Microsoft Teams の会議の録画したファイルを保存先の OneDrive や SharePoint で再生する時の再生プレイヤーが徐々に進化してきて、再生プレイヤー側でもキャプションやトランスクリプトが利用できるようになったというお話でした。で、この記事の下の方に匂わせていたんだけど、再生プレイヤーが今後どんどん進化する中で画面右上のアイコンが増えるであろうという話。
Microsoft Teams の会議で話したことが文字起こしされるトランスクリプトの機能は便利です。精度もなかなか良くて簡易的な議事メモにも最適だし、トランスクリプトは後から会議の録画を見る時に、見たいところを検索したい時にも、トランスクリプト内でキーワードを検索してそこから再生させる事もできるので便利です。
さて、それは置いといて、これまでの記事の中で2回くらい触れたと思うけど、おそらく多くのユーザーがトランスクリプトを便利そうだから利用しようと思ったらメニューがない…という状況なんじゃないかと思います。実は既定で利用できないように設定されているからです。つまり、管理者が意図的に機能をオンにしないと利用できません。何も設定を変更していないテナントで Microsoft Teams 管理センターの会議ポリシーを見ると、
Microsoft Teams の会議のトランスクリプトの機能では音声言語の設定が既定で「英語」になっています。なのでそのまま使うと日本語で会話しているのに強引に英語にして文字起こしされます。これはライブキャプション機能も同じです。なので日本語で会話をしている会議であれば、音声言語の設定を変更します。以前、ライブキャプションとトランスクリプトが日本語対応された時に以下の記事を書きました。
Microsoft Teams で会議をする時に、大人数で議論をすると対面の会議に比べて収集が付かなくなる可能性が高いです。また、オンライン・対面関係なく少人数のグループに分かれて議論したい場合もあります。そういう時にブレークアウトルームで複数の小部屋を作る事で実現できていました。どうです?使っています?僕の観測範囲だとあまり使われていない気がします。おそらく教育機関では使われているんでしょうね。でも企業ではどうでしょうね。そもそも会議のための会議をするようなところあるじゃないですか。大きな会議や偉い人が参加する会議をする前に「会議の準備をする会議」があったり。根回しや事前の合意があった上である程度同じ意見や共通認識の上で更に大きな会議に臨む感じ。だからすでに会議の前にブレークアウトルーム的な議論が少人数でされている場合がコロナ禍関係なくオンライン・オフライン関係なく行われていた気がします。そして、「この場でテーマを決めて議論しましょう!」なんて会議はなかなかないですよね。会議じゃなくて勉強会とか教育施策ではありそうだけど。まぁ、それは置いといて…。
Microsoft Teams の会議中にライブキャプション機能を利用すると自動字幕が表示されるので、耳が不自由な人や諸事情で音声がうまく聞き取れない環境で会議に参加している人にとっては、字幕で補完できるので便利です。そしてトランスクリプト機能を利用すれば会議中の会話が文字起こしされるので、簡易的な議事メモが自動生成されるので便利です。そして、今年の9月にようやく日本語対応されましたよね。
思い起こせば、会議の録画が Microsoft Stream 側に保存された頃は、(ひと手間必要だったけど)録画された動画プレイヤーから字幕も利用できたし、トランスクリプトも利用できました。特にトランスクリプトに関しては、例えば動画の中でも聞きたい部分がピンポイントだった場合、トランスクリプトからキーワードで検索して、クリックするとその時間から再生されるような便利な使い方もできました。
Microsoft Teams のチャットで利用できる(展開中)ようになったライブ コンポーネントについて、記事を分けてシリーズ化している第3弾。アクセス権限・共有について。第2弾の記事でデータの保存先が OneDrive だという事がわかったので、結果的にはチャットの添付ファイルと同じなんですけど、一応触りながら確認してみます。