少し久しぶりに Microsoft Whiteboard を開いたら、以下の吹き出しが出現しました。
▼パン の説明
▼コネクタ の説明
Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターは毎日何度も確認していますが、これらの機能アップデートのアナウンスは見かけた事なく、今探してみても見つかりませんでした。 Microsoft Forms 同様に Microsoft Whiteboard もひっそりとアップデートしてくるからなぁ。という事でこの2つの機能を触ってみます。
■パン
日本人としてお米も大好きだけど、でもパンも大好きです。特に我が家はホームベーカリーをお高いイイやつにしてから非常に満足度が高く、焼きたてのパンはそれはもうフカフカで…って、そのパンじゃないですよね。
パンに関してはまだアップデートが展開されていないユーザーもあったので、そっちのスクショをまず見てみると、
▼(アップデート前)手のひらのアイコンありません
そもそもホワイトボードのキャンバス(キャンバスって言い方が正しいかわからないけど描ける場所)は広いです。最初に表示されている大きさはほんの一部なのでキャンバス内を移動させる手段としても選択ツールでした。なので従来は選択ツールにしておくとキャンバス内ではカーソルが手のひらになってドラッグしてキャンバス内を移動できます。あわせてオブジェクトにカーソルが当たると手のひらから矢印に変わってクリックするとオブジェクトを掴んで移動。というように、移動ツールがキャンバス移動とオブジェクト選択を兼任している感じでした。
では、アップデート後は?
▼(アップデート後)選択
選択ツールはオブジェクトを選択する専用になりました。
▼(アップデート後)パン
パンツールはキャンバス移動する専用になりました。
たぶんそういう事だと理解しました。これによりキャンバスを移動したいのにオブジェクトを掴んでしまったり、オブジェクトを掴みたいのにキャンバスを移動してしまったりという事がなくなると思います(いや、従来もそういったストレスは僕は感じなかったけど)。
僕のオススメは常に選択ツールを選んだ状態にして、キャンバス移動したい場合はパンのショートカットキーである Space キーを押しながらキャンバス移動をする感じですね。凄く操作性が良くなりました。
■コネクタ
コネクタって聞くと特に Power Platform 好きな人達だと「え? Power Automate に Microsoft Whiteboard のコネクタが?」って思いそうだけど、そのコネクタではないですよ。
コネクタは図形を接続する線のようです。図形とコネクタをしっかり紐づければ、後で図形を移動させるとコネクタも一緒に移動してくれるヤツですね。 PowerPoint で良く使うと思います。
▼直線コネクタ
▼直線
▼カギ線コネクタ
この3種類です。
▼線の色は選べます
できれば太さも選べると良いんですけどね。
で、単体で使うと普通の矢印や線ですが、他の矩形と組み合わせる事でコネクタとしての真価が発揮できます。
▼2つのオブジェクトを追加
この状態で直線コネクタを選んで、まずは左のオブジェクトにマウスカーソルを持っていくと、どこに接続するかが〇で表示されます。黒くなった●のところで接続されます。
▼接続先でまた接続箇所を選ぶ
ここらへんは PowerPoint のソレと操作感は類似しているので操作に迷いませんね。
▼一度接続できれば、
▼接続したオブジェクトを移動してもコネクタも一緒に動きます
これがホワイトボード上でできるのは良いですよね。これ物理的なホワイトボードでやろうとしたら大きな描き直しが必要ですよね。
いやぁ、僕思うんですけど、未だにやはり会議室の物理ホワイトボードしか使わない人が多いと思いますが、デジタルのホワイトボードの方が効率的だしテキストなら入力の方が書くより早いし後で読めない…なんて事にもならないと思うんです。更に会議が終わった後に消す必要もないしデジタルデータとして適切に保存していればセキュアでもあるしデータとして再利用(検索など)もできる。使わない手はないと思うんですけどね。でも実際僕も仕事では使わないんですよね。何ででしょうね。多くの企業で従業員に貸与しているPCはタッチタイプのディスプレイじゃないので手描きができないという点はあるけど、なんていうか Microsoft Whiteboard の進化を見ていると、手描きじゃなくても利用できる機能がドンドン増えてきているんですよね。すでにマウスとキーボードでも十分便利で、手描きじゃなきゃ…というシーンは僕は少ないとは思います。かと言ってくどい様ですが僕自身も仕事でほとんど使っていないので説得力ないですね。う~ん、今後意識してちょっと使ってみようかな。何か起爆剤がないと広まらないし。