Office 365 :サポートの仕組みが大きく変わった!

ちょくちょくサポートに問い合わせをしており、非常に丁寧なサポートで感謝です。これまでも少し記事として取り上げました。

Office 365 メールでの問い合わせ方法
Office 365 :問い合わせをする際の注意点
Office 365 :問い合わせでメールでのサポートを指定しても電話はかかってくる

で、今年3月の中旬あたりにこの Office 365 のサポートの仕組みが大きく変わった感じです。

問い合わせ方法に関しては以前紹介した Business Premium プランから問い合わせをした際の方法と大きく違いはありません。

Office 365 メールでの問い合わせ方法

ただ、E3 プランから問い合わせをした際には、以前は全然違う問い合わせ方法でした。

Office 365 :問い合わせをする際の注意点

それが、今は Business Premium プランと同じ方法になっています。統一されたのでしょうか。なので、今は上記記事内の注意点は解消されていると思って良いと思いますが、逆に緊急度などの選択肢がなかったりするので、フォーム内に「緊急です!」って記載すれば良いのかな?

で、今回大きく変わったと思うのは、問い合わせ後です。メールのやりとりがシステマチックになったように感じます。

▼新旧のサポートからのメールの比較

管理番号からチケット番号へ
以前は[REG:*********]のような管理番号だったけど、新しいシステムではチケットと呼び[Ticket #:*******]のような番号になっています。

送信元のメールアドレス
以前はサポート担当者のメールアドレスでやりとりしていましたが、新システムでは Office 365 Ambassadors という名前で統一されています。あと、以前はccによくわからないアドレスが複数追加されていたけど、新しくなってなくなりましたね。

※昨日までのメールは同じ名前でしたが、昨日問い合わせをしたらOffice 365 Ambassadorsじゃなかったです。ただ、やはり担当者のメールアドレスではなくサポート用のアドレスでした。

本文にヘッダーやフッターがない
以前はいかにもビジネスメールなヘッダーやフッターや署名がありましたが、新システムではそこらへんが省略されています。これは個人的には大歓迎です。だってビジネスメールを送られたらこっちだって礼儀として同じくビジネスメールで返信するけど、特に僕みたいに社内コミュニケーションが100%ビジネスチャットになってその利便性を享受している者にとっては、やはりビジネスメールのマナーはダルさしか感じないから。

問い合わせから回答までの一連の流れは変わらずスピーディーです。

そして、最後に問い合わせがクローズしたら、フィードバックするためのアンケートの回答です。

前回の Office 365 勉強会でもサポートの中の人とディスカッションする時間がありましたが、サポートの人にとってはこのアンケートって非常にモチベーションアップにもつながるし大事なんですって。中の人のモチベーションが向上するって事はサポートの質も更に上がるわけで、そりゃコチラも最大限協力させていただきたいです。

以前は問い合わせをクローズしてもらうと、別送のメールにアンケートの回答を促す記載があり、そこから回答するページにリンクがついていて、回答する感じでした。

今は Office 365 管理センターから行います。

▼管理センターの サポート > お問い合わせの表示

▼回答したいアンケートをクリックすると

▼展開され、フォームがあるので、ここで回答します

さて、最後に気を付けたい点があって、このアンケートの回答だけど、回答期限があるんです。(いままではなかったと思います。)しかも期限がたった1日なんですよね。

数日後にアンケートに回答しようとして、メールに記載されていたアンケート方法に従ってサポートチケットを確認したら…

▼回答していないのにどこにもアンケートのフォーム欄がないんです

ちなみに3月中旬に行った問い合わせの最後のメールのアンケート回答を促す記載には回答期限が触れられていなく、3月下旬に行った問い合わせに関しては回答期限が時間まで記載されていました。という事で、アンケートの回答については問い合わせがクローズしたら即行うと良いですね。

あ、ちなみにウワサによると、表示の言語設定を英語にして問い合わせをすると、自動で海外のサポートにつながれるらしいので、英語が苦手な方は必ず日本語にしてから問い合わせしましょう。

