チャネル会議の会議ウィンドウ内の会議チャットにファイルを添付して投稿すると、そのファイルの保存先は通常チャネルのファイルタブ内(つまり裏側の SharePoint のチームサイト内のドキュメントライブラリ)に保存されるのに、なぜか投稿したユーザーの OneDrive for Business (以下 ODfB )に保存されている現象が起きていました。これは非常に不可解なので仕様変更というよりはトラブルじゃないか?と思っていましたが、やはりトラブルだったようです。
結構前から Microsoft もチームやチャネルが増え続けていくところにユーザーが課題感を持っている事は認識済みで、それをいかに解消させるか?に取り組んでいるようですが、今回もその一環だと思います。チームとチャネルのナビゲーションと管理を改善するための取り組みとして、今回は「あなたのチーム」ページと、「チームを管理>チャネル」ページを新しくしたようです。
去年2023年の Microsoft のイベント「 Microsoft Ignite 」で発表された Microsoft Planner が新しくなるという件。それから今年2024年3月あたりに、まずは初めに Microsoft Teams のアプリとして先行して新しい Planner アプリがプレビューで登場しました。
これら、 Microsoft Teams のアプリとしての新しい Planner を試してみた印象は「シンプル」ですね。その他の特徴に関して特に印象にないのは仕方ないところです。そもそも新しい Planner は、そこに Microsoft To Do が統合された形でシンプルさが特徴な上に、 Microsoft Project が加わって Microsoft To Do の個人のタスク管理から Microsoft Project の大規模なプロジェクトの管理までを柔軟に行えるという話は、 Microsoft Project のライセンスがないと実感できない。また、生成AIが追加されてインテリジェントなタスク管理ができるという特徴も、何かしら追加ライセンスがないと実感できない。結果的に「なんかシンプルになった」という感想しか出てこないのが僕の印象です。しかも、そもそも Microsoft To Do と Microsoft Planner は新しい Planner になる前からお互い連携されていたし。
そんな中、新しい Planner の発表から1年後の今、ブラウザーで利用する Microsoft Planner for the web の方も、新しい Planner に切り替わってきています。
2024/09/10 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。
▼新しい Web 用 Microsoft Planner
概要の冒頭の通り。これまで Microsoft 365 関連のタスク管理アプリはカオスな状況でした(←これはメッセージ内には書かれていないけど)。それが新しい Planner は統合して、更に Copilot でインテリジェントなタスク管理ソリューションとなるようです。とはいえ、そんな簡単な話ではありません。下手したら更にカオスな状況になるかもしれないですね。そもそも追加ライセンスが必要な Microsoft Project を統合すると言われてもね。使えないんじゃピンと来ないです。また、新しい Planner で使える Copilot の機能は、まだ最終価格が発表されていないなどの記載もあり、ライセンス的にも混沌としてそうです。
Microsoft Teams の会議には入室前にロビーで待機させる機能があります。誰かがロビーで待機すると先に参加している人には入室を許可するか拒否するかのボックスが表示されます。当然許可ボタンを押せばロビーから会議に入室し、拒否ボタンを押せば会議に入室できなくなります。会議のオプションでは既定で、このロビーを迂回できるユーザーは「組織内のユーザーおよびゲスト」になっているので、多くの人がロビーに遭遇するケースは、外部招待されたユーザーが入室する時ですね。
新しい Microsoft Stream になってから、 Clipchamp スタートページと見た目が統合されたり、そもそも立ち位置として実際は OneDrive for Business (以下 ODfB )や SharePoint に動画ファイルが保存された状態が Microsoft Stream だったりと、実体として Microsoft Stream がフワフワっとしてきたというか、よくわからない状態だったり説明しづらいものになってきつつありますが…。それは置いといて。
これは正直、僕や界隈の人達も事前に知らずにビックリしている仕様変更?です。もし本件に関して Microsoft から事前アナウンスがあったよという情報をお持ちの方がいらしたらご連絡いただけると幸いです。
Microsoft Teams の会議には「チャネル会議」「非チャネル会議」という2種類に分類する事ができます。チームのチャネルに紐づけているか否か。ここら辺は過去に当ブログや色々な YouTube のチャンネルや仕事のウェビナーなどで語ってはいますが、そもそも会議を作成する際には既定でチャネルに紐づけられていない非チャネル会議になっているので、多くのユーザーはチャネルを紐づけるチャネル会議の存在自体を知らないんじゃないかとは思いますが。 で、会議には会議チャットがあって、そこにファイルもドラッグ&ドロップで添付もできます。その際に、チャネル会議と非チャネル会議では保存場所に差異がありました。非チャネル会議ではチャットと同じく添付したユーザーの OneDrive for Business (以下 ODfB )へ、チャネル会議ではチャネルの属するチームに紐づく SharePoint のチームサイト内のドキュメントライブラリへ。