2023/11/15 についに Microsoft Loop の一般提供が開始されましたが、皆さん使っていますか?おそらく多くの方が様子見しているんじゃないかとは思います。イマイチ使いどころがわからなかったり、 OneNote との住み分けは?と悩んでいる方は海外の方でも確認できます。あとは先駆者たちがどんどん試行錯誤して使ってみて、利用シーンがアウトプットされていくと徐々にピンと来るかもしれませんね。
さて、 Microsoft Loop の良いところの一つに Loop コンポーネントを色々な場所に貼り付けて、色々な人と色々な場所でコラボレーションできる点があると思います。2年前は Microsoft Teams のチャットからしか作成できなかった Loop コンポーネントも徐々に色々なところから作成できるようになりました。
一方で Microsoft Whiteboard はというと、今年2023年3月にホワイトボード上に Loop コンポーネントを貼り付けられるようにはなりました。
という事で上の記事の通り、 Loop コンポーネントのタスクが Microsoft Planner と同期される仕組みになったのは確認済だけど、 Microsoft Teams の「会議のメモ」としてではなくてもそのような仕様になっています。いや、そもそも Loop コンポーネントはあくまでも Microsoft Loop の機能なんですよね。 Loop コンポーネントは色々な場所に貼り付けて共同編集ができるので、 Microsoft Teams の会議のメモはその機能を利用しているというわけですよね。
Microsoft Teams の会議で参加メンバー全員が閲覧・編集できる議事録などメモを取る時、今までは「会議のメモ」が備わっていたけど実体は Wiki なのでもう廃止決定の機能です。他には OneNote を使う人も多いかと思うし、昔ながらにテキストエディタを使う人もいるのかな。 Wiki が廃止され、チームのチャネルの「 Wiki 」タブが「 Notes 」タブになって OneNote が使われるようになったから、会議のメモも OneNote になるのかな?と思いきや、 Loop コンポーネントが使われるんですよね。ここらへん、 Wiki の後継が OneNote と Loop コンポーネントに分かれる点は何か意図があるのかどうか?ちょっとわからないけど…。
2023/04/06 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。
※ Microsoft Loop とは?という話は検索すれば色々出てくるので調べてみてください。本ブログでもこれまで Loop コンポーネントについての記事はいくつか公開していますが、今後も徐々に「試してみた」をベースに紹介していきます。また、近日中に愛先生からお誘いいただいて平日夜にコミュニティイベントとして Microsoft Loop を触りながらワイガヤする会をオンラインで開催予定なので気になる方はSNSでチェックしてみてください。 【追記】開催決まったので以下からチェックしてみてください。 https://connpass.com/event/279010/
Microsoft Loop の発表があったのが2021年11月に開催された Microsoft Ignite 2021 でした。その直後に Microsoft Loop の3つの要素のうちの一番大事な要素である Loop コンポーネント(当時は「ライブ コンポーネント」と呼ばれていた)が Microsoft Teams のチャット上で利用できるようになりました。その当時では翌年(2022年)には他の要素である Loop ワークスペース と Loop ページ が使えるようになる Microsoft Loop アプリがリリースされるという予定だったと思いますが、なかなかリリースされる話を聞かず…気が付けば2023年。ようやく日本時間では 2023/03/22 の夜にパブリックプレビューで提供が開始されました。ここから一般展開されるにはまだ時間がかかるだろうから予定より1年遅れて少なくとも今年のうちには一般展開されるんじゃないかとは思います。
さて、パブリックプレビューの提供が開始されて1日も過ぎないうちにIT系Webメディアでもたくさん Microsoft Loop のパブリックプレビュー提供開始の記事が踊りました。なので皆さんも目にしたのではと思います。そして気になるから使ってみたいと思うんじゃないかと。ただし、冒頭に※で書いた通り、少なくともパブリックプレビューは既定では利用できず、管理者が有効化の設定をしないと利用できません。本記事では僕自身が実際に使えるようになるまでの設定方法を紹介します。なのでこれが正しい方法かどうかはわかりません。ご注意の上、もし試される場合は何が起きても問題のない環境でお試しください。もしくは Microsoft のドキュメントを参考にしたり Microsoft のサポートにお問い合わせください。
Microsoft Loop が発表されてから1年半弱くらいですかね。 Microsoft Ignite 2021 で発表があった直後に当時は「ライブ コンポーネント」という名前で Microsoft Teams のメッセージに追加する事ができたのが、名前を「 Loop コンポーネント」に変え、 Microsoft Teams だけじゃなく Outlook のメールからも作成できるようになりましたね。ここら辺は過去にその都度記事を書いてきましたが、なんとなく Microsoft Loop 的には進化が遅い気がします。 Loop コンポーネント以外の要素として Loop ページ や Loop ワークスペース もそのうち Microsoft Loop アプリで使えるよなんて言われてもう1年半経過して未だに使えるようになっていませんね。う~ん、 Loop コンポーネントが色々な場所に貼り付けられるようになるっていうのも今は Microsoft Teams のチャットと Outlook のメールのみ。 コンポーネントを様々な場所に貼り付けられて場所を選ばずに同時編集ができて、ゴチャついたコンポーネントを整理するのがページやワークスペースだと僕は認識してるけど、発表から1年半経過してまだまだ全然実現できていない印象です。しかもコンポーネント内で日本語入力しようとすると変な挙動になったりする事もあって、なかなか使い物にならない印象です。
という事で当ブログには珍しくネガティブな入りですが、ようやくここへきて Loop コンポーネントの利用できる幅が広がりました。それが今回紹介する Microsoft Whiteboard です。
2022/11/23 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。
さて、そんな中、 Microsoft Teams のチャットでしか利用できなかったところに、2022/04/18付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。
▼ (更新)Outlook メール プレビューのループ コンポーネント
メッセージタイトルにはプレビューという言葉がありますが、本文の展開時期の部分を読むと一般提供が7月に開始されるという事なのでよくわからない。これが展開されると Outlook のメールでも Loop コンポーネントが利用できるようになるので、 Microsoft Loop の全体像の実現に一歩近づきますね。場所を選ばずに様々なアプリ内に貼り付けられる事もウリの一つなのにこれまでは Microsoft Teams のチャットのみでしたからね。