Azure AD が Microsoft Entra ID に名称変更されます

これはどちらかというとテナント管理者側に必要な情報かと思います。 Azure Active Directory (以下 Azure AD )を知ってる人にとっては空気を吸うように知っていて当たり前のようなものですが、おそらく Microsoft 365 を利用しているエンドユーザーにとっては知らない言葉な可能性は高いと思っています。非常に大事で大いにその恩恵を受けているけど特に知らなくても困らない、という感じ。とりあえずザックリ言うと「 Azure AD とは、クラウドベースの ID およびアクセス管理サービスです。」だそうです。これ僕の言葉じゃなくて以下の Microsoft Learn の Azure AD のドキュメントの冒頭に書かれていた記載を抜粋しただけですが。(僕の言葉で説明しないのは…僕自身がそこまで Azure AD に詳しくないので自信がないだけです!)

Azure Active Directory とは – Microsoft Learn
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/fundamentals/active-directory-whatis

で、この Azure AD が Microsoft Entra ID と名称変更されるという発表がありました。

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Microsoft Teams :会議のライブキャプションの自動翻訳機能がついに使えないようになった

Microsoft Teams の会議のライブキャプションに自動翻訳機能が展開されたのが去年2022年9月頃。

Microsoft Teams :ライブキャプションに自動翻訳機能が登場!

割としっかり翻訳してくれるので、僕みたいな日本語しかできないけど会議で英語が飛び交う環境にいる人には重宝したと思います(英語以外はほぼ試したことがないのでわからないけど)。しかし、 Microsoft Teams Premium の発表があった時に、このような便利機能が Premium ライセンス専用の機能になり、プレビュー展開の間のみ誰でも利用できる状態である事を知ってガッカリした人も少なくないでしょう。

Microsoft 365 :最近話題になっている大事な今後に関するアレコレをまとめてみた( Microsoft Stream , Microsoft Teams の機能 )

そして、このライブキャプションの自動翻訳機能に関しては Microsoft Teams Premuim が一般提供開始されてから60日後に専用機能になって、誰でも使えるわけじゃなくなるという事でした。しかし実際はその後も使えていたので、いつ使えなくなるのかな?なんて思っていたら、先週あたりからSNSで使えなくなったという声を聞き…そして今朝確認したところ、僕の環境でも使えなくなっていました。

それでは確認してみます。

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Microsoft Teams :今から覚悟を!?もうすぐ一般展開される予定の「新しいチャネル エクスペリエンス」

※対象指定リリース環境で操作しています。

「今から覚悟を!?」とか煽ってしまったけど、個人的には一般展開されたら多くのユーザーが慣れるまで混乱するんじゃないかと予想しています。なので場合によってはしっかりと社内アナウンスした方が良いかもしれないですね。「今から覚悟を!?」は大げさだけど、急に切り替わってもビックリしないように今から知っておきましょう!という感じです。

去年11月に開催された Microsoft Ignite 2022 で発表された New channel experience です。

▼ Microsoft Ignite 2022 の該当セッションから抜粋

プライベートプレビュー環境または新しい Teams アプリにはすでに展開されていますが、それらの環境にアクセスできない方は「新しいチャネル エクスペリエンスって何よ?」って人も少なくないんじゃないかと思います。 Microsoft Ignite だって大規模なイベントだけど世間一般的に知られているものではないし。でもこれ、何も知らずに急に展開されたら結構インパクト大きいんじゃないかと思います。まず一言でこれを説明すると、

上下逆になる

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Micrsoft Teams :チャットの表示間隔「コンパクト」にするとチャットリストのプレビュー表示も表示されなくなるようになった

※標準リリースの環境でも展開されています。

Microsoft Teams のチャットの表示間隔を変更できるようになったのが去年2022年の2月。もう1年半前くらいですね。

Microsoft Teams :チャットの表示間隔に「コンパクト」が加わった

当時は「快適」「コンパクト」という名称だったのが、少しすると「広め」「コンパクト」と翻訳が変更されていましたが、まぁ大したことではありませんでした。で、僕はそんなに1画面に多くの情報量を見なければいけないほど忙しくもないので「コンパクト」の方にメリットを感じていませんでした。

そんな中、凄く地味にアップデートを発見しました。

▼現時点の設定画面「一般」内

まず異変に気が付いたのが下の英語のままの設定項目。「 Show message previews in your chat list 」。日本語にすると「チャットリストにメッセージのプレビューを表示する」って事です。おっ!って思うわけですよ。

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Microsoft Teams : Microsoft Teams にも勤務場所の設定と表示が出るようになった

先日 Outlook on the web で「リモート」or「職場」といった勤務場所と時間を設定できるようになって、ハイブリッドワークな会社だとうれしい機能が展開された記事を書きました。

Outlook : Outlook on the web で勤務時間と場所を設定できるようになった

この記事の最後にも Microsoft Teams にも同様の機能が展開される予定があるという事を書きましたが、ついに展開されました。

※本記事で確認した環境は「標準リリース」です。つまり一般展開が開始されています。

2023/05/26 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼ Microsoft Teams: 勤務時間と場所を設定する

実は今この記事をこのタイミングで書くか非常に迷いました。というのもちょっと挙動が怪しい部分を発見しているからです。でも書きます。理由はすでに一般展開されはじめているからです。もう触って違和感おぼえている方のためにも「違和感おぼえているのはアナタだけじゃないんだ!」も伝えたく(笑) そのうち意図した動作になってくれるであろうという期待を込めて。

という事で触っていきたいと思います。

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Viva Engage : ついに PC からも「 Yammer 」から「 Viva Engage 」に変わった

