Microsoft Teams :チャットやチャネルのメッセージ内の添付ファイルがプレビューできる(まずはPDFから)

Microsoft Teams のチャットやチャネルのメッセージにファイルを添付する事は、多くの人が仕事で1日1回は最低でも行う行為かと思います。以前はファイルの種類のアイコンなどが表示されたリンクが生成されるくらいでしたが、去年2024年7月あたりにプレビュー画像が表示されるようになりました。

Microsoft Teams :メッセージの添付ファイルにプレビューが表示されるようになった

この記事内でも書いているけど、たしかにファイル名だけでは内容が類推できない場合でも1ページ目のプレビュー画像が表示される事により、中身を開かずとも内容を類推しやすくはなったけど、 PowerPoint なら表紙だけ見えてもだいたいファイル名と表紙のタイトルは同じ事が多いのでそんなに意味があるように思えないし、 Excel なら細かいシートがプレビュー画像で表示されても内容を類推しづらいので、実際はそんなにうれしいのかな?なんて思いました。

ただ、今回はその次のステップのアップデートかと思いますが、こっちはうれしいアップデートです。

2024/11/15 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

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Microsoft 365 Copilot :Outlook の受信メールの要約と返信の下書きを Copilot にやってもらう( YouTube 動画案内)

※本記事は Microsoft 365 ライセンスに加えて Microsoft 365 Copilot ライセンスも付与されているユーザー向けの内容です。


最近がんばっている Microsoft 365 Copilot お触りシリーズの4本目を昨日公開しました。

今回はより業務で多くの人が使えそうな機能の紹介です。

未だに業務で頻繁に利用しているコミュニケーションツールはメールかと思います。社内コミュニケーションは Microsoft Teams でメッセージでのコミュニケーションに置き換わっている会社も少なくはないと思いますが、やはりお客様やパートナー企業など社外の人とのコミュニケーションはまだまだメールが多いでしょう。社内は Microsoft Teams で社外はメールで…という環境の人にとっては、(コミュニケーションの量としては減らないものの)メールの量は減っているかもしれませんが、それでもやはり特に社外とのコミュニケーションは文面など、より気を遣わなければいけないこともあり、肉体的にも精神的にも疲れるし時間も取られがちですよね。特に営業職など社外とのコミュニケーションが多い人にとってはなかなか大変ですよね、メールって。

そんなメールで業務が逼迫しているような人に是非使ってもらいたい Copilot が Outlook です。とりあえず生成AIが得意とする「要約」「文章作成」あたりに一番マッチしそうですよね。

今回動画でデモをする上でよくあるシナリオを用意しました。すでに別の複数人でメールのやりとりが行われているメールスレッドに、急に宛先を追加された場合、メールスレッドの下から上まで読まなければいけないのがダルいですよね。そういう時こそ Copilot の要約機能が便利です。しかも Outlook の中で Copilot ボタンをワンクリックするだけでやってくれる。メール全部をコピーしてチャットベースの生成AIに貼り付けて要約をお願いするプロンプトを書かずとも、ワンクリックでやってくれます。

また、返信の下書き機能も非常に便利です。メールマナー的な部分もしっかり作ってくれます。下書きなのでもちろん送信前には人間が加筆したり調整する必要はありますが、ゼロから書くよりも遥かに楽です。

このようなシナリオで実際に触ってみたところを動画にしています。

このシリーズを継続してほしいと思っていただけたら、主に僕のモチベーションのためにもチャンネル登録と高評価と前向きなコメントをよろしくおねがいします。

Outlook の受信メールの要約と返信の下書きを Copilot にやってもらう [ Microsoft 365 Copilot お触りシリーズ #4 ]
https://youtu.be/wpWSRC6r9KI?si=KtqBDqXmhto9ufLj

SharePoint :「スペース」「マイフィード」リタイヤ情報

僕は過去に何度か書いていますが、当ブログのポリシーの1つとして基本的には自分の環境に展開された機能を実際に触って試してそれを紹介する事にしていて、 Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターにアナウンスされた時点の情報はまだ未確定な情報も少なくはない事から、その時点では紹介しないようにしています。ただ、リタイヤ情報だけは別で、書きたいと思ったら極たまに書いています。今回もその情報です。


僕の Microsoft 製品の関りは SharePoint からスタートしていて、かれこれ2008年から17年ほど無駄に関わっています。その中では、僕自身はたいして成長していませんが、 SharePoint に関してはそもそもの存在意義?立ち位置?も含めて色々な変遷がありました。今回のリタイヤも時代や技術の大きな転換の息吹を感じる情報でした。

