Copilot ノートブックのオーディオ概要が日本語対応された

Microsoft 365 Copilot について記事ネタにするようにしてからまだ日が浅いので、そもそも Copilot ノートブックについて記事にしていないんだけど、 Google の NotebookLM の Microsoft 版?なんて言われていたヤツです。 Microsoft 365 内の様々なコンテンツをスクラップブックのようにノートブックに追加してまとめる事で、そのノートブック内のコンテンツに絞って回答してくれたり生成してくれる機能です。で、 Copilot ノートブックの目玉機能の1つとしてオーディオ概要を生成してくれて音声で読み上げてくれる機能があります。ポッドキャスト風に単調な手作業をしながら耳からインプットさせるなどマルチタスクな働き方ができるというような謳い文句(だった気がします)。ただ、 Copilot ノートブックがリリースされた当初は対応言語が英語のみで日本語対応されていなかったのがガッカリポイントでした。

以下は Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに 2025/04/24 に公開されたメッセージです。

▼ (更新)Microsoft 365 Copilot は、ドキュメント、会議、ファイルの音声概要を生成できます

このメッセージは Copilot ノートブックに関わらず色々なアプリでオーディオ概要を生成できるようになるとの事です。で、 Copilot ノートブックのオーディオ概要は英語のみ2025年5月から展開開始との事。実際に僕が Copilot ノートブックでオーディオ概要を生成するボタンをクリックしたところ、

▼当時は英語のみサポートで、このように生成できなかった

メッセージセンターのメッセージには英語以外の言語は「今後数か月以内に」という書き方をしている部分もあったけど、僕がチェックする限りだとメッセージセンターには英語以外の言語のサポートに関するメッセージは見当たらなく、ただただ気が付けばオーディオ概要生成ボタンをクリックする日々でした。

僕が気が付いたのは2025/08/15の事。日本語対応されてオーディオ概要の生成ができるようになりました。標準リリース環境でもだいたい同時期に確認できました。

では試してみます。

▼ Copilot ノートブックを開いたところ

このようにノートブック名の右に「オーディオの概要を取得」というボタンがあるので、これをクリックします。

▼カスタマイズする

このボックスは実は8月15日時点から数週間は出てこなかったです。最近このボックスを生成する前に挟むようにしたのかなと思います。ここで色々と選ぶことができますが、既定のこの通りで「オーディオの生成」をクリックします。

▼画面右下に生成途中のステータスバー的なものが表示されます

これ「サポートが必要ですか?」が邪魔なんですよね…。で、少し待っていると…これ皆さん気を付けてくださいね。生成完了するとすぐに自動再生されます。音量大きいと超ビックリしますよ。僕は何度かビックリしました…。

▼右下にオーディオ概要のボックスが表示されます

▼ボックスを拡大したところ

面白いのが男女の声で交互に会話をするようなスタイルです。なので単調な語り口じゃないので耳に入りやすいです。「 Microsoft 365 」の事を「マイクロソフト さんびゃくろくじゅうご」と言ったりお茶目なところもありますが、聞きやすいと思います。またカスタマイズの設定が既定の状態だと、普通に「メッチャ」とか「う~ん!」とか言ってきます。だから友人同士の会話を聞くような雰囲気です。

Microsoft 365 Copilot ライセンスを持っていないと利用できない Copilot ノートブックですが、持っている人は是非オーディオ概要を試してみましょう。


僕の個人的な使い方は作業しながら耳でもインプットする使い方じゃないです。僕はマルチタスクは苦手なので。だから最初は使い道なさそうだと思いましたが良い使い方を思いつきました。PC作業をする人は眼精疲労に悩まされているんじゃないかと思います。僕もあまり目は強くはないのですぐに目が疲れます。たしか1時間デスクワークしたら5分くらい休憩を挟むと良いなんて話を聞きますが、ちょっと目が疲れたなと思ったらリラックスした状態で目薬をさしてこのオーディオ概要を聞くなんてやり方です。すると目を休ませながらも業務を止める事はないです。堅苦しいオフィスでの作業だと休んでいるように見られてしまいますが、在宅勤務の場合はソファに横になりながらオーディオ概要を聞くような事もできそうですね。僕はしています。

また、これは最近思いついたんだけど、出張で新幹線移動時にPC開いて作業をすると乗り物酔いをしてしまいます。だから移動中にあまり仕事ができないなというのがちょっと悩ましいところでした。なのでそういう時に、事前に業務に関する関心事などを Copilot ノートブックにまとめておいて、新幹線移動時にオーディオ概要で耳からインプットする仕事をすれば良いのではと思いました。これは次回出張時に試してみたいと思います。

ここ最近は Copilot 関連のアップデート情報に「オーディオ生成」というキーワードが良く見受けられます。今後も色々なところからオーディオ概要を取得する事ができそうです。皆さんも用途や利用シーンを模索していきましょう。