先週あたりに Microsoft Teams の会議のメニューの「表示」内に見慣れないビューを発見しました。
▼話者ビュー
コレ、何だったっけかな?と思いながら Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターのメッセージを読み返していたら、 2023/03/29 付けで公開されている以下のメッセージの事でした。
▼ Microsoft Teams: Teams 会議でのスピーカー ビュー
「スピーカービュー」が翻訳されてUI上では「話者ビュー」という表記に変わったようですね。 Together モードの時みたいに翻訳がコロコロ変わらなければ良いけど。でもたぶん多くの日本人は「スピーカー」って聞くと音が出る音響機器のスピーカーを連想すると思うので、「スピーカービュー」を見て「スピーカー=しゃべる人」と想起する人は実は少ないと思っていて、だから「話者ビュー」のままで良いかもしれませんね。
Microsoft Teams の会議でライブキャプションをオンにして会議をしているとたまに「*****」と単語が隠されて表示される場合があります。これは「冒涜的」な単語だと判断してフィルター処理をされた状態です。冒涜的な表現の定義や基準がわからないのでなんとも言えないけど、以前、日本語・英語・中国語の3か国語を話せるメンバーでライブキャプションの自動翻訳機能の検証をした時に、誤認で「***」が出たところから脱線して、どの単語だったらOKでどの単語だったらNGなのか?というテストをしたことがあるけど、なんだか曖昧というか「え?これは大丈夫なんだ?」という事が多かったです。また、紳士的な会話をしているのに「***」と表示される事があって、おそらく似たような発音の単語が冒涜的ワードに誤認されたんじゃないかという場面もあります。
Microsoft Teams の Wiki タブが廃止され OneNote に変わるという計画があります。そもそも以前から Wiki は評判良くなかった事もあり使ってない人も多かったとは思うけど、意外と使ってる人もいたりします。いや、僕もちょいちょい使ってましたが Wiki タブの僕の中の一番の欠点は検索だと思っています。もう廃止される運命なので傷をえぐるような事はしなくても良いけど備忘録のために現象を再現してみます。(嫌なヤツだと思わないでね!)
■ 今更 Wiki タブの検索の難点をえぐる
検証しやすいように、特定の Wiki タブ内にしか書いた記憶がないワードで Microsoft Teams 内で検索してみました。
▼検索結果
なので通常は検索するとここに色々な検索結果が出ると思うけど、今回は Wiki のみヒットされています。見ると Wiki タブのファイル(.mht ファイル)として検索結果に表示されます。まぁこれは別にイイです。問題はこの後。ファイルをクリックしたら該当する Wiki タブに移動されれば問題ないけど、実際にクリックすると、
チームメンバーなど社内で共有しておく自分のスケジュールってオンライン会議だけじゃないですよね。お昼休みとかちょっと出かけるとか訪問営業とかオンライン参加メンバーのいない対面の会議とか。そういう予定を入れるときに Outlook の方で入れていたと思います。一方、 Microsoft Teams のカレンダーから予定を入れるのはオンライン会議用。それが、 Microsoft Teams 側からもオンライン会議を作らない予定を入れられるようになりました。
2023/03/30 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。
▼ Microsoft Teamsでのオフライン会議
オフライン会議!?ネットワークにつながっていなくてもオンライン会議ができるの?無理でしょ!とか一瞬でも思ってしまったタイトルですが(思わない?)、メッセージをちゃんと読むとわかりますね。 Microsoft Teams からもオンライン会議を作られない予定が追加できるようになるって話だけど、気になるのはこのアップデートは5月下旬にロールアウト開始って書かれているんですよね。1カ月も前倒しして展開されているなんて珍しい。
※本記事の内容は事前に Microsoft の CPM ( Community Program Manager ) に確認済です。
※長い経緯も含めて語るので長文です。
【目次】
Microsoft MVP と MVP Global Summit
MVP Global Summit とコロナ禍
そして2023年の MVP Global Summit はハイブリッドイベントへ
MVP Global Summit と英語ニガテマンの僕
2019年:現地参加のグロサミのとあるセッションにて
2020年~2022年のオンラインイベントとしてのグロサミのセッション
劇的に変化を感じた2023年のオンライン側のグロサミ
グロサミのセッションのこういう点が好き
機材が進化したからこそ気を付けるべき点
その他、気が付いた点・こうなったらうれしいなという点
最後に…結局現地参加が一番!に変わりはない
■ Microsoft MVP と MVP Global Summit
僕はこのブログもそうだし YouTube もそうだし複数のコミュニティの主催や運営メンバーをしているし登壇活動もしています。趣味で。そんな活動が米国 Microsoft 本社に認めてもらい Microsoft MVP という年次のアワードを受賞して連続5年目です。その Microsoft MVP には様々な特典があるのですが、そのうちの大きな1つが「 MVP Global Summit 」という Microsoft MVP のみ参加できる1年に一度のイベントです。日本では通称「グロサミ」と呼ばれているので、以降はこの通称で呼びます。グロサミは完全NDAのもとで様々なナイショな情報を共有してもらえたり、各製品についての今後を Microsoft の製品担当チームの人たちと一緒にディスカッションしながら考えられるセッションがたくさんあるイベントです。僕より Microsoft MVP 受賞歴の長い人たちから聞くところによると、以前に比べて最近はディスカッションを多くする傾向だそうです。つまり Microsoft 側から「教えてあげる」じゃなく、「有識者の人たち、一緒に考えましょう」という感じですかね。僕は初受賞の年度の2019/03に初めて参加しました。その時のレポートは以下に記事があります。