※本記事は Microsoft 365 ライセンスに加えて Microsoft 365 Copilot ライセンスも付与されているユーザー向けの内容です。
最近がんばっている Microsoft 365 Copilot お触りシリーズの4本目を昨日公開しました。
今回はより業務で多くの人が使えそうな機能の紹介です。
未だに業務で頻繁に利用しているコミュニケーションツールはメールかと思います。社内コミュニケーションは Microsoft Teams でメッセージでのコミュニケーションに置き換わっている会社も少なくはないと思いますが、やはりお客様やパートナー企業など社外の人とのコミュニケーションはまだまだメールが多いでしょう。社内は Microsoft Teams で社外はメールで…という環境の人にとっては、(コミュニケーションの量としては減らないものの)メールの量は減っているかもしれませんが、それでもやはり特に社外とのコミュニケーションは文面など、より気を遣わなければいけないこともあり、肉体的にも精神的にも疲れるし時間も取られがちですよね。特に営業職など社外とのコミュニケーションが多い人にとってはなかなか大変ですよね、メールって。
そんなメールで業務が逼迫しているような人に是非使ってもらいたい Copilot が Outlook です。とりあえず生成AIが得意とする「要約」「文章作成」あたりに一番マッチしそうですよね。
今回動画でデモをする上でよくあるシナリオを用意しました。すでに別の複数人でメールのやりとりが行われているメールスレッドに、急に宛先を追加された場合、メールスレッドの下から上まで読まなければいけないのがダルいですよね。そういう時こそ Copilot の要約機能が便利です。しかも Outlook の中で Copilot ボタンをワンクリックするだけでやってくれる。メール全部をコピーしてチャットベースの生成AIに貼り付けて要約をお願いするプロンプトを書かずとも、ワンクリックでやってくれます。
僕は過去に何度か書いていますが、当ブログのポリシーの1つとして基本的には自分の環境に展開された機能を実際に触って試してそれを紹介する事にしていて、 Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターにアナウンスされた時点の情報はまだ未確定な情報も少なくはない事から、その時点では紹介しないようにしています。ただ、リタイヤ情報だけは別で、書きたいと思ったら極たまに書いています。今回もその情報です。
僕の Microsoft 製品の関りは SharePoint からスタートしていて、かれこれ2008年から17年ほど無駄に関わっています。その中では、僕自身はたいして成長していませんが、 SharePoint に関してはそもそもの存在意義?立ち位置?も含めて色々な変遷がありました。今回のリタイヤも時代や技術の大きな転換の息吹を感じる情報でした。
※リタイヤのタイムラインは遅延される事も多いので、リタイヤの日付はあくまでも現時点での情報です。
■ SharePoint スペース の廃止
まずは SharePoint の中で MR( Mixed Reality ) 、没入型の 3D コンテンツを作成できる「スペース」の廃止がアナウンスされました。今年2025/03/10~2025/08/11までに廃止されるようです。
もちろん Copilot も要約はしてくれるし、 Microsoft 365 Copilot ライセンスが付与されている場合は、いたるところに Copilot がいるので、 Copilot Chat でわざわざファイルを選択orアップロードして要約をお願いするプロンプトを書かずとも、開いた Word や PowerPoint から2クリック程度で要約してくれるんですよね。
ただ、更に時短を突き詰めた結果として「ファイルを開くのを待つ」という時間も、塵も積もれば山となるわけで、そこで今回紹介するのが Copilot in OneDrive の目玉機能の1つでもある「ファイルを開かないで要約してくれる」機能です。 OneDrive for Business に Copilot が追加されたのが去年2024年の夏あたり。まだ半年程度です。その時の目玉機能が大きく2つあって、それが前回紹介した比較してくれる機能、そして今回紹介する機能です。
※本記事は Microsoft 365 ライセンスに加えて Microsoft 365 Copilot ライセンスも付与されているユーザー向けの内容です。
当ブログを定期的に購読してくれている読者さんはどれだけいるんでしょうかね。検索エンジンからの流入が80%くらいなのは把握しているのですが。そんな定期的に購読してくれている少数派の読者さんなら薄々思っているかもしれませんが、このブログは Microsoft 365 Copilot 風味が少ないよね、と。そうなんです、あまり風味を出してきませんでした。というのも Microsoft 365 の情報発信だけでもネタがたくさんあって大変だという事と、そもそも生成AIに関しての基礎知識もなければ Microsoft 365 Copilot のキャッチアップもなかなかしっかりできていないので、 Microsoft 365 のように「昨日と今日でUIが変わった」とか「これ新機能だ」となかなか気づくことが僕ができない。そして言ってもまだまだ Microsoft 365 Copilot ユーザーは少ないから需要を考えると Microsoft 365 の情報の方が優先順位は高いという判断です。
これらの中でも紹介していますが、 Microsoft 365 Copilot ライセンスがない Microsoft 365 ライセンスのみのユーザーでも Microsoft 365 Copilot Chat が利用できるんですよね。デビュー当時は Bing Chat Enterprise なんて名前だったのが、いくつかの名称変更の変遷を重ねた上で。ただ、これが Microsoft 365 ライセンスのみのユーザーがAIの学習に業務のデータを利用されないと謳う安心安全の生成AIとして利用できる事を知らない人も多く、おそらくなかなか利用率も上がらない中、 Microsoft 365 からもたどり着けるための導線としてアップデートもされてきました。