
たぶん Slack を意識してのアップデートですかね。 Slack は1つのメッセージに複数のリアクションを付ける事ができましたが、 Microsoft Teams はこれまで1つのメッセージに1つのリアクションしか付けられませんでした。正直僕はそれに物足りなさを感じる事はなかったです。逆に1人1つだからこそメッセージに対してのリアクション数で反応した人数が把握できたんで良かったですけどね。
2025/05/27 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。
▼ Microsoft Teams:ユーザーは、各チャットまたはチャネルメッセージに複数の絵文字リアクションを追加できます



このメッセージには何でこのアップデートをする事にしたのか?このアップデートでどんなメリットがあるのか?あたりは特に記載がないですね。また展開時期が対象指定リリースでは6月初旬~中旬あたりで、僕の環境ではたしかこの頃に展開されていました。しかし標準リリース環境では6月中旬~6月下旬と記載されていたのに、僕はほぼ毎朝1つのメッセージに複数リアクションできるのか?を試していたのに全然展開されて来ず、最近バタバタしていてウッカリ確認し忘れた最近ようやく展開されはじめたようです。僕の標準リリースの環境で今日展開を確認しました。基本的に展開期間が延期されるとメッセージが更新されるけど、たまに更新されていない事もあるので今回もソレでしょうね。
では、試してみます。
あ、メッセージに記載の通り、チャットのメッセージでも、チームのチャネルのメッセージでも、どちらでも複数リアクション可能です。
▼このメッセージにリアクションしてみます

▼1つ目のリアクションをしました

▼2つ目のリアクションをしてみようとしているところ

これまでは別のリアクションをクリックするとそれに置き換わる形で1メッセージに1リアクションでしたが、
▼今は2つ目のリアクションもできました

▼こっちも「元気でる子」さんのリアクションだし、

▼こっちも「元気でる子」さんのリアクションです

▼4つリアクション

この上のリアクションができるバーに表示されている絵文字にそれぞれ下線が敷かれていますが、下線があるのが自分がリアクションをした絵文字という印ですね。
ただ、メッセージを読むと「1ユーザーあたり20回のリアクションに制限」という記載がありました。理由は「明瞭さを保ち、煩雑さを防ぐため」だそうです。う~ん、20回はすでに明瞭じゃないですけどね。
▼20回くらいなら試してみますよ

このように21回目をリアクションしようとするとクリックできないです。
という事で、僕は1人が複数リアクション否定派ってわけではないけど(いや、どっちだ?と言われたら今は否定派。)、これができる事のメリットがよくわからないですね。冒頭に書いた通り、逆に純粋なリアクションした人数の把握ができないというか、パっと見人気のあるメッセージだと思ったら、実は1人が20リアクションしていた…みたいなリアクションの数が指針にならなくなると思うんです。
▼クリックすれば1人がやけに盛り上がっているのはわかるけど、

▼クリックしなければパっと見は凄く大人数がリアクションして人気あるように見える

複数リアクションできると言っても、同じ絵文字で複数リアクションはできないので、ちょっと見れば同じ絵文字に複数リアクションがついていないのが不自然にも見えますけどね。でもそこまでリアクションについて深く考えながらチャットはやっていないだろうし。
と、僕は思いましたが、皆さんはいかがでしょうか?