Microsoft Teams :会議の「コントロール」(便利!)

Microsoft Teams の会議には会議のオプションがあって色々と会議の設定が可能です。誰が会議に参加できるのか?共同開催者の設定、マイクやカメラの制御、などなど。でもこれらは会議開催前に設定するような前提っぽく、開催中に急に設定を変えるとなると、会議ウィンドウから離れて設定しなければいけませんでした。それが今回会議中に会議ウィンドウから素早く会議のオプションの変更をできるようになったんです。

2025/08/22 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼Microsoft Teams: 会議内管理のための新しい開催者コントロール

会議中に会議ウィンドウの上部のバー内からすぐに会議のオプション画面が呼び出せるし、更にすぐに切り替えたいような項目がメニューに並ぶ感じです。これは凄く便利そうです。

それでは実際に触ってみます。

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Microsoft Teams :会議から退席する際に確認を求める(誤操作での退出を防ぐ)

こちら該当する Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターのメッセージが見つからなかったんですけど、たまたま Microsoft Teams の設定画面を見ていたら気が付きました。

▼ Microsoft Teams の設定の「一般」カテゴリー

この「会議」に「会議から退席する際に確認を求めます」という設定項目があります。しかもデフォルトではチェックされていない状態です。なのでここを見つけない限りは気が付きにくいですね。

この項目を読む限りは会議から退席する際に通常は「退出」ボタンを押すと即退出されますが、それがワンクッション挟んで2クリックくらいで退出されるような感じですよね。するとたまに聞く話ですが、 Teams 会議中に画面共有しようとした時や、逆に画面共有を解除しようとした時に、誤ってその隣の退出ボタンを押して退出してしまった…みたいな誤操作。あれが防げると思います。

それでは実際に試してみたいと思います。

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Microsoft Teams : 会議参加バー

もう結構前に展開されている機能ですが…。ロードマップ上だと今年2025年7月に一般提供完了との事だけど、僕がこの機能に気が付いたのはもっと後だった気もします。いずれにせよ今はもう展開済でしょう。

Microsoft Teams でスケジュールされた会議が開始されると(誰かが参加すると)トースト通知ボックスがこれまでは表示されて会議が始まった事に気が付きますよね。

▼トースト通知ボックス

でもアレって会議に参加せずとも一定期間が過ぎると消えますよね。なのでヘタすると10分前くらいに会議に参加した人がいると通知が来て、でも先にトイレ行きたいから…とトイレ行って帰ってきたら通知ボックスが消えているので、そこから作業をしていたらウッカリ失念して会議に遅れてしまった…みたいなの、僕はポンコツなのであるんですけど皆さんはないですか?ないですよね。はい…。まぁ、そういう僕にとってうれしいのが会議参加バーです。

2025/07/15 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼ Microsoft Teams: 会議参加バー

メッセージ内だと「バー」だとか「バナー」だとか表記が揺れていますが、後述しますが「バー」で良いです。で、これは何かというと実際に誰かが会議に参加した時の画面を見ると、

▼会議参加バーが表示された状態

気が付きますか?上部にバーが表示されています。

▼これ

これはトースト通知ボックスと違って会議開催中はずっと表示されています。なのでこの存在さえ把握していれば、 Microsoft Teams さえ開いていればどの画面を開いても今現在自分が関係する会議が開催されているかどうかの確認ができますね。もちろん会議参加バーの右側の「参加する」ボタンから会議に参加する事ができます。

また、自分に関わる会議が2個以上バッティングしている時は?

▼2個以上会議が同時開催されている場合

このように「その他〇件」という表示がされており、右側のボタンは「予定表で表示」というボタンになります。

たぶんこれをクリックするとメッセージセンターのメッセージ内のスクショのように複数会議の予定が表示されてどれか選択する形になるかと思います。

▼これ(メッセージセンターの当該メッセージより引用)

ただ、今僕はブラウザー版で確認しているんだけど、なぜかボタンを押してもこの画面が表示されず何のアクションの起きません…。これは原因不明でした。

さて、メッセージセンターのメッセージ内では出欠確認で「はい」または「仮」にしたユーザー向けという記載がありました。でも実際に今試したのは出欠確認は特にリアクションしていない状態です。

じゃ、出欠確認で「はい」にしたらどう違うのか?

