Microsoft Teams :添付ファイルを添付後に削除したらどうなるか?会話を削除したらどうなるか?

■添付ファイルを添付後に削除したらどうなるか?

▼ファイルを添付して会話を開始

▼「ファイル」タブから添付したファイル(「削除テスト.xlsx」)を削除

▼削除しても会話の方は変化なし。ファイルのリンクをクリックすると…

▼「ファイルが見つかりませんでした。」

添付ファイルを添付後に削除したら、会話のリンクは特に変化はありませんでした。

■添付ファイルを添付後に会話を削除したらどうなるか?

▼ファイル(「削除テスト2.xlsx」)を添付して会話を開始

▼添付した会話を削除

▼削除されました

▼「ファイル」タブを見ると、ファイルは削除されていませんでした

添付ファイルを貼り付けている会話を削除しても、添付ファイル自体は削除されませんでした。削除した会話を復元したい場合は安心ですね。

しかし、おそらくこの挙動を知らないユーザーは、会話を削除すれば添付ファイルも削除されたと思う可能性が高いと思います。

ゴミファイルが溜まったり、不要ファイルがずっと残っている事でのトラブルもありますので、この挙動は周知させておいても良いのかなと思いました。

不要ファイルが残っていた事でのトラブルは SharePoint の頃からもあると思います。ファイルサーバーでもメールの添付でもありえます。
例えば、古い情報の記載があるファイルを削除したと思っていたらそのまま残っていて、検索でそのファイルにたどり着いたユーザーがそのファイルが最新だと思い込んでお客様に提出したら、実は古い情報だったためにトラブルに…のような。チーム内の会話を把握していればそのファイルが最新ではないのは把握できますが、検索結果からファイルにたどり着いた場合はその経緯を知らないユーザーもいますからね。

Microsoft Teams : 添付ファイルを添付後にフォルダー移動したらどうなるか?

数日前に Microsoft Teams で添付ファイルを添付後にファイル名変更したらどうなるか?添付した会話のリンクはデッドリンクになってしまうのか?否か?という記事を書き、若干違和感あるけど問題ないことを確認しました。

Microsoft Teams :添付ファイルを添付後にファイル名変更したらどうなるか?

この記事を書いている時に「では、フォルダー移動したらどうなるんだろう?」と思ったけど、時間がないのでネタメモに書いて後日検証しようと思っていました。しかし、SNS上で「フォルダー移動もOKですよ」とのお話をいただき解決してしまったのですが、当ブログは自分への備忘録も兼ねているので結果がわかっていてもやります。

▼会話にファイルを添付します

▼「ファイル」タブに添付ファイルがあることを確認

▼この画面からフォルダーを作成します

▼フォルダーが作成されました(「フォルダー01」)

▼添付ファイル「フォルダーテスト.xlsx」を移動します

▼移動後に「フォルダー01」内に「フォルダーテスト.xlsx」が移動されたことを確認

▼会話に戻ると特に異変はないです

添付ファイルにはファイル名しか記載がないから、フォルダーが移動されたところで変化はないですよね。で、会話内の添付ファイルへのリンクをクリックすると

▼無事にファイルの中身が表示されました

という事で、Microsft Teams では、添付ファイルを後々フォルダーで整理したとしても、会話の添付ファイルのリンクには影響がない事が確認できました。

Microsoft Teams で SharePoint のドキュメントライブラリを添付ファイルで利用する点は、ネガティブな意見だと「他アプリの寄せ集め」なんて言われているようですが、僕としては添付ファイルをドキュメント管理に長けている SharePoint でできるのは Microsoft Teams の他のビジネスチャットにはない特徴の一つでもあるので、その性質や挙動を把握しつつうまく活用していきたいですね。例えば、ビジネスチャット上でファイルの共同作業なんかやってしまうと、版管理ができなく最新バージョンがどれだかわからない問題やそれによる先祖返りなどの事故が起きてしまう可能性はメールと同じですもんね。

Office 365 : [ Microsoft Teams ]の読み方は「 マイクロソフト チームズ 」! 解決編!(今度こそ!?)

