Microsoft Lists :モバイルアプリ(iOS)でバーコードやQRコードで検索できるようになった

Microsoft Lists にモバイルアプリが登場したのが本ブログで遡ると今年の1月でした。意外とまだ若かった。

Microsoft Lists :iOS モバイルアプリ 登場!(PCよりも便利な機能も)

で、この記事内でも書いてる「PCよりも便利な機能」っていうのがバーコードやQRコードが読めるという点でした。いやいや、登場した時にすでに機能があるなら今回ワザワザ何を記事にするの?って思うけど、今回はちょっと違うけど組み合わせると凄いんです。

気が付いたのは iPhone の Microsoft Lists のアップデート内容です。ちなみに僕はアプリは自動アップデートせずに毎日最低朝と夜にアップデート内容を確認して手動でアップデートをしています。その方がこのようにアップデート内容に気が付くので。ただ、 iOS の場合は、アップデートされてアップデート内容に書かれている事を確認するけど、だいたい反映されていない事が多いです。どういうタイミングなんでしょうね?忘れた頃にアプリを更にアップデートしていないのにいつの間に機能が実装されているんですよね。よくわかりません。

それは置いといて、今回「バージョン 1.48.0」のタイミングかはわからないけど、アップデートした後に確認したら便利な機能が実装されていました。

▼バージョン 1.48.0 の内容

英語ニガテマンだけどこのくらいはわかりそう!まず1つ目はビューで列のリサイズができるという事。便利ですね。次にQRコードやバーコードをスキャンしてそれで… search …検索できる?自信がないので機械翻訳にかけてみました。

英語原文
Now, you can resize columns when viewing lists. Scanning a QR code or barcode to search within lists is alsossupported. In addition, this update contains bug fixes and stability improvements.

機械翻訳の日本語
リストの表示時に列のサイズを変更できるようになりました。QRコードやバーコードをスキャンしてリスト内を検索する機能もサポートされています。また、このアップデートには、バグ修正と安定性の向上が含まれています。

やはりそうだ!QRコードやバーコードでスキャンした結果でリスト内を検索できるとの事。これは元々あったアイテム投稿時の列の値を追加する際にQRコードやバーコードで読み取れる機能と合わせると素晴らしいのでは?

■試してみる

軽く業務アプリを想定しながら試してみたいと思います。イメージは備品のマスターデータを管理するアプリだと思ってください。(想定なだけでリスト自体の作りは全く想定していません。想定というより妄想?)

▼ Microsoft Lists モバイルアプリでリストを開きます

左下の「新規」をタップ

▼新規アイテム登録画面

冒頭で紹介したモバイルアプリが登場した頃はここで変なアクションがあったけど(詳細は紹介したブログにて)、今はなくなっていますね。良かった。ここから例えば「タイトル」列の下の「テキストを入力」をタップすると、

▼入力できるUIが開きます

ここで左下のQRコードっぽいアイコンをクリックします

▼カメラが起動してQRコードもしくはバーコードをスキャンします

今回はたまたま近くにあったブレーキクリーナーにバーコードがあったのでこれをスキャンします

▼しっかりとバーコードをスキャンしました

▼しっかりとタイトルに入ってます

複数行テキストにも同じバーコードをスキャンして入力できています。

このように例えば備品のマスターデータを管理するアプリで、新しい備品が追加されたら、担当者が備品に商品のバーコードがあればスキャンして、個数を入力すれば良いですよね。場合によっては写真を撮って画像列に追加してもイイですよね。

ここまでは Microsoft Lists モバイルアプリが登場した今年の1月にはすでに実装されている便利機能でした。さて、ここからが今回の便利機能です。

■今度はバーコードで検索してみる

備品の在庫が追加されたとします。マスターデータの方で備品の総数を変更するわけですが、備品の種類が非常に多い場合、探すのが大変ですよね。そういう時に、

▼リストの右上の虫眼鏡アイコンをクリックし、

▼「QRコードまたはバーコードをスキャンする」をタップします

▼追加した商品のバーコードをスキャンします

▼するとスキャン結果で検索してくれるんです

これで備品の総数を変更すれば完了。数多い備品から目的の備品を探す際に登録した備品名を忘れちゃったら探すの大変ですよね。この機能を利用すれば、追加された商品のバーコードをスキャンするだけで探せるんです。便利!


たまたま備品のマスターデータを管理するアプリを想定?妄想?してみたけど、色々と使いどころはあると思います。これまでこういうバーコードやQRコードを利用するアプリが欲しい場合は、多額のお金でスクラッチ開発してもらうか、それっぽい製品・サービスを契約するか、もしくは Power Apps で作るという手もあります。僕はノーコード・ローコードでアプリ作成ができる Power Apps も大好きなのでオススメしたいところだけど、少なくとも関数を使う必要があるので抵抗を感じる人もいるかもしれないです(関数もコードだと思う人にとってはノーコードじゃなくローコード)。しかし要件さえシンプルで満たせるのであれば、 Microsoft Lists であれば、スキャンの部分は実装せずとも標準機能なので、ガチのノーコードでアプリが作成できちゃうわけですね。もちろんこっちはこっちでデメリットもあるので本当に要件次第ですけど、是非お試しくだされ!