※リタイヤのタイムラインは遅延される事も多いので、リタイヤの日付はあくまでも現時点での情報です。

■ SharePoint スペース の廃止

まずは SharePoint の中で MR( Mixed Reality ) 、没入型の 3D コンテンツを作成できる「スペース」の廃止がアナウンスされました。今年2025/03/10~2025/08/11までに廃止されるようです。

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Microsoft 365 Copilot :Microsoft Forms で Copilot にアンケートの下書きを作ってもらう( YouTube 動画案内)

※本記事は Microsoft 365 ライセンスに加えて Microsoft 365 Copilot ライセンスも付与されているユーザー向けの内容です。


数日前からスタートさせた Microsoft 365 Copilot ライセンスが付与されたユーザーが利用できる Copilot を触って紹介する YouTube の動画シリーズですが、更に勢いつけて3本目を昨日作って公開しました。

今回は Microsoft Forms でテストやアンケートを作る時に Copilot に作成を手伝ってもらう機能の紹介です。

特に社内外に対してアンケートをとる機会は多い業務をしている人にとって、アンケートの設問を考えるのもなかなか大変ですよね。また自分1人で考えると視野が広がらない場合もあります。そこで Copilot に助けてもらうと良いでしょう。もちろん他の生成AIでも可能ですが、 Microsoft 365 Copilot のライセンスがあるからこその更に楽になれる点なども紹介しています。

このシリーズを継続してほしいと思っていただけたら、主に僕のモチベーションのためにもチャンネル登録と高評価と前向きなコメントをよろしくおねがいします。

Microsoft Forms で Copilot にアンケートの下書きを作ってもらう [ Microsoft 365 Copilot お触りシリーズ #3 ]
https://youtu.be/shvnYqpmJ6I

Microsoft 365 Copilot :OneDrive for Business でファイルを開かずに要約( YouTube 動画案内)

※本記事は Microsoft 365 ライセンスに加えて Microsoft 365 Copilot ライセンスも付与されているユーザー向けの内容です。


数日前からスタートさせた Microsoft 365 Copilot ライセンスが付与されたユーザーが利用できる Copilot を触って紹介する YouTube の動画シリーズですが、勢いつけて2本目を昨日作って公開しました。

生成AIがやってくれる事のメインどころの1つに「要約」があると思います。長文の受信メールを要約してもらったり、何十ページもある文書を要約してもらったり、内容たっぷりなスライド数のプレゼンテーションを要約してもらったり。全部事細かに把握する必要はないけど目を通しておかなければいけなかったりザックリと内容を理解しなきゃいけない場合、忙しい時の時短には要約はうってつけですよね。

もちろん Copilot も要約はしてくれるし、 Microsoft 365 Copilot ライセンスが付与されている場合は、いたるところに Copilot がいるので、 Copilot Chat でわざわざファイルを選択orアップロードして要約をお願いするプロンプトを書かずとも、開いた Word や PowerPoint から2クリック程度で要約してくれるんですよね。

ただ、更に時短を突き詰めた結果として「ファイルを開くのを待つ」という時間も、塵も積もれば山となるわけで、そこで今回紹介するのが Copilot in OneDrive の目玉機能の1つでもある「ファイルを開かないで要約してくれる」機能です。 OneDrive for Business に Copilot が追加されたのが去年2024年の夏あたり。まだ半年程度です。その時の目玉機能が大きく2つあって、それが前回紹介した比較してくれる機能、そして今回紹介する機能です。

これはだいぶ昔、Web制作の仕事をしていた頃に知った情報なので古いけど、たしかWebページの読み込みに3秒以上かかると急激に離脱率(ページが読み込まれるのが待てずにブラウザーのタブを閉じるなど)が上昇するという話。つまり閲覧者は「せっかち」なんですよね。これは業務であれば更に当てはまると思います。なので、ちょっとした時短は割とインパクトあると思うので、是非体験してもらいたいです。体験できない方は動画を視聴して少しでも体感してもらえたらと思います。

そしてこのシリーズを継続してほしいと思っていただけたら、主に僕のモチベーションのためにもチャンネル登録と高評価と前向きなコメントをよろしくおねがいします。

OneDrive for Business でファイルを開かずに内容の要約を Copilot に教えてもらう [ Microsoft 365 Copilot お触りシリーズ #2 ]
https://youtu.be/tdZT48SJROw?si=3gq4ge8ClcPqMxMv

SharePoint :「編集カード」Webパーツが追加された

なんか SharePoint に新しくWebパーツが追加されるのって久しぶりな気がします。

2025/01/07 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼ Microsoft SharePoint: Pages と News 用の新しい “エディトリアル カード” Web パーツ

