SharePoint Online :外部ユーザーの亡霊を除霊する

変なタイトルにしてしまいました。
SharePoint のサイトコレクションに外部ユーザーを招待しようとしたところ、エラーで招待できないトラブルがありました。よくよく調べると、そのユーザーは過去に一度招待をしていて、その後利用しなくなったので削除したような形跡がありました。外部ユーザーの削除はただアクセス許可レベルの削除だったり、 SharePoint グループから削除するだけでは完全には削除できないようで、最終的に PowerShell を使う事になったので備忘録として残しておきます。

※以下、スクショはボカシ多めでスミマセン。

▼招待で外部ユーザーのアドレスを入力するとなぜかエントリーが一致したと(すでにおかしい)。ちなみに複数って書いてあるのに実際は1つだけ候補が出る。

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SharePoint :モバイルアプリでモダン チーム サイトのホーム ページの表示に対応されました!

iOS では本日(昨日の夜かも?)アプリのアップデートがあり、ようやくモダンチームサイトでもホームページの表示に対応されました!
モダンUIはせっかくレスポンシブWebデザインなのに、モバイルアプリでアクセスすると、コミュニケーションサイトは去年の8月あたりにホームページが表示されるようになったけど、その他のサイトはアクティビティが表示される仕様でした。

iOS の SharePoint アプリとコミュニケーション サイト

クラシックサイトは仕方ないとしても、モダンチームサイトでホームページが表示されないのはイケてないなぁと思っていたのですが、ようやくそれに対応したようです。早速アップデートして触ってみました。

※以下、検証は iPhone X のみです。

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SharePoint :モダンUIのリスト/ライブラリから日付列を追加する時

▼先日、このようなメッセージが Office 365 管理センターに出てきました。

相変わらず翻訳がよくわからないのは仕方ないとして、モダンリストで日付列を追加する際に多くのオプションを使用できるとの事。

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SharePoint :さようなら、ニュースフィード!Newsfeed!(T_T)/~~~

メッセージセンターに悲しいメッセージが表示されましたね。タイトル見るだけだとよくわからないけど、 SharePoint のニュースフィードが使えなくなります。(読み取り専用になる)

思えば、 SharePoint 2013 が登場した際に、「エンタープライズソーシャル」が目玉機能の一つだったと思いますが、その後すぐだったと思うけど Yammer を Microsoft 社が買収し、ニュースフィードを Yammer に置き換える動きが出てきたころから、こんな日が数年後には来るのかなとは思っていました。

とはいえ、 SharePoint 2013 を利用していた頃は、その環境では利用NGという悲しい決定が下されたので、僕自身ニュースフィードはほとんど使った事ありません。

その頃は「ビジネスチャット」という言葉は今ほど聞かず、「社内SNS」「エンタープライズソーシャル」あたりが良く聞くキーワードでした。ただし、特に日本の企業では、導入の決定権を持つ層には「遊びじゃないの?」「サボって生産性落ちるんじゃないの?」と漠然と嫌われ、IT部門からは「(よくわからないから)問い合わせ対応できないし、めんどくさい」「炎上とかあっても困る」などと嫌われ、 SharePoint 2013 導入していれば標準で利用できる、つまりタダで利用できるのに、機能を殺してしまう企業は多かったと思います。(オンプレでは容量の問題から個人サイトコレクション自体をNGにしてしまう企業が多かったかな。)
しかし、現場では利用したいニーズは結構あり、社内で用意してくれないんだったら…と、外部の無料サービスなどに内緒で手を出してしまう、シャドーITの横行。僕自身も複数の環境でそんな現実を見てきました。(未だにそんな感じですね。)

環境移った(転職)頃にはすでにニュースフィードは影がうすく、密かにモバイルアプリも終了となり、まったく使わずじまいでした。時代もエンタープライズソーシャルよりもビジネスチャットが注目されてきましたし。

今後はこれまでに追加されてきた、 SharePoint ならニュースやコミュニケーションサイト、それと Yammer などに置き換えてくれとの事です。(ここに Microsoft Teams が入っていないのはエンタープライズソーシャルというカテゴリーではないという意図があるからでしょうかね。わかりませんが。)