[2019/09/27 追記]
「 Microsoft Teams 」の読み方についての最新版は以下の記事です。

Microsoft Teams :「 Microsoft Teams 」の読み方 ~2019年8月版~

以下、オリジナル記事です。


※最初はもったいつけて記事の最後にオチを持っていくつもりでしたが、サクっと知りたい方のために記事タイトルで落としてしまいました。


Office 365 のアプリ名でケツに「 s 」が付くアプリの読み方がわからなく、特に「 Microsoft Teams 」に関しては、「チームズ」「チームス」「チーム」で日本人としてどう読んで良いか不安でした。

これまでこのブログでも何度か記事に取り上げております。

Office 365 :読み方がイマイチわからないサービス(現状わからないままです)

Office 365 :【解決】読み方がイマイチわからないサービス

Office 365 :「 Teams 」の読み方 その後急展開!?

ここまで読み方に関して記事を書いている変人は僕くらいしかいないかと思いますが、表立って声を上げていないだけで、同じ不安を抱えている方は結構いると思います。

そんな方に朗報!とりあえず「 Teams 」の読み方は今度こそ解決しました!

先日、「第21回 Office 365 勉強会」が開催されましたが、その中のLT(ライトニングトーク)という5分程度で登壇する場があり、LT全体のテーマが「Office 365 で困ってるんだけどみんなどうしてる?」という中で僕も登壇し、この読み方がわからないネタをとりあげました。(これでおそらく変人度が更に増したかも!)

▼LTのスライド

[2018/11/19追記]
何故か SlideShare のアカウントが心当たりのない規約違反で凍結されてしまったので、 Speaker Deck に変更しました。

実際にこの勉強会の中でも Microsoft Teams に関する話題は僕のLT前にもたくさん出てきて、やはり聞いていると「チームズ」「チームス」で揺れていました。

その後、ディスカッションの時間で Microsoft の中の人もいて、 Teams を担当している方もいたので、「で、どうなの?」という話題に。 Microsft MVP の方も数名いて、休日なのに勉強会に来るくらいの熱意のある参加者も加え、総勢90名くらいの中で、断言いただきました。

Microsoft Teams は
「 マイクロソフト チームズ 」です!!!

これ「チームズ」でもないんです。ちゃんと「マイクロソフト」を冠してください、との事。

ようやくスッキリしました。

しかし、スライド内でも紹介しておりますが、[ Office 365 Groups ]に関して Microsoft のサイトや Office 365 の中で「 Office 365 グループ 」と訳されているのは自動翻訳の事故なのでは?という疑問が出てきたので、この読み方の解決はまだ課題ですね。

そもそも [ Office 365 ]という名前が出た時に、365は英語では [ Three – Six – Five ]と読むらしいけど、日本では「スリーシックスファイブ」?「サンロクゴ」?「サンビャクロクジュウゴ」?という困惑もあったっぽいです。

Microsoft Teams :添付ファイルを添付後にファイル名変更したらどうなるか?

Teams の添付ファイルはチームに接続されている SharePoint のチームサイトのドキュメントライブラリに保存されています。過去に以下のような記事を書きました。

Microsoft Teams の添付ファイルのクセのある仕様

で、一般的なチャットツールって添付ファイルを添付後に更新したりできないと思いますが、 Teams に限っては SharePoint のライブラリなので、添付後にも当然ファイルを更新できるし、ファイル名も変更できます。この場合、ファイル名を変更した後に、添付をした会話のファイルへのリンクをクリックしたらどうなるのか?デッドリンクになってしまうのか?ちゃんとリンクされるのか?実際にやってみました。

▼まずファイルを添付して会話を投稿します。(「テスト.xlsx」というファイル名)

▼添付後にそのファイルのファイル名を変更します。

▼ファイル名を変更しました。(「テスト.xlsx」→「テスト変更.xlsx」)

▼ファイル名変更後に添付した会話を見ると、あれ?ファイル名は変更されていません。

では、ここをクリックするとどうなるでしょうか?

▼変更前のファイル名のまま(「テスト.xlsx」)、でもファイルは開きます。

不思議ですね。

▼不思議なまま編集をしてみます。

▼編集終了後、再度会話のリンクを開いてみると、先ほど編集した部分もちゃんと表示されています。

つまり、ファイル名を変更してもチームの会話の添付したファイル名の表記は変更されていないけど、リンクをクリックすればちゃんと変更後のファイルが表示されるし編集も可能です。

で、後々気が付いたのですが、ファイルを編集しているときに

▼Excel Online の方のファイル名は変更後のファイル名(「テスト変更」)になっていました。

う~む、なんか気持ち悪いけどとりあえずファイル名を変更してもデッドリンクになったりする事はなさそうです。

Office 365 :メッセージ センターが英語に戻ってる?

