Microsoft Teams :チャットの「ファイル」タブが「共有済み」に変わった

こちら対象指定リリース環境では7月あたりから展開開始されたけど、僕の標準リリース環境にはなかなか展開されず、ようやく今朝確認したら変更されていたので記事にします。

2024/06/11 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼ (更新済み)Microsoft Teams:チャットでは、「ファイル」の名前が「共有」に変更され、新機能が追加されます

長らく見慣れてきた「ファイル」タブの名前が変更されます。そして機能も変更されます。メッセージセンターのメッセージには「共有」とありますが、実際の画面では「共有済み」になっています。どちらも英語だと “Shared” なんですけどね。

そしてチームのチャネルの方は「ファイル」のままなので、ここ最近チャネルとチャットのUIや機能が一貫性を持たせてきたのが、これは逆に分かれるんですよね。どんな意図があるんでしょうね。追々わかると思います。

という事で展開時期は9月下旬までとなっているので、おそらく皆さん全員がすでに変わっていると思いますが、実際に触ってみたいとおもいます。

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Microsoft Stream :対話機能(リンクやテキストの吹き出し 編)

Microsoft Stream の対話機能として、 Microsoft Forms のフォームを埋め込められる機能を紹介したのが今年2024年2月の事でした。

Microsoft Stream :対話機能(アンケート・投票・クイズ 編)

この中で吹き出しの機能は近々別途記事にしますって書いていたのに…忘れていました。ただし、このアップデートは一般提供は4月中旬開始らしいので、ちょうど今展開中なんじゃないかと思います。なのでそこまで遅れているわけじゃない!と言い訳し…。

2023/11/09 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼(更新済み)Microsoft Stream: 特定の時間にビデオにハイパーリンクまたはテキスト吹き出しを追加する

動画内に吹き出しを追加する事ができるとの事です。 Clipchamp など動画編集アプリで動画ファイル自体に追加する方法もあるけど、こっちは Microsoft Stream の再生プレイヤー上に動画とは別レイヤーで埋め込むであろうから、動画編集の知識も必要ないし、気軽に追加・編集・削除したりできそうですね。では試してみます。

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Microsoft Whiteboard :ホワイトボードにリンクを挿入できるようになった

「 Microsoft Whiteboard 使っていますか?」(←と、今回も記事の原稿につい書いていました)。毎回 Microsoft Whiteboard ネタの記事の冒頭に書いちゃうんだけどそのくらい便利だと思う半面あまり使っている声を聞かないんですよね。これは憶測だけどホワイトボードって会議室にいるみんなが見ているところでみんなで手描きで書けるところが大事ですよね。これがハイブリッドワークになっても会議室のメンバーが会議室に置いてある物理ホワイトボードを使って議論が白熱するとついついリモートメンバーの事を置き去りにしがちかと思います。なんでそれでも物理ホワイトボードを使うのか?もちろんその方が慣れているという事もあるけど、多くの会社ではPCがタッチパネルじゃなくタッチペンが使えないんじゃないかと思います。マウスでも書けなくないけどホワイトボードはやはりペンじゃないとね…というのが僕の憶測です。もちろんタッチペンがあったところで自然と利用されるかというと疑問ですが…。

仮想ホワイトボードにもメリットはたくさんあるんですよね。会議が終わったら次に会議室を利用人達のためにホワイトボードを写真撮って書いたものを消さなくても、セキュアな状態でまた次の会議まで保存できるから次の会議では続きから書けるし。写真を撮って数日後見返した時に字が汚くて読めない…なんて事も仮想ホワイトボードなら文字はテキストをタイピングすればスピードも早いしキレイだし、なんならテキストをコピーしてどこかに貼り付ける事もカンタン。そして今回のアップデートではホワイトボードにリンクを挿入できるようになりました。これを物理ホワイトボードで実現できませんよね。「詳細は〇〇サイトを確認してください。」みたいな事をホワイトボードに表現するには仮想ホワイトボードの方が良いですね。

2022/10/07 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼マイクロソフトホワイトボードのリンク/ URLサポートの挿入

珍しいのが10/07にメッセージが公開されて10月中旬から展開開始なのに、僕の環境ではもう利用できました。それでは触ってみます。アプリ版ではなくブラウザー版です。

