Microsoft Clipchamp :自動キャプション機能が登場

※本記事は 商用ライセンス版 Microsoft 365 の中の Clipchamp についての記事です。

昨日、ようやく Microsoft MVP Global Summit 2024 の参加を終えてアメリカから帰国しました。内容は全てNDAなので何も書けませんが、前後の旅も含めて動画をたくさん撮ってきたので、徐々に色々な場所で公開していこうと思います。あ、となると動画編集が必要ですよね。あれ、正直ダルい作業なんですよね。収録や撮影はしても編集で腰が重くなってしまう事が僕も多いです。今回のネタはその動画編集です。

動画コンテンツには字幕が表示されているものが多いですよね。音声を出せない環境で視聴する人にとってもうれしいし、音声が聞き取りづらい際に補完できるし、耳の不自由な人にとっては欠かせないし。ただ、動画制作者が手入力するのは結構しんどい。そんな人向けに自動キャプション機能が登場しました。

2024/02/16 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼(更新済み)Microsoft Clipchampに自動キャプション機能が追加されました

対象指定リリースで3月下旬から展開開始で、4月上旬から標準リリースでも展開開始されるそうです。僕の対象指定リリース環境に今朝確認したら展開されていたので、試してみます。

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Microsoft Teams :会議のライブキャプションの自動翻訳機能がついに使えないようになった

Microsoft Teams の会議のライブキャプションに自動翻訳機能が展開されたのが去年2022年9月頃。

Microsoft Teams :ライブキャプションに自動翻訳機能が登場!

割としっかり翻訳してくれるので、僕みたいな日本語しかできないけど会議で英語が飛び交う環境にいる人には重宝したと思います(英語以外はほぼ試したことがないのでわからないけど)。しかし、 Microsoft Teams Premium の発表があった時に、このような便利機能が Premium ライセンス専用の機能になり、プレビュー展開の間のみ誰でも利用できる状態である事を知ってガッカリした人も少なくないでしょう。

Microsoft 365 :最近話題になっている大事な今後に関するアレコレをまとめてみた( Microsoft Stream , Microsoft Teams の機能 )

そして、このライブキャプションの自動翻訳機能に関しては Microsoft Teams Premuim が一般提供開始されてから60日後に専用機能になって、誰でも使えるわけじゃなくなるという事でした。しかし実際はその後も使えていたので、いつ使えなくなるのかな?なんて思っていたら、先週あたりからSNSで使えなくなったという声を聞き…そして今朝確認したところ、僕の環境でも使えなくなっていました。

それでは確認してみます。

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Microsoft Teams :ライブキャプションが便利に進化した

Microsoft Teams の会議のライブキャプションの自動翻訳機能が Teams Premium の機能になり、 Premium じゃないユーザーが使えなくなるという残念な展開になってきていますが、ライブキャプションの使い道は自動翻訳だけじゃないですよね。耳の不自由な人のためでもあるし、何かしらの理由で音声なしで会議に参加する状況の場合には、翻訳関係なく字幕が役に立ちます。そしてもちろん Teams Premium のユーザーにとっては自動翻訳が使えるライブキャプションは更に便利ですね。

そんなライブキャプションですが、僕には大きな不満がありました。それは字幕が2行しか表示されない点。なんでそれが不満なのか?と、今回のアップデートがその不満を解消するんだけど、そこらへんも含めて紹介したいと思います。

2023/04/08 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼(更新済み)Teams 会議でのライブ キャプションのユーザビリティの改善

僕の環境で今朝展開されている事を確認したので触っていきたいと思います。

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Microsoft Stream :自動字幕生成が日本語対応されていないので手動で字幕を入れてみる

[2019/11/01]追記
この記事から約1年、ついに自動字幕・トランスクリプトが日本語をサポートしました!以下に記事書きました。

Microsoft Stream :ついに自動字幕・トランスクリプトが日本語をサポート!更にビデオのトリミングができるようになった!


ワケあって Microsoft Stream の情報収集をしているんですが、意外と調べる事多いなぁという印象です。ここでも「グループ」を作ると、裏で Office 365 グループ が作成されるんですよねぇ。それと Microsoft Teams と同じく英語で「Channel」という言葉が出るけど、Teams は「チャネル」と日本語訳されているのに対し、 Stream では「チャンネル」と日本語訳されているんですよね。不思議です。

さて、 Microsoft Stream の非常に残念な点として、使い方の夢が広がる「自動字幕生成」の機能があるってのに、サポート言語が英語とスペイン語だけという残念なオチが。自動字幕ができたら会議の議事録の文字起こしも楽になりそうだし、動画の検索にも楽ですよね。
先月一般提供された Azure Video Indexer は日本語もサポート対象なんだから、 Microsoft Stream もできない事はないと思うけど、素人考えでしょうか。

この残念な自動字幕ですが、手動でも字幕を入れる事ができるんですよね。今回はそれに挑戦してみます。

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