▼「はい」ってのは「承諾」ですね

▼「承諾済み」になりました

時間になっても誰も会議に参加しなければトースト通知ボックスも会議参加バーも何も変化がありません。そして誰かが入室すると、

▼うん、特に変わりはない

これはアレかな。辞退した会議は表示しないよっていう意味かもしれないですね。つまり「『辞退』以外の『承諾』『仮の予定』および無反応の場合」という意味かと。正解は不明ですが。

と、現時点では若干挙動が怪しい点もありましたが、会議開催中はバーとしてずっと表示されているのは僕はうれしいです。

で、これが邪魔だという人がいるかわかりませんが、そういう人は、

▼設定画面「通知とアクティビティ」内

この「会議参加バーを表示する」をオフにすると表示されなくなるようです。そう、冒頭にメッセージセンターのメッセージ内では「バナー」と「バー」で表記揺れしているけど「バー」でしょう。という話をしましたが、実画面でここでは「会議参加バー」という記載を確認したので「バー」だと結論づけました。

Microsoft Teams :非チャネル会議の録画の保存先が変更された

Microsoft Teams のオンライン会議では会議を録画するケースも多いと思います。特に Copilot for Microsoft 365 や Teams Premium の場合は、後々 Copilot にお世話になるなら録画(セットで保存されるトランスクリプト)は必須になってきますよね。そんな会議の録画に関するアップデートがありました。僕は色々なところで「そのデータどこに保存されるか意識しましょう!」と言っていますが、録画データの保存先の変更についてです。

2024/04/08 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼ (更新済み)Microsoft Teams: 会議の録画が開催者の Microsoft OneDrive に保存されるようになりました

以前から不満点が一つあって、チャネルと紐づけない非チャネル会議で会議を録画すると、録画データの保存先は録画ボタンを押したユーザーの OneDrive for Business (以下 ODfB )に保存される事です。そこは会議の開催者に保存された方が良くないですか?と思っていたし、そのようにフィードバックしていたりもしました。そしたら、今回のアップデートで、まさに開催者の ODfB に保存されるようになるとの事です。僕の標準リリース環境でも7月の頭に展開されていましたが、ハワイに行ったり忙しくて記事を書き途中のままでしたが、ちょうど読者さんからアンケートでこのアップデートを取り上げないの?という声をいただき、タイミング良いのでしっかり書きあげて公開します。

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Microsoft Teams :会議のメモがチャネル会議でも利用できるようになった

Microsoft Teams の会議のメモが Wiki が廃止されて Loop コンポーネントに変わったのが去年2023年8月あたり。え?もう1年経ちそうなんですね。

Microsoft Teams :会議のメモが Loop コンポーネントになった(会議のスケジュール編)

Microsoft Teams :会議のメモが Loop コンポーネントになった(会議中に使ってみる編)

そもそも会議のメモがどれだけ利用されているのか?あたりも気になるところですが、それが Loop コンポーネント化されたことで、 Loop コンポーネントならではの機能も利用されているのか?あたりも気になるところ。

そして、上の記事内にも書いてあるとおり、これまで会議のメモは非チャネル会議で利用はできてもチャネルに紐づけたチャネル会議では利用できませんでした。それがようやくチャネル会議でも利用できるようになりました。

2023/11/17 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼(更新済み)チャネル会議での共同作業メモ

という事で、僕の標準リリース環境でも利用できるようになったので試してみます。またこういう機能が出てくると必ず僕が言うのが「データの保存先を意識しましょう」なので、チャネル会議で会議のメモが利用できた場合、 Loop コンポーネントのデータがどこに保存されるか?あたりも探ってみます。

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Microsoft Teams :画面共有時の発表者ツールバーがクリリンの額!?をつかめば動かせるようになった

※発表者ツールバーはスクリーンショットに映らないオバケみたいなものなので、本記事ではディスプレイを直接スマートフォンで撮影した画像を利用しています。

Microsoft Teams でオンライン会議をして発表者が画面共有した際に、上部に発表者ツールバーがあります。これが地味に邪魔な時がちょいちょいあるんですよね。発表者ツールバーで隠れている位置にある部分を触る事もできなければ見る事もできない時。

▼例えばこういう時

共有した画面にブラウザーを最大表示すると、ちょうどブラウザーのタブ部分の上に発表者ツールバーが被さって表示されるので邪魔なんです。隠れている部分をクリックする事もできなければこのタブのページ名を見る事もできない。仕方ないのでブラウザーを一旦小さくして発表者ツールバーに被らないように移動させて確認・操作するくらいですかね。発表者ツールバーは一度クリックした後に [ Ctrl + W ] で非表示にする事はできますが、僕の試した限りだと一度非表示にすると元に戻すことができないです(この方法から元に戻す方法を知ってる方はご一報ください!)。

という感じで、若干邪魔な発表者ツールバーですが、今までは上部中央に固定表示だったのがドラッグして動かせるようになるアップデートがありました。

2024/05/08 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼ Microsoft Teams: 画面共有時のドラッグ可能な発表者ツールバー

標準リリース環境では6月中旬~6月下旬に展開する予定になっていまして、僕の環境ではすでに標準リリース環境でも展開されていました。

それでは試してみます。

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Microsoft Teams :画面共有中の発表者ウィンドウが強化される(「画面映ってますか?」と確認しなくても良くなる?)