SharePoint :モダンUIに設定しても集計値列を追加すると一部クラシックUIになっちゃう

会社の人に相談されたんです。「モダンUIなのにアイテムのタイトルをクリックした時だけクラシックUIでアイテムページが表示されるんですけど。」って。ん?と思って実際見せてもらうとその通りの挙動でした。そういえば以前リストの設定をイジっててダイアログボックスを表示させる設定をした後に似たような現象が起きた気がしたけど、今回はリストの設定は特にイジっていない。そこで、リストを作った後にやったことを一つずつ再現したところ、集計値列を追加した段階でおかしくなる事がわかりました。

再現してみます。

▼作成したリストをモダンUIで表示。テストで1件アイテムを追加しました。

▼この状態でアイテムのタイトルをクリックすると、右パネルが出現し、中にアイテムの詳細が表示されます。

▼アドレスバーのURLを直打ちして「DispForm.aspx」を表示するも、まぁモダンUIです。

ここまでは正常動作です。

▼次に、「集計値」列を追加しました。

▼ビューに列が追加された事を確認します。ビューはモダンUIのままです。

▼この状態でアイテムのタイトル、もしくは「…」メニュー内の「開く」をクリックすると…

▼右パネルではなくDispForm.aspxに遷移し、クラシックUIで表示されました。

▼元に戻ればモダンUIのビューです。アイテムを編集にしてみると…

▼編集はモダンUIのまま右パネルが出現します。

▼EditForm.aspxをアドレスバー直打ちで表示すると、こちらも問題なくモダンUIでした。

▼アイテムを選択して「i」ボタンでプロパティを確認しても、集計値列は表示されません。

これは、ここのプロパティはこの中で編集ができる事からもEditForm扱い(表現が難しい…)だと思うので、編集画面には集計値列は表示されないのは昔からそうなので、仕様通りなのでしょうか。

結局のところは現時点では以下の通りの結論です。

集計値列を追加すると、DispForm.aspxのみクラシックUIになってしまう。

そのうちシレっと修正されると思うんですけどね。

SharePoint :「サイトのページ」ライブラリに列って追加できないんだったっけ?

先日、このようなメッセージが Office 365 のメッセージセンターにあがっていました。つまり、ニュースやモダンページでも追加した列が利用できるようになりますよって事でしょうか。で、その列を使ってカテゴリー分けしたりグループ化できると。

このメッセージを読んだときに「ん?」って思ったんです。
ページライブラリもライブラリでしょ?
ライブラリに列の追加って別に昔からできる事じゃん?
って。

ただ、ページのライブラリに列を追加する事って僕の経験則では滅多にないというかやった記憶がないです。そもそもこれまで仕事で携わってきた SharePoint のサイトはリストとライブラリで構成されており、ホーム以外にページを作成する機会自体があまりなかったです。つまり、これまでもページライブラリに列を追加できたかと言われたら自信もって答えられません。

メッセージでこれが新機能として実装される予定であると言っているならば、現時点ではどこまでできてどこまでができないという事を調べてみたくなりました。

検証はモダンの方のチームサイトで行いました。

▼「サイトのページ」ライブラリにはHome.aspxとニュースとしてNews001.aspxがあります

モダンUIではビュー上から列の追加もできるけど、過去にちょっと変な挙動を確認した事もあるので、念のために従来の方法で列を追加します。

▼デフォルトの列情報

▼こんな感じで選択肢列を追加します

▼あれ?列、追加できましたよ!

▼ほら、ビューにも列追加されてる。

ただ、ここからなんです。

じゃ、実際にページに新規追加した「カテゴリー」列に値を入れよう。

▼はて…「カテゴリー」列がない!

▼こっちも「カテゴリー」列がない!

もう一度、ライブラリの設定画面の列情報をよく見ると…

▼あ、「カテゴリー」列は「サイト ページ」コンテンツタイプがない!

