Microsoft Teams :プライベートチームが検索可能になる計画が延期されていたようです

※3月の計画が中止なのでこの情報自体がすでに古いのかもしれないけど…。

Microsoft Teams で、プライベートチームなのに検索が可能になるという、個人的にはやめてほしい計画がありました。だって何のためのプライベートなんだか。せめて Yammer のグループみたいにプライベートでも検索で表示/非表示もオプションで選択できれば良いのに。で、チーム名すら見られたくない場合は、PowerShellを使えとかこれまた面倒な話だったんですよね。


以下はその時に書いた記事です。

Microsoft Teams :2018/03/23からプライベートチームが検索可能になるようです

で、3月も過ぎたところでスッカリ忘れていたのですが、Facebookの Office 365 コミュニティ グループにて、太田さんから延期になったとのコメントが。

それは良かったと思って、メッセージ センターからメッセージをチェックしようと思ったら、なんだかシレっと削除されていたようです。(残してほしい…)
太田さんが貼り付けてくれたスクショを許可を得て拝借いたしました。

▼英語…

自動翻訳を通すと以下のようになります。

■原文
Since announcing plans to enable private team discovery in the teams gallery, we’ve heard concerns about discovery of existing teams tha were meant to be hidden. We’ve decided to hold off on rolling out this change while we review and look at options to incorporate the feedback. We will provide an update via Message Center when available.

■翻訳
チームギャラリーでプライベートチームの発見を可能にする計画を発表して以来、私たちは隠されることになっていた既存のチームの発見に関する懸念を聞いてきました。 私たちは、フィードバックを組み込んでオプションを見直しながら、この変更を実施することを延期することに決めました。 利用可能な場合は、メッセージセンター経由でアップデートを提供します。

やはり不満の声が続出したのでしょうか。オプションを見直しながらと言っているので、上述の Yammer のグループのような考え方で PowerShell ではなくUIで簡単に制御ができるとうれしいです。

でもでも…

Office 365 グループ に関しては、プライベートグループでもすでに検索できちゃうんですよね。

Office 365 Groups :プライベート グループって今でもすでに検索可能なんですね…

 

Microsoft Teams :2018/03/23からプライベートチームが検索可能になるようです

【追記】その後、延期されたようです。よかった。

Microsoft Teams :プライベートチームが検索可能になる計画が延期されていたようです


 

Office 365 管理センターのメッセージ センターに上のメッセージがありました。

これを読むと、 2018/03/23から Teams 内でチームを検索する事ができるとの事。そして参加したいチームに参加の申請を出して、そのチーム所有者が承認/拒否が可能との事。

まだ詳細は不明なのでなんとも言えませんが、チーム検索の機能全体をオンオフできる設定はあるのでしょうか?

また、これを読む限り、既存のチームは全て検索対象となっており、検索結果で非表示にしたい場合は、なんと Office 365 管理者が PowerShell を使って設定しないといけないようです。しかも、個々のチームに対して。

これは現在の使い方次第では厄介な追加機能になってきますね。

メッセージ内にもあるように、チーム名や説明に機密情報が含まれている場合は、チーム所有者に変更を促す必要があり、大規模に Teams を展開し活用されている企業にとってはちょっと厄介なのかなと思います。

せめて Yammer のグループのように、チーム作成時や編集でプライベートチームの場合は、検索結果に含めるか否かの設定がポチっとできれば良いのですが、Office 365 管理者が PowerShell で、とか、ちょっと厳しいですね。

▼【参考】 Yammer のグループ作成時の画面

それと個人的に気になるのが、ゲストユーザーがチームを検索できてしまうのか?という点。普通に考えると検索できないようにしてもらわないとヤバイですよね。だって、他社のゲストユーザーが自社のチームが丸見えなんてありえないですよね。
ただ…ゲストアクセス実装時に、ゲストユーザーが招待先のテナントのユーザーを検索出来てしまうという危険な仕様もあったので、なかなか油断ならないので今後のアナウンスに注目です。

【参照】
Microsoft Teams のゲストアクセスの機能を使ってみた(トラブルも)

※この記事の内容の仕様が現在でも変わっていないのか?と思って少し試してみたら、どうやらゲストユーザーは招待先のテナントのユーザーを検索できなくなってそうです!(ただし、招待されたチームメンバーは検索されます。)
ちょっとしか試していないので確かな話ではありません。ちゃんと調べたいけど仕事が多忙でなかなか時間が割けられず、そのうち調べます。

脱線してしまいましたが、できない事ができる機能はウェルカムなのですが、ちょっと怖いですよね。

また、グループが検索できる Yammer と、対してチームが検索できなかった Teams 。SNSという性質上  Yammer はグループを検索できるべきですが、チャットとしての Teams は僕個人的にはそれほどチーム検索の必要性はないと思っていました。可能となったところで、更に Yammer と Teams の使い分けや棲み分けが曖昧になってきますね。