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アプリから起動するブラウザを変更する( 例えば Microsoft Teams デスクトップアプリ )

※ PC に詳しい方はスルーな記事です。

アプリからブラウザを起動するリンクがあって、クリックすると普段から愛用しているブラウザじゃないブラウザで起動してしまう事ってありますよね。おそらく勝手に Edge が開いてしまうと思います。 Office 365 なら Microsoft Teams のデスクトップアプリからリンクをクリックすると Edge でリンク先のページが開いてしまうと言った感じでしょうか。
実は僕も1年くらい前まではこれは仕方がない事だと思っていたのですが、変更する方法があるんですよね。僕が知らなかっただけかと思ったんだけど、ちょくちょく聞く話なので自分への備忘録という意味でも記事にしてみます。

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SharePoint ライブラリにて「ドキュメントへのリンク」で作成したリンクのリンク先URLは変更できる

SharePoint だけでも色々奥が深いのに、日々進化していくので付いていくのが大変っすね。楽しくもあるのですが。

前回の記事では、新しい表示のライブラリでは、[ 新規 ]→[ リンク ]から作成したリンクのリンク先URLは、作成後に変更する事ができなかった件を紹介しました。

SharePoint 新しい表示(モダンUI)のライブラリの「リンク」で作成したリンクのリンク先URLは変更できない

このライブラリにリンクを作成する機能は新しい表示から実装された機能ではなく、古くから「ドキュメントへのリンク」コンテンツ タイプを利用すれば実装できる機能でした。そちらで前回の記事と同じ検証をしたところ、「ドキュメントへのリンク」コンテンツタイプではリンク先URLの変更は可能な事が判明したのと、副産物としてドキュメントへのリンクと新しい表示のリンクでは、同じリンクでも実装方法が違う事がわかったので紹介します。
まずは「ドキュメントへのリンク」コンテンツ タイプを追加する方法から念のため紹介します。

■コンテンツ タイプの追加手順

▼リストを作成し、詳細設定の「コンテンツ タイプの管理を許可する」を「はい」

▼詳細設定のコンテンツ タイプセクション下部の[ 既存のサイト コンテンツ タイプから追加 ]をクリック

▼「ドキュメントへのリンク」を追加しOK

これで完了です。次に検証へ。

■検証

▼[ 新しい ドキュメント ]→[ ドキュメントへのリンク ]

▼新しい表示の時と同じくYahoo!へのリンクを作成

▼リンクもドキュメントなので、新しい表示の際にはなかったけど、ドキュメントのプロパティの編集画面が。特に何もないのでこのまま保存。

▼新しい表示と同じく、ドキュメントとしてリンクが表示され、クリックするとYahoo!が表示されます。

ここまでは新しい表示とほぼ同じなのですが、新しい表示の方のリンクのファイルはショートカットリンクであり、「.url」がついていました。

一方、ドキュメントへのリンクで作られたリンクのファイルは「.aspx」でした。

同じリンクだけど実装方法が違いますね。さて、検証に戻ります。

▼該当ドキュメントを選択し、リボンの「プロパティの編集」をクリック

▼URLが変更できそうです

▼Googleに変更します

▼Googleに変更され、クリックするとGoogleが表示されます。

前回の記事と2回でライブラリにリンクをつける方法を新しい表示の「リンク」と「ドキュメントへのリンク」コンテンツ タイプで2種類紹介してきましたが、他ライブラリのドキュメントのリンクでもWebサイトへのリンクでも、後々になって修正が必要になる場合は、新しい表示の「リンク」より、「ドキュメントへのリンク」コンテンツ タイプを追加した方が良さそうですね。

ちなみに新しい表示に「ドキュメントへのリンク」コンテンツ タイプを追加してみました。

▼このように「リンク」と「ドキュメントへのリンク」が共存していますね。(これはこれでややこしい)

▼2種類の方法で投稿したらこうなりました。

SharePoint 新しい表示(モダンUI)のライブラリの「リンク」で作成したリンクのリンク先URLは変更できない

  • 新しい表示
  • 新しいUI
  • モダンUI

など、色々な呼び方がありますが、 SharePoint 内では「新しい表示」と記載されているので、ここではそう呼びます。

では、まずはライブラリのリンクとは?

