SharePoint :フレキシブルセクションが登場(日本語では「柔軟」…)

ゴメンナサイ!なんか最近色々とモチベーションが低下してしまってブログ更新が3月4月と2カ月連続で更新頻度最低の月4記事でした。GW終わって今日からはゆっくりと浮上していきたいと思います。という事で、少し古いアップデートネタも出てくると思いますがご容赦ください。


今回はロードマップ上では2025年4月下旬までに標準リリースにも展開完了しているアップデートです。

SharePoint のページやニュースで、セクションという大枠の中にWebパーツを追加していくわけですが、そのセクションに新たな仲間が増えました。「フレキシブル」という名前の通りデザインの自由度がかなり高くなります。が故に気を付けなければいけない点も増えてきますね。

2025/01/07 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼(更新済み)SharePoint ページの柔軟なセクション

あ、全くの余談ですが1か月前くらいから Windows のフォントが変わりましたね。僕は割と受け入れています。また、多くの人は元に戻したりしないと思うので、多くの人の環境と同じ環境で変えずにいます。あ、話を戻します。

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Microsoft Teams :アクティビティにタグメンションのフィルターが追加された

Microsoft Teams のチームの機能で「タグ」使っていますか?割と使っている人が多い印象ですが、実は僕は理由があってほとんど使っていません。その理由はメンテナンスがしきれないからです。という事で本記事を終わりに…しませんが、タグ機能自体は2020年2月あたりから展開されていました。

Microsoft Teams :「タグ」機能が展開されたぞ!!( Tag )

タグでチームメンバーを分類する事でタグでメンションができるので、例えばチームメンバーの中から営業職の人のみにメンションをしたかった場合、以前は営業職メンバー全員にメンションを付けなければいけなくて、それが人数が多いほど大変でした。それがタグにメンバーをあらかじめ追加して例えば「営業職」というタグを作ったとして、そのタグでメンションが使えるのでメンションの手間が大幅に楽になるんですよね。

さて、それとはまた別でアクティビティフィードにはフィルターがあります。「未読」「@メンション」でフィルターをかけることで、より自分にとって大事なアクティビティを見つけることができるでしょう。

これは2022年11月あたりに「未読トグル」という形で未読のフィルターのみ利用できるようになりました。

Microsoft Teams :アクティビティのフィードの未読トグル

さらにそこからトグルではなくボタン形式になって「@メンション」のフィルターも追加されたのが、2024年6月なのでもうすぐ1年経つくらいですね。

Microsoft Teams :アクティビティフィードのフィルターの変更

そして今回、更にそこに「タグメンション」がフィルターとして追加されたという歴史です。

2025/01/07 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

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Microsoft Teams :チャネルの特定スレッド内を検索+α

Microsoft 365 内では自分で検索する代わりに Copilot に助けてもらうような事もできるようになりましたが、まだまだ職場で Microsoft 365 Copilot ライセンスを追加してもらっている人も全体から考えるとほんのわずかでしょうし、仮に社内コンテンツを Copilot に探してもらおうとしてもなかなか思うような回答を得られない場合もあるでしょう。なのでまだまだ「検索」って使われますよね。今回はそんな検索のアップデートの話です。

2025/02/11付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼Microsoft Teams: チャネル投稿の新しい検索機能

「新しい検索機能」だなんてタイトルだと凄く期待しちゃうんですけどね。中身を良く読んだら3点のアップデートでした。1つ目は本記事のタイトルの通り特定スレッド内に絞った検索ができるようになった事。2つ目は検索結果に検索キーワードと合致する部分がハイライトされるようになった事。3つ目は1つ目のスレッド内検索がポップアウト表示されたウィンドウ内でもできますよという事。

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Microsoft Teams :チャネルでもメンバー以外のユーザーの連絡先情報を共有

