Microsoft Teams : PowerPoint Live で発表者がスライドを拡大

※今更感もあるネタです。

Microsoft Teams のオンライン会議で PowerPoint を利用してプレゼンする際に、やはり多くの人は画面共有して PowerPoint をスライドショーで開始すると思います。中には編集画面のまま見せるスタイルの人もいるようですが…。ただ、これは色々なところでオススメしていますが、 Microsoft Teams ならではの PowerPoint Live を使ってスライド共有した上でプレゼンするとメリットがたくさんあります。デメリットもありますけどね。未だに録画するとスライドに仕込んだアニメーションやらが台無しになるあたり。

そんな PowerPoint Live ですが、以前こんな記事を書きました。

Microsoft Teams : PowerPoint Live のスライド拡大機能

PowerPoint Live で共有したスライドを拡大表示させる機能です。この機能はおよそ1年半前の2023年3月あたりから展開された機能です。ただ、記事内で書いてある通り、アナウンスと実際の挙動が違ったんですよね。具体的には共有されたスライドを参加者が拡大させることもできるし、発表者が拡大させると参加者全員の画面でも追随して拡大されるはずが、参加者が拡大させられるだけで発表者が拡大させる機能は展開されていませんでした。

ここから約1年半…ふとさっき思い出して確認していたら、いつの間に参加者がスライドを拡大させる機能がありました。僕自身が PowerPoint Live の発表者ビュー内で「…」を開く行為を全くしないので気が付きませんでした。

という事で、おそらく下手したら1年以上前には実は存在していた機能かもしれませんが、とりあえず動作確認をして記録に残しておきます。

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Microsoft Teams :メッセージの作成ボックスにスラッシュコマンド

僕の勝手な思い込みとささやかなこれまでの人生の経験・体験だと、ショートカットキーやコマンドと呼ばれる機能はITにどっぷり漬かっている人あたりが好み、世間一般ではあまり使われていないように感じます。最近は在宅勤務で機会が減ったけど、会社で働いているとちょっと呼ばれて他人の席で他人のPCの前で他人のPC操作を見ながらコミュニケーションをとる事ってあると思います。僕は過去にIT部門に属していた時には急に電話で呼ばれてユーザー部門の人の席で相談に乗ったりレクチャーをする事がよくあったけど、そういう時の経験則です。例えば [ Ctrl + c ] や [ Ctrl + v ] などの割とメジャーなショートカットキーも使われず、右クリックメニューからコピーや貼り付けをする人は多かったです。そもそもショートカットキーやコマンドなどは、マウス操作を最小限にすべくキーボード内でなるべく目的を完結させたくて行う行為だと思いますが、別にマウス操作を多用する事が苦にならない人や、キーボード操作がメインなPCの利用をしていない人にとっては、そこまでキーボードとマウスとの行き来は苦に感じないだろうし、そこを最小限にして業務効率を図る発想も出ないんじゃないかと思います。いつもの如く冒頭で脱線話が始まりましたが、つまり、今回のアップデート内容も刺さる人には刺さるけど、案外刺さらない人の方が多いと思っています。そんな僕も実は刺さらなかったりしますが、うれしい人もいるでしょうから紹介します。

2024/04/24 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼Microsoft Teams: 作成ボックスにスラッシュ コマンドを導入

という事で、以前からアプリ上部の検索ボックスではスラッシュコマンドは利用できたと思います。

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Microsoft Teams :画面共有中の発表者ウィンドウが強化される(「画面映ってますか?」と確認しなくても良くなる?)

Microsoft Teams でオンライン会議をしていて自分が発表する場合、画面共有する機会は多いと思います。画面共有をすると Microsoft Teams の会議ウィンドウは消えて共有した画面のデスクトップが表示されると同時に、画面の右下か左下あたりに小さなウィンドウが表示されていると思います。あれが画面共有の発表者ウィンドウと呼ばれるものですが、今回のアップデートでそれが強化されたとの事です。

2024/04/03 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼(更新済み)Microsoft Teams: 画面共有中の発表者ウィンドウの機能強化

なんかメッチャ縦長になってますね。メッセージ内でも「拡張された」という表現もありました。最大4人の参加者、アクティブな発言者、リアクション、共有コンテンツのプレビューが表示されるとの事です。会議の通知も見やすくなるとの事。

よく読むと、アップデートの展開時期が標準リリースではまだ1カ月前くらいの予定になっていますが、僕の標準リリース環境ではすでにアップデートが展開されていますね。なので逆にアップデート前の確認ができませんでした。ということで、アップデートされた後を確認してみます。

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SharePoint :「画像」「テキスト」Webパーツの画像を図形の形にあわせて切り抜く機能

■当ブログ定番の冒頭から脱線話: SharePoint の単体利用と昔話

※脱線話に興味がない方は本章を読み飛ばしてください。でも皆さんもこういうの好きでしょ?(笑)