個人的にニュースフィード機能で気になったのがドキュメントをフォローするという点です。 SharePoint ならではというか、更新情報を追跡できるって結構良いと思うんです。

ドキュメントをフォローして追跡する
https://support.office.com/ja-jp/article/-e022c55c-4bf0-4809-8b3a-1da870cf17d7

結局はその便利そうな機能の恩恵はほぼ享受できなかったのですが、まぁ旧来からある通知機能を使えば良いという事ですかね。

あ、ニュースフィード機能はさようならですが、サイトフィードは継続で利用できるそうです。なぜそこは対象外なのかよくわかりませんが。

世の中の動向もめまぐるしいし、ITの世界もめまぐるしいし、 Office 365 の世界もめまぐるしいですね。

SharePoint :モダンUIに設定しても集計値列を追加すると一部クラシックUIになっちゃう

会社の人に相談されたんです。「モダンUIなのにアイテムのタイトルをクリックした時だけクラシックUIでアイテムページが表示されるんですけど。」って。ん?と思って実際見せてもらうとその通りの挙動でした。そういえば以前リストの設定をイジっててダイアログボックスを表示させる設定をした後に似たような現象が起きた気がしたけど、今回はリストの設定は特にイジっていない。そこで、リストを作った後にやったことを一つずつ再現したところ、集計値列を追加した段階でおかしくなる事がわかりました。

再現してみます。

▼作成したリストをモダンUIで表示。テストで1件アイテムを追加しました。

▼この状態でアイテムのタイトルをクリックすると、右パネルが出現し、中にアイテムの詳細が表示されます。

▼アドレスバーのURLを直打ちして「DispForm.aspx」を表示するも、まぁモダンUIです。

ここまでは正常動作です。

▼次に、「集計値」列を追加しました。

▼ビューに列が追加された事を確認します。ビューはモダンUIのままです。

▼この状態でアイテムのタイトル、もしくは「…」メニュー内の「開く」をクリックすると…

▼右パネルではなくDispForm.aspxに遷移し、クラシックUIで表示されました。

▼元に戻ればモダンUIのビューです。アイテムを編集にしてみると…

▼編集はモダンUIのまま右パネルが出現します。

▼EditForm.aspxをアドレスバー直打ちで表示すると、こちらも問題なくモダンUIでした。

▼アイテムを選択して「i」ボタンでプロパティを確認しても、集計値列は表示されません。

これは、ここのプロパティはこの中で編集ができる事からもEditForm扱い(表現が難しい…)だと思うので、編集画面には集計値列は表示されないのは昔からそうなので、仕様通りなのでしょうか。

結局のところは現時点では以下の通りの結論です。

集計値列を追加すると、DispForm.aspxのみクラシックUIになってしまう。

そのうちシレっと修正されると思うんですけどね。

SharePoint :「サイトのページ」ライブラリに列って追加できないんだったっけ?

先日、このようなメッセージが Office 365 のメッセージセンターにあがっていました。つまり、ニュースやモダンページでも追加した列が利用できるようになりますよって事でしょうか。で、その列を使ってカテゴリー分けしたりグループ化できると。

このメッセージを読んだときに「ん?」って思ったんです。
ページライブラリもライブラリでしょ?
ライブラリに列の追加って別に昔からできる事じゃん?
って。

ただ、ページのライブラリに列を追加する事って僕の経験則では滅多にないというかやった記憶がないです。そもそもこれまで仕事で携わってきた SharePoint のサイトはリストとライブラリで構成されており、ホーム以外にページを作成する機会自体があまりなかったです。つまり、これまでもページライブラリに列を追加できたかと言われたら自信もって答えられません。

メッセージでこれが新機能として実装される予定であると言っているならば、現時点ではどこまでできてどこまでができないという事を調べてみたくなりました。

検証はモダンの方のチームサイトで行いました。

▼「サイトのページ」ライブラリにはHome.aspxとニュースとしてNews001.aspxがあります

モダンUIではビュー上から列の追加もできるけど、過去にちょっと変な挙動を確認した事もあるので、念のために従来の方法で列を追加します。

▼デフォルトの列情報

▼こんな感じで選択肢列を追加します

▼あれ?列、追加できましたよ!

