Microsoft Teams の会議の挙手機能が展開されてから1年経ったんですね。
皆さん、挙手機能を使っていますか?多くのオンライン会議は少人数で全員が発表者で開催する事が多く、途中で話したい場合は普通に声で割り込むんじゃないかと思います。なので実は挙手機能ってそこまで使われていないんじゃないか?が僕の推測です。
とはいえ、コロナ禍になってからガンガンに Microsoft Teams の会議の新機能が追加され、次第に「開催者」「発表者」「出席者」の役割が大事になり、「出席者」のできる事を色々と制限できるようになりました。なので大きな会議や大事な会議においては、開催者がうまく機能を利用してトラブルの少ない会議の進行ができるようにもなりました。そういう場では挙手機能は活用されているんですかね。
また、ライトな使い方として「発言したい」というアピールの用途だけではなく、「●●だと思う人、挙手機能で挙手してください」という、その場で傾向を確かめたり簡単に多数決を取るなどの時に利用する方法もありますね。また徐々にファシリテーターがオンライン会議に慣れてきて、挙手した人を拾う余裕が出てきたようにも思います。
他にも通常の会議ではない利用の場合は使い道があるのかな?なんて思っていたら、ちょうど今、 Twitter で平野愛先生がこんなツイートをしてくれていました。
なるほど!研修という用途だと、研修者に演習をやってもらう時に、終わった人から挙手をしてもらう。それは便利ですね。声で「終わりました」って言われても誰が終わったか忘れちゃうし。
ただ、上のツイートで愛先生も書いている通り、また上で紹介した挙手機能が展開された当初から一つ懸念点として、リアルで挙手したら自分に指名されたら自分で手を降ろしてから話しますよね。でも挙手機能では手を挙げっぱなしにしても違和感ないし腕も疲れないので、手を降ろし忘れたまま会議を継続してしまう場合もあります。そんな時に「開催者」「発表者」の役割の人は、他人の手を降ろしてあげる事ができるんですよね。ただ、その人数が複数人だった場合、または「では仕切り直して…」や「一旦降ろして…」みたいに転換させる場合、一気に大人数の挙手をリセットしたい場合もあるかと思います。これまではその時でも、1人ずつ手を降ろしてあげる操作でした。
前置きが長くなったけど、5月28日付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。
▼すべての挙げられた手を下げる
これだよ、これ。一斉に挙手した人達の手を降ろす機能。これが、今自分の環境に展開が確認できたので、試してみます。
▼会議で全員で挙手しています
今までだとこの状態から全員の手を降ろすには、声で「皆さん手を降ろしてください」って言うか、
▼1名ずつメニューから「手を降ろす」をしました
しかし、一斉に強制に手を降ろす機能があると、
▼参加者一覧の右上の「…」をクリックすると「すべての手を下げる」があるのでクリックすると、
▼更に確認ダイアログが出て「すべての手を下げる」をクリックすると、
▼一斉に手が下がりました
これは便利ですねぇ。ちなみにこれはメッセージにも書いてあるけど、「開催者」「発表者」しか操作できません。
そして、たまたま iPad で1ユーザー入ってるのでチェックしてみたら、
▼参加者ボタンをタップして、
▼自分の映像が邪魔なので動かして(動かせるのね)、
▼「すべてを下げる」をタップして、
▼「続行」をタップすろと、
▼下げられた!
iPhone で試してないけどたぶんできるんじゃないかと。
という事で、使う機会があれば是非!