Microsoft Teams :またまた会議にオモシロ機能が!クマさんが後ろから抱きついてくれる!? Snapchat Lenses が来た!

[ 2023/04/18 追記 ]
この記事で紹介する機能は動画の方がわかりやすいと思い、 YouTube に動画を公開しました。合わせてごらんください。

Microsoft Teams で Snapchat Lenses を試してみる(たぶん皆さんもすぐ使える)


最近 Microsoft Teams にはプレビュー段階だけどアバター機能、そして一般提供されたフィルター機能など、オンライン会議の疲れの軽減や会議の雰囲気を和らげる効果のある機能が増えてきています。やはりオンライン会議特有の疲労感を問題視し、またハイブリッドワークによる従業員同士の交流に関する課題にも取り組んでいるようです。そんな中、突然 2023/04/10 に Microsoft からこんなブログが出てきました。

Oh, Snap! Let Your Silly Side Shine with Snapchat Lenses for Microsoft Teams – Microsoft Community Hub
https://techcommunity.microsoft.com/t5/microsoft-teams-blog/oh-snap-let-your-silly-side-shine-with-snapchat-lenses-for/ba-p/3788722

頭の上にニワトリが乗ったりナマケモノに抱きつかれたりしてるじゃないですか!これはAR・VR・MRで言うところのARですね。ARは拡張現実です。ちなみにVRは仮想現実、MRは複合現実だそうです。これまではこれを実現するには別のアプリを経由させなきゃいけないのでPC初心者には敷居の高いものでした。それが難しい事をしなくても簡単にできるようになったという事です。こちらパブリックプレビューにせずとも一般提供開始されているので、展開されればすぐに利用できます。ポリシーで禁止されていなかったら。僕の環境でも土曜日に展開されていたので早速使ってみます。

▼会議に参加前の画面

カメラをオンにして「ビデオ特殊効果」をクリックすると下にパネルが展開されますが、「フィルター」の項目に今まで見た事のないフィルターがあります。更にそのパネルの右下の「その他のビデオエフェクト」をクリックすると、

▼右パネルが開きます

良く見ると、

▼フィルターに「 Snapchat 」が

もし Snapchat がなければ、未展開なのかポリシーでオフにされてしまっていると思います。

種類が色々あって面白そうですね。とりあえずどれかクリックしてみると、

▼初回時のみ

カメラ映像の部分が初回時のみですが追加を求めてきます。これを見ると Microsoft が作ったわけじゃなく、 Snap, Inc. 社の Snapchat Lenses というアプリ?フィルター?という感じです。チェックボックスにチェックをして追加ボタンをクリックすると、

▼色眼鏡

こんな感じに実際はかけていない色眼鏡が自分のカメラ映像の上にかぶせる形でフィルターされます。もちろん顔を動かすと一緒に眼鏡も動きます。しかも結構激しく動いてもズレたりしないので凄い。

▼頭の上にネコが乗るフィルターも

これはなかなか面白いですよ。種類もたくさんあるし。

他のフィルター機能と同じく、会議に参加した後にも変更可能です。

▼会議ウィンドウの上部バーの「…」から「ビデオ特殊効果」をクリック

▼右パネルから好きなものを選んでください

▼ Together モードでも利用できます

ちなみに47歳のゴリゴリのオジサンである僕はこのクマのぬいぐるみが愛らしく後ろから抱きついてくれるヤツにキュンキュンしてしまいました。気持ち悪い事にこの記事を書いてある間ずっとこの状態で会議に参加しています(笑) ちなみにさっき嫁さんにも試してもらったけど、同じくこれがお気に入りのようです。


という事で、楽しい機能がまた追加されましたね。で、おそらく多くの企業のIT部門が「この機能を使わせないようにするにはどうしたら良いのか?」と考える事でしょう。特に日本企業は新機能はすぐにフタを閉めたがる傾向があるっていうのはよく聞きます。でも冒頭で紹介したブログ記事のコメント欄にも英語で機能をオフにする方法を教えろってコメントを複数見かけたので、海外でも似たような感じなんでしょうね。その数が日本の方が圧倒的に多いという話で。でも余程の理由がない限りはなるべく機能は解放した方が良いと僕個人的には思います。同じく冒頭のブログを読むと「自分自身を表現し」「関係を構築し」「会議を輝かせる」「同僚との思い出に残るつながり」「アイスブレイクに適切な方法」「プロジェクトで創造力を発揮したい場合」「雰囲気を明るくし」「誰もがより快適に感じ」などの言葉が登場します。ちょっとしたチームミーティングやオンライン懇親会などには凄く良い機能だと思います。さすがに皆さん大人なので偉い人が出席するガチガチのお堅い会議や顧客との商談やプレゼンでこの機能を利用する人はいないでしょう。オンにもオフにもできるんです。それでトラブルを気にして機能を利用禁止にするのは従業員を子供扱いすると同時にそこまでIT過保護にしているとむしろ従業員のためにならないですね。

おそらく多くの人が利用できるようになると思うので、楽しみましょう!