SharePoint を単体で活用している企業って Microsoft 365 導入企業の中のどのくらいの割合なんですかね。特にコロナ禍以降に Microsoft 365 を導入もしくは本格利用開始してきた企業の中には、いわゆる社内ポータルサイトとしての「発信」の部分は、 Microsoft Teams で十分役割を果たしているので不要だという意見も割と少なくない印象です。そういう場合は、 Microsoft Teams のチームの裏側で実は使われているという程度で、 SharePoint 単体での利用はほぼない場合もあり、つまり SharePoint を共有ファイルストレージの側面でしか利用していないという感じです。 SharePoint と言えば、昔から「ライブラリ」「リスト」「ページ」が3大機能だったけど、リストは Microsoft Lists としても身体半分独立したような状態で、昔の「お知らせリスト」みたいに社内ポータルサイトの一方向の掲示板、通達・連絡などに利用される時代は終わっていますよね(いや、多くの企業はまだまだこの使われ方をしていますが)。そしてライブラリに関しては前述の通り Microsoft Teams などで裏側で利用されがち。残るは「ページ」。これが「ニュース・ページ」となり、実は SharePoint 単体で利用して社内に向けて情報発信する際のキーとなる機能だと僕は思っています。通常、リストの情報はサイトを越えられないので、昔から複数サイト内のリストを社内ポータルサイトのホームに集約して表示させる方法に苦労していたと思います。あ、ここで言う「サイト」は昔の言い方だと「サイトコレクション」の事です。そして昔から大きな壁となっていたサイトを越えた情報のやりとりができない事はいわゆる「サイトコレクション跨ぎ」なんて言われていたように思います。これを越えるために「コンテンツ クエリ Webパーツ」なんて懐かしいWebパーツがあったけど、これをカスタマイズするのがなかなか難儀だったり、場合によっては高負荷でポータルサイトがダウンしがち…などなど。僕も色々と苦労したし苦い経験もしました。そして現在。ニュースは例えばニュースWebパーツではサイト(コレクション)跨ぎとか気にする事なく他サイトのニュースを表示させられるし、複数サイトをハブ構成にしていても情報をハブサイトに集約しやすいですね。そもそも SharePoint スタートページを開けば、自分にアクセス権のあるサイトのニュースを表示してくれるし、 SharePoint のニュースでも公開されつつ同じ内容がメールでも送信されるメールテンプレートの機能もあったり。いわゆる通達連絡あたりの一方向の情報発信は SharePoint のニュースが良いと思うんですよね。

■ようやく本題

と冒頭から長い脱線話をしたのは、今回のアップデートはそのニュース・ページで利用するWebパーツのアップデート情報だからです。そしてアップデート内容自体はシンプルだし僕個人的にはあまり食いつく要素のない機能だったり(笑)

2024/06/06 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼ Microsoft SharePoint Online: 画像に図形を適用する

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Microsoft Teams :画面共有時のビデオコンテンツの最適化

そもそも皆さん、オンライン会議で画面共有して動画コンテンツを流すようなシーンってありますか?業種職種によっても違うと思うけど、そんなに多くはないのかなと思っています。例えばマーケティング部門であれば公開用の動画コンテンツの初稿をチームメンバーで一緒に視聴してダメ出しをするなんてシーンでは流すかもしれないです。営業部門であれば顧客とのオンライン商談の中で自社製品に関わる紹介動画などを流す機会もあるかもしれません。社内教育に関わる部門であればビデオ教材を視聴するような機会も。あ、挙げれば色々ありそうですね。

そんな特に今まで悩ましかったのが、画面共有をした状態で動画コンテンツを再生しても、見る側の参加者には動画がカクカクしてて見づらい…という状況。仕方ないとはいえ微妙でしたよね。これを回避するには一例として PowerPoint Live を利用して、 PowerPoint のスライド内に YouTube の動画を埋め込むと大丈夫だったりしました。あれ?スライド内に動画を埋め込むだけだとどうなんだっけかな?ちょっと忘れちゃった。とにかく工夫すればカクカクせずに動画を共有する事はできますが、今回のアップデートでもっとラクにカクカクさせなくできるようになりました。

2024/02/14 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼(更新済み)画面共有のビデオ設定用に最適化

画面共有時にビデオコンテンツを最適化できる機能が登場との事です。メッセージ内では「ビデオまたはモーションコンテンツ」という表現があるので、画面共有全体をブーストさせるような感じでしょうか。なので動画ファイルを再生するだけじゃないですね。例えば PowerPoint のアニメーションやエフェクトあたりもスムーズになるんじゃないかと思います。

