SharePoint :「編集カード」Webパーツが追加された

なんか SharePoint に新しくWebパーツが追加されるのって久しぶりな気がします。

2025/01/07 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼ Microsoft SharePoint: Pages と News 用の新しい “エディトリアル カード” Web パーツ

英語では ”Editorial card” web part ですが、日本語だと「編集カード」という表記でした。

このWebパーツは、どこかを更新するとWebパーツ内の情報も更新されるような動的な処理をされるWebパーツではなく、テキストWebパーツなど、編集者が自分で情報を入力したりデザインしたりする系のWebパーツです。メッセージセンターのメッセージの概要や冒頭を読んでもイマイチわかりづらいというか抽象的な表現の文章でしたが、つまり「オシャレなビジュアルでインパクトを出すようなカード形式のコンテンツを簡単に作れますよ」的なWebパーツらしいです。そして下の方のサンプルではシャレオツな感じの例が紹介されていますね。

こちらメッセージセンターのメッセージ内には展開時期は一般提供は2月中旬~2月下旬と記載されていますが、すでに僕が持っている標準リリースのユーザーにも展開されているので、実際に触ってみます。

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Microsoft 365 Copilot : OneDrive for Business でファイルを比較( YouTube 動画案内)

※本記事は Microsoft 365 ライセンスに加えて Microsoft 365 Copilot ライセンスも付与されているユーザー向けの内容です。


当ブログを定期的に購読してくれている読者さんはどれだけいるんでしょうかね。検索エンジンからの流入が80%くらいなのは把握しているのですが。そんな定期的に購読してくれている少数派の読者さんなら薄々思っているかもしれませんが、このブログは Microsoft 365 Copilot 風味が少ないよね、と。そうなんです、あまり風味を出してきませんでした。というのも Microsoft 365 の情報発信だけでもネタがたくさんあって大変だという事と、そもそも生成AIに関しての基礎知識もなければ Microsoft 365 Copilot のキャッチアップもなかなかしっかりできていないので、 Microsoft 365 のように「昨日と今日でUIが変わった」とか「これ新機能だ」となかなか気づくことが僕ができない。そして言ってもまだまだ Microsoft 365 Copilot ユーザーは少ないから需要を考えると Microsoft 365 の情報の方が優先順位は高いという判断です。

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Microsoft 365 :サインインすると「 Microsoft 365 Apps で Copilot Chat のロックを解除する」という画面が出てくる

※本件は僕の環境で実際に起きている事を事実ベースで紹介します。

今月の Microsoft 365 アプリが Microsoft 365 Copilot アプリに変名称更された発表や、 Microsoft 365 Copilot Chat の発表は、全体を通して Microsoft から「もっと Copilot 使ってほしい」という強い意思を感じる発表でした。

Microsoft 365 ホームに突如表示された「近日公開予定!…」のメッセージ

Microsoft 365 Copilot Chat の認知度向上祭?( Microsoft 365 ライセンスのみのユーザーでも利用可のヤツ)

Microsoft 365 アプリが Microsoft 365 Copilot アプリに変わった

これらの中でも紹介していますが、 Microsoft 365 Copilot ライセンスがない Microsoft 365 ライセンスのみのユーザーでも Microsoft 365 Copilot Chat が利用できるんですよね。デビュー当時は Bing Chat Enterprise なんて名前だったのが、いくつかの名称変更の変遷を重ねた上で。ただ、これが Microsoft 365 ライセンスのみのユーザーがAIの学習に業務のデータを利用されないと謳う安心安全の生成AIとして利用できる事を知らない人も多く、おそらくなかなか利用率も上がらない中、 Microsoft 365 からもたどり着けるための導線としてアップデートもされてきました。

Microsoft 365 :Copilot がアプリ一覧に表示された&ピン留めと併用すると良いかも

そして今回自分の Microsoft 365 ライセンスのみの検証用テナントのユーザーで Microsoft 365 にサインインしたところ、こんな挙動を確認したので紹介します。

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SharePoint :WebパーツなどUIが少し変わった(また「クリリンの額」が登場)

僕の観測では Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターにはアナウンスはなかった認識だけど、少し前に気付きましたが、 SharePoint のUIがちょっと変わりました。サクッと気が付く範囲で見ていきます。

ページやニュースを作る際に追加していくWebパーツですが、各Webパーツの上部に表示されるコマンドバーのUIがちょっと変わりましたね。例えばテキストWebパーツを例に出します。

▼現時点のテキストWebパーツ

さて、どう変わったかわかりますか?ピンと来ない方のために、当ブログの過去のスクショを出してみます。とはいえ半年前くらいのスクショですが。

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Microsoft 365 : Microsoft 365 Copilot アプリから「タグ」機能が廃止されました

Microsoft 365 Copilot アプリ(旧 Microsoft 365 アプリ)にはコンテンツにタグ付けができる機能がありましたが、おそらく使われなかったんでしょうね。廃止されてしまいました。

