
人によってこだわるポイントって違うので「え?アレは適当なのにコレはこだわるの?」みたいな場面ってよくあると思います。本件に関しても僕の周囲でも関心事としては薄い中、なんだか僕は一度気になったのでずっと気になっちゃっています。人は人、自分は自分、それで良いですよね!
という事で Microsoft 365 Copilot に Anthropic モデルが安心安全な状態で有効化される件について、これまで2つの記事でお送りしてきました。
Microsoft 365 Copilot :Anthropic モデルの有効化についてモヤモヤばかり残る考察(2026/01/14版)
だいぶモヤモヤが解消してきている中、僕が観測する限りまた動きがあったので備忘録的に記録を残しておきます。
■「Microsoft サブプロセッサーとして動作する AI プロバイダー」という設定項目の謎
これは1月14日の記事からずっとモヤモヤしていた事だけど、 2026/01/07 から Anthropic モデルが既定で利用可能になるというメッセージがあったにも関わらず、「Microsoft サブプロセッサーとして動作する AI プロバイダー」という設定項目には管理者に有効/無効を選択させるようになっています。
▼「Microsoft サブプロセッサーとして動作する AI プロバイダー」

これはテナント管理者が Microsoft 365 管理センターの左ナビの「 Copilot 」→「 設定 」をクリックし、上部の「データ アクセス」タブ内に存在する設定項目です。
既定で利用可能になるって言っていたのにこのような選択項目があるって事は、テナント管理者が「有効」に設定しないと使えないの?ってなるじゃないですか。でも、実際はこの設定を未選択にしている状態でも Anthropic モデルは利用できているようです。今はまだリサーチツールエージェントの Claude の利用ができない状態が続いているので、確認できる手段は Excel のエージェントモードで Claude Opus 4.5 を利用してみるとわかります。使えるんです。
▼ Excel のエージェントモードのモードセレクター

じゃ、「Microsoft サブプロセッサーとして動作する AI プロバイダー」の設定項目の意味って何?ってずっと思っていたんですよね。これがモヤモヤの原因です。
しかし今日なんだかわかった気がします(気がするだけですよ)。それは Microsoft 365 管理センターのヘルプから参照した文章です。
▼ヘルプのサポート記事

ここをよく読むと「なお、EU、EFTA、英国の地域ではデフォルトでオフになっているため、手動でオンにする必要があります。」という事です。あっ!って思いました。つまり地域によって例外的に既定でオフの地域もあるんで、オフの地域のテナントでオンにしたければ有効にすれば良いし、既定でオンの地域でも使わせたくないテナントは無効にすれば良いという事かなと。だから地域で既定がオフのところはこの設定関係なくオフだし、地域で既定がオンのところはこの設定関係なくオンという事。だから僕の環境では日本は既定でオンの地域だから「既定で有効」という記載があるんじゃないかと。

ただ、これもAIが生成したコンテンツなのでソースを探ります。「詳しくはこちら」のリンクをクリックすると、
Microsoft Online Services のサブプロセッサとしての Anthropic
https://learn.microsoft.com/ja-jp/copilot/microsoft-365/connect-to-ai-subprocessor
あれ?ココはもう何度も開いたページでした…。よく読むと、おそらくこの部分がソレに該当するかと思います。
▼肝心の部分を抜粋引用

オフになってるリージョンの場合はオンにできるのがこの設定項目ですよ、という意味であれば、やはりこの設定項目は既定でオンになっているリージョンの場合は何も選択せずとも既定で有効化されていてユーザーが利用できるんだろうなと。
全て僕の頭の中の理解なので、もしテナント管理者の方が不安に思う場合は Microsoft サポートに問い合わせましょう。たぶん合ってると思います。現にここを何も設定していなくても Claude を利用できているので。
あぁ、なんだかだいぶスッキリしました。
■以前までの設定項目が消えた?
Microsoft 365 Copilot 内で Anthropic モデルが利用できるようにするには、 Microsoft 365 管理センター内では大きく2つの設定項目がありました。
▼2026/01/14 時点のスクリーンショット

従来の「他の大規模言語モデル向け AI プロバイダー」という設定項目はその後非推奨となっています。そして新しく追加された「Microsoft サブプロセッサーとして動作する AI プロバイダー」という設定項目。
それが、僕が気が付いたのは一昨日だったかな?非推奨になった従来の方の設定項目が消えていました。
▼2026/01/23 現在のスクリーンショット

消えていますよね。これまで色々な Microsoft の公式アナウンスやドキュメントを読んだ限りだと「非推奨」「サポートされなくなる」という言葉は見かけたけど、旧設定はリタイヤするとか削除されるような言葉は見かけなかったと思うんだけど、僕が知らなかっただけなのか。しかも、僕が Microsoft 365 管理センターにアクセスできるテナントは3つしかないんだけど、そのうちの1つにはこの従来の設定項目が消えずに残っているんですよね。よくわからないっす。
さて、気になるのが、上で紹介した過去記事の2026/01/14時点で新しく追加された設定項目で有効化をした後に、念のため従来の設定が非推奨になったから僕は無効化しておいたんですよ。そうしたらリサーチツールエージェントの「 Claude を試す」ボタンが消えてしまったんです。後々調べたら1月末までサブプロセッサとしてリサーチツールエージェントで Anthropic モデルを利用できない可能性があるというメッセージがありました。従来の設定はサブプロセッサとして利用する方法ではなかったのでその場合はリサーチツールエージェントで Claude を利用できていたというわけです。じゃ、今その非推奨の従来の設定項目が消えたわけで、それは消える前に設定していた状態を内部的に保持した上でUI上から項目が消えただけなのか?それとも消えたと同時に従来の利用手段自体も無効にした上で消えたのか?という疑問がわいてきます。これに関しては僕が確認する限りは従来の設定を無効にしていない状態で数日前までリサーチツールで「 Claude を試す」ボタンが表示されていたユーザーが、昨日今日確認すると消えているという情報を得ているので、おそらく設定自体も無効になった上で非表示になっているんじゃないかと思います。こちらもおそらくです。
という事で、結局は現時点では Excel のエージェントモードに Claude Opus 4.5 が選択できて利用できるか?で Anthropic モデルが有効になっているかを判断し、予定では今月末にはリサーチツールエージェントでも「 Claude を試す」ボタンが復活すると思うので、そこらへんでも有効になっているかを確認できますね。フロンティアプログラム参加ユーザーであれば、 PowerPoint / Excel / Word エージェントを利用できるか?でも確認できますね。日本なら既定で有効になっている上にエンタープライズデータ保護が適用されているので、あえて無効にする事はあまりないのかなと思います。わかりませんが。逆にEUやイギリスなど既定でオフの地域の場合は、それでも利用するとしたら設定で有効にする必要があるでしょう。
ということで、さすがにこのネタで記事を書くのはもう最後かな?1か月後くらいには「そんな事気にしていたなぁ」と懐かしむような内容ですね。たぶん。