列の追加した時のスクショ見ればわかりますが、作成時に「すべてのコンテンツ タイプに追加」にチェックされていたのに、「サイト ページ」コンテンツタイプには追加されていないんです。

じゃ、コンテンツタイプに列を追加しよう!

▼ここから設定画面へ

▼このコンテンツタイプ、削除する以外なにも設定ができない!

つまり、ページライブラリに列の追加はできるけど、「ニュース」「ページ」つまり「サイト ページ」コンテンツタイプとしては利用できなく、おそらくそういう意味で今後、列の追加ができますよ!って意味だったのかなぁと。

試しに、Wikiページを追加してみます。

▼Wikiページには「カテゴリー」列はありました

そして、コンテンツタイプで列が表示されていなくても、ライブラリ自体には列が追加されているので…現状でも、列を追加した後にニュースを作成すると、選択肢列の初期値は埋め込まれます。

▼列を追加した後にニュースを作成(News002.aspx)したら、そこには「カテゴリー」列に初期値が入力されていました。

それと、ニュースとして作成したページを編集でコンテンツタイプをWikiページなどに変更すると、

▼このようにニュースだけどカテゴリー列は表示でき、編集できます。

この後にこのニュースはコンテンツタイプを変更しても普通に利用できますが、本来であれば適切なコンテンツタイプではないので、良い利用方法ではないですね。ちなみに一度コンテンツタイプを変更するとその後は少なくとも SharePoint のUI上からは元のコンテンツタイプに戻すことはできませんでした。

そもそも SharePoint において説明するのが難しい用語ランキングがあったとしたら殿堂入りしそうな「コンテンツタイプ」。これが絡むから難しいですね。

メッセージセンターのメッセージが言っている「ニュースやモダンページに列が追加できる」という新機能がどんなものなのかはよくわかりません。もしかしたら普通にライブラリに対して列が追加できる事がニュースライブラリでもできますよって意味ではなく、ちょっと違った機能やUIが用意されるかもしれないです。それは…今後のお楽しみですね。

結局、これまで調べた通り、通常方法では列を追加して利用する事はできないわけで、それが SharePoint でいわゆる掲示板的な利用方法を「お知らせ」リストなどリストからニュースなどのページに切り替える時に躊躇する要因の一つかと思いますが、やはりこのように徐々に機能が追加されてきて、今後はニュースやページの利用が増えていくのでしょうか。

まだ本ブログには記事として取り上げられていませんが、ハブサイトも出てきました。これを利用するにもニュースは大事な役割なのかなと思います。

Office :Word / Excel / PowerPoint で翻訳機能

機能が追加される事は知っていたのですがスッカリ忘れておりました。いつ実装されたんだろう?そんな古い話ではないハズ。で、なぜ思い出したかというとパワポ開いた際にこんな案内が出てきたタメ。

▼新機能の紹介

Microsoft Translator を使っているんですね。Office 365 メッセージセンターで過去にAndroidを人造人間と訳したオチャメな翻訳くん。ついさっきもエクスポートを輸出って訳していましたね。

▼校閲タブ内に「翻訳」ってあります

このアイコンはどこかで見たと思ったら、モバイルアプリのアイコンですね。

▼実際クリックするとこんなダイアログが。迷わず「オンにする」をクリック。

▼右パネルが現れてこんな感じで翻訳されます。

これが適切な翻訳かどうかは英語力が中学生以下な僕には…ゴメンナサイ。

▼挿入をクリックすると翻訳した文章に変わります。

よく見ると右パネル内も変化があり、単語の説明っぽいものが見えます。

ここ、翻訳元の方で単語にマウスホバーさせると翻訳先ではどの単語なのかがハイライトされ、更にその単語が一覧で表示されるんですね。

▼「What’s」にマウスホバーした場合

▼「dinner」にマウスホバーした場合

結構英語の勉強にもなりますかね。

翻訳した文章を置き換えるニーズはとくにない場合でも、例えば、資料作成中に英単語調べたかったり、英単語の意味を調べたい場合は、この翻訳機能を使えばブラウザで切り替えて調べたりせずに、この中で完結できるので便利かも!

