Office 365 監査ログについて

前回、 SharePoint の「人気の傾向」について書きましたが、正確なアクセス数を取得する場合は Office 365 の監査ログを Microsoft のサポートの方に薦められた事も書きました。

SharePoint 「人気の傾向」について

監査ログはその名の通り、セキュリティやコンプライアンスの観点ではログなので何か有事があった際に利用されるものですが、単にアクセス解析としても利用でき、日常ではこちらの目的で利用されている方が多い感じです。

僕が気になった点は、一度有効化すると無効にできないという事。そういうのを聞くと特に企業では心配になってしまいますよね。Microsoft のサポートの方の話では、過去事例や検証では、監査ログを有効にすることで、SharePoint の使用に影響が出る報告は受けていないとの事です。Microsoft のサポートの過去事例は膨大だという話なので、そこで問題ないなら安心しても良いのかなとは思いますが、なにせデフォルトでは有効化されていないので不安ですよね。その上で、有効化する方法を念のため紹介します。ちょっと奥深いところに設定画面がありますからね。

■ Office 365 監査ログを有効化する方法

▼ Office 365 の「管理者」を

▼ Admin center の「管理センター」→「セキュリティ」

▼セキュリティの「検索と調査」→「監査ログの検索」

▼赤枠部分をクリック

▼ダイアログから「有効にする」

▼更にダイアログから「はい」

ダイアログが2段階あるのも物々しくて不安を煽りますね。

▼次のダイアログでプログレスバーが

▼終わると画面に戻り、表記が変わりました。

 

■ Office 365 監査ログの注意点

注意点としては、前回記事にも記載しましたが、有効化する前にはさかのぼれない事と、ログが90日以内しか残っていないという点。

また、元々の目的が「人気の傾向」から数字の正確性をプラスした代替として、Microsoft のサポートの方のオススメで監査ログにたどり着きましたが、「人気の傾向」は SharePoint に十分な権限があれば利用できますが、Office 365 の監査ログの場合は、 SharePoint の権限は関係ないです。Office 365 の全体管理者が取得するという点も注意点ですね。

ん?SharePoint にも監査ログありますよね?こっちならサイトコレクションの管理者でも利用できるんで、こっちでいいんじゃない?

僕もそう思ったので追加で聞いてみたところ、なんとも歯がゆい点が判明しました。

SharePoint の監査ログでも様々な項目を抽出できるのですが、以下の点ではオンプレ環境のみで、 SharePoint Online では記録できないとの事。それが…

>ドキュメントを開く、ドキュメントのダウンロード、リスト内のアイテムの表示、アイテムのプロパティの表示

それそれそれ!それが欲しいのに!!非常に残念ですがそれが現在の仕様のようで、だからこそアクセス解析的な使い方の場合は、 Office 365 の監査ログをオススメしてきたようです。

ちなみに Microsoft のサポートの方からは「アクティビティ レポート機能」と言われ、結果監査ログだったのですが、どうやら監査ログは英語表記では「Activity Report」と表示されているようですね。英語は苦手なので自信はないですが。

Microsoft Teams デスクトップアプリを入れた後から、デスクトップに「最小化」が表示されて消えない現象が!

未だによくわからないのが「Teams」の読み方は「チームス」?「チームズ」?「チーム」?ググっても Microsoft のサイトでは読み方まで明記されておらず、またあまり検索結果に現れず、IT用語辞典では「チーム」別名「チームス」と記載されており、でも英語としては「チームズ」と発音するらしい…など、混乱は増すばかり。同じく「Forms」も「フォームス」?「フォームズ」?「フォーム」?。他にも実は間違えて発音しているのもあるかもしれなくて、不安な日々を過ごしております。


さて、本題。

Teams を業務で利用しよう!と提案して使い始めたので、デスクトップアプリをインストールして利用しました。だいたいその頃にPCにおかしな現象が現れたんです。

▼ふと気がつくとデスクトップ上に「最小化」という文字が表示されている事に気がつきました。(画面右上)

もちろん壁紙に書いてあるわけではないです。

▼色々なソフトを立ち上げても「最小化」がその上に乗っかって表示されて邪魔です。(同じく画面右上)

で、不思議に思っていたんですけど、犯人が Teams のデスクトップアプリだったんです。しかも、この現象には法則がありました。デスクトップアプリを閉じる際に起きる現象です。色々ためしてみます。

【1】ツールバー内の Teams のアイコンをクリックして閉じる。

▼「最小化」は表示されませんでした。

【2】 Teams デスクトップアプリの右上に「_」にマウスホバーし、「最小化」が表示された後にクリックして閉じる。

▼これが原因かと思ったら「最小化」は表示されませんでした。

【3】同じく Teams デスクトップアプリの右上に「_」にマウスホバーし、「最小化」が表示される前にすばやくクリックして閉じる。

▼出た!

