ内で表示されると思うので、バナーWebパーツの設定を確認してみると、

▼バナーWebパーツの設定

あ、ありましたね。

▼推定読み取り時間を表示する

この設定項目が既定で「はい」になっているので表示されています。という事でニュースの機能というよりはバナーWebパーツの機能という感じです。バナーWebパーツは削除もできるので、これを削除すれば当然推定読み取り時間も表示されません。

逆に、ページだと?

▼ページのバナーWebパーツの設定

あ、やはり「推定読み取り時間を表示する」の項目は「いいえ」が既定値でしたね。

▼試しにここを「はい」に切り替えると?

▼ページでも表示されました

という事でページでもニュースでもバナーWebパーツがあれば推定読み取り時間は表示されます。例えばニュースでも推定読み取り時間が10分くらいの長い読み物の場合は、その10分を確認した時点でユーザーが読まずに離脱してしまう可能性もある…なんて場合は、あえて非表示にするような選択もあるでしょうね。

個人的にはわざわざニュースに行かないと推定読み取り時間が表示されないので、例えばサイトのホームに追加したニュースWebパーツにも各ニュースの推定読み取り時間が表示されればもっと便利かな?と思いました。