新しい Microsoft Stream になってから、 Clipchamp スタートページと見た目が統合されたり、そもそも立ち位置として実際は OneDrive for Business (以下 ODfB )や SharePoint に動画ファイルが保存された状態が Microsoft Stream だったりと、実体として Microsoft Stream がフワフワっとしてきたというか、よくわからない状態だったり説明しづらいものになってきつつありますが…。それは置いといて。
メールとビジネスチャットの大きな違いの一つとして「リアクション」が挙げられるかと思います。「いいね」ってヤツです。今はもう「いいね」だけじゃないので「リアクション」と表現していますが。 Microsoft 365 で言えば Outlook のメールでもリアクションはできますが、まぁ大きくメールとビジネスチャットで括ると一つのビジネスチャットの特徴ではないかと思います。
一方、プライベートでは皆さんの過半数は家族や友人とのコミュニケーションがキャリアメールやSMSから LINE に置き換わっていると思います。軽く調べると LINE がリリースされたのが2011年、そこから1年後の2012年には国内のスマホユーザーの2人に1人が LINE を利用するまでに爆発的に成長したようです。これはつまりメールよりもチャットの方が圧倒的に良いからですよね。ちょっと使ってみてダメだったらここまで成長しませんから。そして今ではおそらく LINE からメールに戻るのは厳しいんじゃないかと思います。つまり、プライベートではすでにコミュニケーション手段をメールからチャットに置き換える効果やメリットを体感できているんです。
Microsoft Teams のオンライン会議では絵文字でリアクションができます。これ使っていますか?リアル会議なら誰かがプレゼンや発表などで話している時に「うんうん」「へぇ」「すごい」など声と表情やゼスチャーでリアクションをすると思います。一方でオンライン会議の場合もリアル会議と同様のリアクションをとる事も可能ですが、場合によっては話者以外はマイクをオフにして参加する会議であればリアクションのためにいちいちマイクをオンオフするのも大変だし、マイクを常にオンにして参加する会議であっても他者が話している時に声でリアクションをするとオンライン通話特有のタイムラグ(相手に音声が届くのに遅延)が発生するため、絶妙なタイミングで声でリアクションしても遅れて届くため相手の話の流れを遮ってしまいます。そこでオンライン会議ならではのリアクション方法としてリアクション機能が登場したのが2021年2月あたりです。
これ相当待望だった人が多かったらしく、検索からの流入もかなりありました。それだけリアクションの需要が相当高まったという事ですよね。だって5年前くらいの Microsoft Teams が世に出てから間もない頃、ビジネスチャットがまだまだ普及されていない頃は、「業務上のやりとりに絵文字でリアクションなんて良くない!」「上司にイイねとは何事か!」という意見多かったですよ。(未だにハートのリアクションがセクハラになるとかSNS上でたまに話題に挙がってるけど。)あの頃に比べて世の中全体で文化が変わってきた感はありますよね。
これ、なんでこんなに検索からのアクセス数が急上昇しているか察しがつきます。 Microsoft Teams においてだいぶチャットのリアクションの利用も定着していていて、ただ以前から他のサービスに比べてリアクションの数が6種類と少なくて不満点だったのがリアクションの数が増えるという事は多くのユーザーにとって待望だったかと。そして Microsoft 365 は機能アップデートが世界中で一斉に変わるわけでもなければテナント単位で一斉に変わるわけでもなく、段階的にユーザー単位で展開されていくので、社内でもバラバラに展開されます。なので、運良くいち早く展開された人が新しいリアクションを使ってみたり社内で喜びの声をあげると、展開されていない人達が「あれ?なんで私は展開されてないの?設定が必要なのかな?調べてみよう」という具合にネット上で検索しているんだと思います。
どれだけ焦らすんですか?ってくらい待たされました。 Microsoft Teams の絵文字が新しくなりました。SNS上で新しくなったという投稿が散見された頃が僕の観測する限り5月末あたりでしたが、それから2ヶ月待ちましたよ。当ブログを購読してくれている方々も不思議に思ったかもしれないです。絵文字が新しく変わっている事を何で太一が触れないのか?と。目立つ変化ですからね。でもね、記事にしたい気持ちでずっと悶々としていたけど、当ブログは僕の環境に展開された機能しか記事に扱わないポリシーにしているので、周囲でザワザワしても自分の環境に展開されるまではグっと堪えるしかないんですよ。2ヶ月間も悶々としていましたよ!
と言っても、別に絵文字が新しくなったからって大きなインパクトはないんですけどね(笑)
2022/02/17 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。