※当ブログもようやく通常営業に戻ります。1か月分くらいブランクを空けてしまったので、新しいアップデートと言うには多少古めの情報も混ざります。


去年2024年1月に以下の記事を公開しています。

Microsoft Teams :チャットメンバー以外のユーザーの連絡先情報を共有

グループチャットなどのチャットの方で、チャットメンバー以外のユーザーの連絡先情報をメンバーに共有できる機能です。これはどういう利用シーンがあるのか?というと、例えばチャット内で「〇〇って誰が詳しいですか?」みたいな質問が来た時。チャットメンバー内に該当者がいれば「私です!」って名乗れば良いけど、チャットメンバー以外の人の場合もあると思います。そういう時に、単にテキスト入力で「Aさんです」って回答しても、もしかしたら同姓同名がいるかもしれないし、質問した人がそのAさんがどの部署に属していて電話番号やメールアドレスが知りたい場合などは、別途調べなきゃいけなかったりしますよね。そういう時に連絡先情報として共有する事で同姓同名違いというトラブルも避けられる可能性が高くなるし、連絡先情報で共有するとその名前表示からプロファイルカードが開かれるので、そこにメールアドレスや直近の予定など様々な情報が表示されるし、そこからその人と個人チャットを開始するボタンまであります。僕個人的にはそんな毎日使う機能じゃないけど、たまに使う時に便利さを実感します。

しかし上の記事の通り、これはチャットでしか利用できなかったんです。つまり、チームのチャネル内で同様の利用シーンがあった場合は、連絡先情報の共有はできなかったわけです。

それが先月2025年3月あたりにチャネルでも利用できるようになりました。

2025/03/19 付けで、Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼Microsoft Teams: Microsoft Teams チャネルのユーザーの連絡先情報を共有する

という事で実際に確認してみます。

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Microsoft Teams :ついに音声認識・顔認識の機能が既定で利用可能になった(自分以外の声も消してくれる)

どうも、明日が誕生日のどうも僕です。もう49歳になります。50歳まであと一歩。ゴリゴリのオッサンです。このブログは何歳まで続けるんでしょうね。


ついに来ました!待望だった人も多いハズです。音声認識と顔認識。

これがどういう機能かというと、音声プロファイルを設定すれば、 Teams Rooms などインテリジェントスピーカーを利用すると、会議室に複数人で会議をしてもトランスクリプトで自分を識別してくれます。顔プロファイルを設定すれば、同じく Teams Rooms では顔を自動的に認識して名前を表示したり参加者リストに名前が追加されたりします。

これだけ聞くと「ウチ Teams Rooms ないから関係ないじゃん!」って思いそうですが、実は音声認識に関しては確実にうれしい事があるんです。

音声プロファイルを設定すると音声分離機能も使えるようになり、これは自分の音声が識別されるので、ノイズ以外にも自分以外の音声も抑制してくれるんです。つまり、今まで多くの困りごととして、オフィスのオープンスペースで会議に参加している人が話をしていると、周囲の人の声まで拾ってしまい聞く方が集中して聞き取れない問題が解消されるんです。特に顧客やパートナーなど社外の人とオンライン会議をしている時に、オフィスの周囲の人の声が相手に聞こえてしまってはマズイ場合もありますよね。そういう声も全て抑制されるんです。これはもう使わないわけないですよね。

それが、今まで設定したくてもできなかった機能でした。

▼「設定」の「認識」を開いても設定できませんでした

これは去年2024年に管理者が PowerShell で有効化しないと設定・利用できない機能だったんです。なので対応している会社であれば去年から利用できていたと思います。しかしロードマップ上ではそのうち既定で有効になるアナウンスがあり楽しみにしていたのですが、延期を繰り返し…そしてようやく展開され始めています。

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Microsoft Teams :通知の場所を右下から変更できる

これはうれしい人も多いんじゃないかと思います。例えば Microsoft Teams でオンライン会議に参加してる時に、会議チャットにメッセージを書き込んでいる最中に通知が来て通知ボックスが邪魔に思う事ありませんか?

▼メッセージ書いてる最中に通知ボックスが…

など、この画面右下に表示される通知ボックスが邪魔に思う時があるかと思います。この通知ボックスの場所を変更できるようになりました。

2024/12/06 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼ Microsoft Teams: 通知の場所をカスタマイズする

展開スケジュールを読む限りは一般提供も2月中旬で完了予定なんですけど、僕が確認していた限りは標準リリースのユーザーは最近まで展開されていませんでした。でも、今確認したところ使えるようになっていたので試してみます。

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Microsoft Teams :チャネルのメッセージもスケジュール送信ができるようになった

僕の肌感としては Microsoft Teams では、メッセージ関連の新機能はチームよりもチャットの方が先に実装され、遅れてチームの方にも実装されるように思います。今回もその1つですね。

