Microsoft Teams でオンライン会議をする際に、レコーディングする事は割とメジャーな行為になってきましたよね。とりあえず録音しておこうという。そうすれば会議に参加できなかった人もあとで見れば良いし、参加した人だってあとで見返したい場合もあるでしょう。 Microsoft 365 Copilot ライセンスがあればなおさらレコーディングしておきたいでしょう。そんなレコーディングにアップデートがありました。
2025/10/16 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。
▼音声のみの録音が Microsoft Teams で利用可能になりました
「音声のみの録音」ってちょっとおかしな日本語ですが「音声のみのレコーディング」にした方が良いですね。それは置いといて、これまでは Microsoft Teams の会議のレコーディングは録画だったので音声とカメラ映像と(コンテンツを共有していたら)共有画面がレコーディングされていました。それが音声のみを選択できるようになったようです。メッセージを読むと、プライバシーを強化する目的のようです。つまりカメラの顔情報が漏洩される懸念が軽減されつつ録音はできるという事ですね。
そこから名前が Loop コンポーネントになり、 Microsoft Loop として Loop ワークスペース、 Loop ページ、 Loop コンポーネントという構造で、徐々に Loop コンポーネントが Microsoft 365 の様々なアプリに追加して縦横無尽にリアルタイム共同編集が可能になってきた経緯がありますね。更に意識して Microsoft Loop を使わずとも裏側で利用されるような感じになってきました。例えば Microsoft Teams の会議のメモは裏側は Loop コンポーネントだったり。ただ、当ブログでは Microsoft Loop の記事が少ないです。アップデートはたくさんありましたけど、実は僕自身がそこまで Microsoft Loop を使っていないという事実がありまして…。というのも業務で Microsoft Loop 上でリアルタイムで共同編集するような必要性がないし、自分用のメモであれば OneNote 派なんですよね。昔から使っているし、やはり Microsoft Loop はネットワークにつながないと利用できないという点があるので。なのでたまに Microsoft Teams のチャット内で Loop コンポーネントを追加してアイデア出しや簡易的なタスクの進捗チェックに使ったりしたり、あとは最近だと Microsoft 365 Copilot ライセンスがあれば利用できる Microsoft Teams の会議のファシリテーターエージェントを追加すると Loop コンポーネントである会議のメモにエージェントが議事メモを書き込んでくれるのでそれを利用しているくらいです。
そもそも言い回しが複数あり「新規ウィンドウ」「別ウィンドウ」あたりは日本国内でも良く使われている言葉だと思いますが、その他に「ポップアップ」「ポップアウト」という表現も Micrsoft Teams のアプリ内のUIでも使われています。ややこしいけどつまりメインウィンドウとは別で新規にウィンドウが立ち上がる挙動の事です。で、2020年12月時点で大きく4種類の別ウィンドウが開く挙動がありましたが、それ以降も続々と増えてきて今や数えるのも面倒になるほどです。
そして 2025/05/27 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。
▼ (更新)Microsoft Teams: コア アプリを新しいウィンドウにポップアウトします。
コアアプリって何だ?と思ったらメッセージ内では「チャットやチームなど」という記載がありました。この「など」は気になるけど、とりあえずチャットやチームが新規ウィンドウでポップアウトできるようです。で、生産性が向上するとか効率的で効果的な作業環境を実現するという事です。ただ、先に言うと僕は Microsoft Teams で別ウィンドウで開くのは会議ウィンドウのみですね。それ以外は意図的に別ウィンドウで開いて作業をした事がありません。ただあくまでも僕の話なので、選べる自由があることは良いですね。つまり別ウィンドウにしたい人はすれば良いし、したくない人はしなければ良いだけで、どちらの思想の人でも対応できるようになった事が素晴らしい事です。
Microsoft Teams は特にコロナ禍以降は激しくアップデートを繰り返しており、数多くの新機能も追加されてきました。そうすると必然的に設定項目も増えてきます。そうなると困るのが設定画面なんて毎日何回も見るような画面じゃないので覚えていられない上に設定画面も変わるから迷子になってしまう問題。今回がそれが解消される?アップデートです。
2025/10/07 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。
Microsoft Teams の会議には会議のオプションがあって色々と会議の設定が可能です。誰が会議に参加できるのか?共同開催者の設定、マイクやカメラの制御、などなど。でもこれらは会議開催前に設定するような前提っぽく、開催中に急に設定を変えるとなると、会議ウィンドウから離れて設定しなければいけませんでした。それが今回会議中に会議ウィンドウから素早く会議のオプションの変更をできるようになったんです。
2025/08/22 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。
この項目を読む限りは会議から退席する際に通常は「退出」ボタンを押すと即退出されますが、それがワンクッション挟んで2クリックくらいで退出されるような感じですよね。するとたまに聞く話ですが、 Teams 会議中に画面共有しようとした時や、逆に画面共有を解除しようとした時に、誤ってその隣の退出ボタンを押して退出してしまった…みたいな誤操作。あれが防げると思います。
これはトースト通知ボックスと違って会議開催中はずっと表示されています。なのでこの存在さえ把握していれば、 Microsoft Teams さえ開いていればどの画面を開いても今現在自分が関係する会議が開催されているかどうかの確認ができますね。もちろん会議参加バーの右側の「参加する」ボタンから会議に参加する事ができます。