もしこの現象が起きたら、【3】以外の方法でアプリを閉じなおすと消えるのでお試しください。この現象は Windows 7 環境で確認したのですが、その後 Windows 10 環境でも確認しました。

Teams デスクトップアプリ自体が非力なPCだと重いような気がするので、このバグも含めて今後に期待ですね。

やはり特に職場内のやりとりは一度チャットに慣れると、メールでのやりとりが苦痛すら思えます。この感覚はおそらくメールがメインの企業に属している人にはピンとこないと思います。僕が今所属している会社ではビジネスチャットの導入に見事に成功しており、上司のメッセージに部下がスタンプで返事する事も日常の光景で、社内メールは一切利用していない環境なので特に実感しています。もちろん今の会社以前はメールでのやりとりだった会社ばかりなので、どちらも経験し比較した結果の感想です。メールが悪いというわけではなく。

Office 365 サインイン画面に、新しいエクスペリエンス?

今 Office 365 にサインインしようとしたら右上に見慣れないメッセージが!

▼新しいサインイン エクスペリエンス?

今すぐ試してみました。

▼これは肉眼で見てみたい雄大な景色が背景(右下のメッセージから元に戻せます)

▼背景が表示されず Office 365 のロゴが表示されるバージョンもあるようです

今のところは特にデザイン・レイアウトが変わったくらいしか気がつきません。
(後日:現在はアカウントとパスワードの入力欄が一緒だけど、新しいサインインエクスペリエンスではアカウントの後に画面が切り替わってパスワードを入力する方法に変更されていましたね。全然気がつかなかった…)

【新しいサインインエクスペリエンスの注意点】

注意点というほどのものではないのですが、現在のサインインと新しいサインインエクスペリエンスでは「サインイン」「戻る」のボタンの並び順が反対です。「たいしたことないじゃん」と思ったのですが、おそらくユーザーは慣れるまではイラっと来るのではと思います。ずっとサインインが左にあるので、いくら色が違くてもパスワードを入力した後は、クセで左のボタンをクリックしてしまい、戻ってしまってイラっと…という感じです。今は試験的に切り替える感じですが、そのうちこれが新しいサインインエクスペリエンスに強制的に変わった後、ユーザーからの不満はあるかもしれないですね。ちなみに僕はすでに2イラくらいしました!


▼最後にそのうち見る事ができなくなるかもしれない今のサインイン画面を。

海外の道路のようですが、走っている車は良く見ると日本車が目立つんですよねぇ。

 

Office 365 メッセージ センターが翻訳されている?

Office 365 メッセージ センターは気になるから毎日チェックするのですが、英語だったから英語の苦手な僕は Google翻訳 にお世話になっていました。

朝、iOS の Office 365 Admin アプリのバージョンアップがあったので何気なく開いてみたら、メッセージ センターが日本語になっていたんです。前まで英語だったのに。
(このバージョンアップで対応されたかどうかは不明ですが。)

ではPCは?

▼管理者を開くとメッセージ センターのパネル内は英語のままでした。あれ?

▼メッセージ センターを開くと…あれ?なにか違和感。

▼「翻訳言語 日本語」とな?

こんなの先日までなかったと思ったけど?あれれ?

▼クリックすると日本語に!

「翻訳者 Microsoft」が表示され、その影響で「メッセージID」が段落ちして左下に表示されてしまっている点は置いといて…

▼とにかくイチイチ Google翻訳 使わなくてよくなったのはうれしいです。

▼「翻訳言語 日本語」の横の矢印にマウスホバーをするとこのようなダイアログが表示されます。

▼矢印をクリックすると色々な言語が選択できますが、利用する機会はないですね。

ちなみに今のところこの言語選択をするドロップダウンが出てくると挙動がおかしくなります。僕の環境だけかな?ドロップダウン内のスクロールバーがマウス操作で動かせなくなるときがあったり、そもそも一度展開させると何かを選択するまでは閉じてくれなかったり。

▼もう一つ気になるのは右にある「メッセージ センターの設定の編集」

▼表示するジャンルをオンオフできるようです。(これも以前はなかったと思うけど自信ないです…)

翻訳対応はありがたいです!

