Microsoft 365 の機能・アプリ・サービスなどの追加がある際に、ライセンス次第で使える・使えないが良く出てくるようになったけど、はたして自分は会社から何のライセンスを付与されているのか?がわからない人も多いと思います。IT部門に問い合わせなくても自分で確認できる方法があるので、それを紹介します。
▼ Microsoft 365 にサインインした状態で右上の自分のプロフィール画像をクリックし「アカウントを表示」をクリック
このスクショは Microsoft 365 ホームのスクショだけど、そうじゃなくても大抵の Microsoft 365 の画面には右上に自分のプロフィール画像が表示されてクリックするとこのようなメニューが出てくるので試してみてください。ただ、 Microsoft Teams などは違うメニューになるので、とりあえず間違いないのは Microsoft 365 ホームです。
自分に割り当てられたライセンスを把握しておくことで、 Microsoft 365 のアプリや機能、最新情報を得た時に、対象となるライセンスも記載されている場合も多いので、自分が使える・使えないの判断もできるし、使えるライセンスがあるのに使えないのは管理者が利用NGにしている可能性もあるなども気付けるのではと思います。
Microsoft 界隈では昨日から Microsoft Ignite 2023 という大きなイベントが開催されているので、それに合わせて非常に膨大な情報の洪水が押し寄せてきていますが、みなさんはいかがですか?洪水を丸呑みしていますか?絞って飲んでいますか?逃げていますか?洪水があることに気が付かなかったですか?僕はと言うと「絞って飲む」派ですが、それでも僕のダメ頭脳のキャパをはるかにオーバーしていてなかなかキャッチアップが追いつけていません。結局のところ「 Copilot 」一色ではあるのですが、とりあえず仕事もプライベートもソコソコ忙しくて本ブログの更新も滞り気味だけど、 Ignite とは関係なく細かい Microsoft 365 のアップデートも多くて記事にしきれていないので、細々と記事を書いていこうと思います。
さて、今回はまず 2023/11/10 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに公開された以下のメッセージを見つけたところからスタートします。
スケジュール調整の機能ですね。スケジュール作成者が予定の候補を出して出席者全員にアンケートを取るような機能。まぁでも僕の場合は、 Outlook や Microsoft Teams でスケジュールする際に「スケジュールアシスタント」から勝手に全員の空いてる時間に突っ込むor突っ込まれる感じなので、わざわざスケジュール調整をアンケートみたいにやる必要はないですけどね。強いて言えば、飲み会の日程を決める時くらいですかね。でも、僕の場合というか僕の環境では従業員は必ず予定をスケジューラーに登録しておく事になっているので空き時間に勝手に突っ込む文化になっているけど、場合によっては「空き時間であっても勝手に予定を突っ込むな!」という文化の企業も少なくはなさそう。そういう場合は事前に複数候補の予定を立ててスケジュール調整をしてからスケジュール作成するという面倒な手間が出てきますよね。
というわけで FindTime をそういう環境で有効に使っている方がいたらリタイヤは残念なのかな?と思いましたが、そういう環境にない僕には気が付かなかったけど、 FindTime に置き換える「 Scheduling Poll 」なるものがあるとの事。この機能は Outlook on the Web と Mac のすべてのユーザーが利用できるとの事。クラシック Outlook for Windows ユーザーも一部の人以外は使えるようですね。詳細はメッセージセンターのメッセージを確認ください。(自分の環境の更新チャネルが何かわからない人はIT部門に問い合わせると良いですね)
商用ライセンス Microsoft 365 版 Clipchamp の場合は「プレミアム」のストック素材も堂々と利用できるのか?という疑問点。ほら、昔からあるんですよ。実際にその機能使えるんだけど、実は使うとライセンス違反です!ってヤツ。ライセンスが満たしていないなら使えないUIにして欲しいけど、昔からそういうトラップがあるんです。なので僕は警戒しちゃって、とりあえず Microsoft のサポートに問い合わせをしました。
そしたら、さすが Microsoft のサポートは丁寧で迅速に回答をくれます。(サポート終了後のアンケートはしっかり回答しましょう。)回答いただけたので、それについて紹介します。
結論から言うと「利用OK」との事でした。安心です。
Clipchamp に関して言えば、例えば現在は Microsoft 365 商用ライセンス版の Clipchamp だと、エクスポート時の解像度の選択肢に 4K は表示されていません。
その名の通りプレゼンテーションなど発表の場でリアルタイムアンケートを開催する場合に非常に良いですね。元々 Microsoft Forms は教育機関向けプランから生まれた事を考えると、授業でも生徒全員に対してちょっとしたクイズを出す時に、おそらく誰しもが経験があると思うけど、挙手でそれを実施すると「少数派だと恥ずかしい」とか「間違えたら全員に知られる」などで積極的に参加しづらかったり、本来頭に浮かんだ選択肢とは別の無難な選択肢を選んでしまったりしましたよね。このプレゼンテーションであれば誰が回答したかはその場ではわからないし、匿名のアンケートにすれば先生でもわからない。より生徒の素直な回答を知る事ができるし、それを受講生全員その場で共有できますよね。で、これは学校の授業じゃなくても仕事での会議などでも同じかと思います。その場で挙手を実施した際の周囲の様子を伺いながら手を挙げる感じ…ありますよね。その時点で正確性は低くなります。いや、本来は本音をぶつけ合える関係性であればそんな雰囲気にはならないとは思いますけどね。なかなかそんな関係性は構築できませんよね。
