Microsoft Teams :会議で画面共有の拡大ボタンが登場する

Microsoft Teams で画面共有されたけど文字が小さくて読めない…。なんて事あると思います。そういう時に発表者に「拡大してください」ってお願いしていたんじゃないかと思います。でも画面共有された側が自分で拡大させる方法は実は以前からあったんですよね。ただしボタンなどはなく [ Ctrl + マウスホイールをグリグリ ] だったので裏技的な機能でした。

Microsoft Teams :会議で共有された画面を拡大したい(動画あり)

この記事の冒頭で書いた通り、ある程度 Microsoft Teams に詳しい人も知らなかった裏技的 TIPS だったんだけど、ようやくボタンが表示されて裏技じゃなくなりそうです。

2023/05/31 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼ 画面共有の表示中にズームコントロールを導入する

現在、ターゲットリリース及びパブリックプレビューで展開されており、おそらくほとんどの方は標準リリースだと思うので、7月上旬から使えるようになると思います。

僕の環境に展開されたので早速見てみます。

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Microsoft Teams :ライブキャプションが便利に進化した

Microsoft Teams の会議のライブキャプションの自動翻訳機能が Teams Premium の機能になり、 Premium じゃないユーザーが使えなくなるという残念な展開になってきていますが、ライブキャプションの使い道は自動翻訳だけじゃないですよね。耳の不自由な人のためでもあるし、何かしらの理由で音声なしで会議に参加する状況の場合には、翻訳関係なく字幕が役に立ちます。そしてもちろん Teams Premium のユーザーにとっては自動翻訳が使えるライブキャプションは更に便利ですね。

そんなライブキャプションですが、僕には大きな不満がありました。それは字幕が2行しか表示されない点。なんでそれが不満なのか?と、今回のアップデートがその不満を解消するんだけど、そこらへんも含めて紹介したいと思います。

2023/04/08 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼(更新済み)Teams 会議でのライブ キャプションのユーザビリティの改善

僕の環境で今朝展開されている事を確認したので触っていきたいと思います。

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Microsoft Teams :新しい会議のテンプレート「仮想の予定」が登場

昨日、 Microsoft Teams のカレンダーから会議をスケジュールしようとしたら、見慣れないメニューを発見しました。

▼「仮想の予定」

あ、思い出した。 2022/12/20 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されていた事に。

▼ (更新済み)新しい Teams 会議テンプレートとしての仮想予定

Microsoft Teams の会議には変わりはないんだけど、組織外の人と簡単にビデオで会話ができる会議テンプレートのようです。そういえば、たしか去年の Microsoft Ignite の何かのセッションで、 Bookings を使って就職活動の面接に利用するシーンのデモがあった気がします。 Bookings を使って予約した就職活動中の学生が、予約した面談の時間にアカウントなしでスマホからすぐにオンラインで面談を受ける様子が。

Microsoft のサポートページにも利用シーンの記載が冒頭にありました。

Teams 会議テンプレートを使用して仮想予定を作成する – Microsoft Teams サポート
https://support.microsoft.com/ja-jp/office/6a9e8cbb-c0ed-4598-851e-3b1750a4a747

「面接、メンタリング セッション、または財務、小売、医療、その他のサービスにわたる多くの種類の顧客会議に最適です。」との事です。それではそういう事を想定して実際に触ってみたいと思います。

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Microsoft Teams :会議で話者の配置によって聞こえ方が違う「空間オーディオ」

Microsoft Teams でまたオモシロイ機能が登場しましたね。機能展開されると会議に参加した時にランダムでこんな吹き出しが登場すると思います。

▼「空間オーディオの紹介」

知らない人はちょっとこれだけだと意味がわからないですよね。イラストの真ん中の人は頭の上に大きなタンコブがあるし(←ボケてるだけで髪型であろう事はわかっていますよ!)。「より自然で没入感のあるサウンドを会議で体験できます。」って言われてもちょっとよくわからないけど、このイラストがヒントなんですよね。

2023/04/11 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼(更新済み)Microsoft Teams: Teams 会議の空間オーディオ

「次世代の没入型サウンドスケープ」「出席者の声を空間化します」など凄そうだけどピンとこない言葉が羅列されていますが、実際に設定画面の説明を読むともう少し具体的にわかります。僕の環境では昨日展開されたことを確認したので早速触ってみます。

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Microsoft Teams :一般の環境でもアバターを会議で利用できるようになった

昨日( 2023/05/22 )の時点では、アバターアプリが一般展開されたけど、作ったアバターを会議に参加させる機能の方はまだ展開されていませんでした。

Microsoft Teams :アバターアプリが一般展開されはじめた!けど…

この記事の下部にも書いてるけど、以前パブリックプレビューで展開開始時にもアバターアプリ利用可から数日後にアバターを会議に参加させられるようになったので、一般展開の方も同じ状態だろうなと思ったら、今試してみたら、アバターで会議に参加できるようになっていました。

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Microsoft Teams :話している人のカメラ映像を大きく表示させる「話者ビュー」登場 ( Speaker View )