Microsoft Teams でオンライン会議をしていて自分が発表する場合、画面共有する機会は多いと思います。画面共有をすると Microsoft Teams の会議ウィンドウは消えて共有した画面のデスクトップが表示されると同時に、画面の右下か左下あたりに小さなウィンドウが表示されていると思います。あれが画面共有の発表者ウィンドウと呼ばれるものですが、今回のアップデートでそれが強化されたとの事です。

2024/04/03 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼(更新済み)Microsoft Teams: 画面共有中の発表者ウィンドウの機能強化

なんかメッチャ縦長になってますね。メッセージ内でも「拡張された」という表現もありました。最大4人の参加者、アクティブな発言者、リアクション、共有コンテンツのプレビューが表示されるとの事です。会議の通知も見やすくなるとの事。

よく読むと、アップデートの展開時期が標準リリースではまだ1カ月前くらいの予定になっていますが、僕の標準リリース環境ではすでにアップデートが展開されていますね。なので逆にアップデート前の確認ができませんでした。ということで、アップデートされた後を確認してみます。

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Microsoft Teams :画面共有時のビデオコンテンツの最適化

そもそも皆さん、オンライン会議で画面共有して動画コンテンツを流すようなシーンってありますか?業種職種によっても違うと思うけど、そんなに多くはないのかなと思っています。例えばマーケティング部門であれば公開用の動画コンテンツの初稿をチームメンバーで一緒に視聴してダメ出しをするなんてシーンでは流すかもしれないです。営業部門であれば顧客とのオンライン商談の中で自社製品に関わる紹介動画などを流す機会もあるかもしれません。社内教育に関わる部門であればビデオ教材を視聴するような機会も。あ、挙げれば色々ありそうですね。

そんな特に今まで悩ましかったのが、画面共有をした状態で動画コンテンツを再生しても、見る側の参加者には動画がカクカクしてて見づらい…という状況。仕方ないとはいえ微妙でしたよね。これを回避するには一例として PowerPoint Live を利用して、 PowerPoint のスライド内に YouTube の動画を埋め込むと大丈夫だったりしました。あれ?スライド内に動画を埋め込むだけだとどうなんだっけかな?ちょっと忘れちゃった。とにかく工夫すればカクカクせずに動画を共有する事はできますが、今回のアップデートでもっとラクにカクカクさせなくできるようになりました。

2024/02/14 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼(更新済み)画面共有のビデオ設定用に最適化

画面共有時にビデオコンテンツを最適化できる機能が登場との事です。メッセージ内では「ビデオまたはモーションコンテンツ」という表現があるので、画面共有全体をブーストさせるような感じでしょうか。なので動画ファイルを再生するだけじゃないですね。例えば PowerPoint のアニメーションやエフェクトあたりもスムーズになるんじゃないかと思います。

標準リリースでも6月下旬までにはアップデートの展開が完了されるとの事ですが、僕の環境で確認できたので触ってみました。

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Microsoft Teams :会議まわりのアップデート(アクティビティ表示・会議入室前の表示・参加アカウントの選択)

1つ1つがネタとして小さいので3つ一緒に紹介します。全て会議に関するアップデートです。

■アクティビティ表示

これはおそらくアップデートが展開されると気が付きやすいと思いますが、会議に招待された時に Microsoft Teams のアクティビティのフィードに通知が飛ぶようになりました。

▼アクティビティの会議招待通知

▼会議内容を更新しても別途通知が飛ぶ

これはどうなんですかね?うれしいですかね?ウザいですかね?僕はうれしい方だけど、会議にメッチャ招待される人はウザそうですね。「また会議に追加されたかぁ…」と通知が届くたびに気分が落ちちゃいますかね?

もし嫌な人がいた場合は、僕が試してみたところ、

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Microsoft Teams :「会議」アプリの名称が「ミーティング」へ

記事内容的には小ネタです。

2023年12月に Microsoft Teams に「会議」アプリが登場しました。

Microsoft Teams :「会議」アプリ登場したけど便利そう?

会議にフォーカスしたアプリで、たくさん会議に参加・開催する人、今後の会議を予習する機会が多い人、参加できなかった会議や振り返りたい会議を復習したりする機会が多い人には重宝するアプリかと思います。

そのアプリですが、今朝 Microsoft Teams を見たら名称がシレっと変更されていました。

▼昨日までは「会議」でしたが、

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