当ブログの購読者さんならご存じと思いますが、僕の当ブログのポリシーの一つとして「自分の環境に展開された機能を実際に試してみる」というのがあります。これは裏返すと Microsoft が出しているロードマップやアナウンスを参考に今後出るであろうアプリや機能を展開前の情報と憶測や予想を元に紹介するのはブログではなるべく避けている、という事でもあります。ロードマップやアナウンスはコロコロと変わるものだから、情報が流れる SNS で紹介したり適当な予想をしたりしています。そのように僕なりにアウトプットの手段を使い分けています。
しかし、今回の記事は今後の話です。なので番外編みたいな位置付けです。じゃなんでいつもは避けている今後の話を書こうと思ったのか?それはすでに SNS で話題になっている「今後において大事そうなアレコレ」が最近色々あるからです。機能が使えなくなる系です。これは使えなくなってから考えては遅い場合がありますからね。特に企業規模が大きくなるほど、廃止までの計画を検討して動き出さなければいけない場合もあります。なのでここ最近気になった事を今回3点ほど紹介します。で、そこは僕なのでザックリと適当に紹介するので、本記事は皆さんの「気付き」にしてもらい、気になったら皆さんが利用者であれば自分の組織のテナント管理者へ問い合わせ・相談をしてもらいたいし、自分がテナント管理者であれば Microsoft のサポートや担当営業さんなどに相談してみると良いと思います。
Microsoft Teams においてはメッセージのやり取りをしたい場合は「チャット」「チーム(のチャネルの投稿)」の2種類がありますよね。個人的にはどちらにすべきか?迷った場合はチームがイイと思っています。ただし、会社によってはチーム作成を申請承認制にしたり、チャネル作成はチーム所有者のみにするルールにしていたり、ユーザーが気軽にチームやチャネルを作らせてもらえないところもあって、そうなると結局は利用の敷居の低いグループチャットをチームと同じ用途で使い始めてしまうケースも良く聞く話です。これ先々の事を考えると本当に危険ですよね。…と、この話を続けると冒頭からかなり脱線してしまうのでこのくらいにしておいて。 だから僕個人的には基本的には Microsoft Teams でメッセージングをしたいなら「チーム」をメインにした方が良いと思ってはいますが、ただお手軽さ・気軽さはグループチャットに軍配が上がる事もありますよね。また非スレッド型なので友人や家族と普段から LINE でやりとりしている人にとってはチャットの方が親しみがあるUIだったりもします。個人的にはグループチャットの使い道としては流れても良い情報を扱う程度にして、例えばランチを一緒に良く食べるメンバーとグループチャットを作って「今日ランチ行ける人?」とか「このお店に今日は行こう!」などのやりとりで使うくらいが良いかと思っています。
と結局冒頭は大体脱線してしまうのですが、今回はそのグループチャットのアップデートについて。2022/12/06 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。
あ、その2個くらいか。でもこの2個は Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターには事前にアナウンスがなかったんですよね(僕がチェックできていなかっただけ?)。そして今回も特にメッセージセンターに事前アナウンスがなかったのに、昨日ふと触ったら結構変化があったのでビックリしました。SNSの界隈でも少しザワついていたようです。
個人的にはあまり利用が広まっていないと思っている Microsoft Whiteboard です。憶測だけど根拠としては手描きできる環境じゃない人が多いのでは?という点です。会社支給のPCはタッチパネルのディスプレイじゃない場合が多いのではないかと。ペンで書き込めるからこそのホワイトボードですよね。そういうハード的な要件が揃った後にようやく利用が徐々に広まっていくんじゃないかと思います。
しかし、物理的なホワイトボードと大きく違う点の一つが「テキスト入力もできる」という点です。物理ホワイトボードの場合は手書きができるのが良いけど、急いで書く時や字が汚い人が書いた時は後で見返した時に解読不能というデメリットもあります。しかし Microsoft Whiteboard なら環境さえ整っていれば手書きもできるけど、同時にタイピングでテキスト入力もできるという点がメリットの一つです。これも人によってだけどたくさん文字を正確に書く際には手書きよりもタイピングでのテキスト入力の方が早いし可読性という意味では軍配が上がりますよね。そういう点ではハード的に利用要件が揃っていなくてもテキスト入力で Microsoft Whiteboard を利用してみるのも時期尚早ではないと思っています。おそらく最終的にはテキスト入力はタイピングにして、例えばそれを矢印でつないだり丸で囲んだりというところでペンで手描き…というタイピングと手描きの組み合わせで最大の効果が出るのかと思います。
これ相当待望だった人が多かったらしく、検索からの流入もかなりありました。それだけリアクションの需要が相当高まったという事ですよね。だって5年前くらいの Microsoft Teams が世に出てから間もない頃、ビジネスチャットがまだまだ普及されていない頃は、「業務上のやりとりに絵文字でリアクションなんて良くない!」「上司にイイねとは何事か!」という意見多かったですよ。(未だにハートのリアクションがセクハラになるとかSNS上でたまに話題に挙がってるけど。)あの頃に比べて世の中全体で文化が変わってきた感はありますよね。
Microsoft Whiteboard には日本人に馴染みのある言い方だと「付箋」の機能があります。 Microsoft Whiteboard では(英語では?なのかな?)「メモ」です。付箋ってそもそも僕は物理的な付箋すら使った事ないです。あ、ボトルタイプのタブレットガムを買うとボトルの中に付箋みたいなガムを捨てる包み紙が入ってますよね。あれは…付箋じゃないか。というくらい付箋を使った事ないです。良く付箋にパスワードを書いてディスプレイのフチに貼るセキュリティのダメな例などに良く使われていますよね。で、付箋というと意識高い系のチーム会議でブレーンストーミングで良く使われていますよね。あれ、意識低い系の代表格である僕にとってはなんだか苦手でした。そして Microsoft Whiteboard でもメモの使用例の代表としてブレーンストーミングが挙げられがちです。
気軽にアンケートを作成・利用できる Microsoft Forms は結構利用している方も多いと思います。色々な質問方法がある中でも「選択肢」は一番使われていると思います。アンケートにテキスト入力だらけだと回答する気が失せますよね。選択肢でポチポチと選択できるからこそ回答しやすいです。そんな選択肢ですが、オプションに画像が追加できるようになっていました。そもそも「オプション」って何ぞや?って事ですが、選択肢の選択項目ですね。 Microsoft Forms では「オプション」と呼ばれています。で、僕の手元の複数環境では展開されている環境と展開されていない環境があるので、まだ展開中のようです。なので未展開の方は正座で待機という感じです。