新しい Microsoft Stream になってから、 Clipchamp スタートページと見た目が統合されたり、そもそも立ち位置として実際は OneDrive for Business (以下 ODfB )や SharePoint に動画ファイルが保存された状態が Microsoft Stream だったりと、実体として Microsoft Stream がフワフワっとしてきたというか、よくわからない状態だったり説明しづらいものになってきつつありますが…。それは置いといて。
今回のアップデートで、動画にリアクションができるようになりました。視聴する際に、他の人がどの部分でどう感じたのか?が視覚化され、また動画制作者は視聴者の反応を細かく把握できるので、これが広く使われると良い機能じゃないかと思います。
こちら Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターにはアナウンスは見当たりませんでしたが、 Microsoft 365 ロードマップ上で確認する事ができました。
Microsoft Stream: video reactions – Microsoft 365 roadmap
https://www.microsoft.com/en-us/microsoft-365/roadmap?filters=&searchterms=375287
で、対象指定リリース環境では、すでに1カ月以上前から確認できていましたが、ようやく僕の標準リリース環境にも展開されたことを確認したので記事にします。ただ、今色々なアカウントで確認すると展開されていないユーザーの方が多い印象だったので、もし展開されていなかったら、正座で待機ですね。
では試してみます。
▼ Microsoft Stream で動画を視聴
ODfB や SharePoint に保存された動画ファイルを開けば、 Microsoft Stream として再生できますが、このように動画の下にリアクションボタンが表示されていたら、本機能が展開されている証拠です。
リアクションの付け方は簡単で、再生中にリアクションを押すだけです。
▼再生中にリアクションを押す
▼するとタイムライン上にリアクションの履歴が表示されます
自分のリアクションなら吹き出しの右にゴミ箱があり、クリックすると削除できます。
正直、視聴しながら常にリアクションすべく構えていて、ここぞって時にクリックしないと、少し遅れたところにリアクションが付くし、正確な位置でリアクションすべく巻き戻して再生するのもダルい作業なので、まぁ、そこらへんはザックリと気楽にリアクションをすれば良いと思います。
▼動画下のリアクションバーの右の数字にマウスカーソルを持って行ったところ
このようにリアクションの種類別に合計を見る事もできます。
▼同じ場所に同じリアクションがあった場合
▼同じ場所で違うリアクションがあった場合
▼そこにマウスカーソルを当てた場合、展開されます
▼複数人がたくさんリアクションを付けたところ
このようにたくさん視聴され、視聴者がたくさんリアクションしてくれるとタイムライン上が賑やかになるし、他者がどこでどういう感情になったのかが視覚化されるし、動画制作者としては興味のある情報でもありますね。
うれしいのがネガティブなリアクションの種類がない点です。ポジティブ大事。
また、 Microsoft Teams の会議のリアクションなら、誰かがリアクションすれば参加者全員にリアクションが見えますが、こっちの方はタイムライン上で確認しない限りは、動画を視聴している最中にリアクションが浮き出てくるような事はありません。上の方でスクショ出したように、自分がリアクションしたら浮き出ますけどね。
あと、試していたところ、リアルタイムにリアクションが更新されはしないです。視聴している同じタイミングで他の人がリアクションをしても、それがリアルタイムに追加されることはなく、ブラウザーを更新すると増えるような挙動でした。
という事で、これは個人的には良い機能だと思います。そのためにはより多くの人がリアクションをする必要がありますけどね。