SharePoint :モダンページのWebパーツに新しく実装された「Kindle インスタント プレビュー」「Twitter(プレビュー)」を試す

モダンUIのWebパーツは徐々に追加されていって面白いですね。ただ、ガチガチに厳しい企業にとってはアレも利用禁止、コレも利用禁止にするのに四苦八苦だと思います。そういう企業さんはモダンUI自体が利用禁止でしょうけど。そもそもそういう企業さんにとっては Office 365 は向いていないのかも。

さて、最近追加されたWebパーツが2個ほどありました。

  • Kindle インスタント プレビュー
  • Twitter(プレビュー)

早速試してみました。

■ Kindle インスタント プレビュー

▼モダンページのWebパーツ追加に Kindle のアイコンが

▼クリックするとWebパーツが追加されます

▼同時に設定の右パネルが出現します

(右パネル上部の「 Kindle インスタント プレビュー」の「ビュー」が改行されて隠れてしまっているのはご愛敬ですね。英語だと「Kindle Instant Preview」で余裕をもって収まっていました。)

ここに埋め込みコードを入力すれば良いので、取得しようと思います。

実際に Amazon で埋め込みコードを取得しようと思ったことがないのですが、SNSなどにシェアをするボタンはあったなぁと思って探しました。

▼ここらへん

しかし、埋め込みコードはどこにもなかったんです…。

一旦、SharePoint に戻って右パネル内を見ると、「 Kindle プレビューの埋め込みについての詳細情報 」なるリンクを発見。そこからページに行くもヒントがなく、更にリンクを辿るとAmazonサイトのページにたどり着きました。

Amazon.com: Kindle Instant Preview
https://www.amazon.com/Kindle-Instant-Preview/

ふむふむ…

▼ん?<Embed>??

この左隣のPアイコンはあったけど、<Embed>なんてなかったぞ?もしや?と思い、英語版のAmazonサイトを見てみると…

▼あった!!!

つまり、Amazonの日本サイトでは埋め込みコードは対応されていないという残念なオチでした。そしてAmazonの日本サイト以外を利用したことがなかったけど、英語サイトで日本の書籍を検索しても出てきません。

▼取扱い商品等が変わります…そうですよね…

うーむ、つまり日本の書籍はこのWebパーツは今のところ使えないという事でしょうか。(他国でも取り扱いがあれば使えるますが。)これはなかなか残念です。Amazon側の仕様だからなおさら残念。自分で埋め込みコードを作成するなど何か解決方法はあるんでしょうかね。(今回は時間もないので調べませんが…)

とりあえず、英語サイトで埋め込みコードを取得してWebパーツの設定に突っ込んでみました。

▼ページの編集モードでもプレビューが即表示されます

▼発行するとこんな感じ。プレビューが埋め込まれます。

▼「プレビュー」をクリックするとちゃんと試し読みが少しできます。フルスクリーンも対応ですね。

チームサイト内でチームにおススメ本があったらこのように紹介するのも良いですね。ただ、Amazonの日本サイトが…という点が痛いですが。

■Twitter(プレビュー)

おそらくこっちの方が使えそうです。

▼Webパーツの追加で「Twitter(プレビュー)」をクリック

▼追加するだけで既定で Microsoft のアカウントが指定されています

特定のアカウントのツイートを表示する場合は、特に自分のTwitterのアカウントを持ってなくても利用可能です。ユーザー名やURLを指定するのですが、少し触った限りだと複数指定はできなさそう。

また、ハッシュタグなど検索結果を表示させるにはTwitterのアカウントが必要なようです。

詳細は以下のページをご参考に。

Twitter の web パーツを使用します。
https://support.office.com/ja-jp/article/-15db6b3b-d167-41dd-9875-2af64b44d820

Twitterに関しては例えば Microsoft Flow を利用して、SharePoint や Yammer や Teams などに流す方法もあるけど、Flow のアクションはTwitterアカウントにログインしなければいけなかったと思います。今回紹介した方法なら一部ではTwitterのアカウントなくても表示可能なので、気軽ですね。

