Microsoft Teams :会議のライブキャプションの自動翻訳機能がついに使えないようになった

Microsoft Teams の会議のライブキャプションに自動翻訳機能が展開されたのが去年2022年9月頃。

Microsoft Teams :ライブキャプションに自動翻訳機能が登場!

割としっかり翻訳してくれるので、僕みたいな日本語しかできないけど会議で英語が飛び交う環境にいる人には重宝したと思います(英語以外はほぼ試したことがないのでわからないけど)。しかし、 Microsoft Teams Premium の発表があった時に、このような便利機能が Premium ライセンス専用の機能になり、プレビュー展開の間のみ誰でも利用できる状態である事を知ってガッカリした人も少なくないでしょう。

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そして、このライブキャプションの自動翻訳機能に関しては Microsoft Teams Premuim が一般提供開始されてから60日後に専用機能になって、誰でも使えるわけじゃなくなるという事でした。しかし実際はその後も使えていたので、いつ使えなくなるのかな?なんて思っていたら、先週あたりからSNSで使えなくなったという声を聞き…そして今朝確認したところ、僕の環境でも使えなくなっていました。

それでは確認してみます。

▼【以前】自動翻訳機能が使えていた頃の字幕の設定メニュー

▼【現在】(自動翻訳機能が使えなくなった後)の字幕の設定メニュー

このように「字幕言語」の設定項目が消えている事がわかります。そして何故か音声言語の方が「 Japanese (Japan)」と英語になってる。

次にこのメニュー内の「字幕の設定」をクリックすると、右側にキャプションの設定のパネルが表示されますが、その中も見てみると、

▼【以前】自動翻訳機能が使えていた頃のキャプションの設定パネル

▼【現在】(自動翻訳機能が使えなくなった後)のキャプションの設定パネル

同じく「字幕言語」の設定項目が消えている事がわかります。

という事で残念ながら Microsoft Teams Premium のライセンスがないとライブキャプションの自動翻訳機能が使えなくなってしまいましたね。


でも、どうでしょう?日本企業で働いている多くの方は無くて困る機能でもないとは思います。仕事の会議で日本語以外の言語が利用されるケースはレアケースとまでは言わなくても決して大多数はないと思います。また、例えば外資系企業・グローバル企業に勤務している人の中には、日本語以外に英語など多言語を話せる人もいて、そういう人にとっても必要ない機能かと思います。一方で、自動翻訳機能を重宝していた人もいるでしょう。そういう場合は、本当に業務で必要なら Microsoft Teams Premium のライセンスを購入する事を検討しても良いと思います。 Premium ライセンスはもちろん自動翻訳機能だけじゃないです。また、僕の知る限りは会議の開催者さえ Premuim ライセンスであれば、その人がスケジュールした会議においては参加者全員が自動翻訳機能を利用する事ができる認識です(ここらへんはもし購入検討される場合は Microsoft に正しい情報をお問い合わせください)。

僕個人的には Microsoft Teams Premium ライセンスを持ってなく、 Microsoft MVP 特典にも今は追加されません。これ以上 Microsoft にお布施するのも…。なので、今後は現状が変わらない限りは Microsoft Teams Premium の機能についての記事は書かないというより書けないです。今回の自動翻訳機能のようにプレビュー期間中は全ユーザーが利用できる場合は書けますが。ここらへんは個人運営ブログの限界ですね。当ブログは広告収入の仕組みも入れていて今の Microsoft へのお布施分はまかなえている状態なので、いつか収入が更に増えていたら、お布施の追加も検討できるかな。