ていうか、ここまではこれは新しく実装された?と思っていたけど、ググると以前から実装されていた機能のようです…。うーん、目ざとい僕が見落とすわけないと思うんだけどなぁ。

Yammer に貼り付けた iPhone のスクショ画像をPCでダウンロードしても PhotoShop で開けない!→強引に開く方法

※検証した環境は PhotoShop CS6 です。

iOS のデバイスでスクリーンショットを撮り、それを Yammer に貼り付けて発言する事はよくあるのではと思います。

次にそのスクショ画像を加工したく、PCで Yammer からダウンロードした該当ファイルを PhotoShop で開こうとすると、エラーで開けないんです。

実際にやってみました。

■検証

▼iPhone で撮ったスクショを Yammer に貼り付けます。

▼PCで Yammer を開いてスクショ画像をダウンロードします。

▼このようにPNGファイルとしてダウンロードされるので、これを PhotoShop で開きます。

▼するとこのようなダイアログが表示され開けません。

ちなみに Windows の ペイント ではエラーなく表示されます。

Microsoft Teams でも同じ検証をしましたが、こちらは問題なく開くことを確認しました。

また、同じスクショ画像を Yammer ではなくメールに添付で送信し、それをPCで受信して PhotoShop で開くと問題なく開くことができます。つまり、 Yammer を経由した際に何かしらの加工があるのかなと思います。

これ、詳しい原因はよくわからないんだけど、色々試してみたら PhotoShop で開くことができたので方法を紹介します。

■強引な開く方法

結論から言うと…拡張子を.jpgに変更すると開けます。

▼先ほどのPNGファイルの拡張子を強引に.jpgに変えます。

▼開きました。

よくわからないけど開けてしまえばこっちのものです。

極小ネタ iOS の Outlook アプリの「RSVP」ってなに??

今の会社では社内のやりとりにメールをいっさい使わず、全てビジネスチャットを使っているので、Outlookは利用していません。ただ今月からSESに出たのでSES先でOutlookを使うようになりました。そこでOutlook アプリを最近使うようになって、会議招集のメールが来た時に見慣れぬ「RSVP」ってボタンがありました。
特にSESという立場上、仕事で使っていると下手に知らずにタップすると後で謝罪をしなければいけなくなる可能性もあるのでむやみにタップできません。そこで念のために調べました。

このVSOPみたいな「RSVP」ってのは会議の承諾・辞退など返信するボタンだったんですね。このボタンをタップしても1アクションで承諾されたりしないので安心しました。タップするとさらにメニューが表示されます。(スクショとりわすれました…)。

RSVPってのは英語の略なのかと思ったらフランス語らしいです!頭の悪い僕が知らなかっただけで世界的には有名な略語なんですかね。でもローカライズされているアプリなのでここも日本語にしてほしいところですね。少なくとも僕みたいな人間がドキドキしながら触らぬ神に…という感じで利用しないので。

Microsoft Teams デスクトップアプリの起動時にお茶目なメッセージが!

「安心してください!接続しています。」

Microsoft Teams デスクトップアプリの起動時に、毎回ではありませんがたまに出てくるお茶目なメッセージです。毎回出ないのでなかなかスクショが撮れなかったのですが、ようやく撮れました!

某芸人さんの過去に流行ったギャグ「安心してください、はいてますよ」的なメッセージですね。ビックリマークまで付いているのが更にお茶目です。英語では何てメッセージが出るんですかね。

Excel/Word スポイトツールはないけどスポイトしたい!

  • あの図形の背景色と同じ色を使いたい!
  • あのセルの文字色と同じ色を使いたい!

こういう時に、自分の色彩感覚に頼っても結構正確に選ぶのはキツイ時もあります。特に男性に多いとされる色覚異常の場合は厳しいですよね。

そういう場合にスポイトツールが有効です。PhotoShopやIllustratorはもちろん、Windowsに標準であるペイントにもあります。Officeで言えば、PowerPointにもスポイトツールがあります。ただ、ExcelやWordにはスポイトツールってないんですよね。今まではスポイトしたい図形のRGBの数値を覚えて…など、ダルい事をしていました。

ところが偶然スポイトツールではないけどスポイトできる方法を発見しました。ただ、ググったら同じ方法を紹介する方々がたくさんいるので既出のようです。それでも、紹介します!