利用シーンとしては、ソーシャルメディアをやっている企業なら、自社アカウントを社内ポータルサイトに表示させたり、営業部門のサイト内では自部門で扱っている商品やその企業のアカウントがあればそれを表示させるのも良いですね。技術部門も同じく。
例えば、 Microsoft 製品を販売している部門サイトに Microsoft の製品関連のアカウントがあれば、それを表示させていれば最新情報を楽に得る事が可能かと。

こんな感じでカンタンに設定が可能な便利機能が続々実装されていく中で、開発やらカスタマイズにこだわるよりも、このような標準の便利機能をいかに業務に役立てるか?という利活用の工夫に時間とお金を注いだ方が良いのではと思います。テナントの管理者にとっては最新機能などのキャッチアップが非常に大変で追いつけないかと思いますが。

SharePoint :いつの間に 注目リンク リストがモダンUIに対応していたので色々試してみる

過去に以下のような記事を書きました。

SharePoint:「注目リンク」リストは新しい表示(モダンUI)ではエラーになる

ところが、いつの間にか注目リンクがモダンUIに対応していました。

▼こんな感じです

この見た目、どこかで見た覚えがあるなぁと思ったら…

▼他のリストやライブラリのビューにもある「タイル」ビューのUIですね

ちなみにこの注目リンクリストをクラシックUIにすると…

▼こんな感じです。

使えなかったのが使えるようになったわけですが、それではクラシックUIとモダンUIでどのような相違があるかどうか触ってみました。

【1】レスポンシブWebデザイン

モダンUIなのでレスポンシブWebデザインです。ブラウザのサイズに合わせて列数も可変するし、タイルのサイズも可変します。

【2】全部表示される

クラシックUIの場合は、カルーセルUIで左右にスライドされるようになり、基本的には1行で表示できるだけ表示でした。
モダンUIの場合は、カルーセルUIではなくなり、ブラウザの横幅に合わせて2行以上で全て表示されます。

【3】マウスホバー時のアクションがなくなった

クラシックUIの場合は、タイルにマウスホバーすると透過したグレー部分が上昇し説明文が表示されます。
モダンUIの場合は、そのようなアクションはありません。
なので、ここからは説明文は見る事ができません。

▼クラシックUIの場合は、このようにマウスホバーをすると下部の帯の部分が上にせり上がりタイル全体を覆いますが、モダンUIにはそのような挙動はありません。

【4】背景画像の表示方法が異なる

クラシックUIの場合は、背景画像が縮小/拡大され、どのサイズでもタイル全体に画像が表示されます。なので横長の画像は縦の大きさに合わせるので画像の左右が切れてしまいます。
モダンUIの場合は、拡大はされず縮小のみです。縦長の画像の場合は下が切れてしまいます。

▼このような様々なサイズの画像を準備して背景画像に指定しました。

▼クラシックUIの場合

▼モダンUIの場合

う~む、こう見るとクラシックUIの方が良さそう!?モダンUIの注目リンクリストの背景画像は正方形でサイズは300px×300pxくらいあれば大丈夫そうかな。また、クラシックUIと同じく下部の帯で隠れる部分は考慮して背景画像は作成した方が良さそうですね。

【5】なんかアイコンが表示される

クラシックUIにはなかった点として、アイコン画像が表示されます。

▼クラシックUI

▼モダンUI(大きく紙のアイコンが表示)

▼モダンUIで背景画像を設定した場合

背景画像を指定すると紙のアイコンが小さくなって表示されますが、ちょっと邪魔ですね…。これが例えばリンク先がExcelだったらExcelアイコンに変わってくれたらまだいいなと思ったが、

▼Excelファイルにリンクを設定しても紙のアイコンのまま

ちょっと残念ですね。

以上の事からモダンUIでも利用できるようになった事は素晴らしいけど、まだまだ改良の余地がありそうですね。今のところクラシックUIよりも機能落ちしてしまっているところもあるので。

そしてモダンページのリストWebパーツは現時点ではカスタムリストしか選択できないので、注目リンクリストをWebパーツとしてモダンページに追加はできません。(これもそのうちできるようになりそうですが。)