▼ほら、ビューにも列追加されてる。

ただ、ここからなんです。

じゃ、実際にページに新規追加した「カテゴリー」列に値を入れよう。

▼はて…「カテゴリー」列がない!

▼こっちも「カテゴリー」列がない!

もう一度、ライブラリの設定画面の列情報をよく見ると…

▼あ、「カテゴリー」列は「サイト ページ」コンテンツタイプがない!

列の追加した時のスクショ見ればわかりますが、作成時に「すべてのコンテンツ タイプに追加」にチェックされていたのに、「サイト ページ」コンテンツタイプには追加されていないんです。

じゃ、コンテンツタイプに列を追加しよう!

▼ここから設定画面へ

▼このコンテンツタイプ、削除する以外なにも設定ができない!

つまり、ページライブラリに列の追加はできるけど、「ニュース」「ページ」つまり「サイト ページ」コンテンツタイプとしては利用できなく、おそらくそういう意味で今後、列の追加ができますよ!って意味だったのかなぁと。

試しに、Wikiページを追加してみます。

▼Wikiページには「カテゴリー」列はありました

そして、コンテンツタイプで列が表示されていなくても、ライブラリ自体には列が追加されているので…現状でも、列を追加した後にニュースを作成すると、選択肢列の初期値は埋め込まれます。

▼列を追加した後にニュースを作成(News002.aspx)したら、そこには「カテゴリー」列に初期値が入力されていました。

それと、ニュースとして作成したページを編集でコンテンツタイプをWikiページなどに変更すると、

▼このようにニュースだけどカテゴリー列は表示でき、編集できます。

この後にこのニュースはコンテンツタイプを変更しても普通に利用できますが、本来であれば適切なコンテンツタイプではないので、良い利用方法ではないですね。ちなみに一度コンテンツタイプを変更するとその後は少なくとも SharePoint のUI上からは元のコンテンツタイプに戻すことはできませんでした。

そもそも SharePoint において説明するのが難しい用語ランキングがあったとしたら殿堂入りしそうな「コンテンツタイプ」。これが絡むから難しいですね。

メッセージセンターのメッセージが言っている「ニュースやモダンページに列が追加できる」という新機能がどんなものなのかはよくわかりません。もしかしたら普通にライブラリに対して列が追加できる事がニュースライブラリでもできますよって意味ではなく、ちょっと違った機能やUIが用意されるかもしれないです。それは…今後のお楽しみですね。

結局、これまで調べた通り、通常方法では列を追加して利用する事はできないわけで、それが SharePoint でいわゆる掲示板的な利用方法を「お知らせ」リストなどリストからニュースなどのページに切り替える時に躊躇する要因の一つかと思いますが、やはりこのように徐々に機能が追加されてきて、今後はニュースやページの利用が増えていくのでしょうか。

まだ本ブログには記事として取り上げられていませんが、ハブサイトも出てきました。これを利用するにもニュースは大事な役割なのかなと思います。

Microsoft Teams :お楽しみツール(GIF、絵文字、ステッカー、ミーム)を安心して利用するには

以前、GIFに関しては以下の記事を書きました。

Yammer / Teams :「GIF」ってなんだろ?

GIF機能は Teams では Giphy というサービスを利用していて、更に国内利用の場合は著作権にも注意した方が良いという事も書いています。

では次の疑問点として、GIF以外のお楽しみツールに関しては、気にせず利用できるのか?というところ。これに関してはなかなか自力で調べるのは厳しいので、困った時のサポートで問い合わせしました。大事な事ですからね。
ただ、珍しい質問内容だったのか上位担当部門への確認がありちょっと回答に時間がありました。(いつも面倒な質問ばかりして Microsoft のサポートの方々、申し訳ないです。しっかり評価させていただきます。)

質問内容は要約すると大きく以下の2点

  1. 絵文字、ステッカー、ミームもGIFのようにサードパーティーサービスを利用しているのか?
  2. 利用について著作権を気にせずにユーザーに利用してもらって問題ないか?

