Microsoft Teams の利用において、割と「通知」のチューニングって大事かなと思います。大事なメッセージには通知が来てほしいし、大事でもない通知は通知来てほしくないし、集中作業をしている間は通知は気が散るのでオフにしてほしいし、でも大事な通知は早く気が付きたい。つまり要望を挙げればワガママ要望ですが大事な事です。だけど実際はうまくいかない。なので通知をうまくチューニングして自分のワガママ要望を叶えたい。 Microsoft Teams の通知って結構複雑なんですよね。機能も豊富だし各設定をどうするとどういう挙動になるのかを把握する事は厳しいです。しかしどんどん機能は増えていきます。今回もその一つ。
2025/07/01 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。
▼ Microsoft Teams: ユーザー向けのコンパクトな通知サイズ
Microsoft Teams で通知が来ると既定で画面右下に下から上に持ちあがるように表示される通知ボックスありますよね。あれをこのメッセージでは「トースト通知」と呼ぶらしいです。トーストが焼けた時に持ちあがるようだからですね。そのトースト通知ですが、今年2025年3月あたりには場所を既定の右下から変更できるアップデートがありました。
2024年4月~2025年3月の1年間の Microsoft 製品・サービスに関する様々なアウトプットやコミュニティ活動をアメリカの Microsoft 本社に認めていただき表彰してもらえる Microsoft MVP アワードを今回も無事に再受賞できました!毎年お伝えしていますが、僕一人の力はあまりにも非力です。読者の皆さんも含めて多くの方のおかげで受賞できています。ありがとうございます。
去年7年目の連続受賞の時の記事でも書きましたが、7年目は新たな一歩を踏み出しました。というのも6年目まではカテゴリーが「 M365 」と「 Business Applications 」の2カテゴリーで受賞していました。 M365 は文字通り Microsoft 365 カテゴリー。 Business Applications は僕の場合は Power Apps と Power Automate です。ただ、7年目では Business Applications は力及ばず外されてしまいました。6年目の活動もだいぶ貢献したつもりだったので正直気持ちが萎えてしまった事もありましたが、それ以外の理由の方が大きくて M365 に一本化しようと決意したのが7年目です。だから「新たな一歩」でした。
Power Apps や Power Automate は出始めた頃の黎明期から盛り上げに貢献させてもらったけど、幸い今となってはかなり盛り上がって Microsoft の中でも主力なサービス群になってきています。他にもたくさんの優秀なコミュニティリーダーやメンバーが群雄割拠している中で、僕は積極的な貢献からは静かに遠ざかりました。
というのも、やはり生成AIのビッグウェーブが大きく影響しています。僕はご存じの通り地頭が悪いというか人よりも理解力が低いので Microsoft 365 Copilot についての情報のキャッチアップが非常に大変です。でも、僕の仕事においても大事な位置を占めてきています。 Microsoft 365 だけでもヒーヒー言っていたのに M365 Copilot も入ってくると、すでにキャパオーバーすぎて Power Platform まで足を踏み入れられない状況になったからです。とはいえ Copilot Studio は M365 や M365 Copilot にも関わってくるところだし、相変わらず Power Apps や Power Autoamte も M365 と密接な関係なので、バッサリ切り落とすというよりは緩く関わらせてもらう感じです。
もちろん僕がいなくても彼はきっといつかこっちの世界に出てくる人材だったと思いますが、キッカケ作りに貢献できたことは僕自身も誇らしい事です。彼の影響は非常に大きいです。彼がアウトプット活動を開始してから1年も満たずにすでに Microsoft MVP を受賞して僕らの仲間入りしましたからね。今後も大きなインパクトを与えていくでしょう。正直、僕の体感では Microsoft MVP 受賞のメリットというか特別感は残念ながら日に日に薄れていってると感じます。以前みたいに Microsoft 主催の大型イベントで活躍させてもらう機会もほぼ失われているし、 MVP Summit の参加も特別感が薄くなってきているし、その他諸々。でも Microsoft MVP 受賞のメリットは Microsoft から恩恵をいただくところとは違った大きなメリットがあります。それは「人とのつながり」です。受賞後に色々なその筋のプロフェッショナルと知り合う事ができて、そして人と人のつながりが広がってきます。僕みたいなコミュ障気味な人間であっても。そして僕自身がハブになってコミュニティの輪を広げる事もできます。それは Microsoft MVP を受賞できなくても実現できることではありますが、僕にとってはおそらく受賞していなかったら無理でした。おそらく今となってはそれが一番の Microsoft MVP の特典かなと思っています。