また、ちょっとバグでは?という挙動を発見しました。

▼クイック編集 をクリックすると…

▼なぜか中身だけクラシックUIになってしまいます

そしてこの状態で「完了」をクリックしても元にも戻りません。

それと、背景画像を設定しようとした時にモダンUIでちょっと面倒だなと思った事があります。背景画像のURLの取得です。

注目リンクリストの背景画像の設定は「背景イメージの場所」列ですが、これは列の種類的には「ハイパーリンクまたは画像」列です。なので、ローカルPCから選択したりサイト内のライブラリから選択できず、単にURLを指定するしか方法がありません。

▼「背景イメージの場所」列

で、ライブラリに画像をアップロードしてURLを取得しようと思ったのですが、モダンUIだと正しいURLの取得方法がわからなかったんです。

アップロードした画像をクリックしても…

▼画像ビューアになるのでURLは取得できません

この状態で画像を右クリックしても右クリックメニューは表示されません。

次に、リンクのコピー機能を使ってみます。

▼リンクをコピーしました。

しかし、このURLが拡張子で終わっていないんです。通常なら「…/100_100.png」というURLですが、そうじゃないんです。試しにこのコピーしたURLでアクセスしてみると…やはり画像ビューアで開いてしまいます。

結局僕にはモダンUIから画像ファイルのURLにはたどり着けず、ただ構造は知っているのでアドレスバーに手打ちでURLにたどり着けました。また、クラシックUIでならURLにたどり着けますけど、ちょっとこれは面倒だなぁと思いました。

以上、モダンUIの注目リンクリストの少し触った気が付いたところです。またシレっと改良されていると思うので、今後に期待ですね。

SharePoint :新しい SharePoint 管理センター プレビューを触ってみる

新しい SharePoint 管理センター については、対象指定リリースでは100%リリースされたとの事です。僕のテナントはリリースが遅くてつい最近リリースされました。

とにかく新しい SharePoint 管理センターの期待は、現在の SharePoint 管理センターでは管理できなかったサイトコレクションも管理できるようになる事。Office 365 グループに接続されているチームサイトやコミュニケーションサイトなどは、現在の SharePoint 管理センターでは表示すらされないので、全サイトコレクションをリストアップするには Powershell やサードパーティー製品に頼るしかなく、困っている管理者さんも多いのではと思います。

では実際に見てみましょう。

▼現在の SharePoint 管理センターの画面です

右上に「新しい SharePoint 管理センター プレビューをお試しください」の素っ気ないテキストリンクが出ます。「プレビュー」というところも大事な点ですね。

僕のテナントには SharePoint 管理センターから作ったサイトコレクションは少ないので、12サイトコレクションしかリストアップされていません。しかし実際はチームサイトやコミュニケーションサイトもたくさん作成していますし、Office 365 グループや Teams や Planner などで勝手に作成されているサイトコレクションもあります。

Office 365 :Office 365 グループを筆頭に勝手に色々作成されてしまう系まとめ β版 Ver2.0

では、右上のテキストリンクをクリックします。

▼新しい SharePoint 管理センターのホームです。

新ホームはサイトコレクションのリストではなく、アクティビティなどが表示されています。アクティビティのそれぞれの「詳細」をクリックすると…

▼別タブで Office 365 管理センターの使用状況にリンクされます

新ホームの下部には SharePoint のみフィルターをかけたメッセージセンターの表示もあります。「すべてのアクティブなメッセージ」というリンクをクリックすると…

▼別タブで Office 365 管理センターのメッセージセンターにリンクされます

新ホームの左下には「クラシック SharePoint 管理センターに移動する」というリンクがあります。SharePoint のモダンUIとクラシックUIを切り替えるのと同じです。

次にサイト管理画面です。ここが僕の中ではメインイベントです。

▼ほしかった情報がでたあぁぁぁ!!

