OneDrive for Business / SharePoint :PDFファイルビューアーが色々便利になっている

当ブログを購読されている読者さんなら12月に入って違和感を覚えているのでは?と思います。この1年くらい更新頻度が激減していたのに、12月に入ってから毎日更新していますからね。理由は今月の下旬あたりに話そうと思いますが、とりあえず12月は更新頻度高めでがんばって記事を書きます。


もうね、 Microsoft 365 の情報を追いかけるだけでも大変なのに Microsoft 365 Copilot の情報の洪水も常に押し寄せてくるので大変ですよね。ウッカリしていると色々と変わっています。今回はふと Microsoft 365 の中でPDFファイルを開いた時のメニューがだいぶ機能追加されていたので確認していきたいと思います。もう M365 管理センターのメッセージセンターで「PDF」で検索しても出てこないので、削除されてしまったのか?もしくはアナウンスもなくアップデートされているのかのどちらかでしょう。

で、過去記事で SharePoint や OneDrive for Business (以下 ODfB )のPDFファイルビューアーに触れたのは、今年2025年5月末でした。

OneDrive for Business / SharePoint : PDFの注釈機能のツールのレイアウト変更

この時のツールバーと比較しながら、この半年でどう進化したかを確認していきます。

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Microsoft 365 :モバイルアプリもアイコンが新しくなりました(あれ?)

先日、 Microsoft 365 アプリのアイコンが新しくなる記事を書きました。

Microsoft 365 :アイコンが新しくなりました

PCの方ではアイコンが新しくなりはじめたけど、モバイルアプリの方もアイコンが新しくなっています。僕は Android デバイスは持っていないので iPhone と iPad のみですが、ちょっと多くの人が戸惑うんじゃないか?というところも発見しました。

▼ iPhone のホーム画面のアイコン

現時点では Word / Excel / PowerPoint / OneNote / OneDrive の5つのアプリのアイコンが変わっています。さて、戸惑う部分というか違和感ありますよね。

ここでPCの方で表示が変わった新しいアイコンを同じく並べてみます。

▼ PC の方で変更されたアイコン

OneDrive は置いといて、その他のアイコンにはアルファベットがあるのに、モバイルアプリのアイコンには何故かアルファベットがないんです。変更前はあったんですけどね。

これでSNSではすでに賛否両論というよりほぼ「否」で盛り上がっています。まぁそうですよね。そんな案内は事前になかったし(僕が見つけられていないだけ?)、あえて消す理由はなんだろう?という疑問が出てきます。

▼特にここらへん

形はほぼ一緒だし、右2つに限っては色味も似てる。僕は色弱なので気持ちわかりますが、識別を色に頼るようなのは厳しいです。アクセシビリティの観点は Microsoft もしっかり配慮する企業だと思っていましたが、これはどういう事なんでしょうね。

ただ、SNSでは「色だけで判別させるのはどうかと思う。」という意見も散見されましたが、それに関しては僕はちょっと違う考えです。

これは一つの仮説ですが、

▼これでは識別が難しい

▼これならどうですか?

Android は知りませんが、 iOS ではホーム画面のアイコンには下にアプリ名が表示されています。だからアイコンだけで識別しようとしたら厳しくても、アプリ名が必ず併記されているなら識別はできます。色だけで判別させているわけではないです。

だからシンプルにアルファベットは外したのかな?と。いや、だからってわざわざ外す必要もないとは思うので、この仮説が正しいかは怪しいし、僕もアルファベットは必要だと思っている派です。それは単純に利用するデバイスでアイコンが変わっている状態が良くないのでは?という意味も。全部統一させた方が良いハズなんです。だからこそアルファベットをわざわざ外す意図を知りたいですね。

僕に限っては OneNote に関しては過去からアルファベットがあるが故に混乱の元でした。

▼ OneNote のアイコンの変遷( Microsoft のWebページより抜粋引用)

OneNote なのに「N」だからです。つい「O」で探して見つかりにくい事がちょいちょいあります。「O」に関しては Outlook パイセンがいるから仕方ないんでしょうけどね。でも「N」だから長年使っていても探しづらくなっているという事は、やはり僕は Microsoft 365 アプリ群のアイコンを識別するのにパッと見は無意識にアルファベットで識別しているという事でもあるので、なおさらアルファベットは表示されていてほしいです。


という事で、今後フィードバックを受けてアルファベットが追加されるかどうかはわかりませんが、まずは現時点でこのようにアイコンが変わっており、おそらく多くのユーザーはアプリは自動アップデートの設定にしてあるので、ふと気が付いたらアイコンが変わって混乱する事もあるでしょう。場合によっては社内でアナウンスしておくと良いかもしれないですね。