過去にこのような記事を書きました。

Office 365 メッセージ センターが翻訳されている?

しかし、今朝、管理センターにアクセスするとメッセージ センターが英語に戻っていました。

▼メッセージ センター内が英語に戻ってる

と思ったら、最新のメッセージで以下のメッセージが。

▼Updated feature: Message Center automatic language translation update

冒頭に「一般提供が今日開始されました」と記載されています。

とりあえずメッセージを読んでみると、管理センター設定の言語とタイムゾーンで言語が英語以外のユーザーには、翻訳オプションを選択できるドロップダウンメニューが表示されるそうな。

▼こんな感じのメニューが表示されるらしい。

では、僕の設定を調べてみると…

▼僕の設定ではすでに言語は日本語になっているので、メニューが現れ…

▼現れないじゃんかよ~

再度ちゃんとメッセージを読むと…このアップデートは2018/3/8以降で利用可能なようです。「一般提供が今日開始されました」って冒頭に書いてあったけど。

まだ利用可能にしていない状態で、英語には戻しちゃったのが今日開始って事ですかね。

まぁ管理センターホームのメッセージ センター欄が英語に戻っただけで、メッセージ センターに入って翻訳ボタンを押す機能は問題なく機能します。

▼「翻訳言語 日本語」をクリックすると

▼日本語になりました。

なので特に困る事はないとは思いますが、とりあえず3月8日待ちですかね。僕の誕生日ですが。(プレゼントは365日受付中!)

Microsoft Teams :簡易的なアンケートが会話の中でとることができる

結構前に追加された機能なのですが、なぜか僕の環境では全然使えなく、ようやく最近使えるようになりました。

アンケートと言えば SharePoint のアンケートリストでしたが、Office 365 なら今は Forms が便利ですよね。

その Forms の機能を利用した簡易的なアンケートが、 Teams の会話の中に埋め込む事ができます。

タブに Forms を追加する方法もあるけど、それよりもかなり容易にできるのでおススメです。

▼会話の入力欄に「 @Forms 」と入力するとサジェストに Forms が出現するのでクリック。

▼アンケートの作り方の案内が上部に表示されます。(英語ですが…)

▼なかなか気が付かなかったけど、ここクリックできます。

▼クリックするとサンプルがそのまま入力されるので、これをベースにいじります。

▼こんな感じに変更して投稿

▼このようなアンケートになりました。

投稿直後は失敗したような表示になるけど、1秒くらい遅れてアンケート表示に成形されます。

簡単にアンケートとるなら便利ですね。

ちなみにアンケート作る時に、[ ? ]や[ , ]を全角にしてしまうと

▼ Forms bot さんに英語で怒られてしまいます。

お気を付けください。

で、冒頭に僕の環境ではなぜか全然使えなかったと書きましたが、後々気が付いたのですが、僕の環境自体が使えなかったわけではなく、一部のチームで使えていなかったようです。つまり同じテナント内なのに、使えるチームと使えないチームがあり、サっと見た限りだと原因がわかりませんでした。(今後の課題とします。)

Microsoft Teams :2018/03/23からプライベートチームが検索可能になるようです

【追記】その後、延期されたようです。よかった。

Microsoft Teams :プライベートチームが検索可能になる計画が延期されていたようです


 

Office 365 管理センターのメッセージ センターに上のメッセージがありました。

これを読むと、 2018/03/23から Teams 内でチームを検索する事ができるとの事。そして参加したいチームに参加の申請を出して、そのチーム所有者が承認/拒否が可能との事。

まだ詳細は不明なのでなんとも言えませんが、チーム検索の機能全体をオンオフできる設定はあるのでしょうか?