UIはまんま SharePoint のモダンUIですね。なので各列の横幅調整やフィルターのかけかたや列表示/非表示の方法なども同じです。同じUIの方が助かりますよね。

それとこれ大事ですが、表示速度が速いです。モダンUIの恩恵でしょうか。

▼拡大すると、こんな感じで…

テンプレート列はクラシックの方にはなかったですね。ここを見ればクラシックの方でリストアップされたなかったコミュニケーションサイトも表示されている事がわかります。また、チームサイトに関しては「チームサイト(クラシック表示)」じゃないただの「チームサイト」これが Office 365 グループに接続されているサイトコレクションですね。

▼気になる点が一つ。コミュニケーションサイトとチームサイトはサイト名が正しく反映されていません。

それぞれサイト名はあるけど、全て「 Communication site 」「 Team site 」になってしまっています。テンプレート名の英語ですよね。という事は英語のテナントではテンプレート名とサイト名が全く同じになっていると思います。今後修正されると思いますが。

▼列名の行の右「…」から「列のカスタマイズ」をクリック

▼ SharePoint のモダンUIと同じく右パネルが出現し、列の表示/非表示を制御できます。

▼色々表示してみました。

外部共有もわかるし Office 365 グループと関連しているかもわかりますね。また、ページビューや表示または編集されたファイル数もわかります。
ただ、これって期間がどのくらいに対しての数なのかが不明ですね。1日のページビューなのか?30日くらいなのか?(あとで答えはわかります。)

次に1アイテム(1サイトコレクション)の詳細を見てみます。

▼詳細を確認したいサイト名を直接クリックするか、アイテムを選択して右上の「i」アイコンをクリック

▼右パネルにこれだけの情報が表示されます。

やはりアクティビティが表示される点は大きいですよね。これまでは SharePoint 管理者は単なる管理のみだったけど、これからは更に利活用されているかどうかも気を付けるべき!というところでしょうか。

Office 365 の監査ログでも取得できないリストのアイテムについてはこちらも同様。ページビューやファイルの利用数はあるけど、リストのアイテムに関してはありませんね。

また、上の方でリスト表示のページビューなどの期間が不明でしたが、ここを見ると「最近30日間」でしたね。

更に良いのが、例えばアクティビティを見て全然使われていなかったとして、SharePoint 管理者からサイトの管理者にメールを送信できるんですよね。

▼該当サイトを選択した状態で「管理者にメールを送信」

▼吹き出しが現れます。

▼こんな感じのメールが届きます。

ここもコミュニケーションサイトはサイト名がサイト名ではなく、「 Communication site 」になっちゃってるのが残念。チームサイトもおそらく同様でしょう。

他に気になったところでは、サイトコレクションの削除ですが、ここからではできない場合があります。それは Office 365 グループと接続しているサイトコレクションです。

▼他のサイトコレクションは選択すると「削除」があります。

▼しかし Office 365 グループと接続されているサイトコレクションを選択すると「削除」はありません。

▼また、ビューは使えそうなビューが色々あります。

「最大のサイト」ってなんだろう?と思ったら、使用済みストレージの大きい順でした。

と、新しい SharePoint 管理センターは、色々と個人的にはかなり良いと思っています!

あ、もちろんここから新しいサイトコレクションも作成できます。

▼ SharePoint ホームから作成する画面と違い、「従来のサイト」という選択肢も。

▼「従来のサイト」をクリックするとこんな感じ。

あら、ここではクラシック SharePoint 管理センターでサイトコレクションを作成する時と同じく、タイムゾーンも選択可能です。これ、チームサイトやコミュニケーションサイトの作成時も選択できるといいんですけどね。

▼その他の設定は今のところメッチャ少ないです。プレビュー版だし今後増えるのかなと思います。

▼数日前まではなかったような気がする「APIの管理」。僕のテナントでは何もないですが。

とりあえず一通り触ってみました。足りない機能に関しては SharePoint のクラシックUIとモダンUIを用途によって切り替えて使い分けるのと同じく、こちらもクラシック管理センターとモダン管理センターを切り替えて使い分ける必要がありますね。

しかし、モダンUIにより表示速度が速くなった事と、サイト管理が色々便利になったのは、本当にうれしい事です。

Office 365 管理センター:メッセージ センター でメッセージの共有が簡単に(しかしまだ機能していない??)