▼このように四角と円の図形があり、四角の背景色をスポイトし、円の背景色も同色にしたいとします。

▼スポイトしたい図形(今回は四角)を選択し、「図形の塗りつぶし(アイコンじゃない文字部分)」→「その他の色」をクリックします。

▼「色の設定」ダイアログが表示されたら、何もしないでこのまま「OK」をクリックします。(この時点でスポイトされていますね。)

▼図形の塗りつぶしを見ると、スポイトしたい図形の色に変わっています。

▼この状態で背景色を変更したい図形を選択して図形の塗りつぶしのアイコンの方をクリックをすると、同じ色になりました。

ちなみに挿入した画像の色をスポイトする事はできないので、PowerPointのスポイトツールを利用してRGBの数値をメモりましょう。もしくはフリーソフトを利用するなど。

Office 365 内の「アプリ」という言葉の定義がフワッとしている…

下記のQ1について自分が疑問に思ったところからスタートしました。Office 365 のそれぞれに関して、世間では「ソフト」「製品」「サービス」「アプリ」など、様々な言い方で呼んでいますね。

【Q1】これらを総称してなんと言いますか?

【A】「アプリ」です。(↓該当部分のソースです)

【Q2】SharePoint のこれらを総称して、なんと言いますか?

【A】「アプリ」です。(いろんなところにアプリと記載が。)

【Q3】SharePoint ストア のこれらを総称して、なんと言いますか?

【A】「アプリ」です。(お勧めのアプリと記載が)

【Q4】App Store のこれらを総称して、なんと言いますか?

【A】「アプリ」です。

Q4のApp Storeのアプリに関しては会社が違うので仕方ないにせよ、Q1~Q3に関しては若干ややこしいですね。

Q2とQ3は同じとも解釈できますが、Q3の SharePoint ストア にあるアプリは、Q2の意味のリストテンプレート的なアプリもあれば、サイトの機能みたいな商品などもあり、全体的にはQ2とは全く同義とは思えません。

さて、アプリという言葉がフワッとしたところがわかったところでどうにもならず、会話の中で利用したりマニュアルや資料内で記載する場合は、どのアプリを意味しているのかを明確にしていく必要がありますね。

Q2のSharePoint のリスト・ライブラリをアプリと呼ぶようになったのは SharePoint 2013 から急に出てきましたよね。これらを未だにアプリと呼ぶのは浸透していないような気がするので、これまで通り「リスト・ライブラリ」と言い換えた方が伝わりやすそうですね。

と、過去に「リスト・ライブラリ」の事を資料内で「アプリ」と記載したら、SharePoint ストア のアプリと勘違いして、「え?なんか買わなきゃいけないの?」と思われてしまうと指摘された事がありました。

IT部門がユーザーに説明する際にも、開発会社がお客様に説明する際にも、やはり言葉が正確に伝わる事は大事な事かと思います。

言葉って難しいですね。

IME 「ローマ字入力」がいきなり「かな入力」になった際の対処法

急に暗号文!?

たまにありますよね。普段ローマ字入力でタイピングをしているのに、いきなり かな入力 に変わっていて焦る現象。「あ」をタイピングしようとしてAキーを押したら「ち」って出てビックリするヤツ。

しかも元に戻す方法が結構わかりづらく、ググろうとして検索キーワードを入力しようとしたら かな入力 だった事を忘れていて、キーワードを入力するのに苦労したり、観念してスマートフォンでググったり。

で、結局IMEのツールバーを表示して「KANA」をクリックして元に戻す方法がわかり、何度かそれを繰り返すうちに、IMEのツールバーはタスクバーに表示させるようにしていました。

ただ、ノートPCなどデスクトップが狭い場合はIMEのツールバーは邪魔ですよね。で、探したところ「Alt」+「カタカナひらがな」がショートカットキーのようです。

もし、いきなり かな入力 になってしまった場合は、このショートカットキーで即戻ります。ただ、そこまで頻発する現象ではないので、次に起きた際、このショートカットキーを忘れて、またググってそうですが。

 

と、急に SharePoint に関係ないネタをぶっこんでみました。