Yammer :グループ作成を禁止する設定はない

[ 2021/12/01 追記 ]
本記事は2018年4月時点の記事ですが、現在はユーザーがコミュニティ(旧グループ)作成をできなくする設定は可能です。以下の記事を参照してください。

Yammer :ユーザーがコミュニティ作成をできなくする設定


そもそも Microsoft Teams や Yammer のようなアプリは、その性質上、チームやグループはユーザーに自由に作成してもらうべきで、それを制限や禁止する事はそのメリットを半減させるどころか、その前に利用されなくゴーストタウン化すると思います。これらのアプリを導入する際には、極力制限やガイドラインは少なくすべきかなと思います。

とはいえ、特に日本においては機能を制限させる事についての問い合わせが他国に比べて多いようです。(先日の Office 365 勉強会の中で中の人が嘆いていました。)非常に残念ですね。だからこそ導入に失敗しやすいんでしょうね。とはいえ、それぞれ事情があるので…。

で、 Microsoft Teams では Office 365 グループの作成を制限する事でチームの作成を制限する事ができますが、それでは Yammer のグループはどうなんでしょうか?また、Yammer も Office 365 グループと統合できますが、その場合、 Teams と同様に Office 365 グループの作成を制限する事で Yammer のグループの作成を制限する事ができるのでしょうか?

まず、Yammer の管理画面を隅々まで探したのですが、そのような設定項目はありませんでした。

思えば過去に Yammer 導入プロジェクトに関わった頃に、グループ作成を制限できないので、週1でグループ作成されていないか監視して作られていたら作成者に注意…なんて事やっていたのを思い出しました。あれから5年くらいは経過したと思いますが、そのような機能は実装されていないようです。(ちなみに上述のプロジェクトでは Yammer の導入は失敗しています。そりゃそうだ!という原因は色々ありました。)

裏を取るためにお得意の Office 365 のサポートから問い合わせてみました。

■グループ作成機能の制限はできない

グループの作成を制限する事は Yammer のコンセプトに反するのでそのような機能はないとの事です。ごもっともです!
ただ、ネットワーク外のユーザーも参加できる「外部グループ」に関しては、作成機能を無効化する事は可能なようです。

■ Office 365 グループと統合をしても Yammer のグループ作成を制限できない

Office 365 グループと統合すると Teams のチームのように作成制限できる可能性は?という質問に対しては、Yammer グループを作成した時に Office 365 グループが作成されないようにはなるけど、Yammer グループは作成されるという事です。

つまり、グループ作成を禁止したり、IT部門への申請制にしたいニーズが必須であった場合は、 Yammer は導入検討から外した方が良さそうです。

たいていのグループ作成を制限したり禁止したい理由は「雑談されて生産性が落ちるのでは?」「陰口用のグループが横行するのでは?」「炎上など余計な運用やトラブルが増える」などあります。
しかしよく考えてみてください。 Yammer を導入したからってそれらのトラブルやリスクが増える可能性は低いでしょう。むしろトラブルやリスクが見える化されて良いのではないでしょうか。(議論し解決できる機会ができます。)サボる人は何してもサボります。 Yammer を導入したから生産性が落ちるわけではなく、それは別の問題だと思います。 Yammer 禁止にしてもタバコ部屋や休憩所でサボるだろうしトイレの個室の中で居眠りするでしょう。陰口や無駄口を懸念するということはおそらくメールという手段で今だってあるのでは?それも問題点は陰口が横行する雰囲気をどう改善するか?であって Yammer ではないはず。炎上だってコミュニケーション手段がたまたま Yammer に変わっただけで、炎上する火種が実は元々あったわけで、火種が見える事は場合によってはかえって良い事なのでは?

