SharePoint :セルフサービス サイトコレクションの作成で第一言語の設定ができるようになった

セルフサービス サイトコレクションとは、テナント管理者( SharePoint 管理者)じゃなく誰でも作成できるサイトコレクションですが、その作成時に第一言語の指定ができるようになるってアナウンスがブログで7月末に紹介されました。

Updates to SharePoint self-service site creation
https://techcommunity.microsoft.com/t5/Microsoft-SharePoint-Blog/Updates-to-SharePoint-self-service-site-creation/ba-p/218971

で、8月末から順次実装されるという話で待っていたのですが、9月に入っても実装されず…と思ったら、実装された事が一目ではわからないUIになっていて、実は実装されていたことがわかりました(笑)ただ、ターゲットリリースのテナントでも実装されていないテナントもあるので、順次ですね。

早速触ってみます。

▼セルフサービスサイトコレクションはここから作成する事

SharePoint ホームの上部にある「+サイトの作成」です。ここの表示がない場合は、テナント管理者がセルフサービスサイトコレクションを作成させない設定にしているからですが。

ここから新しいサイトを作成しますと

▼右パネルが出現しこんなUIです。ここに言語設定が出てこないんで、実装されていないと思ったら…

▼なんと!サイト名に1文字入れると急に出現しました。これは気が付かない…

▼言語の選択をクリックすると、このように様々な言語を選択できます

▼日本語を選択し、サイトを作成しました

▼作成後のサイトの言語設定を見ると「日本語」になっています

ただ、わかってはいたんですよ。わかってはいたんですが…

▼言語設定を日本語にしてサイトを作成してもタイムゾーンは太平洋標準時でした

それとこれとは別なのはわかっていたけど…。タイムゾーンが大事なんですけどねぇ。なぜ大事かは以下の記事から。

SharePoint :サイトを作成したらタイムゾーンの確認を忘れずに…

で、それでは言語設定を英語にしたらどうなるか?これ結構認識違いされている方も多いと思います。(そもそもグローバル企業でもない限り、意識しないですよね。僕も今までグローバルの経験はないので。)

▼既定の言語が「英語」ですが、この画面を見てわかる通り日本語でサイトは表示されます

あくまでもサイトの既定の言語が英語なだけで、英語のUIにしたい場合は、ユーザー設定の言語を英語に変えなきゃいけません。

ただ!

▼既定の言語が「英語」で作成されたサイトで、第2言語から「日本語」を外すと

▼ユーザー設定の言語が日本語でも、このサイトのみ英語のUIになります

ってことで、結局サイト作成時にタイムゾーンの設定も一緒に…というわけにはいきませんでした。いやぁ… SharePoint 管理センター(新じゃない方)からサイトコレクションを作成する時は、

▼このようにタイムゾーンを選択できます

だったら、セルフサービスサイトコレクションにもタイムゾーンの選択設定を表示させることは可能じゃないかな?是非実装してほしいです。欲を言えば、テナント単位でもどの単位でも良いので、このタイムゾーンのデフォルト値を設定できればいいなぁ。