■リンクについて

▼この「新しい表示」でライブラリを利用していると、 [+新規] の中に [リンク] というのがあります。

▼クリックしてみると右にパネルが出現します。

▼ [最近更新されたファイル] のファイルをクリックすると、即リンクアイテムが作成されます。

▼このようにライブラリ内にショートカットリンクを作成する事ができ、ライブラリ外のファイルにリンクができます。もちろんクリックするとリンク先のファイルが開きます。(新しいタブで表示されます。)

このリンクはファイルだけではなく、Webサイトへのリンクも可能です。

▼試しにYahoo!のURLを入力して作成します。

▼このようにリンクが作成され、クリックすると新しいタブでリンク先が表示されます。

これは「新しい表示」から備わった新機能かと思ったのですが、そもそも昔から「ドキュメントへのリンク」というコンテンツタイプを使えば使えていましたね。

このように作成されたリンクですが、後々リンク先URLを変更したい事もあると思いますが、それがなかなかできないんです。以下、例として上述で作成済のYahoo!へのリンクを、Googleに変更しようと試みます。

■一度作成したリンクを編集したい→リンク先URLはUI上では編集できない

▼該当アイテムを選択してとりあえずコマンドバー内に「名前の変更」があるのでクリックしてみます。

▼このようなダイアログが出現し、なんか変更できそうなので、試しにGoogleのURLに変更して保存してみます。

▼あれ?なんか怒られてしまいました。つまり「://」が禁則文字のようです。

▼ではhttps://を外して保存をします。変更されました。

しかし!クリックするとYahoo!が開くんですよね。つまり「名前の変更」の言葉の通り名前だけ変更されてリンク先URLは変更されなかったんです。

じゃ、URLはどうやって変更するんだろう?他にUI上にある操作を試します。

▼ […] → [詳細] はどうでしょう?

▼パネル内に [名前] [タイトル] が編集できそうなところですが、つまりここも同じく名前の変更だけでURLの変更はできません。

では上図のプロパティの右にある [すべての編集] というリンクがあるのでクリック。

▼ドキュメントのプロパティ編集画面になりましたが、ここも同じ構成。つまりURLの変更はできません。

※ […] → [その他] → [プロパティ] も結局はプロパティ編集画面へのリンクです。

あれ?UI上でリンク先のURLを変更するのは手詰まりになりました。

仕方ないので、次に着目する点としてこのリンクはショートカットリンクというファイルなので、それを修正してみようかと思います。

■変更したファイルを上書きアップロードしても無理

▼とりあえずこのリンクをダウンロードしてみます。

▼www.google.co.jpと書かれているのにYahoo!のロゴという悲しいショートカットリンクがダウンロードされました。

▼URL部分をGoogleのURLに変更します。

▼念のため、テキストエディタでショートカットリンクを開くとこんな感じで変更されています。

▼変更したショートカットリンクをライブラリに上書きアップロードしたのですが、相変わらず変更されていません。

ファイルを変更すればリンク先URLも変更されると思ったんですけどね。不思議なのは、この状態で再度ショートカットリンクをダウンロードしてテキストエディタで中身を見ると、googleのURLになっているんですよね。なぜかライブラリのアイテム上では変更されない不思議現象です。もちろんブラウザのキャッシュをクリアするなども試みました。

仕方ないので、一度該当ファイルを削除し、上書きしてもダメだったファイルを再アップロードしました。

▼すると不思議な事にリンク先URLがGoogleに変更されました。同じファイルなのに…。

つまり、原因はわからないけど上書き保存ではリンク先URLは変更されないようです。

結果として、一度作成したショートカットリンクのリンク先URLを変更する手順は、

  1. 変更したいショートカットリンクをダウンロード
  2. ショートカットリンクのプロパティ、もしくはテキストエディタでURLを変更
  3. 既存のショートカットリンクをライブラリ上から削除
  4. 変更したショートカットリンクをライブラリにアップロード

ん?いやいや、こんな事をするならリンクを作り直した方がまだ早い!つまり、結果的にリンクのリンク先URLは変更できないという事ですね。

ライブラリ内にWebサイトのリンクをアイテムとして作成するニーズがどれだけあるかはわかりませんが、リンクのリンク先URLはUI上では変更できない点と、UI上じゃなければ変更できるけど若干面倒である点を頭の片隅に置いといていただければと思います。

※変更できる方法がある!という場合は、ご連絡ください。