という事で、まずはプレゼンテーション機能自体の話をしてしまいましたが、5月当時のスクショは上の記事に貼り付けていますが、今朝確認したところ、そのプレゼンテーションにアップデートがありました。僕の観測では Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターにもアップデートの予告アナウンスはありませんでした。 Microsoft Forms は密かにアップデートされている事が多い印象です。
Microsoft Lists のラクなところの一つに、追加したい列を種類から選択できるところもポイントかと思います。 Excel だと列の定義を後から色々しますが、 Microsoft Lists の場合は先に絞られた列の種類から選択できるので、やれることは絞られるものの、初心者でもわかりやすくカスタマイズできるという点。メリットでもありデメリットでもあるんですけどね。
そんな列の種類に「平均評価」という種類が追加されました。今まだ僕の持っている標準リリース環境では出てきていないユーザーもいるので、まだ展開中のようです。で、古くから SharePoint を知っている人は SharePoint リストとして考えた時に疑問に思うわけです。「いやいや、評価機能はだいぶ前からあったよね!」って。僕もそう思った一人です。これについてはまず「モダンUIのビューから追加できるようになりましたよ」という点と、もう1つは僕も気が付かなかったけど、 Microsoft MVP 仲間の太田さんに大きなヒントを一つ教えてもらったので、それもあとで紹介します(太田さんにはいつも感謝だけど、いつも悔しい!(笑))
これは 2023/06/21 公開の Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターの以下のメッセージにコソっと記載されていました。
先日急遽宣伝した10月31日開催した某弊社のウェビナーで Microsoft 365 Copilot の情報を話す前にこんな切り口でスタートしました。本当にそうで、実際一般提供開始日の11月1日にはSNS上でも「どうやったら買えるの?使えるの?」という声も散見されたようです。本記事は書く予定はなかったのですが、なんとなく今朝起きた時に気が変わって今書き始めました。
話題の Microsoft 365 Copilot って何?という点は、すでに Microsoft や IT系Webメディアから多くの情報が出ているので割愛しますが、少し例を挙げるなら、製品仕様のメモを元に Word で製品仕様書をおこしてくれたり、その Word の製品仕様書を元に PowerPoint で製品カタログをおこしてくれたり、メールの返信の草案を考えてくれたり、 Excel のデータを分析して可視化や洞察をしてくれたり。それらを自分のアクセス権の範囲内で Microsoft 365 内のデータを元に出してくれるわけで、まぁそれを聞くだけだと夢のある世界観ですよね。副操縦士( Copilot )がアシストしてくれて最終的にそれを利用するかどうかを操縦士(僕たち)がジャッジする。
そんな Microsoft 365 Copilot ですが、約1カ月前に一般提供開始日が発表された段階で以下の記事を書きました。
SharePoint のリストがパワーアップして1つのサービスとして切り出された Microsoft Lists 。当ブログの過去記事を読むと、2020年の Microsoft Inspire というイベントで発表され、同年9月に展開開始されたようです。もう3年も経つんだ…。正直は話、同じデータが入った同じリストなのに、方や SharePoint のUIのままの「 SharePoint リスト」がありつつ、方や全く同じデータ・リストなのに Microsoft Lists のUIが存在する状況は僕も混乱しましたが、特にここ数年で Microsoft 365 を使い始めた人にとってはなかなか理解できない状況なんじゃないかと思います。今後リストはどうなっていくんでしょうか?気になるところです。
そんな Microsoft Lists ですが、大きなアップデートが結構前から予定されていて、たしか一度延期されましたが、ようやく標準リリース環境でも展開されてきましたね。僕の標準リリース環境にも展開されてきたので、試してみます。
(いつも Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターから該当するアナウンスを表示していますが、今探したら見つからず…)
に続く、第4弾です。また念のためにシリーズ記事で毎回書いていますが、多くのユーザーが、新しい Teams アプリを触った時に気が付く違和感だと思うので「新しい Teams アプリのチャネルについて」というタイトルにしていますが、厳密には新旧アプリ関係ない「新しい チャネル エクスペリエンス」というアップデートの話です。
話を戻して、
会話によるコミュニケーションの場合は、同時に複数トピックの話をする事はなかなか難しいですよね。極端な話、同じ時間に複数会議があっても参加できる会議は1つだし、1つの会議の中でも議題を決めて1つずつ話していくと思います。一方、文字によるコミュニケーションの場合は、非同期なコミュニケーションのため、複数トピックが同時並行している状況です。そう考えると文字によるコミュニケーションの方が複雑化しやすいです。なので Microsoft Teams では、セキュリティの境界線として「チーム」、コミュニケーションの境界線として「チャネル」があり、更にチャネルの中でもトピックを整理できる「スレッド」があります。それとは別にチャットが存在し、1対1チャットやグループチャットや会議チャットがあります。これらを1つのスレッドや1つのグループチャットでコミュニケーションがひと段落するまで集中し、終わったら次のスレッドにフォーカスする…という仕事の仕方はおそらくしていないと思います。大体複数スレッドや複数チャットで同時並行で行き来しながらコミュニケーションをとっていると思います。思考もマルチになり複雑化します。