Office 365 の管理センター内の「メッセージ センター」の新しい機能のようですが、以下のメッセージがありました。

▼更新された機能:メッセージセンターの共有エクスペリエンス

つまり、メッセージ センターのメッセージをメールで共有できる機能らしいです。実際にこのメッセージを共有してみたいと思います。「共有」ボタンをクリックすると…

▼このように右パネルが切り替わります。

メールアドレスを追加しますが、候補をサジェストしてくれなく、正しいメールアドレスを入力します。共有が確認できるように自分にも送信できるチェックもありますね。

▼「個人的なメッセージを追加します」にチェックをすると更に文章を入力して送信できそうです。

ちなみに上のスクショを見るとわかるとおり、Gmailのアドレスを突っ込んでみました。これで届くのかな?というテストです。

自分のテナントのアカウントのメールアドレスとGmailと2回共有してみました。

結果…

1日経ったけどメールはどちらにも届いていません。自分にも送信するチェックを入れたけど、自分にも届いていません。つまり、現時点ではまだちゃんと機能していない?2つのテナントで実行してみて両方ともメールは届いていませんでした。

ちゃんと機能するようになったらまたテストしてみます。

機能したところで利用シーンですが…あまりなさそう…。
というのもメッセージ センターは英語を自動翻訳していて、以前も「 Android 」を「人造人間」と訳していた微笑ましい件もあり、実際にそれだけ読んでも意味がよくわからない場合も結構あります。そのクオリティで共有されても通じないのでは?と思います。

小ネタ: Office 365 メッセージセンターに「人造人間のための Outlook 」!?

【続】小ネタ: Office 365 メッセージセンターに「人造人間のための Outlook 」!?

フィードバックに基づいた機能追加との事なので、おそらく英語圏では需要があるんでしょうか。機能する事を確認できたら再度記事にします。

SharePoint :列の種類の日本語と英語(ネットで検索する時のための情報)

SharePoint に関してはここ最近はだいぶ検索しても日本語の検索結果が出てくるようになりました。僕が SharePoint 触り始めた8年前くらいは日本語の情報が全然なくて困ったものです。

ただ、未だにググって日本語ページで欲しい情報が得られなかった場合は、やはり英語でググるしかありません。僕みたいな英語が苦手な人間にはネットで翻訳ができるようになってもやはり厳しいです。しかし避けては通れません。

そして検索する時に大事なのは検索キーワード。英語が苦手だとこのキーワードを考える事すら厳しいです。(情けない…)

特に列に関して検索したい場合、列の種類が英語だとなんて言うんだろう?って思うことが多く、その都度、まずは列の種類の英語を探すところからスタートしてしまいます。毎回探すのは時間の無駄なので日本語と英語の対比表を作っていました。

もしよかったらどうぞ。

1 行テキスト Single line of text
複数行テキスト Multiple lines of text
選択肢 Choice
数値 Number
通貨 Currency
日付と時刻 Date and Time
参照 Lookup
はい/いいえ Yes/No
ユーザーまたはグループ Person or Group
ハイパーリンクまたは画像 Hyperlink or Picture
集計値 Calculated
タスクの結果 Task Outcome
外部データ External Data
管理されたメタデータ Managed Metadata

他にも英語が苦手な僕が英語でググる場合、検索結果は画像にします。スクショを見れば翻訳しなくても欲しい情報を見つけられる可能性が高いです。

英語…学生時代にもっと勉強しておけばよかったぁぁぁぁ!!!(ありがちな後悔)

SharePoint :サイトを作成したらタイムゾーンの確認を忘れずに…

[2018/12/05 追記]
現在徐々に実装されてきている SharePoint 新管理センターでは、タイムゾーンの初期値の設定が可能になっております。

SharePoint :新管理センターのアップデートでもうタイムゾーンの確認をしなくて済む!


SharePoint Online のサイトのタイムゾーンは既定で 「(UTC-08:00) 太平洋標準時 (米国およびカナダ)」になっています。これ変更するのをウッカリ忘れちゃうんですよね。すると、当然ですが登録日時や更新日時などが実際の時間とはズレてしまいます。場合によっては混乱の元にもなりかねません。なのでサイトを作成したらタイムゾーンを確認するクセを必ず付けましょう。(自分に言い聞かせてる…)

念のため、確認場所までに行き着く方法を紹介です。(モダンページの場合)

▼右上の歯車アイコン→サイトのアクセス許可

▼View all site settings

今回英語でしたが、日本語になっている場合もあります。そういう気まぐれがあるので、場所で覚えておくと良いかも?