導入しようとしたキッカケやメリットに立ち返った際に、それらの可能性を様々な機能制限やガチガチのガイドラインで殺してしまうのは非常にもったいないです。そしてユーザーはメリットを実感できなく、おそらく導入に失敗するでしょう。

いたって僕の個人的意見としては、 Yammer は福利厚生の一環として、社内の部活動のコミュニケーションツールにしたり、婚活用に役立てたり、英語勉強用グループを作ったり、社内勉強会や技術交流の場にしたり、そんな使い方も十分良いのではと思ったりします。従業員満足度が高まった上で Yammer 上のコミュニケーションが増えるほど、組織の壁を越えたコミュニケーションから新たな組織の可能性が出てくる可能性も高まります。あくまでも希望的観測の個人的な意見ですが。

Microsoft Teams :モバイルアプリから絵文字を使う

僕は友人や家族とのやりとりでも絵文字って使わないんです。なので iPhone の設定で絵文字キーボードはオフっているんです。今回、そこらへんが災いして迂闊にも気が付かなかった事がありました。

Microsoft Teams のモバイルアプリに対して、実はついさっきまでこう思っていたんです。

「モバイルアプリでお楽しみツールの絵文字使えないんじゃん!モバイルだからこそ使うだろうに!(僕は使わないけどさ。)」

▼モバイルアプリには絵文字を挿入するアイコンがない

GIFアイコンはあるけど絵文字アイコンがないから絵文字が使えないと思っていました。(あれ?そういえばステッカーアイコンもないなぁ。)

そしてついさっき気が付いたんです。

「でも、よく考えたらモバイルアプリなら絵文字キーボードから絵文字を入力できるじゃん!」

…なんてこった。ですね。そっと iPhone のキーボードの設定で絵文字キーボードを復活させてみました。

▼久しぶりに絵文字キーボードにしたらこんな感じになっていたんですね

▼挿入して発言できました

なんという勘違い…。という事でめでたしです。

ただ、次の2点の疑問がうまれました。

  1. PCからとモバイルからでは違いはあるのか?
  2. 絵文字機能を禁止にした場合、モバイルはどうなるのか?

ではこのまま調べてみます。

1.PCからとモバイルからでは違いはあるのか?

先程挿入した絵文字。サングラスかけたタモさんの顔とハート。(特にオッサンのハート絵文字はキモさMAX。)それと同じ絵文字をPCからも挿入して会話してみます。

▼PCでタモさんとハートの絵文字を挿入して会話します

▼全然違うじゃん!

▼モバイルアプリから見ても全然違う!

って事で、PCからは絵文字アイコンから絵文字を挿入し、モバイルアプリからはモバイルの絵文字キーボードから絵文字を挿入。そして両者では全然違う絵文字が表示されます。
とはいえ、この違いは業務上では別にどうでも良いですね…。強いて言えばその発言がPCかモバイルかどちらだかわかるってくらい。趣味で Office 365 で遊んでる僕だからこその検証ですね…。

2.絵文字機能を禁止にした場合、モバイルはどうなるのか?

では、絵文字機能を禁止にした場合は、絵文字キーボードから絵文字を挿入できるモバイルアプリはどうなるのか?

実は…絵文字機能は禁止できない!というオチでした。ここ最近よく Teams の設定画面見てるのに忘れていました。

▼管理センターの設定には絵文字機能のオンオフはありません。

▼チームの設定でも説明文には「絵文字」も書かれてるけど、実際に設定はできません

という事で、絵文字機能は禁止できませんでした。

う~ん、これを機会に僕も絵文字などを使ってみようかな。オッサンがハートの絵文字とかキモいと思ってしまっているので、自分がオッサンだから抵抗あったり。

Microsoft Teams :「チャネル」?「チャンネル」?