標準リリースでも6月下旬までにはアップデートの展開が完了されるとの事ですが、僕の環境で確認できたので触ってみました。

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購読者さんからのフィードバックで広告設定を改めました

いつも当ブログを購読してくれている皆さん、ありがとうございます。

先日ブログのアンケートにフィードバックをいただきました。ありがとうございます。

広告にアダルティーなものが出るので職場で見るのが…という。いやぁ、あまり気にしていませんでした。たしかにそういえばアダルティーなものが出る事もあったけど、それは僕がアダルティーな検索をしたり見ているから…ゲフン…と思っていたんだけど、よく考えると、このメインPCではそういうのを見たり調べないようにしているので、たしかにおかしい!しかも以前はそんな事なくて自分がブラウザーで調べたりしたものと類似したものしか広告が表示されていなかったよなぁ。などと思って、 Google AdSense の設定を久しぶりに開いてみました。

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【宣伝】Microsoft MVP などコミュニティを牽引する豪華メンバーで Microsoft Copilot についてワイワイやる座談会ウェビナーを開催!

たまに宣伝をぶち込みますがいつもギリギリにぶち込むんですけど、今回はまだ2週間ちょいあります!

2024/06/24(月)の14:00-15:00 に某弊社が主催ではありますが、とても興味深いウェビナーを開催します。もちろん計画から何まで僕がプロデュースしています。

集まれ! Microsoft MVP 座談会 2024「Microsoft Copilot についてコミュニティリーダー達が色々な側面から語り合う会」
https://www.jbcc.co.jp/event/2024/06/24/7173.html

■どんなイベント?

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SharePoint / OneDrive for Business :ファイルビューアーが刷新された

Microsoft 365 にファイルを保存すると言えば、 SharePoint のライブラリか OneDrive for Business (以下 ODfB )ですよね。当たり前のように使ってるけど昔に比べて本当にだいぶ進化したと思います。業務においては現在はもうファイルありきですよね。何かをしようとすると大抵はファイルを作る作業だったりしますよね。もちろん Word / Excel / PowerPoint でもファイルを作りますが、他にも色々な業種次第では様々なアプリで様々なファイル形式のファイルを扱うと思います。それらも含めて SharePoint や ODfB に保存して共有していると思いますが、昔を思い出すと、僕はWebデザイナーをやていた頃もありますが、自然と Photoshop や Illustrator を使ってファイルを量産していきます。それらをファイルサーバーや自分のPCに保存するんだけど、ファイル名からどれが目的のファイルかを類推できない場合は結局ファイルを開くしかないんですよね。でもファイルを開くのに時間がかかるわけです。アレじゃないコレじゃないってやってるのが時間の無駄でした。そういう意味だと、今は SharePoint や ODfB に保存すればファイルビューアーで開いて確認する事ができますよね。なんならPSDファイルだろうがAIファイルだろうがサムネイルでもプレビューできますしね。本当に便利な世の中です。

と、また長い前段をぶち込んで…そのファイルビューアーが刷新されるアップデートがありました。2024/05/22 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

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Power Apps :ゲームアプリ作成コンテストにエントリーしました!

最近全然ネタとして取り上げていなかった Microsoft のローコードツール群である Power Platform から、業務アプリを作成できる Power Apps 。今回久しぶりにネタとして取り上げるには斜め上な内容になっていますが…。

これまで業務アプリを作成する Power Apps で僕は楽器アプリを作成して演奏会をする活動をしてきて、それは当ブログでも何度か取り上げています。「 Power Apps で楽器アプリを作成」という時点ですでに思考が変態じみたものを感じると思いますが、世の中は色々な変態がいます。また別のベクトルの変態達が「 Power Apps でゲームアプリを作成」という行動に出ています。こちらは楽器アプリよりも歴史が古く、 Power Apps 黎明期から世界中でゲームアプリを作る人がいます。2017年くらいからですかね。いや、もう少し前からかも。

※僕ら界隈では「変態」は誉め言葉です。

ゲームアプリを作る人たちは基本的には元々プログラマーだったりITエンジニアだったり、元々の土壌が備わっている人達が多い印象です。なので、己のスキルや知識やそのバックグラウンドを基にした発想を最大限に(無駄に)活かして、「え?これ Power Apps で作ったの?」とビックリしてもらうのがうれしい界隈かと思います。おそらくそんな人達が立ち上げたユーザーグループが「 Japan Power Platform Game Builders 」です。通称「 JPPGB 」です。

Japan Power Platform Game Builders
https://jppgb.connpass.com/

■コンテストにエントリーした経緯

2週間前くらいですかね。別のコミュニティイベントに参加していたら、この主催者から「太一さん、ゲーム作りません?」って言われたの。 JPPGB が開催する第一回ゲーム作成コンテストがあるとの事で、盛り上げるためにもっとエントリーを増やしたいとの事。

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Microsoft Stream :モバイルアプリの廃止

残念なお知らせですね。

2024/05/02 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼ (更新済み)Stream Mobile App の廃止

Microsoft Stream モバイルアプリが 2024/07/01 に廃止される予定です。残り1カ月切りましたね。特に廃止の予定は延期される可能性もあるので、今後のスケジュールについては要注意ですが。

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