【はじめにお礼を】
先日は当日案内となってしまった Japan Microsoft 365 Community Conference 2024 に参加いただいた方も多いと思います。ありがとうございました。また僕のマル秘セッション（後日のスライドや録画の公開ナシ）にも多くの参加ありがとうございました。 Microsoft 365 の運用課題あるあるのテーマでお話をするというより参加者とワイワイしようという目的でしたが、結果的に最初の「 Microsoft Teams のチーム乱立」についてでほぼ終わってしまったと言っても過言ではない流れでした。個人的には安易に管理者側が門を閉じたり狭めたりして利活用の妨げにはならないように願うのみです。利便性が失われている環境のユーザーが「 Teams 使いづらい」と不満に感じている現場も多く知っています。自分が好きな Microsoft 365 をそういった事で嫌いになっている光景がしんどいです。また逆に利便性を享受できている環境のユーザーは「自由には責任が伴う」を常に意識して、管理者に信用してもらえるようなユーザーになるべきだと思います。最終的には対立しがちな「情シスVSユーザー」が、手を取り合って同じ目的に向かって歩んでいってほしいと切に願います。そして、今週から僕も日常に戻ってブログの更新頻度を戻せたらと思いますが…どうでしょうか。
さて、話を本題に。
Microsoft Teams のメインウィンドウの上部の検索バーですが、僕はそもそもいわゆるキーワード検索をしない方なのであまり使っていなく、だからアップデートがあってもアップデート前を全然思い出せません。今回はそんな検索バーのアップデートのようです。
2024/10/25 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。
▼(更新済み)人の周りにあるコンテンツの検索を改善
これはメッセージ内容もなんとなく地味だし、さっき書いた通り僕がそもそもキーワード検索をあまりしない方なので興味関心が薄いのでスルーしそうになっていました。これを読むと、検索バーに名前を入力すると特定の人物に関連するコンテンツが結果に表示されるという事です。つまり何か探す時に人を起点として探したい場合、例えば「そういえばあの人が共有していたなぁ」とか「そういえばあの人がメッセージに書いていたなぁ」みたいな時に使うと効果的なのかな？という感じですね。
一般提供の期間が12月中旬までになっていますが、僕の標準リリース環境には（たぶん）展開されているので、試してみます。
▼メインウィンドウ上部の検索バー
今回はいつも使っている「元気でる子」さんではなく、別のユーザーでサインインして、元気でる子さんについて検索してみました。なので利用シーンとしては「そういえば元気さんが共有していたなぁ」みたいなところを起点として検索する想定です。まずこのように「元気」と入力するだけで結果が出てきましたが、上部に「メッセージ」「ファイル」「グループチャット」「チームとチャネル」というフィルターできるボタンがあります。
▼「メッセージ」でフィルター
残念ながら検証環境では普段使いしていないのかメッセージではヒットしませんでした。これ会社の環境で試したらしっかりとその人との会話がここに表示されていました。
▼「ファイル」でフィルター
元気さんが共有していたファイルが一覧で表示されます。
▼「グループ チャット」でフィルター
元気さんと自分が所属しているグループチャットが表示されます。もちろんここには自分が属していないグループチャットは表示されません。また、非チャネル会議の会議チャットも表示されていますね。
▼「チームとチャネル」でフィルター
該当なしですね。
細かい仕様は不明なのですが「メッセージ」も「チームとチャネル」も該当なしなのは気になります。過去に一度もメッセージしていないわけでもないし、同じチームやチャネルにも属しているので。もしかしたらここで表示される内容は例えば数十日以内とかそういう条件があるかもしれないですね。
という事で一部不明瞭な部分もありますが、とにかく日ごろからやりとりをしている人であれば、その人に関係するコンテンツをこのようにフィルターをかけて探してくれるので、重宝する事もあるかもしれません。
一点気を付けたい事がありまして、
▼「元気」
▼「でる子」
ここらへんは問題ないけど、
▼「元気でる子」
これだと結果が出なくなりました。
▼「元気 でる子」
全角スペースを入れても結果は出ません。
▼「元気 でる子」
半角スペースを姓と名の間に挟むと結果は出ました。
ここらへん、おそらくまだ日本語まで気が回っていない感じがしますね。今回は「元気」も「でる子」もこのテナント内では1人しか該当しないから元気でる子さんしか結果に出ませんが、同じテナント内で同じ姓でよくやりとりしている人が複数人いたら、姓のみ入力したら別の人の結果も出るでしょう。そういう時に姓に続けて半角スペース入れずに名も入力したら結果に出てこないという流れも普通にありますよね。なので、探す時は「姓」「名」「姓 名」みたいなパターンで入力してみましょう。