Microsoft Teams :ついに音声認識・顔認識の機能が既定で利用可能になった(自分以外の声も消してくれる)

どうも、明日が誕生日のどうも僕です。もう49歳になります。50歳まであと一歩。ゴリゴリのオッサンです。このブログは何歳まで続けるんでしょうね。


ついに来ました!待望だった人も多いハズです。音声認識と顔認識。

これがどういう機能かというと、音声プロファイルを設定すれば、 Teams Rooms などインテリジェントスピーカーを利用すると、会議室に複数人で会議をしてもトランスクリプトで自分を識別してくれます。顔プロファイルを設定すれば、同じく Teams Rooms では顔を自動的に認識して名前を表示したり参加者リストに名前が追加されたりします。

これだけ聞くと「ウチ Teams Rooms ないから関係ないじゃん!」って思いそうですが、実は音声認識に関しては確実にうれしい事があるんです。

音声プロファイルを設定すると音声分離機能も使えるようになり、これは自分の音声が識別されるので、ノイズ以外にも自分以外の音声も抑制してくれるんです。つまり、今まで多くの困りごととして、オフィスのオープンスペースで会議に参加している人が話をしていると、周囲の人の声まで拾ってしまい聞く方が集中して聞き取れない問題が解消されるんです。特に顧客やパートナーなど社外の人とオンライン会議をしている時に、オフィスの周囲の人の声が相手に聞こえてしまってはマズイ場合もありますよね。そういう声も全て抑制されるんです。これはもう使わないわけないですよね。

それが、今まで設定したくてもできなかった機能でした。

▼「設定」の「認識」を開いても設定できませんでした

これは去年2024年に管理者が PowerShell で有効化しないと設定・利用できない機能だったんです。なので対応している会社であれば去年から利用できていたと思います。しかしロードマップ上ではそのうち既定で有効になるアナウンスがあり楽しみにしていたのですが、延期を繰り返し…そしてようやく展開され始めています。

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Microsoft Teams :通知の場所を右下から変更できる

これはうれしい人も多いんじゃないかと思います。例えば Microsoft Teams でオンライン会議に参加してる時に、会議チャットにメッセージを書き込んでいる最中に通知が来て通知ボックスが邪魔に思う事ありませんか?

▼メッセージ書いてる最中に通知ボックスが…

など、この画面右下に表示される通知ボックスが邪魔に思う時があるかと思います。この通知ボックスの場所を変更できるようになりました。

2024/12/06 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼ Microsoft Teams: 通知の場所をカスタマイズする

展開スケジュールを読む限りは一般提供も2月中旬で完了予定なんですけど、僕が確認していた限りは標準リリースのユーザーは最近まで展開されていませんでした。でも、今確認したところ使えるようになっていたので試してみます。

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Microsoft Teams :チャネルのメッセージもスケジュール送信ができるようになった

僕の肌感としては Microsoft Teams では、メッセージ関連の新機能はチームよりもチャットの方が先に実装され、遅れてチームの方にも実装されるように思います。今回もその1つですね。

2022年12月に Microsoft Teams のチャットのメッセージにスケジュール送信の機能が展開されました。

Microsoft Teams :チャットのメッセージをスケジュール送信できるようになった

このように今まではチャットのメッセージのみスケジュール送信機能が利用できていました。あれから2年…。

2024/12/10 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼ Microsoft Teams: チャネル メッセージのスケジュール設定

2年経ってようやくチャネルの方でも使えるようになりました。一般提供の展開スケジュールとしてはもう提供完了しているハズですが、僕の一部の環境ではまだ展開されていない事を確認しています。

では展開されているユーザーで試してみます。

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Microsoft Teams :チャットやチャネルのメッセージ内の添付ファイルがプレビューできる(まずはPDFから)

Microsoft Teams のチャットやチャネルのメッセージにファイルを添付する事は、多くの人が仕事で1日1回は最低でも行う行為かと思います。以前はファイルの種類のアイコンなどが表示されたリンクが生成されるくらいでしたが、去年2024年7月あたりにプレビュー画像が表示されるようになりました。

Microsoft Teams :メッセージの添付ファイルにプレビューが表示されるようになった

この記事内でも書いているけど、たしかにファイル名だけでは内容が類推できない場合でも1ページ目のプレビュー画像が表示される事により、中身を開かずとも内容を類推しやすくはなったけど、 PowerPoint なら表紙だけ見えてもだいたいファイル名と表紙のタイトルは同じ事が多いのでそんなに意味があるように思えないし、 Excel なら細かいシートがプレビュー画像で表示されても内容を類推しづらいので、実際はそんなにうれしいのかな?なんて思いました。