この記事を書いている時に、昔、友達のお母さんが持っていたシャネルのバッグが、よく見ると「CHANEL」のバッタもんで「CHANNEL」だった事を思い出しました…。

英語で「 Channel 」は日本語では「チャンネル」と発音するのがおそらく一般的ですね。テレビの話をするときは「チャンネルを回す」が一般的ですからね。(「回す」という言い回しがすでに古いですけどね。昔はガチャガチャと回してました。)そして、仕事をしていると「チャネル」という発音も良く聞きます。友達との会話で「チャネル」と発音する事はほとんどないですけどね。どちらも英語では「 Channel 」ですよね。

Microsoft Teams にも「 Channel 」という用語はあります。これが実は Office 365 内で揺れてるんですよね。困っちゃいます。

▼アプリ内では「チャネル」

▼管理センター内では「チャンネル」

日本語の読み方などは前々から色々と取り上げていますが、表記揺れは混乱の元なのでなんとかしてほしいですね。

この場合は、アプリの方が「チャネル」なので、チャネルで良いと思います。(管理センターは利用者にいは見えませんからね。)

ちなみにこの情報も混乱の元になりそうですが、 Slack で使う用語は「チャンネル」ですね。

Microsoft Teams :プライベートチャットを禁止設定しているのにできてしまう件

【2019/12/26 追記】
ご指摘いただきましたが、現在はこの問題は解消されています。
この時の現象としては、チャットを禁止に設定しても、チームのチャネル内の会話で相手のアイコンにマウスホバーすると表示されるカード内にチャットのアイコンが表示されていて、それをクリックするとチャットができてしまうという現象でした。今はチャットを禁止にしていると、ホバーカード内からチャットアイコンも非表示になっているようです(そのうちしっかり検証してスクショもアップします)。


Microsoft Teams にはプライベートチャットの機能もあります。

▼左メニュー内「チャット」がそうです

チャットをしたいユーザーを検索して追加すれば1対1で会話ができます。

そして、管理センターには Microsoft Teams のプライベートチャットをオフにする設定があります。

▼Office 365 管理センター > 設定 > サービスとアドイン > Microsoft Teams

テナント内のユーザーとゲストユーザーで設定が分けられます。この「ユーザーによるプライベート チャットを許可します」をオフにするとプライベートチャットが禁止となるわけです。

▼オフにした後、このように「チャット」がメニューから消えています。

これでプライベートチャットができなくなったと思ったら、この設定をした後に色々複数人で検証をしていたら、なぜか他メンバーにプライベートチャットができる方法が見つかったんです。

方法自体はあえて隠しますが、とりあえずできてしまった結果のスクショを。

▼左メニューに「チャット」がないのに、プライベートチャットをしている様子です

禁止設定をする前にプライベートチャットを開始していたユーザーもそうですが、禁止設定をする前にプライベートチャットをしていないユーザーに対してもできます。

つまり、「ユーザーによるプライベート チャットを許可します」をオフにする設定は、実際には機能のオンオフではなく、単にプライベートチャットのメニューの表示/非表示って事なんですね。そのような表記であれば「あぁ、 SharePoint でもその手の事はあるからなぁ。」なんて思えたんですけどね。

ただ、誰でもできるわけではなく、チームメンバーにのみできてしまう感じです。なので、セキュリティ的には大きな問題というわけではなさそうだけど、訳あってプライベートチャットを禁止している環境においては、やや注意が必要なのかなと思いました。

とりあえずこの記事を書く前に Microsoft Teams の UserVoice に Bug Report ってカテゴリがあったので投稿しておきました。英語のみなので自動翻訳で微妙な英語になっているかと思います。

Outlook :ブラウザ内のメールアドレスをクリックした際に Outlook を起動させる方法

Windows10 を利用していて、ブラウザ内のメールアドレスをクリックすると、利用していない標準のメールアプリで開こうとします。なのでメールアドレスをコピーして Outlook に貼り付けていました。
ただ、最近の Office 365 のアプリにはブラウザ利用でもスクリプトで制御しているのかドラッグしてコピーができなかったり、右クリックしてもブラウザのメニューが表示できない事もあるので、結局メールアドレスをメモ帳などに手入力…なんて事も。(そして入力ミスなどで、これが誤配信の原因にもなりますね。)