▼サイトの設定ページのサイトの管理セクションの「地域の設定」

▼タイムゾーンを確認

▼適切に変更しましょう

ちなみに、クラシックページの場合は、ページからサイトの設定ページまですぐに行けます。

▼歯車アイコン→サイトの設定(クラシックページ)

いちいち確認や変更をするのが面倒ですよね。しかし、 Office 365 の管理センターや SharePoint の管理センターなどで様々な設定をしても現時点ではここの初期値を変更する事はできないようです。(ぜひできるようになってもらいたいです。)

以下、Microsoft サポートサイトに該当ページがあったので紹介します。「個人用サイト」と書かれていますが、個人用サイトだけではありません。

SharePoint Online の個人用サイトのタイムゾーンが既定で太平洋標準時に設定される
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/2901182

ちなみに一度設定を変更したサイトの配下にサブサイトを作成すると、親サイトの設定を継承して作成されるので問題ありません。
ただし、作成済のサブサイトに関しては親サイトで設定変更しても継承されないので、たくさんサイトを作成した後に変更しわすれていた場合は…全サイトで設定変更をしなければいけないのでご注意を。つまり国内利用のみ想定である場合は、サイトコレクションを作成した時点で必ず忘れずにトップレベルサイトのタイムゾーンを変更しましょう。

また、タイムゾーンの設定変更前後の登録日時や更新日時の挙動についてですが、登録済アイテムやドキュメントの時間も設定に応じて変更されますのでご安心を。

投稿者・閲覧者のユーザーも、もし利用しているサイトで登録したアイテムの日時が変だった場合は、サイト管理者に連絡してみましょう。

SharePoint :SharePoint 管理センターでサイトのページのコメントの有効/無効

SharePoint のモダンページ(ニュースも含む)では、ページ下部にコメント欄があります。このコメントはページ単位でオンオフの設定ができます。(以下の過去記事参照)

SharePoint :モダンページ/ニュースのコメントがオンオフできる

今日、ふと SharePoint 管理センターを見たら、設定の最下部に以下の設定を発見しました。

▼サイトのページのコメント

いつ追加されたかは例によってわかりません。もしかして結構前からあったのかな?とにかくここでテナント全体での有効/無効も設定できます。では試してみます。

▼まずは有効の状態でニュースを作成。下部のコメント欄を確認しコメントを投稿。

▼ SharePoint 管理センターの設定でサイトのページのコメントを無効に設定。

▼見事にコメント欄が消えました。

モダンページ/ニュース単位でコメントのオンオフができるので、ページ/ニュース作成者に必要かどうかの判断を委ねた方が良いとは個人的には思います。これが全体管理で機能は有効だけどデフォルトではオフにする設定もあればなお良いですけどね。今後に期待。

ちなみに、一旦無効にした後に再度有効にしたら、無効にする前の投稿されたコメントはどうなっているのか?も気になるところ。復元されるのか?ゼロから有効になるのか?

▼再度有効にしたら無効にする前のコメントは復活していました。

SharePoint :プロパティの一括編集(モダンUI)

SharePoint Online では、モダンUI(新しい表示)の進化が着々と進んでいます。これまでも色々とクラシックUIにはない便利な機能を紹介してきました。対象指定リリースであっても Office 365 管理センターのメッセージ センターにメッセージが上がってから自分のテナントにその機能が反映されるのにタイムラグがある事からも、待っている間に忘れてしまって…ウッカリ新しい機能を見落としてしまいガチです。 今回もメッセージが上がってから機能が反映されるまでに期間が空いてしまったのでスッカリ忘れていた機能です。

リストやライブラリの列の値を一括で編集するには、これまではクイック編集を使っていたかと思います。しかし、クイック編集も結局はどこかの値を編集したらそこをコピーして別の値にペーストしていくような流れになると思います。また、クイック編集の場合は、そのビューに表示されている列しか編集できないので、全ての列でクイック編集したい場合は、それ用のビューを用意する必要があります。

モダンUIでは、一括編集したいアイテムを選択すると、ページを切り替えずに本当の意味での一括で作業が行えるようになりました。また、ビューに表示されている/いないは関係ありません。