回答内容だけど、正直僕には敷居が高い内容でした。というのも、「オンライン サービス条件 (OST)」なるものを参照してください、という案内だったからです。

オンライン サービス条件 (OST)
https://www.microsoft.com/ja-jp/Licensing/product-licensing/products.aspx

ここからダウンロードできる Word ファイルは細かい文字で45ページもあるんですよ。しかも内容は僕みたいな人間には理解するのに時間がかかりそうな…。(興味がそんなにないから余計…。)
絵文字、ステッカー、ミームの利用については、 Word ファイル内の「標準条件」「映像標準」部分が該当らしいです。興味があれば読んでみてください。

で、質問内容1のGIFがGiphyを利用しているように他にサードパーティーサービスを利用していないか?という質問。

絵文字は「 emoji one 」というサービスを利用しているようです。あの日本人的感覚では微妙な絵文字…(ゴメンナサイ!)。

EmojiOne
https://www.emojione.com/

サードパーティーサービスを利用するにあたっては、上述の Word 内の「第三者のソフトウェア コンポーネント」を参照くださいとの事です。

ステッカーとミームに関してはサードパーティーサービスは利用していないそうです。なので、上述の Word 内の「標準条件」を参照くださいとの事。

で、結局 Word を全部読めてもいないし、ましてや理解なんてできていませんが、
僕なりに現時点の答えを出してみました。

絵文字、ステッカー、ミームに関しては、 Microsoft Teams で利用の範囲内であれば問題ない。

かと思います。

僕の経験則では著作権に関してはほぼ無関心な人が多いと思っています。また、従業員教育などをしている企業も少ないと思っています。少なくとも僕が所属していた今までの組織内ではなかったです。逆に僕の方から問題提起をしたのに有耶無耶にされてしまった事なら何度かありますが。
なのでこれらも「別に…ねぇ…社内利用だし…閉ざされた空間だし…」というところが本音でしょうけど、念のため気を付けるなら、GIFのみ無効にしておくのが落としどころでしょうかね。

▼ Office 365 管理センター > 設定 > サービスとアドイン > Microsoft Teams ではこんな設定

▼ちなみにチーム単位での管理設定では「お楽しみツール」内に説明文には「GIF」も記載されているのに、なぜか設定にはGIFの有効・無効はない

つまり、チーム単位ではGIF機能を無効にする事ができないので、テナント単位の設定となりそうです。

SharePoint :モダンUIのビューで列幅の変更ができない(たぶん一部のテナントの限定的な不具合)→原因の切り分け方法

※これは昨日書いた記事なので、下記で「今朝」と言っているのは昨日の事です。


まずは正常動作のおさらいから。 SharePoint Online のモダンUIのビューでは、列幅が変更できます。

▼列と列の境目あたりにマウスホバーをすると「 | 」が表示されます

▼それをドラッグすると「 | 」が変化します(シャドウが付くというか光るというか滲むというか)

▼その状態で動かすと列幅が可変します

それが、今朝、列幅を広げようとしたら広がらないんです!

▼ドラッグしても「 | 」に変化もなく、そのまま動かしても列幅は動きません
この枠が出る挙動はビュー内のアイテムをドラッグして複数選択する際の挙動です。

この手の不具合はおそらくちょくちょくあるのではと思いますので、本記事はそれを記録するためではなく、こういう場合に、何が原因かをある程度特定する時にどうしたら良いか?というのを技術力を特に持ち合わせていない自分なりの方法があるのでそれを記録する目的の記事です。

過去にも色々なトラブルがありましたが、意外と考えずに慌てて原因の切り分けや特定をうまくできない・しない・しようとしない人が多かった気がするんです。自分も別に得意というわけではないけど、これまで原因の範囲をかなり絞る事はできていたと思います。絞ってターゲットを狭める事で、他メンバーと連携したり、 Microsoft のサポートを頼れば、早期解決につながるのかなと思います。

今回においては以下の視点から調べてみます。

【1】ブラウザが原因か?
【2】PCが原因か?
【3】サイトが原因か?
【4】テナントが原因か?
【5】全体でトラブル?

では1つずつ。

【1】ブラウザが原因か?