また、これを読む限り、既存のチームは全て検索対象となっており、検索結果で非表示にしたい場合は、なんと Office 365 管理者が PowerShell を使って設定しないといけないようです。しかも、個々のチームに対して。

これは現在の使い方次第では厄介な追加機能になってきますね。

メッセージ内にもあるように、チーム名や説明に機密情報が含まれている場合は、チーム所有者に変更を促す必要があり、大規模に Teams を展開し活用されている企業にとってはちょっと厄介なのかなと思います。

せめて Yammer のグループのように、チーム作成時や編集でプライベートチームの場合は、検索結果に含めるか否かの設定がポチっとできれば良いのですが、Office 365 管理者が PowerShell で、とか、ちょっと厳しいですね。

▼【参考】 Yammer のグループ作成時の画面

それと個人的に気になるのが、ゲストユーザーがチームを検索できてしまうのか?という点。普通に考えると検索できないようにしてもらわないとヤバイですよね。だって、他社のゲストユーザーが自社のチームが丸見えなんてありえないですよね。
ただ…ゲストアクセス実装時に、ゲストユーザーが招待先のテナントのユーザーを検索出来てしまうという危険な仕様もあったので、なかなか油断ならないので今後のアナウンスに注目です。

【参照】
Microsoft Teams のゲストアクセスの機能を使ってみた(トラブルも)

※この記事の内容の仕様が現在でも変わっていないのか?と思って少し試してみたら、どうやらゲストユーザーは招待先のテナントのユーザーを検索できなくなってそうです!(ただし、招待されたチームメンバーは検索されます。)
ちょっとしか試していないので確かな話ではありません。ちゃんと調べたいけど仕事が多忙でなかなか時間が割けられず、そのうち調べます。

脱線してしまいましたが、できない事ができる機能はウェルカムなのですが、ちょっと怖いですよね。

また、グループが検索できる Yammer と、対してチームが検索できなかった Teams 。SNSという性質上  Yammer はグループを検索できるべきですが、チャットとしての Teams は僕個人的にはそれほどチーム検索の必要性はないと思っていました。可能となったところで、更に Yammer と Teams の使い分けや棲み分けが曖昧になってきますね。

SharePoint :ホームページがクラシックUIでそれ以外はモダンUIの時の不可思議な挙動

変な現象を確認したので紹介します。

サイトテンプレート「チームサイト(クラシック表示)」などでサイトを作成しますと、トップページはクラシックUIだけど、リスト/ライブラリなどはモダンUIになります。その場合、ちょっと変な挙動を発見しました。

▼クラシックUIのトップページのリンクなどからカスタムリストに行きます。

▼モダンUIでカスタムリストが表示されます。

▼リストの設定を変更しようと歯車メニューから設定ページへ行くと

▼リストの設定ではなくてなぜか「サイトのページ」の設定画面へリンクされます

ひとつ前のスクリーンショットをよく見ると、

▼カスタムリストが表示されているのに歯車メニュー内は「ライブラリの設定」になっています。

つまり、トップページ(つまり「サイトのページ」ライブラリ内のファイル)から別アプリ(リスト/ライブラリ)に遷移しても、歯車メニュー内はうまく遷移されていなく、トップページの歯車メニューのままになってしまっています。

これ、トップページからリストへ行けば歯車メニュー内が「ライブラリの設定」となっているので違和感ありますが、トップページからライブラリへ行って歯車メニュー内の「ライブラリの設定」をクリックしても、やはり「サイトのページ」ライブラリの設定ページへ行ってしまいます。混乱してしまうし、勘違いしたまま設定変更してトラブルにもつながりかねません。

ちなみにトップページからリストやライブラリに遷移した後にF5キー押して更新すると歯車メニュー内も更新されました。

また、サイト全体がクラシックUIの場合は、

▼トップページからリストに遷移して歯車メニューをクリックすると正しい挙動になっています

そのうち直る挙動かと思いますが、注意しましょう。

SharePoint :モダンページのWebパーツに新しく実装された「Kindle インスタント プレビュー」「Twitter(プレビュー)」を試す

モダンUIのWebパーツは徐々に追加されていって面白いですね。ただ、ガチガチに厳しい企業にとってはアレも利用禁止、コレも利用禁止にするのに四苦八苦だと思います。そういう企業さんはモダンUI自体が利用禁止でしょうけど。そもそもそういう企業さんにとっては Office 365 は向いていないのかも。

さて、最近追加されたWebパーツが2個ほどありました。

  • Kindle インスタント プレビュー
  • Twitter(プレビュー)

早速試してみました。

■ Kindle インスタント プレビュー

▼モダンページのWebパーツ追加に Kindle のアイコンが

▼クリックするとWebパーツが追加されます

▼同時に設定の右パネルが出現します

(右パネル上部の「 Kindle インスタント プレビュー」の「ビュー」が改行されて隠れてしまっているのはご愛敬ですね。英語だと「Kindle Instant Preview」で余裕をもって収まっていました。)