そんなとき、ブラウザ内のメールアドレスをクリックした際に起動するアプリを Outlook に変更する方法がありましたので、それを紹介します。

▼Windows > 歯車

▼アプリ

▼既定のアプリ

▼メール > Outlook

▼こうなれば完了

Outlook で複数アカウントを利用している場合は、ちゃんと差出人を確認した方が良いですね。

Microsoft Teams :お楽しみツール(GIF、絵文字、ステッカー、ミーム)を安心して利用するには

以前、GIFに関しては以下の記事を書きました。

Yammer / Teams :「GIF」ってなんだろ?

GIF機能は Teams では Giphy というサービスを利用していて、更に国内利用の場合は著作権にも注意した方が良いという事も書いています。

では次の疑問点として、GIF以外のお楽しみツールに関しては、気にせず利用できるのか?というところ。これに関してはなかなか自力で調べるのは厳しいので、困った時のサポートで問い合わせしました。大事な事ですからね。
ただ、珍しい質問内容だったのか上位担当部門への確認がありちょっと回答に時間がありました。(いつも面倒な質問ばかりして Microsoft のサポートの方々、申し訳ないです。しっかり評価させていただきます。)

質問内容は要約すると大きく以下の2点

  1. 絵文字、ステッカー、ミームもGIFのようにサードパーティーサービスを利用しているのか?
  2. 利用について著作権を気にせずにユーザーに利用してもらって問題ないか?

回答内容だけど、正直僕には敷居が高い内容でした。というのも、「オンライン サービス条件 (OST)」なるものを参照してください、という案内だったからです。

オンライン サービス条件 (OST)
https://www.microsoft.com/ja-jp/Licensing/product-licensing/products.aspx

ここからダウンロードできる Word ファイルは細かい文字で45ページもあるんですよ。しかも内容は僕みたいな人間には理解するのに時間がかかりそうな…。(興味がそんなにないから余計…。)
絵文字、ステッカー、ミームの利用については、 Word ファイル内の「標準条件」「映像標準」部分が該当らしいです。興味があれば読んでみてください。

で、質問内容1のGIFがGiphyを利用しているように他にサードパーティーサービスを利用していないか?という質問。

絵文字は「 emoji one 」というサービスを利用しているようです。あの日本人的感覚では微妙な絵文字…(ゴメンナサイ!)。

EmojiOne
https://www.emojione.com/

サードパーティーサービスを利用するにあたっては、上述の Word 内の「第三者のソフトウェア コンポーネント」を参照くださいとの事です。

ステッカーとミームに関してはサードパーティーサービスは利用していないそうです。なので、上述の Word 内の「標準条件」を参照くださいとの事。

で、結局 Word を全部読めてもいないし、ましてや理解なんてできていませんが、
僕なりに現時点の答えを出してみました。

絵文字、ステッカー、ミームに関しては、 Microsoft Teams で利用の範囲内であれば問題ない。

かと思います。

僕の経験則では著作権に関してはほぼ無関心な人が多いと思っています。また、従業員教育などをしている企業も少ないと思っています。少なくとも僕が所属していた今までの組織内ではなかったです。逆に僕の方から問題提起をしたのに有耶無耶にされてしまった事なら何度かありますが。
なのでこれらも「別に…ねぇ…社内利用だし…閉ざされた空間だし…」というところが本音でしょうけど、念のため気を付けるなら、GIFのみ無効にしておくのが落としどころでしょうかね。

▼ Office 365 管理センター > 設定 > サービスとアドイン > Microsoft Teams ではこんな設定

▼ちなみにチーム単位での管理設定では「お楽しみツール」内に説明文には「GIF」も記載されているのに、なぜか設定にはGIFの有効・無効はない

つまり、チーム単位ではGIF機能を無効にする事ができないので、テナント単位の設定となりそうです。