ただ、今回はその次のステップのアップデートかと思いますが、こっちはうれしいアップデートです。

2024/11/15 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

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Microsoft Teams :新しいカレンダー( Outlook と同じ)

Microsoft Teams は2017年に一般提供開始され、もうすぐ8歳になります( 2017/03/14 が誕生日です。ちなみに僕の誕生日は 1976/03/08 です。)。当初は Microsoft Teams の事をただのビジネスチャットサービスやオンライン会議サービスではないという表現に「デジタルワークスペース ハブ」という表現をしていました。車輪に例えて Microsoft Teams がハブ(中軸)にあたるという事です。つまり、デジタルワークに関しては Microsoft Teams 内で完結できる(完結を目指している)という事です。なので色々な Microsoft 365 の各種アプリが Microsoft Teams 内アプリやタブやコネクタなどで接続されるようになりました。

という歴史を少しだけ振り返った上で、 Microsoft Teams にはカレンダーの機能もありますよね。これは Teams 会議のスケジュールのみ表示ではなく、 Outlook の予定表と同期されています。なので中には予定確認に Microsoft Teams のカレンダーを利用している人も少なくはないのではと思います。

ただ、 Microsoft Teams のカレンダーって Outlook の予定表とUIが異なるので、それが引っかかって Outlook の予定表を使っているという人も多いんじゃないかと思います。そういうフィードバックが多かったんでしょう。 Outlook の予定表とUX(ユーザー体験)を同じにするという意図で、新しいカレンダーのアップデートがあります。

2024/10/10付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

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Outlook : Microsoft Places アプリを試す(トラップがあった)

Microsoft Ignite 2022 で Microsoft Places の発表がありました。

Microsoft Places をご紹介します: 空間を場所に変える
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/blog/2022/10/12/introducing-microsoft-places-turn-your-spaces-into-places/

「コネクテッド ワークプレイス プラットフォーム」というカテゴリらしく、結局何なの?というと、当初の発表では、リモートと対面の働き方を再創造するとか難しい事言っていますが、従業員の勤務場所を調整してAIの機能で最適化するという事です。この発表の時はまだ生成AIも出ていない頃ですね。こちら追加ライセンスを払ったりすれば色々できるようだけど、 Microsoft 365 のライセンスの範囲内であれば誰がいつ出社するのか?がわかって、対面で会議をしたいなと思った時に勤務場所も含めて調整ができるみたいなものかなと思っています。

その後、 Copilot の波でなんか消えかけている感じがしたけど、ひっそりとプレビューで展開されていたりしました。正直僕自身もあまりキャッチアップしていませんでした。

また、 Microsoft Places とは銘打っていないけど、勤務場所を Outlook から設定できる機能なら、2023年6月あたりに機能が追加されました。

Outlook : Outlook on the web で勤務時間と場所を設定できるようになった

更に Microsoft Teams のステータスにも勤務場所の設定と表示ができるようになりました。

Microsoft Teams : Microsoft Teams にも勤務場所の設定と表示が出るようになった

どちらの機能もアナウンスとしては Microsoft Places の名前は出ていないからイマイチよくわからないです。

そんなこんなでモヤモヤしているところに、 2024/10/31 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼(更新済み)Microsoft Places アプリが既定でオンになっています

Outlook で同僚とオフィスで会ったり会議したりする調整ができるとの事。勤務地が指定されていたら誰がどの勤務地で働いているかも確認できるので、対面でコミュニケーションをとる最適な出社日を決定できるという事。これは2022年に発表されたとおりの機能ですね。

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Microsoft Teams :特定人物に関連するコンテンツ検索の改善

【はじめにお礼を】
先日は当日案内となってしまった Japan Microsoft 365 Community Conference 2024 に参加いただいた方も多いと思います。ありがとうございました。また僕のマル秘セッション(後日のスライドや録画の公開ナシ)にも多くの参加ありがとうございました。 Microsoft 365 の運用課題あるあるのテーマでお話をするというより参加者とワイワイしようという目的でしたが、結果的に最初の「 Microsoft Teams のチーム乱立」についてでほぼ終わってしまったと言っても過言ではない流れでした。個人的には安易に管理者側が門を閉じたり狭めたりして利活用の妨げにはならないように願うのみです。利便性が失われている環境のユーザーが「 Teams 使いづらい」と不満に感じている現場も多く知っています。自分が好きな Microsoft 365 をそういった事で嫌いになっている光景がしんどいです。また逆に利便性を享受できている環境のユーザーは「自由には責任が伴う」を常に意識して、管理者に信用してもらえるようなユーザーになるべきだと思います。最終的には対立しがちな「情シスVSユーザー」が、手を取り合って同じ目的に向かって歩んでいってほしいと切に願います。そして、今週から僕も日常に戻ってブログの更新頻度を戻せたらと思いますが…どうでしょうか。


