Microsoft Teams :会議で自分が話す時に「聞こえていますか?」と聞く必要がなくなるマイク音量インジケーター

冒頭から暗い話になってしまいますが、少し前に父が亡くなり色々とバタバタしていて更新が滞っていました。まだバタバタしていますが、ようやく少しずつ落ち着いてきたのでブログの更新を少しずつ復活していきます。最新情報のキャッチアップもあまりできていなかったので、僕自身が浦島太郎状態です。


Microsoft Teams だけじゃなくオンライン会議ツールで会議をしている時によく聞く言葉が2つあります。「(私の声)聞こえていますか?」と「(私が共有した)画面映っていますか?」これが二大よく聞く言葉かと思います。

後者の画面共有時の不安は、約1年前の2024年6月あたりに発表者ウィンドウが強化されて自分で自分の共有画面を確認する事ができるようになりました。

Microsoft Teams :画面共有中の発表者ウィンドウが強化される(「画面映ってますか?」と確認しなくても良くなる?)

まぁ、これがあってもこの言葉が減る事はたぶんないんだと思いますけどね。

そして今回「聞こえていますか?」を減らすためのアップデートが展開されました。このアップデートに関して Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターにアナウンス来ていたっけ?と思って確認したら、 2025/01/28 付け(結構前!)で以下のメッセージが公開されていました。

▼ (更新済み)Microsoft Teams:ユーザー向けの新しいマイク音量インジケーター

このメッセージ、よく読むと一般提供は2025年4月上旬~中旬なんですよね。どうもこのメッセージの更新を忘れていたんじゃないか?と思います。僕の観測する限りでも先週~今週あたりに僕の環境では展開されはじめたし、SNS上でこのアップデートの話題が出始めたのもそのくらいなので。

という事で、おそらく皆さんの環境でもすでに変化を感じているとは思いますが、このアップデートがどう「聞こえていますか?」と尋ねる必要がなくなるのか?も含めて、試してみます。

▼会議ウィンドウの上部の会議バー内の「マイク」アイコン

見慣れたアイコンですね。今は話していないのでいつもの見慣れたアイコンですが、話してみると、

▼マイクアイコンがインジケーターになってる

で、これは音声を認識するとアニメーションでインジケーターのようにユラユラとランダムに動くのかと思いきや、試しに小さい声で話してみると、

▼しっかりインジケーターとして機能していた

小さい声で話すとインジケーターは小さくなりました。ためしにマイクのオプションを開いてみると、

▼オプションのマイクのインジケーターとしっかり連動していた

動きがあるものを画像とテキストだけで表現するのは難しいので、これは実際に皆さんで体感してください。というより Microsoft Teams でオンライン会議を日常的にやっている人は嫌でも目にすると思うので、意識してチェックしてみてください。

という事で、単に音声をしっかり認識しているのを確認できるだけじゃなくて、音量のインジケーターとしての機能も十分果たしているという事ですね。

なので、単に自分の声が相手に届いているか?の確認だけじゃなく、自分の声が小さくないか?の確認もできるという事ですね。


さて、ではこれで「聞こえていますか?」を言わなくなるのか?というこの機能を実装した目的が達成できるのか?という点ですが、もちろんこれで確認できるようになったから言わなくなる人もいると思いますが、おそらく「聞こえていますか?」勢の多くは今後も言い続けるんじゃないかな?と僕は予想します。インジケーターが動いていたとしても相手に届いているかどうかは別だと思う人が多いと思っています。

でもね、イイんです。「聞こえていますか?」も未来では「あぁ、昔はそんな事もあったね。懐かしい!」と思える程度だと思います。

その一方で、実は僕は「聞こえていますか?」は好きか嫌いかと言われたら嫌いです。相手に回答を強要していますからね。話を聞くモードに入ってマイクをミュートにしたのに、「聞こえていますか?」と言われて「聞こえています!」という回答をもらうまで待つ人もいますよね。その時間もったいないし、わざわざマイクのミュートを解除して「聞こえていますよ!」って言うのも面倒くさく思うので。

そこまで思わなくても好きか嫌いかと言われたら(どっちでもないの回答はNG)嫌いと答える人は多いと思います。だって無駄は無駄ですからね。なきゃないに越したことはないコミュニケーションだと思います。なので、もし「聞こえていますか?」と発言する人がいたら、このインジケーターを教えてあげて、これが動いていたら聞こえている証拠だから確認しなくても良いんですよって教えて広めていくと良いですね。