何らかのアップデートを行ったせいで、ブラウザによって挙動がおかしくなるケースも考えられます。
手持ちの IE11 , Edge , Firefox , Chrome で確認しました。これだけ調べればとりあえずOKでしょう。同じサイトを全て試したら全ブラウザで同じ事象を確認しました。つまり、ブラウザが原因ではないという事かなと考えられます。

【2】PCが原因か?

使っているPCがなんらかの原因がある場合もあります。
この場合は、他のPC利用するなり、周囲の人に同じ確認をしてもらえば切り分けができますね。今回は隣の人にも確認してもらったら同じ挙動だったので、PCが原因ではなさそうです。

【3】サイトが原因か?

サイト内の操作やカスタマイズが原因という事も考えられます。特に自分が管理していないサイトだった場合、サイト管理者などが何をしているのかは把握できませんからね。
この場合は、他のサイト、サイトコレクションを確認します。調べると、まったく別のサイトコレクションでも同じ事象を確認しました。つまり、そのサイトが原因ではなさそうです。

【4】テナントが原因か?

テナント単位で何かしらの不具合などがある可能性も考えられます。
こうなると利用できるテナントが複数ないと調べようにないですけどね。僕の場合は会社でも複数テナントがあるし、プライベートで契約しているテナントもあるので確認できます。すると、他のテナントでは事象は確認できませんでした。つまり列幅は可変します。

【5】全体でトラブル?

これは【4】の確認ですでに答えは出ていると思います。

 

という事で、事象のあったテナントに問題がありそうです。(100%そうだと言い切れるほどの確認ではありませんが。)ま、明日確認したらシレっと直っている事を祈ります。

まぁ、トラブルや繋がりづらいなどは付き物だと思って割り切るしかないけど、このようにちょっと調べると原因の切り分けが少しはできるのかなと思います。

また、中には即対応しないと困る場合もあるかと思いますが、その場合に、Microsoft のサポートに連絡する場合も、こちら側で少しは調査した結果を一緒に添えると良いかもしれないですね。

このようにトラブルが起きた場合に原因特定と対策は必要だけど、まずは原因の切り分けがうまくできるようになると結構良いのかなと思います。あくまでも僕の場合です。

SharePoint :モダンページやニュースの下部にページの利用状況情報が表示

Ignite 2017 で発表された SharePoint のアップデートの中に、ページやニュースの下部にページの利用状況情報が表示されるという話がありました。

SharePoint pages and image editing updates in Office 365
https://techcommunity.microsoft.com/t5/SharePoint-Blog/SharePoint-pages-and-image-editing-updates-in-Office-365/bc-p/164833

▼メッセージセンターでは2/27にメッセージがありました。

が、なかなか僕のテナントに反映されず…ようやく最近反映されました。
英語名では上述のページを見ると「Page usage information」という名前らしいです。とりあえず「ページの利用状況表示」とこの記事では書きます。

ページの利用状況表示はサイトのホームページを除いたモダンページに表示されます。つまりクラシックUIのページには表示されません。(そもそも今後もクラシックUIのアップデートはない、もしくは滅多にないと思いますが。)

▼モダンページ下部に「ページの利用状況表示」があります。

▼拡大

・「いいね!」
・「コメント」
・表示回数

機能としてはシンプルにこの3点ですが、それぞれ何ができるのか?を探ってみます。

[1]いいね!

▼クリックすると「これにいいね! しました」と表示が変わります

若干わかりにくいのがいいね!をした後にこのエリアを再度クリックする時は、
指アイコンとテキストでクリック後の挙動が違う事です。

▼指アイコンにマウスホバーするとツールチップが表示されますが、ここをクリックするといいね!を解除します。

▼しかし、テキスト(「これにいいね!しました」)をクリックするといいね!したユーザーの一覧が表示されます。

これはちょっとわかりづらい。最初、一度いいね!したら解除できないかと思ってしまいました。あと、クラシックUIの頃からそうだったけど、誰が評価をしたのかがわかるのは嫌だという人が多いので、表示のオンオフもできたら良いなぁと思います。(これがわかるからなかなか利用されない機能だったりも。)

▼ちなみにサイトのページライブラリの列で「いいね!数」「コメント数」は表示可能です。ビュー上でこれらの数を知る事もできますね。

いいね!をやめたい場合は?

