さて、これまで Microsoft Teams で Word や PowerPoint や Excel ファイルのリンクをクリックすると、 Microsoft Teams 内でファイルが開きました。それぞれのデスクトップアプリで開きたい場合はリンクの「…」から開き方を指定しなきゃいけなかったんですよね。で、中には普通にリンクをクリックしたらファイルをデスクトップアプリで開くようにしてほしい!って思っていた人も多いハズ。今回その期待に答える形になりますね。では、試してみます。
タイトルのインパクトとして「 Teams マスター」となっていますが、実際は Teams マスターへの第一歩です。記事内でもちょくちょくキーワードとして出してるけど「脱 Teams 初心者」という感じです。まだまだ利活用促進に悩んでいる企業も多い Microsoft Teams を中心とした Microsoft 365 ですが、これらの記事を読んで誰か1人でも多少なりとも幸せになれたらうれしいです。
地味にUIに変化があったんです。「 Microsoft Stream (built on SharePoint) 」が一歩一歩進化していってます。というよりクラッシックの方の Microsoft Stream の機能からガクっと機能落ちしてしまっているので、悪い言い方をすれば「一旦退化したのを元に戻す」という感じでしょうか。または「枝分かれした枝を分岐点まで戻って別の枝で再度成長」という感じでしょうか。まぁそれでもポジティブに「進化」と言うとします。で、その進化の一歩・二歩あたりが今回の記事。
2回目まではオンライン会議について焦点を当ててきましたが、今回はメッセージング、つまりチャットについてです。ただチャットの機能や便利技を話しただけではつまらないと思って、日頃からSNSで良く「 Teams の検索はクソだ!」という怒りの投稿を見る事が多いので、「気持ちはわかるけどグチるだけじゃ何も解決しないよ」的な内容でもあります。過去から「メールの整理」「ファイルサーバーの整理」「PC内のデータの整理」あたりは永遠のテーマかと思います。もちろん Microsoft Teams をはじめとするビジネスチャットも例外ではありません。むしろチャットという性質上、更に玉石混交なデータがカオスになりがちです。つまり「情報整理」はまだまだ永遠のテーマです。検索機能が向上したところで、僕らは情報を整理するスキルを放棄すべきではないと思っていて、日頃から試行錯誤をして向上していくものだと思っています。
僕は SharePoint 2007 時代からずっとそうだけど「検索機能はあくまでも補助機能」と考えていて、ほとんど検索機能を利用して検索をしていません。 Microsoft Teams も同じです。逆を言うと「いかに検索機能を利用しないで検索して目的のコンテンツにたどり着くか?」を無意識的に試行錯誤してきました。「『検索』=検索機能」という先入観を持っている方も多いんじゃないでしょうか?そんな感じのお話です。これが正しいというわけじゃなくあくまでも自分や仲間と考える材料・キッカケの一つとして役立てていただければと思います。
次回4回目はおそらく数日中に公開されると思いますが、「その他サービスとの組み合わせ」がテーマです。 Microsoft Teams について連載するとしたら、ネタとして「オンライン会議」「メッセージング」そして締めに「組み合わせで更なる利活用」は王道のパターンかと思いますが、まんまとその王道パターンです。しかしここでも「太一流」の内容にしているつもりなのでお楽しみに!
本ブログなどで僕が Microsoft Teams についてアウトプットする時にしつこく説明しているのが、いわゆる一般的な「チャットをする」という時に Microsoft Teams においては「チームのチャネルの会話」と「チャット」の2種類ある話をしています。この2種類には色々な違いがあるので両者の特性を把握する事により使い分けを明確にしておいた方が後々の事を考えると絶対に良いです。その一つに、スレッド型か否かの違いは大きく、チャネルの会話はスレッド型なのでトピックごとにスレッドを作れば整理しやすくトピックごとに時系列で会話を追いやすいです。一方チャットの方は非スレッド型なので複数の話題が同時進行で行われると把握しづらいし特定のトピックで時系列で会話を追いにくいです。今回はその「チャット」の方だけど、過去のメッセージを返信したい場合、「このメッセージの返信です」を明示する事ができなく、「〇〇についてですが…」みたいに過去のメッセージから特定させる必要がありました。ただし、特定条件下では引用返信ができるんですよね。それがモバイルアプリから引用返信ができる事と、個人用 Teams では引用返信ができるという事でした。
上で紹介してる1つ目の記事は本ブログ内でも常にPVランキング上位なので、チャットで返信をしたいユーザーが多い事を物語っています。ただし何故かモバイルアプリからしか返信できなかったので不便に思っていた人も多いでしょう。そして2つ目の記事のように、不思議と 個人用 Teams においてはPCからも引用返信ができるので、つまり「仕事用の Microsoft Teams でチャットの返信がPCからできないのは Microsoft 側の何らかの意図があるのでは?」なんて憶測もしていたくらいです。
そんな僕の憶測も虚しく、20201年9月18日付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。
「オンライン商談」をテーマにしたけどもちろんオンライン会議についての話なので、業務上商談をしないような方でも活かせる話かと思います。と言っても基本的な機能の話が多く、でもこんなご時世になって1年半経過してもまだまだオンライン会議にてトラブルや見ているこっちがヒヤヒヤしたり気になる事をしているユーザーは多い印象なので、しっかりと機能と利用シーンなどを振り返っています。 Microsoft Teams の利活用は Teams 中級者上級者1人や少数が使いこなせていてもあまり意味がなく、より多くの組織内の人達が脱初心者ができる事が大事だと思っています。また「成功体験」が利活用促進には大事な事だけど、逆を言うと「失敗体験」をしてしまうとツールに対してネガティブな印象を持って敬遠されがちです。より多くの組織内の人達に利用してもらうには「成功体験」を積んでもらう事が大事なので、つまりこれらの中級者以上からすると一見知っていて当たり前な機能もしっかり周囲の初心者に広める事が大事だと思います。
次回3回目は会議を離れてメッセージングの話です。チャネルの会話やチャットについて。しかも「検索」をテーマにお送りする予定です。僕は Microsoft Teams では滅多に検索しないんですけどね。そこらへんの話も含めて原稿はすでに提出済!お楽しみに。
存在は知ってたけどなんとなく気にしたこともないし使った事もない…。基本的に Microsoft Teams に関しては変態的に隅々まで触ってみる僕ですが、会議のメニュー内の「ビデオの着信をオフにする」は、何故か一度も触った事がない事に今朝気が付きました。
そもそも「ビデオ」って表現がね、日本人にとっては思ったのと違う事を指していると思うんです。僕だけかな?「ビデオ」って言うと真っ先にVHSを思い出すのは年齢のせいもあるんでしょうけど、それを抜きにしてもビデオって言うと「動画」をイメージすると思うんです。でも Microsoft Teams の世界?それとも英語の「 Video 」?もはや何が正しいのか?一般的なのか?がわからなくなってきたけど、ここで言うところの「ビデオ」ってカメラの映像って意味だったりするんですよね。