Microsoft 365 : M365 のライセンスだけでも Copilot Chat でも GPT-5 が使える

すでに3週間くらい経ってしまっていますが…2025/08/07に OpenAI から ChatGPT の新しいAIモデルである GPT-5 の発表がありました。そしてその数時間後には Microsoft が Copilot Chat でも GPT-5 が使えるというアナウンスを出しました。僕が知ったのは Microsoft 公式や中の人のSNSやブログでしたが、少し遅れて Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターでも、以下のメッセージが公開されていました。

▼ OpenAI の最新の生成 AI システムである GPT-5 が Microsoft 365 Copilot で利用可能になりました

これまでは ChatGPT の最新モデルが出てから結構遅れて Copilot でも使えるようになっていたのに、このスピード感はビックリしました。寝ている間に GPT-5 の発表があり、起きると Copilot でも使えるよというアナウンスを発見し、開いてみると…

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Microsoft の Copilot ゴリ推しは Microsoft 365 ユーザーに受け入れられるのか?

当ブログではあまりコラムっぽい記事は書きませんが、最近非常に興味深い海外の Microsoft MVP の中でも SharePoint 界隈では重鎮みたいな人が以下のブログを書いていたので紹介し、僕も取り留めのない事をツラツラと書いていきます。

Dear Microsoft: Stop It with Copilot, Already | Marc D Anderson’s Blog
https://sympmarc.com/2025/06/16/dear-microsoft-stop-it-with-copilot-already/

匿名SNSでは数年に1回くらいは「キミたち Microsoft MVP は Microsoft の犬」的な心無い言い方をされる事があります。そういう人もいるかもしれないけど、ほとんどの人はそうじゃないと僕は思っています。皆さんも何か一つくらい「推し」があるんじゃないかと思います。野球やサッカーのチーム?格闘技の選手?好きな自動車メーカー?アイドルや芸能人?足しげく通う飲食店?好きな果物?などなど。それ全て100%良いわけじゃないですよね。中には「こうなってほしい」という想いもあると思います。それら良い部分も悪い部分も期待する部分も含めて推しているんじゃないかと。僕らも同じです。ファンである Microsoft が言ってるから全肯定しているわけじゃないです。当ブログの購読者ならわかると思いますが、僕もなるべく Microsoft 365 の新機能には理解しようと歩み寄るけど、よくわからないものはよくわからないって言うし、イマイチだと思うところはイマイチって言っています。このマークさんは Microsoft MVP 受賞歴14年目という僕にとっても大先輩な人だし、英語圏では結構有名な人です。年に1回開催される Microsoft MVP Summit でも見かけるけど、いつも人だかりができているくらいです(僕は英語を話せないので遠くから見ているだけですが)。そういう人が書いたブログ記事が上にリンクを貼った先です。

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Microsoft 365 アプリが Microsoft 365 Copilot アプリに変わった

数日前に「近日公開予定…」の謎メッセージについての記事を書きました。

Microsoft 365 ホームに突如表示された「近日公開予定!…」のメッセージ

これは目的として Microsoft 365 Copilot Chat を使ってもらうべく色々な施策が走っていますが、それの1つとして名称変更があり、やはり「 Copilot 」を示唆する名前にしたかったんでしょうね。

Microsoft 365 Copilot Chat の認知度向上祭?( Microsoft 365 ライセンスのみのユーザーでも利用可のヤツ)

という事で、 Microsoft 365 というアプリが Microsoft 365 Copilot というアプリに変わるという事でしたが、僕の環境にも変更されはじめてきたので、ちょっと色々と変化を観察してみたいと思います。

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Microsoft 365 :Copilot がアプリ一覧に表示された&ピン留めと併用すると良いかも

先日の Microsoft 365 Copilot Wave2 あたりだと思いますが、 Microsoft 365 Copilot (旧 Copilot for Microsoft 365 ) が追加されていない Microsoft 365 ユーザーが、商用データ保護版 Copilot へのアクセスが少し楽になるようになりました。なったと思います。なったんじゃないかと思います。

これまで Microsoft 365 Copilot のライセンスがあるユーザーの場合、 Microsoft 365 ホームなどに表示される左側のアプリバー内に Copilot ボタンが勝手に追加されて表示されています。

▼ Microsoft 365 Copilot ユーザーのアプリバー内

ここからパッと Copilot のビジネスチャットにアクセスできてラクです。

一方、 Microsoft 365 Copilot のライセンスがない Microsoft 365 ユーザーであっても、商用データ保護版 Copilot は利用でき(一部ライセンスでは利用できないけど)、 Microsoft 365 内のデータは利用できずとも一般的な生成AIの利用が商用データ保護された状態で安心して業務利用できますが、イマイチ利用できるまでの導線がわかりづらかったです。