2024/12/19 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼ Microsoft 365 (Office) アプリ: “タグ” 機能は廃止されます

去年2024年の12月のメッセージなので「 Microsoft 365 (Office) アプリ」と記載されていますが、つい最近、名称が「 Microsoft 365 Copilot アプリ」に変更されたので、本記事では新しい名称に置き換えて続けます。

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Microsoft 365 アプリが Microsoft 365 Copilot アプリに変わった

数日前に「近日公開予定…」の謎メッセージについての記事を書きました。

Microsoft 365 ホームに突如表示された「近日公開予定!…」のメッセージ

これは目的として Microsoft 365 Copilot Chat を使ってもらうべく色々な施策が走っていますが、それの1つとして名称変更があり、やはり「 Copilot 」を示唆する名前にしたかったんでしょうね。

Microsoft 365 Copilot Chat の認知度向上祭?( Microsoft 365 ライセンスのみのユーザーでも利用可のヤツ)

という事で、 Microsoft 365 というアプリが Microsoft 365 Copilot というアプリに変わるという事でしたが、僕の環境にも変更されはじめてきたので、ちょっと色々と変化を観察してみたいと思います。

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Microsoft 365 Copilot Chat の認知度向上祭?( Microsoft 365 ライセンスのみのユーザーでも利用可のヤツ)

■これまでの話(名称変更)

さぁ、ややこしくなってきていますよ!つい2日前にこういう記事を書きました。

Microsoft 365 ホームに突如表示された「近日公開予定!…」のメッセージ

ここでは Microsoft 365 ユーザーなら全員が表示される「 Microsoft 365 アプリが Microsoft 365 Copilot アプリに変わる」という内容の謎のメッセージについて僕なりの説明をした記事になりますが、この中ではその変更と時を同じくしてプロダクト名が Microsoft Copilot から Microsoft 365 Copilot Chat に変わるという話も書いています。

これは元々最初は Bing Chat Enterprise という名前で登場したアレです。 Microsoft 365 のライセンスのみでも利用できるチャットベースの生成AIである Microsoft Copilot です。 Webグラウンディングしかできないけどデータ保護されているのでAIが学習にも利用しないので、安心して商用でも利用できますよってヤツです。それから名前が Copilot に変わったけど無償版の旧 Bing Chat と同じ名前なのでややこしいから、「商用データ保護版 Copilot 」なんて呼ばれていたりして、更にそれから「エンタープライズデータ保護版 Copilot 」なんて呼んだりわけがわからなく、上の記事内にもちょい触れていますが「 Microsoft Copilot (for users with Entra Account) 」なんて書き方がされていたり…もうカオス。そのカオスなヤツが「 Microsoft 365 Copilot Chat 」という名前に変わりますという話です。もしかしたら日本では「 Microsoft 365 Copilot チャット 」なんて記載になるかもしれませんけどね。

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Microsoft Teams :新しいカレンダー( Outlook と同じ)

Microsoft Teams は2017年に一般提供開始され、もうすぐ8歳になります( 2017/03/14 が誕生日です。ちなみに僕の誕生日は 1976/03/08 です。)。当初は Microsoft Teams の事をただのビジネスチャットサービスやオンライン会議サービスではないという表現に「デジタルワークスペース ハブ」という表現をしていました。車輪に例えて Microsoft Teams がハブ(中軸)にあたるという事です。つまり、デジタルワークに関しては Microsoft Teams 内で完結できる(完結を目指している)という事です。なので色々な Microsoft 365 の各種アプリが Microsoft Teams 内アプリやタブやコネクタなどで接続されるようになりました。

という歴史を少しだけ振り返った上で、 Microsoft Teams にはカレンダーの機能もありますよね。これは Teams 会議のスケジュールのみ表示ではなく、 Outlook の予定表と同期されています。なので中には予定確認に Microsoft Teams のカレンダーを利用している人も少なくはないのではと思います。

ただ、 Microsoft Teams のカレンダーって Outlook の予定表とUIが異なるので、それが引っかかって Outlook の予定表を使っているという人も多いんじゃないかと思います。そういうフィードバックが多かったんでしょう。 Outlook の予定表とUX(ユーザー体験)を同じにするという意図で、新しいカレンダーのアップデートがあります。

2024/10/10付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

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Microsoft 365 ホームに突如表示された「近日公開予定!…」のメッセージ

あけましておめでとうございます。今年も当 黒いブログ をよろしくおねがいします。

■更新が滞っていた理由(本記事内容には関係ない話)

