Microsoft Teams :Wikiタブに「使うなよ」「移行しよう」のアナウンスが出るようになった

※相変わらず本題に入る前の前段が長いので興味ない方は飛ばしてください。

Microsoft Teams の Wiki タブが廃止され OneNote に変わるという計画があります。そもそも以前から Wiki は評判良くなかった事もあり使ってない人も多かったとは思うけど、意外と使ってる人もいたりします。いや、僕もちょいちょい使ってましたが Wiki タブの僕の中の一番の欠点は検索だと思っています。もう廃止される運命なので傷をえぐるような事はしなくても良いけど備忘録のために現象を再現してみます。(嫌なヤツだと思わないでね!)

■ 今更 Wiki タブの検索の難点をえぐる

検証しやすいように、特定の Wiki タブ内にしか書いた記憶がないワードで Microsoft Teams 内で検索してみました。

▼検索結果

なので通常は検索するとここに色々な検索結果が出ると思うけど、今回は Wiki のみヒットされています。見ると Wiki タブのファイル(.mht ファイル)として検索結果に表示されます。まぁこれは別にイイです。問題はこの後。ファイルをクリックしたら該当する Wiki タブに移動されれば問題ないけど、実際にクリックすると、

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Microsoft Forms :「プレゼンテーション」って機能が出た!アンケート結果をその場で発表しやすくなる!

Microsoft Forms を今朝見たら違和感を覚えました。

▼現時点

違和感の正体は右上でした。

▼プレゼンテーション?

こんなボタン、前はなかった。ちなみに今でも別のテナントでは表示されていなかったので機能展開中っぽいです。なので皆さんの環境で表示されていなかったら、もう少し待ちましょう。

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某弊社のウェビナーで初登壇します!

ギリギリの連絡となってしまいましたが(本記事を投稿した5/10の時点で明日開催なんです…)、今年2月に入社して3か月経過した新しい某弊社で、ようやく登壇活動ができるようになりました。

Microsoft 365 Copilot の話や Microsoft Loop の話など最新情報の提供とともに、運用課題についての問題提起とその対策についても語られる内容です。特に Microsoft 365 Copilot についてはかなり関心が高いけど、僕のこのブログでは基本的には実際に展開された機能を試してみないとネタにしないので、 Microsoft 365 Copilot ネタは全然取り上げていません。そういう意味でも是非参加してみてください。 Microsoft も共催でセッションがあり、そちらで Microsoft 365 Copilot の話をメインに話してもらいます。

明日 2023/05/11 の13:30~14:40 なので本当にギリギリの連絡なんですけどね…。

進化する Microsoft 365 を使いこなすには?今こそ運用管理を点検せよ! ~AI、Copilot、LoopなどMicrosoft 365 最新情報と管理者が押さえておくべきポイント~
https://www.jbcc.co.jp/event/2023/05/11/6839.html

Microsoft Teams :チャットでハイタッチの絵文字を送り合うとオモシロイ!

4月21日に Microsoft Teams の Twitter 公式アカウントからこういうツイートがありました。

英語を流し読みはできない僕なので画像を見て何かのイメージアニメーションなのかな?というくらいの印象で流していました。そしたら実はオモシロイ裏技みたいな事ができる紹介だったんですよね。

実際に試してみます。

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Microsoft Teams :オンライン会議を作らない予定を入れられるようになった

チームメンバーなど社内で共有しておく自分のスケジュールってオンライン会議だけじゃないですよね。お昼休みとかちょっと出かけるとか訪問営業とかオンライン参加メンバーのいない対面の会議とか。そういう予定を入れるときに Outlook の方で入れていたと思います。一方、 Microsoft Teams のカレンダーから予定を入れるのはオンライン会議用。それが、 Microsoft Teams 側からもオンライン会議を作らない予定を入れられるようになりました。

2023/03/30 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼ Microsoft Teamsでのオフライン会議

オフライン会議!?ネットワークにつながっていなくてもオンライン会議ができるの?無理でしょ!とか一瞬でも思ってしまったタイトルですが(思わない?)、メッセージをちゃんと読むとわかりますね。 Microsoft Teams からもオンライン会議を作られない予定が追加できるようになるって話だけど、気になるのはこのアップデートは5月下旬にロールアウト開始って書かれているんですよね。1カ月も前倒しして展開されているなんて珍しい。

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Microsoft 365 や Power Platform の運用課題について思う事

※いつもの事ですが、あくまでも僕個人の考えです。

昨日、思い切り長文を書いたので、今日は…今日のネタも書こうと思えばいくらでも書けそうな話題ですが、今日のところは問題提起くらいにしておきます。

ITツールの導入において、まず出てくる課題は「利活用促進・定着」かと思います。お金をかけて導入しても使われなければ意味がない。そして「運用課題」ですね。使っていく先に必ず待ち構えてくる様々な運用課題。終わりのない永遠のテーマかと思います。僕もこれまで仕事でもプライベートでも様々な運用課題について考えてきたし、実際に業務で運用課題に取り組んできました。そんな中からいつも思う事があるんです。

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MVP Global Summit を通して、言語の壁を乗り越える Microsoft Teams 会議の特にこの1年の進化