では、まずはクイック編集のおさらいから。

▼このようなリストがあります。リストとしては他にもたくさん列がありますが、ビュー上では「タイトル」「選択肢」の2つしか表示させていません。

▼クイック編集にするとこのようにビュー上に表示されている列のみ編集となります。

Excelのように一括編集しようとすると、とりあえずどこか1つ編集してからコピペするようなイメージだと思います。

次にモダンUIの新機能のプロパティの一括編集です。

▼一括編集したいアイテムを全て選択し、右上の○の中にiと書かれたインフォメーションアイコン(←勝手に命名)をクリック。

▼右パネルが出てきて、プロパティの一括編集が可能な列が表示され、ここで編集できます。

▼例えば「選択肢」という列を「BBB」という値に選択して保存をします。

▼するとその場で選択したアイテムの「選択肢」という列が全て「BBB」という値に変わりました。

これはなかなか便利な機能ですね!

ちなみにこのリストには多くの列の種類で作成した列があります。

▼これだけの列があります。

一括編集をした場合に対象外になる列はあるかな?と思ったのですが、

▼このように今回作成した列の種類は全て一括編集できます。

ただし、「登録日時」「登録者」「更新日時」「更新者」など、一括じゃなくても編集できない列は当然編集できません。また、リストを作るとデフォルトで作成されている列、例えばカスタムリストだと「タイトル」列。これも一括編集はできないようです。

どんどん新機能が追加されてきていますね。ますますモダンUIを積極的に利用していきたくなります。

SharePoint :リストのアイテムに画像を挿入させるもう一つの方法(宛先ライブラリの権限が不足している場合)

SharePoint で組織の通達・連絡をお知らせリストなどリストを利用している場合、中には画像を本文内に表示させたい場合もよく出てくると思います。その場合、通常の方法ならリッチテキストエディタ内で画像の挿入を行うのですが、場合によってそれができない環境もあります。その場合のもう一つの方法の紹介をします。

まずは通常の画像の挿入方法のおさらい。

▼リッチテキストエディタのリボンタブ「挿入」→「画像」→「コンピューターから」

▼ダイアログで画像ファイルを選択

参考までに、宛先ライブラリはデフォルトで「サイトのリソース ファイル」が選択されていますが、ここは変更が可能です。 過去記事を以下に紹介します。

SharePoint : サイトの開発・カスタマイズ用ファイルを「サイトのリソース ファイル」ライブラリに保管するのは微妙かも

▼リストのアイテム内に画像が挿入されます

▼リッチテキストエディタの編集を終えるとアイテム編集パネルへ。表示されています。

このようにしてリストのアイテムの本文に画像を表示することができますが、この挿入方法は(ユーザーは意識をせずに)内部的には以下の操作がされています。

  1. 宛先ライブラリで指定したライブラリ(サイトのリソース ライブラリ)に画像をアップロード。
  2. アップロードされた画像のURLを指定してリストのアイテムの本文に画像を挿入。

▼なのでこのように「サイトのリソース ライブラリ」に画像がアップロードされています。

過去、SharePoint 2007 ではリッチテキストエディタからこのように画像をアップロードできなかったので、わざわざ先にライブラリに画像をアップロードした後に、画像ファイルのURLをコピーして、リッチテキストエディタに貼り付けたものです。 SharePoint 2010 からは、このようにそれを意識せずにリストのリッチテキストエディタ内で操作が完結できるようになって便利だなと思ったものです。

ただし、上述の通り宛先ライブラリに画像をアップロードするという操作が内部的にあるが故に、この方法では画像を挿入できない場合があります。その原因はライブラリのアクセス権限です。

特に社内ポータルサイトとなるとアクセス権限が厳しく設定されている場合が多いです。サイト管理者以外は基本的に閲覧のみで、投稿が必要なリストのみ必要なユーザーに投稿権限を付与する、など。

その場合、サイト全体は閲覧権限で、通達・連絡用リストのみ投稿権限が付与されたユーザーで、上述の通常の画像挿入方法を試してみると、できない事がわかります。

▼リッチテキストエディタのリボンタブ「挿入」→「画像」→「コンピューターから」をクリックすると、このようにダイアログ内でエラーが。

「予期しないエラーが発生しました。」と記載がありますが、つまりこれはこのサイト内でアップロードできる権限のあるライブラリが一つもないという事です。

過去にこのような事例は経験してきました。「サイトのリソース ライブラリ」にも投稿権限を付与してあげれば良いのですが、環境によってはルールでNGとしている場合もあります。 画像の挿入はあきらめてもらっているか、なんと別途イントラサイト内にサーバーを立てて、その中に画像をアップしているケースも!