さて、話を本題に。

Microsoft Teams のメインウィンドウの上部の検索バーですが、僕はそもそもいわゆるキーワード検索をしない方なのであまり使っていなく、だからアップデートがあってもアップデート前を全然思い出せません。今回はそんな検索バーのアップデートのようです。

2024/10/25 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼(更新済み)人の周りにあるコンテンツの検索を改善

これはメッセージ内容もなんとなく地味だし、さっき書いた通り僕がそもそもキーワード検索をあまりしない方なので興味関心が薄いのでスルーしそうになっていました。これを読むと、検索バーに名前を入力すると特定の人物に関連するコンテンツが結果に表示されるという事です。つまり何か探す時に人を起点として探したい場合、例えば「そういえばあの人が共有していたなぁ」とか「そういえばあの人がメッセージに書いていたなぁ」みたいな時に使うと効果的なのかな?という感じですね。

一般提供の期間が12月中旬までになっていますが、僕の標準リリース環境には(たぶん)展開されているので、試してみます。

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Microsoft Teams :チャネル会議の会議チャットにファイルを添付すると想定と違う場所に保存される現象は不具合でした&解決しています

先月に以下の記事を投稿しました。

Microsoft Teams :チャネル会議の会議チャットにファイルを添付した際の保存場所が変わった?

チャネル会議の会議ウィンドウ内の会議チャットにファイルを添付して投稿すると、そのファイルの保存先は通常チャネルのファイルタブ内(つまり裏側の SharePoint のチームサイト内のドキュメントライブラリ)に保存されるのに、なぜか投稿したユーザーの OneDrive for Business (以下 ODfB )に保存されている現象が起きていました。これは非常に不可解なので仕様変更というよりはトラブルじゃないか?と思っていましたが、やはりトラブルだったようです。

▼サービス正常性より

まさにこの現象ですね。でもこれを見ると開始時間が2024年7月12日って書かれていて…そんな前からこの現象起きていたの!?ってビックリしました。たしかに毎回保存先を確認なんてしませんからね…気が付きにくいですよね。なので逆を言うと、想定外の場所に保存されている期間がこれだけ長かったので、チャネル会議で会議チャットにファイルを添付した記憶がある人は確認しておくことをお勧めします。

という事で、11月18日時点の更新で修復された事を確認したようです。

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Microsoft Teams :自分が所属するすべてのチームとチャネルが表示されるページがアップデートされた

Microsoft Teams は忙しい人ほど所属するチームもチャネルも多くなりがちです。なるべく定期的に必要不要の判断をしてチームから脱退したりチームを削除する必要がありますが、その際にチームやチャネルを一覧表示させるページがあります。そのページにアップデートがありました。

2024/09/10 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼(更新済み)Microsoft Teams: すべてのチームとチャネル ページの表示が更新されました

結構前から Microsoft もチームやチャネルが増え続けていくところにユーザーが課題感を持っている事は認識済みで、それをいかに解消させるか?に取り組んでいるようですが、今回もその一環だと思います。チームとチャネルのナビゲーションと管理を改善するための取り組みとして、今回は「あなたのチーム」ページと、「チームを管理>チャネル」ページを新しくしたようです。

ただ…すでに僕の持っている全ての環境が新しくなっているので、アップデート前がどうなっていたのか?が詳細には思い出せません。なので、メッセージセンターの内容とアップデート後の事実を元に少し探ってみたいと思います。

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Microsoft Teams :リアクションと絵文字のスキントーン

Microsoft 365 はワールドワイドで利用されているので、色々な配慮が必要なようです。そのうちの一つがお肌の色ですが、過去には約3年前の2021年2月あたりに Viva Engage (旧 Yammer )のリアクションの絵文字でスキントーンが変更できるアップデートがありました。

Yammer :スキントーンの変更(場合によっては繊細な設定項目ですよね)

また、実は Microsoft Teams も2021年5月あたりに絵文字が増えたタイミングで特定の種類のお肌の色を選択できるようになりました。

Microsoft Teams :利用できる絵文字が増えた

そして再度 Microsoft Teams のリアクションと絵文字の素キントーンにアップデートがありました。

2024/07/08 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼(更新済み)Microsoft Teams: 新しい肌の色の設定と反応

リアクションや絵文字のお肌の色を設定できるというシンプルなアップデート内容ですが、それでは2021年の利用できる絵文字が増えたタイミングでお肌の色を選択できる事とどのような違いがあるんでしょうか?

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