先週あたりに Microsoft Teams の会議のメニューの「表示」内に見慣れないビューを発見しました。

▼話者ビュー

コレ、何だったっけかな?と思いながら Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターのメッセージを読み返していたら、 2023/03/29 付けで公開されている以下のメッセージの事でした。

▼ Microsoft Teams: Teams 会議でのスピーカー ビュー

「スピーカービュー」が翻訳されてUI上では「話者ビュー」という表記に変わったようですね。 Together モードの時みたいに翻訳がコロコロ変わらなければ良いけど。でもたぶん多くの日本人は「スピーカー」って聞くと音が出る音響機器のスピーカーを連想すると思うので、「スピーカービュー」を見て「スピーカー=しゃべる人」と想起する人は実は少ないと思っていて、だから「話者ビュー」のままで良いかもしれませんね。

で、これは記事タイトルの通り、ザックリ説明すると、話している人のカメラ映像を大きく表示させるビューです。他にも細かい仕様がメッセージには記載されていますが、まぁ人に説明する時もゴチャゴチャ言っても伝わらないと思うので、このくらいザックリな説明で十分だと思います。

では、試してみます。

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Microsoft Teams :アバターアプリが一般展開されはじめた!けど…

Microsoft Teams の会議でアバターを利用できる話ですが、

僕の環境では 2023/03/29 にはパブリックプレビューでアバターアプリの提供開始。

Microsoft Teams :アバターもパブリックプレビュー環境で提供開始

ただし、この時点ではアバターアプリを追加してアバター作成はできたけど、作成したアバターを会議に参加させることができませんでしたが、2023/04/03 には会議に参加させられるようになりました。

Microsoft Teams :プレビュー提供開始されたアバターで会議に参加できるようになった

YouTube にも使ってみた動画を公開しました。

Microsoft Teams のアバター(プレビュー)を試してみる ( Avatars for Microsoft Teams in Public Preview )
https://youtu.be/72_x_wQeJKU

そして今朝、僕の環境にパブリックプレビューにしていない状態でアバターアプリが表示されました。つまり、一般展開開始されたという事ですね。

▼「アバター」が表示された

このスクショが示しているのは、まず右上「…」→「情報」内にある「パブリックプレビュー」にチェックがついていない事から、パブリックプレビューじゃない一般環境であるという点がわかります。その上で左アプリバー内の下部「アプリ」を開き「アバター」で検索

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Microsoft Teams : PowerPoint Live のスライド拡大機能

去年、 Microsoft Teams の画面共有で共有された画面を拡大できる事を記事や動画やイベントで紹介したら結構反響がありました。

Microsoft Teams :会議で共有された画面を拡大したい(動画あり)

そして PowerPoint のスライドを共有するなら僕は PowerPoint Live をイチオシしていますが、 PowerPoint Live でも画面を拡大できる機能が登場するぞという話が去年からあったんです。

先に Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターのアナウンスを紹介しておくと、公開日は 2022/10/28 です。

▼(更新済み)PowerPoint チームでのライブ: スライドを拡大する

で、ここでは一般展開されるのが2023年2月と記載されているんです。そして僕はかれこれ2月から今までの3か月以上にわたり、毎日のようにこの機能が展開されたかどうかを確認していました。しかし待てど暮らせど展開されてこない…。

なんて思ってたら、最近、某弊社の YouTube 用に PowerPoint Live の動画を収録している最中に気が付いたんです。すでに展開されていた事を。そしてメッセージセンターのメッセージに騙された事に!そこらへんも紹介していきます。

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Microsoft Teams :設定の「デバイスの同期ボタン」って何?

僕の環境では1週間ちょい前の2023/05/09の朝に Microsoft Teams の設定画面を眺めていたら追加されていた設定項目、

▼「デバイスの同期ボタン」という設定項目

これはいったい何でしょうね?僕も最初に見かけた時はろくに説明さえ読まなかったので、別のアップデート情報と勘違いして無駄に喜んで勝手にガッカリしていました。

これは先に結論を言えば、 Microsoft Teams 用のデバイスからの操作を無効・有効にさせる設定項目です。なので、そもそもデバイスを持っていない人にとっては全く興味ない設定項目ですね。

2023/05/08 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

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Microsoft Teams :会議のキャプション(字幕)で冒涜的な単語のフィルター処理をオフにできるようになった

Microsoft Teams の会議でライブキャプションをオンにして会議をしているとたまに「*****」と単語が隠されて表示される場合があります。これは「冒涜的」な単語だと判断してフィルター処理をされた状態です。冒涜的な表現の定義や基準がわからないのでなんとも言えないけど、以前、日本語・英語・中国語の3か国語を話せるメンバーでライブキャプションの自動翻訳機能の検証をした時に、誤認で「***」が出たところから脱線して、どの単語だったらOKでどの単語だったらNGなのか?というテストをしたことがあるけど、なんだか曖昧というか「え?これは大丈夫なんだ?」という事が多かったです。また、紳士的な会話をしているのに「***」と表示される事があって、おそらく似たような発音の単語が冒涜的ワードに誤認されたんじゃないかという場面もあります。

今まではこのフィルター処理が常にオンの状態でオフにすることができませんでしたが、設定項目でオフにすることができるようになるという事です。

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