ここに埋め込みコードを入力すれば良いので、取得しようと思います。

実際に Amazon で埋め込みコードを取得しようと思ったことがないのですが、SNSなどにシェアをするボタンはあったなぁと思って探しました。

▼ここらへん

しかし、埋め込みコードはどこにもなかったんです…。

一旦、SharePoint に戻って右パネル内を見ると、「 Kindle プレビューの埋め込みについての詳細情報 」なるリンクを発見。そこからページに行くもヒントがなく、更にリンクを辿るとAmazonサイトのページにたどり着きました。

Amazon.com: Kindle Instant Preview
https://www.amazon.com/Kindle-Instant-Preview/

ふむふむ…

▼ん?<Embed>??

この左隣のPアイコンはあったけど、<Embed>なんてなかったぞ?もしや?と思い、英語版のAmazonサイトを見てみると…

▼あった!!!

つまり、Amazonの日本サイトでは埋め込みコードは対応されていないという残念なオチでした。そしてAmazonの日本サイト以外を利用したことがなかったけど、英語サイトで日本の書籍を検索しても出てきません。

▼取扱い商品等が変わります…そうですよね…

うーむ、つまり日本の書籍はこのWebパーツは今のところ使えないという事でしょうか。(他国でも取り扱いがあれば使えるますが。)これはなかなか残念です。Amazon側の仕様だからなおさら残念。自分で埋め込みコードを作成するなど何か解決方法はあるんでしょうかね。(今回は時間もないので調べませんが…)

とりあえず、英語サイトで埋め込みコードを取得してWebパーツの設定に突っ込んでみました。

▼ページの編集モードでもプレビューが即表示されます

▼発行するとこんな感じ。プレビューが埋め込まれます。

▼「プレビュー」をクリックするとちゃんと試し読みが少しできます。フルスクリーンも対応ですね。

チームサイト内でチームにおススメ本があったらこのように紹介するのも良いですね。ただ、Amazonの日本サイトが…という点が痛いですが。

■Twitter(プレビュー)

おそらくこっちの方が使えそうです。

▼Webパーツの追加で「Twitter(プレビュー)」をクリック

▼追加するだけで既定で Microsoft のアカウントが指定されています

特定のアカウントのツイートを表示する場合は、特に自分のTwitterのアカウントを持ってなくても利用可能です。ユーザー名やURLを指定するのですが、少し触った限りだと複数指定はできなさそう。

また、ハッシュタグなど検索結果を表示させるにはTwitterのアカウントが必要なようです。

詳細は以下のページをご参考に。

Twitter の web パーツを使用します。
https://support.office.com/ja-jp/article/-15db6b3b-d167-41dd-9875-2af64b44d820

Twitterに関しては例えば Microsoft Flow を利用して、SharePoint や Yammer や Teams などに流す方法もあるけど、Flow のアクションはTwitterアカウントにログインしなければいけなかったと思います。今回紹介した方法なら一部ではTwitterのアカウントなくても表示可能なので、気軽ですね。

利用シーンとしては、ソーシャルメディアをやっている企業なら、自社アカウントを社内ポータルサイトに表示させたり、営業部門のサイト内では自部門で扱っている商品やその企業のアカウントがあればそれを表示させるのも良いですね。技術部門も同じく。
例えば、 Microsoft 製品を販売している部門サイトに Microsoft の製品関連のアカウントがあれば、それを表示させていれば最新情報を楽に得る事が可能かと。

こんな感じでカンタンに設定が可能な便利機能が続々実装されていく中で、開発やらカスタマイズにこだわるよりも、このような標準の便利機能をいかに業務に役立てるか?という利活用の工夫に時間とお金を注いだ方が良いのではと思います。テナントの管理者にとっては最新機能などのキャッチアップが非常に大変で追いつけないかと思いますが。

SharePoint :いつの間に 注目リンク リストがモダンUIに対応していたので色々試してみる

過去に以下のような記事を書きました。

SharePoint:「注目リンク」リストは新しい表示(モダンUI)ではエラーになる

ところが、いつの間にか注目リンクがモダンUIに対応していました。

▼こんな感じです

この見た目、どこかで見た覚えがあるなぁと思ったら…

▼他のリストやライブラリのビューにもある「タイル」ビューのUIですね

ちなみにこの注目リンクリストをクラシックUIにすると…

▼こんな感じです。

使えなかったのが使えるようになったわけですが、それではクラシックUIとモダンUIでどのような相違があるかどうか触ってみました。

【1】レスポンシブWebデザイン

モダンUIなのでレスポンシブWebデザインです。ブラウザのサイズに合わせて列数も可変するし、タイルのサイズも可変します。

【2】全部表示される

クラシックUIの場合は、カルーセルUIで左右にスライドされるようになり、基本的には1行で表示できるだけ表示でした。
モダンUIの場合は、カルーセルUIではなくなり、ブラウザの横幅に合わせて2行以上で全て表示されます。

