Microsoft Teams :ライブ コンポーネント( Loop コンポーネント )はチャットを見るだけで更新扱いになる!?

去年発表された Microsoft Loop の最初の機能として Microsoft Teams 内に展開されたコンポーネント機能。今年には「 Loop コンポーネント」と名称変更される予定だけど、現時点では「ライブ コンポーネント」と呼ばれています。これが僕の環境で展開されたのが去年の11月です。わからない人は以下の記事をチェックしてください。

Microsoft Teams :チャットに「 ライブ コンポーネント 」が来た

これからの機能だし便利そうだけど、今日ちょっと気が付いた事があるんです。それは Office ホームを見た時に気が付きました。

▼ Office ホームのクイックアクセス部分

このように上から3つはライブコンポーネントのファイルなんですよね。 Microsoft Teams のチャットにライブコンポーネントを作成すると、作成した人の OneDrive に保存されるのでここに表示される事は不思議じゃないけど、31分前に編集なんかしていないんですよ。おかしいなぁと思って自分の行動を振り返ると、ある事に気が付きました。

▼ライブコンポーネントを作成したチャットを開いていました

チャットを開いていただけなんです。ライブコンポーネントは一切触ってもいないし、カーソルをフォーカスさせてもいません。不思議に思ってこのチャットを上にスクロールすると、

▼ライブコンポーネントがズラっと

ライブコンポーネントの記事を書いた時に検証したのでこんなにズラっと並んでいますが、更新扱いになっている3つのコンポーネントが表示され、それ以前のコンポーネントは表示されず「更新してコンテンツを表示」と記載されています。ここでなんとなく原因わかりました。この事実に基づく仮説としては、ライブコンポーネントを利用しているチャットを開くと、最新3つは表示され、表示された時点で更新扱いになるんだろうな、と。

さて、ではこの状態から表示されていないコンポーネントを表示させてみたらどうなるか?表示させるだけですよ。編集はしません。とりあえず上のスクショから「テーブル」という名前のコンポーネントの右の「最新の情報に更新」ボタンをクリックします。

▼コンポーネントが表示されました

しつこいですが表示させただけで中身はカーソルすら当てていません。つまり編集していません。この状態で Office ホームを開くと?

▼やはり!

さっきの3つに加えて、今表示させた「テーブル」という名前のコンポーネントのファイルの更新が「たった今」になっています。

という事で、ライブコンポーネント(のちの Loop コンポーネント)は、作成したチャットを開くだけで更新扱いになります。これはちょっとイケてませんね。 Loop コンポーネントとして今後は Microsoft Teams だけじゃなく、メールなど色々なところで利用できるとの事だけど、開くたびに更新扱いになったら、本当に編集した・されたのか?ただ閲覧した・されただけなのか?がわからないですよね。そして Office ホームのクイックアクセスがコンポーネントのファイルで上位が埋まって邪魔になりそうです。この仕様はなんとかしてほしいところですね。


あと、ちょっと関係ないけど、共有されている Office ファイルを開いた時に、ちょっと触れただけで更新扱いになる事もあって、その後に他の人から「何でイジったの?困るんだけど!」って怒られた…という話をちょくちょく聞きます。そんな細かい人が怒る場面が今後たくさん増えそうなので…やっぱりなんとかしてほしいですね。