2022年12月に Microsoft Teams のチャットのメッセージにスケジュール送信の機能が展開されました。

Microsoft Teams :チャットのメッセージをスケジュール送信できるようになった

このように今まではチャットのメッセージのみスケジュール送信機能が利用できていました。あれから2年…。

2024/12/10 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼ Microsoft Teams: チャネル メッセージのスケジュール設定

2年経ってようやくチャネルの方でも使えるようになりました。一般提供の展開スケジュールとしてはもう提供完了しているハズですが、僕の一部の環境ではまだ展開されていない事を確認しています。

では展開されているユーザーで試してみます。

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Microsoft Teams :チャットやチャネルのメッセージ内の添付ファイルがプレビューできる(まずはPDFから)

[ 2025/05/08 現在 ]
このアップデートは 2025/03/20 のアナウンスで機能展開を延期し、展開されている環境からもロールバックされています。


Microsoft Teams のチャットやチャネルのメッセージにファイルを添付する事は、多くの人が仕事で1日1回は最低でも行う行為かと思います。以前はファイルの種類のアイコンなどが表示されたリンクが生成されるくらいでしたが、去年2024年7月あたりにプレビュー画像が表示されるようになりました。

Microsoft Teams :メッセージの添付ファイルにプレビューが表示されるようになった

この記事内でも書いているけど、たしかにファイル名だけでは内容が類推できない場合でも1ページ目のプレビュー画像が表示される事により、中身を開かずとも内容を類推しやすくはなったけど、 PowerPoint なら表紙だけ見えてもだいたいファイル名と表紙のタイトルは同じ事が多いのでそんなに意味があるように思えないし、 Excel なら細かいシートがプレビュー画像で表示されても内容を類推しづらいので、実際はそんなにうれしいのかな?なんて思いました。

ただ、今回はその次のステップのアップデートかと思いますが、こっちはうれしいアップデートです。

2024/11/15 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

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SharePoint :「スペース」「マイフィード」リタイヤ情報

僕は過去に何度か書いていますが、当ブログのポリシーの1つとして基本的には自分の環境に展開された機能を実際に触って試してそれを紹介する事にしていて、 Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターにアナウンスされた時点の情報はまだ未確定な情報も少なくはない事から、その時点では紹介しないようにしています。ただ、リタイヤ情報だけは別で、書きたいと思ったら極たまに書いています。今回もその情報です。


僕の Microsoft 製品の関りは SharePoint からスタートしていて、かれこれ2008年から17年ほど無駄に関わっています。その中では、僕自身はたいして成長していませんが、 SharePoint に関してはそもそもの存在意義?立ち位置?も含めて色々な変遷がありました。今回のリタイヤも時代や技術の大きな転換の息吹を感じる情報でした。

※リタイヤのタイムラインは遅延される事も多いので、リタイヤの日付はあくまでも現時点での情報です。

■ SharePoint スペース の廃止

まずは SharePoint の中で MR( Mixed Reality ) 、没入型の 3D コンテンツを作成できる「スペース」の廃止がアナウンスされました。今年2025/03/10~2025/08/11までに廃止されるようです。

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SharePoint :「編集カード」Webパーツが追加された

なんか SharePoint に新しくWebパーツが追加されるのって久しぶりな気がします。

2025/01/07 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼ Microsoft SharePoint: Pages と News 用の新しい “エディトリアル カード” Web パーツ

英語では ”Editorial card” web part ですが、日本語だと「編集カード」という表記でした。

このWebパーツは、どこかを更新するとWebパーツ内の情報も更新されるような動的な処理をされるWebパーツではなく、テキストWebパーツなど、編集者が自分で情報を入力したりデザインしたりする系のWebパーツです。メッセージセンターのメッセージの概要や冒頭を読んでもイマイチわかりづらいというか抽象的な表現の文章でしたが、つまり「オシャレなビジュアルでインパクトを出すようなカード形式のコンテンツを簡単に作れますよ」的なWebパーツらしいです。そして下の方のサンプルではシャレオツな感じの例が紹介されていますね。

こちらメッセージセンターのメッセージ内には展開時期は一般提供は2月中旬~2月下旬と記載されていますが、すでに僕が持っている標準リリースのユーザーにも展開されているので、実際に触ってみます。

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