【3】マウスホバー時のアクションがなくなった

クラシックUIの場合は、タイルにマウスホバーすると透過したグレー部分が上昇し説明文が表示されます。
モダンUIの場合は、そのようなアクションはありません。
なので、ここからは説明文は見る事ができません。

▼クラシックUIの場合は、このようにマウスホバーをすると下部の帯の部分が上にせり上がりタイル全体を覆いますが、モダンUIにはそのような挙動はありません。

【4】背景画像の表示方法が異なる

クラシックUIの場合は、背景画像が縮小/拡大され、どのサイズでもタイル全体に画像が表示されます。なので横長の画像は縦の大きさに合わせるので画像の左右が切れてしまいます。
モダンUIの場合は、拡大はされず縮小のみです。縦長の画像の場合は下が切れてしまいます。

▼このような様々なサイズの画像を準備して背景画像に指定しました。

▼クラシックUIの場合

▼モダンUIの場合

う~む、こう見るとクラシックUIの方が良さそう!?モダンUIの注目リンクリストの背景画像は正方形でサイズは300px×300pxくらいあれば大丈夫そうかな。また、クラシックUIと同じく下部の帯で隠れる部分は考慮して背景画像は作成した方が良さそうですね。

【5】なんかアイコンが表示される

クラシックUIにはなかった点として、アイコン画像が表示されます。

▼クラシックUI

▼モダンUI(大きく紙のアイコンが表示)

▼モダンUIで背景画像を設定した場合

背景画像を指定すると紙のアイコンが小さくなって表示されますが、ちょっと邪魔ですね…。これが例えばリンク先がExcelだったらExcelアイコンに変わってくれたらまだいいなと思ったが、

▼Excelファイルにリンクを設定しても紙のアイコンのまま

ちょっと残念ですね。

以上の事からモダンUIでも利用できるようになった事は素晴らしいけど、まだまだ改良の余地がありそうですね。今のところクラシックUIよりも機能落ちしてしまっているところもあるので。

そしてモダンページのリストWebパーツは現時点ではカスタムリストしか選択できないので、注目リンクリストをWebパーツとしてモダンページに追加はできません。(これもそのうちできるようになりそうですが。)

また、ちょっとバグでは?という挙動を発見しました。

▼クイック編集 をクリックすると…

▼なぜか中身だけクラシックUIになってしまいます

そしてこの状態で「完了」をクリックしても元にも戻りません。

それと、背景画像を設定しようとした時にモダンUIでちょっと面倒だなと思った事があります。背景画像のURLの取得です。

注目リンクリストの背景画像の設定は「背景イメージの場所」列ですが、これは列の種類的には「ハイパーリンクまたは画像」列です。なので、ローカルPCから選択したりサイト内のライブラリから選択できず、単にURLを指定するしか方法がありません。

▼「背景イメージの場所」列

で、ライブラリに画像をアップロードしてURLを取得しようと思ったのですが、モダンUIだと正しいURLの取得方法がわからなかったんです。

アップロードした画像をクリックしても…

▼画像ビューアになるのでURLは取得できません

この状態で画像を右クリックしても右クリックメニューは表示されません。

次に、リンクのコピー機能を使ってみます。

▼リンクをコピーしました。

しかし、このURLが拡張子で終わっていないんです。通常なら「…/100_100.png」というURLですが、そうじゃないんです。試しにこのコピーしたURLでアクセスしてみると…やはり画像ビューアで開いてしまいます。

結局僕にはモダンUIから画像ファイルのURLにはたどり着けず、ただ構造は知っているのでアドレスバーに手打ちでURLにたどり着けました。また、クラシックUIでならURLにたどり着けますけど、ちょっとこれは面倒だなぁと思いました。

以上、モダンUIの注目リンクリストの少し触った気が付いたところです。またシレっと改良されていると思うので、今後に期待ですね。