Microsoft Teams のチャネルのタブに SharePoint のニュースやページを追加できますが、この Microsoft Teams 上で表示させた場合、閲覧する事はできてもそこから編集する事ができず、例えば閲覧した時に誤字脱字を見つけた場合、 SharePoint 側に行ってから編集しなければいけませんでした。それが、 Microsoft Teams から直接編集ができるようになるとの事です。これは6月1日付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターにメッセージが公開されています。
Microsoft Teams の会議で PowerPoint のスライドを参加者に表示させながら話したい時は、おそらく多くの人が画面共有をすると思います。でも別のアプリやブラウザーなどを表示させるわけじゃなく PowerPoint のスライドのみを表示させたい場合なら、「 PowerPoint Live 」を利用する選択肢もありますよね。そもそも「 PowerPoint Live 」という言葉自体にピンとこない人もいるかもしれないです。共有トレイのUIが変更される前は単に「 PowerPoint 」という名前だったんですよね。共有トレイのUIが変更されて「 PowerPoint Live 」って名称になっていました。で、画面共有だと例えばPCの通知ポップアップが表示されたりアクシデントが起きやすいです。また通信状態が悪い時でも PowerPoint Live の方が表示が乱れないなんて話もあります。 Microsoft の社員さんと会議をすると画面共有よりも PowerPoint Live を良く利用しているようにも感じます。何かしらメリットがあるんだと思います。そして、徐々に PowerPoint Live の機能も充実してきたんですよね。
観ていただければわかりますが、20人もいるとリアクションが非常に豪華になります。この状態を「リアクションシャワー」って言ってるけど、上述のどれかの記事内で一人ツッコミで「下から上に浮き上がるのにシャワーって…」と書いた気がするけど、たしか Microsoft は「リアクションバブル」なんて言葉を使っていたかも。それは置いといて…。
個人的に待望の機能が展開されました。 Microsoft Teams の「発表者モード」です。これまでは画面共有した時に発表者のカメラは他参加者と同じような扱いで表示されていました。それがニュースキャスターのように共有された画面の上に重なる形で発表者のカメラが表示されたり、横並びに表示されたりする機能です(現時点では前者のモードのみ)。これで画面共有しつつゼスチャーや表情などでダイナミックに発表する事ができます。これまではこれを実現しようとすると画面共有じゃなく自分にスポットライト設定をして、OBSのようなツールを使って実現させていましたが、多少ハードルの高い方法でした。それが Microsoft Teams の標準機能として実装されたんです。ちなみにおそらくこれと一緒にダイナミックビューも実装される感じですが、そっちの方はまた別の記事にします。
コロナ禍になって1年以上経過しました。去年の3月あたりから在宅勤務というかリモートワークのニーズが急増して、企業側も慌てて環境を整えたと思います。それと呼応するように Microsoft Teams のDAU(デイリーアクティブユーザー)も急増しています。先日開催された Microsoft Build の中では1億4,500万にもなったとの事です。おそらくこのブログを検索から知った方々も、コロナ禍以降に急に Microsoft Teams を使えと言われて…という人も多いかもしれません。
さて、そんなこんなで1年以上経過してきて、 Microsoft Teams の利活用がなかなか進まない…あたりの課題を抱えている企業が多い中、徐々にその課題を乗り越えられてきた企業も増えてきていると思います。ただそこで安心できないのが、利活用を乗り越えた先にある数々の課題だと思います。 Microsoft Teams は導入がゴールでもなければ、利活用定着がゴールでもありません。その後、継続してユーザーが利用していく上には、それ以上の課題が沢山出てきます。
そのうちの一つが「バックアップ」だと思っています。バックアップにはBCP(事業継続計画)だの企業として資産であるデータを保護する側面もありますが、ユーザー目線でも「安心して利活用できる」という意味でも大事になってきます。「間違えてデータを削除してしまった!」「いつの間にファイルが消えていた」あたりは、様々なサービスに星の数ほどの機能が実装されている Microsoft 365 には良くある事です(そもそもオンプレミスの頃の SharePoint 単体だけでも良くある事だったし)。ユーザーが知らない仕様上の注意点も多々あります。それは利活用されればされるほどジワジワと出てくる問題です。例えば Microsoft Teams で気軽にやるであろう「添付ファイル」においては、その裏側にはユーザーが意識するしない関わらず、 OneDrive や SharePoint などを利用しているため、ちゃんと把握するにはそれらも把握しないといけません。ユーザーが全ての仕様を把握する事は厳しく、かと言ってデータ損失にビクビクしながら使っていくのもよろしくないです。そういう場合に、そこら辺の心配をせずに利用できる環境を確保するには「何かあっても復元できるもん!」という環境を整える事は大事じゃないかと思います。
Microsoft Teams で会議中に画面共有をする時に、たとえば動画を共有して参加者全員で観る時は音も聴いて欲しいです。たとえばアプリのデモをする時にどこをクリックするとどういう音が鳴るのかまで確認して欲しい場合。こういう時は、画面共有をする際に「コンピューター サウンドを含む」をチェックしてから画面共有を開始しますよね。