そんな場合に、もう一つの画像表示方法があります。特に目新しい方法でもなくカスタマイズも必要ないです。「添付ファイル」を利用する方法です。

▼まず添付ファイルに表示させたい画像を追加して、投稿してしまいます。

※この時点で本文は画像挿入以外の文章入力などを済ませ、その他の列の設定も済ませた状態がベストです。

▼投稿後に添付ファイルを表示し、URLをコピーします。

▼対象のアイテムを編集し、リッチテキストエディタの「挿入」タブ→「画像」→「アドレスから」

▼ダイアログのアドレスに先ほどコピーしたURLをペースト

▼すると画像が挿入されます。

▼リッチテキストエディタを閉じてもこの通り、本文に表示されます。

つまり、画像のアップロード先を宛先ライブラリではなく自らの添付ファイルにしただけです。

注意点としては、リストのアイテムは下書きができず投稿したら即公開です。添付ファイルは一度投稿をしないとURLは取得できないので、投稿してから編集して画像を貼る間は、画像がない状態で公開されてしまいます。そういう意味で上述の※の通り他の入力は済ませた方がベストという事です。

このようにサイトに対して投稿したいリスト以外に投稿権限以上のアクセス権限が付与されていない場合には、画像を表示する時は添付ファイルを利用すると良いですよ、という話でした。 また、事情があってそのような仕様にしなければいけないサイト管理者は、投稿者に添付ファイルを利用する方法を案内すると良いですね。


オマケ

このスクショを撮っている時に気が付いた小さな事です。

▼クラシックUIでリストのビューで本文を表示すると、2通りの方法で表示した画像は同じように表示されます。

▼しかし、モダンUIの場合は、通常挿入方法の画像はグラデがかかって省略表示されるのに対して、添付ファイルの方法で表示させた方は、グラデがかからず省略表示されます。

特に操作に違和感はないから表示上での相違点だけなのですが、不思議ですね。

Office 365 :「 Teams 」の読み方 その後急展開!?

[2018/03/07]追記

Microsoft Teams の読み方は解決しました!(たぶん)

Office 365 : [ Microsoft Teams ]の読み方は「 マイクロソフト チームズ 」! 解決編!(今度こそ!?)


当ブログでは2回に渡って Office 365 のアプリの読み方について記事にしてきました。

Office 365 :読み方がイマイチわからないサービス(現状わからないままです)

Office 365 :【解決】読み方がイマイチわからないサービス

その中で「 Teams 」の最終的な結論はマイクロソフトのサポートセンター内の慣例的な読み方である「チームス」が間違いないのかな?とその時は結論に至りました。中の人がそう読んでいるのなら間違いないのかなと。

それが急展開!

先日、マイクロソフトの Teams に関するセミナーに参加してきました。会場に入ると、ビデオが流れていたのですが、いきなり「マイクロソフト チームズ」と聞こえたのです。

えっ!?

セミナーが始まりましたが、司会の女性も「チームズ」と言うじゃないですか。その後も登壇者は皆「チームズ」と言いました。どういうこと!?

セミナー内では実際にマイクロソフトが準備してくれた Teams 内で参加者が利用できて登壇者への質問などは全てその中で行う流れでした。なので、質問してみたんですよ。なんて読みますか?って。そしたら…

製品部門では「チームズ」と言っています。 

なんと!?

まさかの日本マイクロソフト内でも読み方が揺れていたんです。

さて、どうしたものか?僕の中では「チームズ」と読もうと結論づけました。 理由は以下の通り。

  • 製品としての読み方ではなく一般的に英語の発音として「Teams」は「チームズ」。
  • 製品部門が「チームズ」と言っている。
  • 紹介しているビデオ内でも「チームズ」と言っている。

さて、こうなると他のアプリの読み方も再び不安になってきましたね。