※興味ない方は次の章へスキップしてください。

いやぁ、下手したら1カ月ぶりくらいになる記事です。ここまで更新が途絶えたのは2016年11月から当ブログをスタートさせて約8年で始めてかもしれません。心配された方が万が一いらしたら申し訳ないです。家庭の事情と仕事やプライベートが忙しかったのに加えて、クリスマスイブの前日にインフルエンザに罹患してしまい大変な事になっていました。そもそも12月は Microsoft 自体が長期休暇に入る従業員も多いのでアップデート自体が少ないってこともあるんですけどね。それでもここまで更新が途絶えてしまったのは、前述の諸々の理由もありますが、その他にも僕自身の問題がありまして、 Microsoft 365 の情報だけでも追うのが大変なのに Copilot が加わって1年チョイ。さすがに情報収集に疲れてしまって…この年末年始はインフルエンザの療養と遅れてしまったクリスマスパーティーや大掃除も相まって僕にとっては10年以上ぶりに仕事に関わることを完全にシャットダウンをして家族と一緒に過ごす時間を作ってみたんです。僕にとって Microsoft 365 の情報収集やそれをどう利活用していくのか?あたりは仕事としての辛さは一切ない趣味みたいな・呼吸をするようなものだったのですが、元々頭が悪くて理解力に乏しい僕は時間がかかるので普通の人以上に情報の洪水に常にさらされている状態でした。それが Copilot が加わる事でさすがにしんどくなってきたのでシャットダウンしてみたら、思いのほか心地良い気分でリフレッシュできてしまった事があり、年明けからもモチベーションが全く上がらない状態で、でも仕事はスタートするので、情報収集が趣味性がほとんどなくビジネスとしてやらざるを得ない…みたいな心理になっていたんです。とはいえ、ようやく少しずつモチベーションが回復してきて楽しめるようになってきた(と思う)ので、のんびりと再開していこうかと思います。

■本題はココから

※本件は僕も自信ありません。間違いがあれば随時修正していきますが、業務上正確な情報を求めている方は Microsoft のお問い合わせください。

さて、年明けて仕事をはじめて Microsoft 365 ホームを開いたユーザーは、なんかよくわからない説明文が表示されて困惑したんじゃないかと思います。あ、でも僕の勝手な統計では、 Microsoft 365 ユーザーの多くは Microsoft 365 ホームを利用していないので( Word Excel PowerPoint , Outlook , Microsoft Teams と業務に必要な最低限のツールはアプリを直接起動して使っているので Microsoft 365 ホームを入口として利用しているユーザーは少ないという意味)、実は気が付いていないユーザーは多そう。でも、当ブログにアクセスするような「わからない事があったらネットで検索して調べる」ような人は Microsoft 365 ホームも定期的に開いているユーザーは多そうですが。

▼年明け早々の Microsoft 365 ホームの上部

1月6日あたりではこのように日本語訳されておらず、英語での記載になっていたと思います。

▼現在の同じ場所のメッセージ

現在はこのように日本語でも表示されていますが、正直わけわからないんじゃないかと思います。

上のスクリーンショットのユーザーは Microsoft 365 のライセンスはあるものの Microsoft 365 Copilot のライセンスはありません。ない人が Microsoft 365 アプリが Microsoft 365 Copilot アプリになるという事は、無償になったの?使えるの?と勘違いすらしてしまいそうですね。ここらへんを僕の把握している限りで僕の認識で紐解いていきたいと思います。自信はあまりないです。

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Outlook : Microsoft Places アプリを試す(トラップがあった)

Microsoft Ignite 2022 で Microsoft Places の発表がありました。

Microsoft Places をご紹介します: 空間を場所に変える
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/blog/2022/10/12/introducing-microsoft-places-turn-your-spaces-into-places/

「コネクテッド ワークプレイス プラットフォーム」というカテゴリらしく、結局何なの?というと、当初の発表では、リモートと対面の働き方を再創造するとか難しい事言っていますが、従業員の勤務場所を調整してAIの機能で最適化するという事です。この発表の時はまだ生成AIも出ていない頃ですね。こちら追加ライセンスを払ったりすれば色々できるようだけど、 Microsoft 365 のライセンスの範囲内であれば誰がいつ出社するのか?がわかって、対面で会議をしたいなと思った時に勤務場所も含めて調整ができるみたいなものかなと思っています。

その後、 Copilot の波でなんか消えかけている感じがしたけど、ひっそりとプレビューで展開されていたりしました。正直僕自身もあまりキャッチアップしていませんでした。

また、 Microsoft Places とは銘打っていないけど、勤務場所を Outlook から設定できる機能なら、2023年6月あたりに機能が追加されました。

Outlook : Outlook on the web で勤務時間と場所を設定できるようになった

更に Microsoft Teams のステータスにも勤務場所の設定と表示ができるようになりました。

Microsoft Teams : Microsoft Teams にも勤務場所の設定と表示が出るようになった

どちらの機能もアナウンスとしては Microsoft Places の名前は出ていないからイマイチよくわからないです。

そんなこんなでモヤモヤしているところに、 2024/10/31 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼(更新済み)Microsoft Places アプリが既定でオンになっています

Outlook で同僚とオフィスで会ったり会議したりする調整ができるとの事。勤務地が指定されていたら誰がどの勤務地で働いているかも確認できるので、対面でコミュニケーションをとる最適な出社日を決定できるという事。これは2022年に発表されたとおりの機能ですね。

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