英語では ”Editorial card” web part ですが、日本語だと「編集カード」という表記でした。

このWebパーツは、どこかを更新するとWebパーツ内の情報も更新されるような動的な処理をされるWebパーツではなく、テキストWebパーツなど、編集者が自分で情報を入力したりデザインしたりする系のWebパーツです。メッセージセンターのメッセージの概要や冒頭を読んでもイマイチわかりづらいというか抽象的な表現の文章でしたが、つまり「オシャレなビジュアルでインパクトを出すようなカード形式のコンテンツを簡単に作れますよ」的なWebパーツらしいです。そして下の方のサンプルではシャレオツな感じの例が紹介されていますね。

こちらメッセージセンターのメッセージ内には展開時期は一般提供は2月中旬~2月下旬と記載されていますが、すでに僕が持っている標準リリースのユーザーにも展開されているので、実際に触ってみます。

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Microsoft 365 Copilot : OneDrive for Business でファイルを比較( YouTube 動画案内)

※本記事は Microsoft 365 ライセンスに加えて Microsoft 365 Copilot ライセンスも付与されているユーザー向けの内容です。


当ブログを定期的に購読してくれている読者さんはどれだけいるんでしょうかね。検索エンジンからの流入が80%くらいなのは把握しているのですが。そんな定期的に購読してくれている少数派の読者さんなら薄々思っているかもしれませんが、このブログは Microsoft 365 Copilot 風味が少ないよね、と。そうなんです、あまり風味を出してきませんでした。というのも Microsoft 365 の情報発信だけでもネタがたくさんあって大変だという事と、そもそも生成AIに関しての基礎知識もなければ Microsoft 365 Copilot のキャッチアップもなかなかしっかりできていないので、 Microsoft 365 のように「昨日と今日でUIが変わった」とか「これ新機能だ」となかなか気づくことが僕ができない。そして言ってもまだまだ Microsoft 365 Copilot ユーザーは少ないから需要を考えると Microsoft 365 の情報の方が優先順位は高いという判断です。

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Microsoft 365 :サインインすると「 Microsoft 365 Apps で Copilot Chat のロックを解除する」という画面が出てくる

※本件は僕の環境で実際に起きている事を事実ベースで紹介します。

今月の Microsoft 365 アプリが Microsoft 365 Copilot アプリに変名称更された発表や、 Microsoft 365 Copilot Chat の発表は、全体を通して Microsoft から「もっと Copilot 使ってほしい」という強い意思を感じる発表でした。

Microsoft 365 ホームに突如表示された「近日公開予定!…」のメッセージ

Microsoft 365 Copilot Chat の認知度向上祭?( Microsoft 365 ライセンスのみのユーザーでも利用可のヤツ)

Microsoft 365 アプリが Microsoft 365 Copilot アプリに変わった

これらの中でも紹介していますが、 Microsoft 365 Copilot ライセンスがない Microsoft 365 ライセンスのみのユーザーでも Microsoft 365 Copilot Chat が利用できるんですよね。デビュー当時は Bing Chat Enterprise なんて名前だったのが、いくつかの名称変更の変遷を重ねた上で。ただ、これが Microsoft 365 ライセンスのみのユーザーがAIの学習に業務のデータを利用されないと謳う安心安全の生成AIとして利用できる事を知らない人も多く、おそらくなかなか利用率も上がらない中、 Microsoft 365 からもたどり着けるための導線としてアップデートもされてきました。

Microsoft 365 :Copilot がアプリ一覧に表示された&ピン留めと併用すると良いかも

そして今回自分の Microsoft 365 ライセンスのみの検証用テナントのユーザーで Microsoft 365 にサインインしたところ、こんな挙動を確認したので紹介します。

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SharePoint :WebパーツなどUIが少し変わった(また「クリリンの額」が登場)

僕の観測では Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターにはアナウンスはなかった認識だけど、少し前に気付きましたが、 SharePoint のUIがちょっと変わりました。サクッと気が付く範囲で見ていきます。

ページやニュースを作る際に追加していくWebパーツですが、各Webパーツの上部に表示されるコマンドバーのUIがちょっと変わりましたね。例えばテキストWebパーツを例に出します。

▼現時点のテキストWebパーツ

さて、どう変わったかわかりますか?ピンと来ない方のために、当ブログの過去のスクショを出してみます。とはいえ半年前くらいのスクショですが。

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Microsoft 365 : Microsoft 365 Copilot アプリから「タグ」機能が廃止されました

Microsoft 365 Copilot アプリ(旧 Microsoft 365 アプリ)にはコンテンツにタグ付けができる機能がありましたが、おそらく使われなかったんでしょうね。廃止されてしまいました。

2024/12/19 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼ Microsoft 365 (Office) アプリ: “タグ” 機能は廃止されます

去年2024年の12月のメッセージなので「 Microsoft 365 (Office) アプリ」と記載されていますが、つい最近、名称が「 Microsoft 365 Copilot アプリ」に変更されたので、本記事では新しい名称に置き換えて続けます。

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