▼サイトのページライブラリの評価の設定はいいえになってる…

どうやらこのいいね!は評価機能とは別らしいです。つまり「いいね!」単体で非表示にする事はできなそう?というのが現時点での僕の見解です。

[2]コメント

これはもっとシンプルで、元々モダンページやニュースには下部にコメント欄があります。これまでにも以下の記事を書いてきました。

SharePoint :モダンページ/ニュースのコメントがオンオフできる
SharePoint :SharePoint 管理センターでサイトのページのコメントの有効/無効

▼「コメント」をクリックするとページ内リンクでコメント欄に移動されます

▼コメントをすると「1件のコメント」と表示が変わるので、何件のコメントがあるかもわかります

では、コメント自体をページでオフにしたら?

▼編集モードでコメントをオフにした時点でページの利用状況表示のコメントも非表示になりました

[3]表示数

これは更にシンプルでただただ表示数を表示するのみで特にクリックできたり、誰が表示したのか?はここからはわかりません。

以上です。

ここらへんの閲覧者からの反応がわかるのは情報提供者(ページやニュースの作成者)のモチベーションアップにもつながるので良いですね。利用状況などもこれまでも機能はありましたが、見るまでに何クリックかあってダルかったのですが、これなら即見る事ができますしね。
過去に何度か書いてるけど、これまで通達・連絡あたりをお知らせリストを使っていたのが、やはりマイクロソフト的にはニュースを使う方向にかなりシフトしていって、新機能が続々と追加されますね。

ただ、それでもこのページの利用状況情報を無効にしたい場合も想定し、無効にできる方法をメッセージセンターのメッセージにて紹介していますが、う~ん… PowerShell かぁ…。テナントレベルでもサイトレベルでも無効にできるようだけど、これもそのうちボタンで設定できるようになってくれるとうれしいですね。

以下、メッセージセンターのメッセージ(英語)から抜粋

To disable on a tenant level:
Set-SPOTenant -SocialBarOnSitePagesDisabled $true

(*The following are example PowerShell commands*)
To disable on a site level (for https://contoso.spgrid.com site):
Set-SPOSite -Identity https://contoso.spgrid.com -SocialBarOnSitePagesDisabled $true

SharePoint : Office 365 グループのホバーカード??

数日前にメッセージセンターに上記のメッセージが表示されました。ホバーカードってなんでしょう?実際にチェックしてみます。

Office 365 Groups のグループに接続された SharePoint のチームサイトが対象です。グループ名にカーソルを合わせると表示されるという事ですが、つまり SharePoint のサイト名の部分ですね。カーソルを合わせるというのはマウスホバーするだけではなく、サイト名をクリックすると表示されます。

▼サイト名をクリックするとホバーカードが表示されます

▼ここから Office 365 Groups のグループが利用できる色々にアクセス可能です

▼ここをクリックすると

▼グループ一覧が表示され、メンバーの追加が可能です

▼「参加済み」をクリックすると

▼脱退できます

つまりこれらはメッセージセンターで記載されていますが、Outlook で Office 365 Groups のグループにアクセスした際の、ヘッダー部分と同じような事が SharePoint からでもできますよという事でしょうかね。

▼Outlook の Office 365 Groups のグループの上部

様々な場所から同じ操作ができるという事がUX向上につながるという事ですね。ユーザー目線からだと色々が色々なところからというのは…その変化に付いていけずに混乱というネガティブな考えも出てしまいますが、個人的には一般的なWebサイトではサイトロゴやサイト名をクリックすると、そのサイトのホームページにリンクされるので、ロゴとサイト名でクリックする挙動が違うなど、SharePoint のクセである事をエンドユーザーにまで周知しておく必要はあっても良いかも?

▼こんな感じ

ちなみに、Office 365 Groups のグループに接続されていないモダンページのサイト名はクリックしても何もアクションはありません。

更に言うと、モダンUIとクラシックUIはユーザーが切り替えできますが、この位置関係を見るとサイトアイコンの右隣のテキストの役割が違うから結構混乱しがちですよね。モダンUIでは一貫してサイト名だけど、クラシックUIはその場所によってアプリ名だったりしますからね。

▼「ドキュメント」ライブラリのモダン/クラシックの比較