Yammer が Viva Engage にリブランディングされ Microsoft Viva ファミリーになるロードマップの中、まず今年2023年4月にモバイルアプリの名称が変わりましたね。

Yammer モバイルアプリが Viva Engage へ名称変更された

いや、その前に Microsoft Teams のコミュニティアプリが Viva Engage アプリに変わった方が先だけど、リブランディング宣言以降の話となるとまずはモバイルアプリの名称変更でしょう。

次に、これは記事に書いてないけど、PCで Yammer を開くと、まずは5月あたりに管理者のみに対して以下のようなメッセージが表示されていました。

▼5月あたりから管理者向けメッセージ

更に、6月に入って全員に以下のメッセージが表示されていました。

▼6月あたりから全員向けメッセージ

さぁ、7月あたりにPCも一斉にリネームされるかな?と思っていたら、今朝 Yammer を開くともう変わっていました。

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Microsoft Teams :アクティビティで「すべて既読にする」機能が登場

これは地味にうれしい人が多いかもしれないですね。

Microsoft Teams のアクティビティのフィードは忙しい人ほど頭を悩まされる存在かもしれないです。ちょっと会議が続いたり、フォーカスタイムを設定して作業に没頭したり、有給休暇の翌日に見ると未読がたくさん…。以前は未読と既読が混在していて見づらかったのが、去年2022年11月には「未読トグル」が登場して未読のみに絞る事ができるので良くなりましたね。

Microsoft Teams :アクティビティのフィードの未読トグル

しかし、忙しい人はそもそも未読を読み切れない…。それはもう機能の問題ではないんですけどね。仕方ないので未読の中でも見なくても大丈夫そうなものは放置…なんて人もいますよね。ホント、しつこいようですがその状況はもはや機能も問題じゃないですが…。
もし未読を溜め込んでしまった場合は、それ一旦リセットさせたくても一つ一つを既読状態にするのも時間の無駄ですよね。忙しい人には余計無駄な時間に感じると思います。

▼未読が溜まってる状態

たまたま僕の検証環境では Viva Insights の仮想通勤をオンにしたままのアカウントがあったけど、忙しい人はこんな感じで未読が溜まっているんじゃないでしょうか。

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SharePoint :リスト Webパーツでプレイリストビューを表示できるようになった

Microsoft Stream ( on SharePoint ) の動画を整理できるプレイリストが一般展開されたのが今年の1月下旬あたり。

Microsoft Stream :動画を整理できるプレイリストが使えるようになった

これは Microsoft Lists のリストに「プレイリスト」のテンプレートができて、それを利用して動画を整理するという既存のモノを使った仕組みですが、 なので実態が Microsoft Lists のリストだからこそ、それはつまり SharePoint のリストでもあるわけで(う~ん、説明している方もややこしくなるけど仕方ない)、だから SharePoint のページやニュースにリストWebパーツとして埋め込むことができるのかな?というところは、昔から SharePoint に関わってる人なら類推しやすいと思うけど、プレイリストができた当初は埋め込むことはできませんでした。

しかし、 2023/05/31 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼ (更新済み)Microsoft Stream: SharePoint リスト Web パーツのプレイリスト ビュー

埋め込むことができるようになりますよってアナウンスです。

僕の環境にも埋め込めるようになっていたので試してみます。

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Microsoft Forms :選択肢などの選択を解除できるようになった

最近仕事で Microsoft Forms でアンケートを作成する事が増えたんだけど、今朝ちょっとしたアップデートだけど個人的にはうれしいアップデートに気が付きました。ちなみに僕が確認したところ、 Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターにはアナウンスはありませんでした。肌感覚だけど Microsoft Forms ってメッセージセンターにアナウンスがないアップデートが他より多い気がします。

さて、どんなアップデート内容かは記事タイトルで出オチしていますが、まずは従来このアップデートがなかった時の一つ問題点を説明します。相変わらず脱線話が長いけど、僕としてはアップデート内容だけ紹介するより、そのアップデートの意味は?という点を踏まえる事が大事だと思って書いています(このブログ自体が自分自身の備忘録も兼ねているので)。もちろんただのオジサンである僕の考えなので大したことじゃない事を長々と書いてしまっていますが(笑)

■選択肢の問題点

▼選択肢の設問

こういう設問があったとします。前提条件として回答者の僕は嫌いなフルーツがありません。でも、例えば操作ミスで何かにチェックしてしまったり、必須項目かと勘違いしてチェックする可能性もあります。

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OneNote :タブが垂直表示に対応した(主に僕が歓喜!)

OneNote ネタの記事を書くのは、かれこれ3年以上ぶりのようです!普段からメッチャ使ってるんですけどね。メモを取るだけなのでこれと言って新機能を欲していないというかなんというか。

■【脱線話】ややこしい OneNote アプリ

相変わらず僕のブログは脱線するけど、そもそも OneNote ってややこしいです。アプリが複数ある状態が長い。5年前にこんな記事を書きました。

OneNote : OneNote と OneNote 2016

当時「 OneNote 2016 」ってのがあった上に、 Windows 10 版の「 OneNote for Windows 10 」や「 UWP 版」などと言う2種類あったんですよね。で、当時は Microsoft は「 OneNote for Windows 10 」を使ってね!という方針だったらしいです。以下は僕のブログから該当部分を抜粋。

▼ 2018 年の記事から

これ今 2018 年の僕に一言モノ申せるとしたら「スクショ撮れ!」です…。 Microsoft のサポートページへのリンク貼ってるけど、当然仕様が変わればサポートページも変わりますからね。今サポートページを開くと、

▼ 2023 年の現在の記事から同じ部分を抜粋

真逆な事が書かれているんですよ。「 OneNote for Windows 10 」は2025年10月にサポート終了になるとも。

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