当ブログではこれまであまり Microsoft 365 Copilot (以下 M365 Copilot )の情報は細かく追ってきませんでした。というのも、まだまだ需要は少ない事と、変化が目まぐるしくて僕自身も追いついていけない事と、すぐに陳腐化してしまうかもしれない情報を記録して意味があるのか?と。でも特に最後の疑問に関しては Microsoft 365 の新しい情報を理解するにおいても、結局は長い歴史を把握しているかも重要になってきて、その際に以前どうだったっけ?を調べると自分のブログに辿り着く場合も少なくはなく、なので過去がどうだったのか?も含めてログに取っておくことは大事かなと思った次第です。とはいえ、僕自身が追いついていけない点も変わらないし、そもそも Microsoft 365 の情報すら追いついていけてない点と、そもそもブログの更新が他で忙しくて滞りがちなこともあり、今後どうなるかはわかりませんが…。と最初から脱線したので本線に戻し。
■ Copilot Chat の会話履歴について
Copilot Chat の中でも Microsoft 365 Copilot Chat ( Microsoft 365 ライセンスのみで Microsoft 365 Copilot ライセンスがないユーザーのも含めて)は、ここ1年くらいで会話の履歴も色々と進化してきました。上述の通り、すでに過去の記憶が曖昧ですが、まず最初の頃は履歴すらなかった気がします。そして履歴が出るようになって、履歴のタイトルすら Copilot が要約してくれるようになったのがおそらく半年~数か月前でしょう。
SharePoint のライブラリにアップロードしたファイルに関しては昔から共同編集ができるようになっています。もはやそれは SharePoint や OneDrive for Business の大きなウリの1つですよね。更に2023年10月あたりにはようやくリスト( Microsoft Lists )の複数人の同時編集もできるようになりました。
という事で Microsoft としては Microsoft 365 アプリが Microsoft 365 Copilot アプリに名称変更する意図も、新しいUIになって Microsoft 365 にサインインすると最初に Copilot Chat が表示される意図も、ドンドンとユーザーに Copilot を使っていただきたいというゴリ推し状態になっています。
今回は僕が観測する限りだと Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターにアナウンスがなかったと思いますが、その Copilot Chat に小さいけどおそらく大きな一歩であるアップデートに気が付いたので共有します。
▼現在の Copilot Chat
これは Microsoft 365 Copilot ライセンスのないユーザーの Copilot Chat です。なのでWebグラウンディングしかできない方ですが、安心安全に生成AIのチャットが利用できます。この中におそらく6月20日前後あたりに追加された機能があります。
Microsoft Teams みたいな利用者が世界中に星の数ほどいる製品の場合、ユーザーのフィードバックが非常に多いです。そしてフィードバックを元に変更すると「余計使いにくくなった」的な別のフィードバックが押し寄せて…メーカーからすると「どうすればイイんだよ!」みたいな状態ありますよね。
Microsoft Teams の場合、チームを作成すると必ず最初に1つのチャネルを作成しなければいけなく、過去はそれが「一般」という名前(英語では General )で固定で作成されていたんですよね。ユーザーからするとそれがわかりにくい名前だったりそもそも一般チャネルが邪魔だという意見が多かったようです。そこで去年2024年8月頃に一般チャネルのチャネル名が変更できるようになりました。