※本記事の内容は事前に Microsoft の CPM ( Community Program Manager ) に確認済です。

※長い経緯も含めて語るので長文です。


【目次】

  1. Microsoft MVP と MVP Global Summit
  2. MVP Global Summit とコロナ禍
  3. そして2023年の MVP Global Summit はハイブリッドイベントへ
  4. MVP Global Summit と英語ニガテマンの僕
  5. 2019年:現地参加のグロサミのとあるセッションにて
  6. 2020年~2022年のオンラインイベントとしてのグロサミのセッション
  7. 劇的に変化を感じた2023年のオンライン側のグロサミ
  8. グロサミのセッションのこういう点が好き
  9. 機材が進化したからこそ気を付けるべき点
  10. その他、気が付いた点・こうなったらうれしいなという点
  11. 最後に…結局現地参加が一番!に変わりはない

■ Microsoft MVP と MVP Global Summit

僕はこのブログもそうだし YouTube もそうだし複数のコミュニティの主催や運営メンバーをしているし登壇活動もしています。趣味で。そんな活動が米国 Microsoft 本社に認めてもらい Microsoft MVP という年次のアワードを受賞して連続5年目です。その Microsoft MVP には様々な特典があるのですが、そのうちの大きな1つが「 MVP Global Summit 」という Microsoft MVP のみ参加できる1年に一度のイベントです。日本では通称「グロサミ」と呼ばれているので、以降はこの通称で呼びます。グロサミは完全NDAのもとで様々なナイショな情報を共有してもらえたり、各製品についての今後を Microsoft の製品担当チームの人たちと一緒にディスカッションしながら考えられるセッションがたくさんあるイベントです。僕より Microsoft MVP 受賞歴の長い人たちから聞くところによると、以前に比べて最近はディスカッションを多くする傾向だそうです。つまり Microsoft 側から「教えてあげる」じゃなく、「有識者の人たち、一緒に考えましょう」という感じですかね。僕は初受賞の年度の2019/03に初めて参加しました。その時のレポートは以下に記事があります。

MVP Global Summit に初参加!

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Outlook : Outlook on the Web の左ナビに Viva Engage が現れていた

僕はアプリの Outlook はプライベートでも仕事でも一切使わない Outlook on the Web 派なのですが、一昨日 Outlook on the Web を開いたら気が付いたんです。

▼左ナビゲーション内に「 Viva Engage 」アイコンが

徐々に Viva Engage が色々なところに進出してきましたね。 Viva Engage 知らないという人は Yammer の事です。

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Microsoft Teams :またまた会議にオモシロ機能が!クマさんが後ろから抱きついてくれる!? Snapchat Lenses が来た!

[ 2023/04/18 追記 ]
この記事で紹介する機能は動画の方がわかりやすいと思い、 YouTube に動画を公開しました。合わせてごらんください。

Microsoft Teams で Snapchat Lenses を試してみる(たぶん皆さんもすぐ使える)


最近 Microsoft Teams にはプレビュー段階だけどアバター機能、そして一般提供されたフィルター機能など、オンライン会議の疲れの軽減や会議の雰囲気を和らげる効果のある機能が増えてきています。やはりオンライン会議特有の疲労感を問題視し、またハイブリッドワークによる従業員同士の交流に関する課題にも取り組んでいるようです。そんな中、突然 2023/04/10 に Microsoft からこんなブログが出てきました。

Oh, Snap! Let Your Silly Side Shine with Snapchat Lenses for Microsoft Teams – Microsoft Community Hub
https://techcommunity.microsoft.com/t5/microsoft-teams-blog/oh-snap-let-your-silly-side-shine-with-snapchat-lenses-for/ba-p/3788722

頭の上にニワトリが乗ったりナマケモノに抱きつかれたりしてるじゃないですか!これはAR・VR・MRで言うところのARですね。ARは拡張現実です。ちなみにVRは仮想現実、MRは複合現実だそうです。これまではこれを実現するには別のアプリを経由させなきゃいけないのでPC初心者には敷居の高いものでした。それが難しい事をしなくても簡単にできるようになったという事です。こちらパブリックプレビューにせずとも一般提供開始されているので、展開されればすぐに利用できます。ポリシーで禁止されていなかったら。僕の環境でも土曜日に展開されていたので早速使ってみます。

▼会議に参加前の画面

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SharePoint :一部のWebパーツでレイアウトオプションがクイックに変更できるようになっている

※ただ機能を紹介するだけでなく、その理由を僕の憶測で語ります。機能紹介だけを読みたい方は前半は飛ばしてください。

■ユーザーが目的を達成させるまでにかかる時間をいかに減らすか?の考察

SharePoint もブラウザーを使ったWebサイトと捉えると、インターネット上のWebサイトを利用するユーザーはWebページの表示に3秒までは我慢するけど4秒を超えると離脱率が急増すると言われています(これも古い情報で今は更に気が短くなっているという話も)。そのために多くのWebサイトはレスポンスを良くする工夫をしています。つまり「ブラウザー利用者はせっかち」と言っても良いと思います。

SharePoint に話を戻すと、昔の SharePoint は動作がモッサリしている上に、何か編集しようと思うと編集ページに切り替える必要がありました。例えばリストやライブラリのビューを編集しようとするとビューの編集用ページに遷移されます。なので何をするにもちょっと編集するにもページ遷移に時間がかかってストレスになりがちでした。そういう事もあってか、全体的なUXを向上させるにはページ読み込み時間やページ遷移の時間を改善させるのは永遠のテーマになっていると思います。

さて、このユーザーに待たせる時間を改善させるには大きく2通りの方法があると考えます。

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