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Microsoft 365 :「マイコンテンツ」が「 OneDrive 」に変わった

対象指定リリース環境では2・3か月前くらいから変更開始されていましたが、標準リリース環境でもようやく変更が確認されました。 Microsoft 365 ホームを開くと、このような画面になります。

▼マイコンテンツから OneDrive に切り替わった際の Microsoft 365 ホーム

まず吹き出しで目立ちますね。そして上部にも「 OneDrive でファイルを管理できるようになりました。」という説明書きが。いやいや、今までだって OneDrive for Business (以下 ODfB )で個人のファイル管理していたけどね。

という事でそもそもマイコンテンツを使っていた人がどれだけいたのか?は疑問ですが、変わったという話です。

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Microsoft 365 :サイドのアプリバーのデザインが変わった

それよりも日本時間の昨日の深夜に開催された Microsoft のオンラインイベントの Microsoft 365 Copilot Wave 2 の内容と同時に色々と利用できるようになった各種の Copilot 絡みの機能が気になって仕方ないです。仕事が忙しくてなかなか手が付けられなかったけど、今日は少し時間が取れそう。そもそも Microsoft Copilot for Microsoft 365 という名称がシレっと Microsoft 365 Copilot に戻っているという点において、また資料などの修正が必要なのかぁ…とウンザリ気味です。そういえば当ブログではあまり Copilot ネタを取り上げていませんね。正直もう情報追うだけでも大変だし、まだまだライセンスが世にそこまで出回っていない事もあるので、なんとなく Microsoft 365 の情報を優先しがちです。あ、余談でした。


数日前に Microsoft 365 ホームを開いたら即違和感を覚えました。

▼ Microsoft 365 ホーム

違和感の正体は左のアプリバーです。急にデザインが変わりましたね。特に何も事前にアナウンスはなかったと思うんですよね。しかも標準リリースの環境でほぼ一気に変わったような感じで、僕の持っているアカウントで確認したけど全部変更されていました。

という事でちょっとしたデザイン変更ではありますがちょっと触って感じてみた事を書いておきます。

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Microsoft Clipchamp :アプリが Microsoft 365 の職場や学校のアカウントでもサインインできるようになった(現在問題あり)

Clipchamp が商用ライセンスの Microsoft 365 に加わったのが去年2023年の9月。

Microsoft Clipchamp がついに Microsoft 365 に登場!

これは非常にうれしかったけど、ブラウザーでしか利用できなかったんですよね。この時はすでに Windows 11 に標準搭載されている Clipchamp アプリがあったけど、商用ライセンスの Microsoft 365 アカウントではサインインできなかったんです。なんとなく動画編集はブラウザーじゃなくてアプリで利用したい。ただ、 Clipchamp アプリでも利用できるようになるというロードマップはあったので待機していました。

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Microsoft 365 :アプリ起動ツールが変わった

機能展開されたら即ブログネタにしたい当ブログなのに、SNSでは多数展開された事が報告されているのに、運悪く僕の環境ではなかなか展開されない事も少なくないので、そういう時はいつも悶々としていますが、これもその一つ。

そもそも「アプリ起動ツール」という名前があまり知られていないのでわからない人もいるかと思いますが、ブラウザーで利用する Microsoft 365 の様々なアプリやページの左上に3×3の9個の点のアイコンありますよね。一般的にはワッフルメニューなんて呼ばれているあのアイコン。

▼アプリ起動ツールを開くアイコン

▼マウスカーソルを当てると「アプリ起動ツール」と表示されます

ここをクリックした事がない方、使っていない方も少なくはないんじゃないかと思いますが、ブラウザーで利用する Microsoft 365 の様々なアプリのほぼ全てに存在して、ここから別のアプリへ行き来したりする、いわゆるグローバルナビゲーション的な役割なので、何か迷子になった際にドラクエ的にルーラ、ファイナルファンタジー的に…あ、やったことないからわからないや。とにかく迷子救済機能みたいなものかなと思っています。

2024/02/23 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼Web アプリ用の新しい Microsoft 365 アプリ起動ツール

このアップデートの主旨はキーワードとして「最新の外観」「アプリ検索」「一貫性」「クイック作成のオプション」「スイート全体のアプローチ」が挙げられています。その他に2点ほど具体的に挙げられていたので、それも含めて、このキーワード別に確認していきます。

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