Microsoft Teams のオンライン会議中に画面共有をする機会はたくさんあると思います。その際に、例えば新しいアプリのデモやプレゼン時に、共有した画面上にマーカーで丸を付けたり矢印を書くなど注釈を付けながら説明をしたい場合もあると思います。そういう場合に2022年7月あたりに展開された「共同注釈」機能が有効ですね。
Microsoft Teams のオンライン会議では会議を録画するケースも多いと思います。特に Copilot for Microsoft 365 や Teams Premium の場合は、後々 Copilot にお世話になるなら録画(セットで保存されるトランスクリプト)は必須になってきますよね。そんな会議の録画に関するアップデートがありました。僕は色々なところで「そのデータどこに保存されるか意識しましょう!」と言っていますが、録画データの保存先の変更についてです。
2024/04/08 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。
▼ (更新済み)Microsoft Teams: 会議の録画が開催者の Microsoft OneDrive に保存されるようになりました
以前から不満点が一つあって、チャネルと紐づけない非チャネル会議で会議を録画すると、録画データの保存先は録画ボタンを押したユーザーの OneDrive for Business (以下 ODfB )に保存される事です。そこは会議の開催者に保存された方が良くないですか?と思っていたし、そのようにフィードバックしていたりもしました。そしたら、今回のアップデートで、まさに開催者の ODfB に保存されるようになるとの事です。僕の標準リリース環境でも7月の頭に展開されていましたが、ハワイに行ったり忙しくて記事を書き途中のままでしたが、ちょうど読者さんからアンケートでこのアップデートを取り上げないの?という声をいただき、タイミング良いのでしっかり書きあげて公開します。
ただし、例えば Slack は結構前からカスタム絵文字を追加できていて、そこに魅力を感じている人も少なくはなかったと思います。そんな中、今年2024年5月に Microsoft が開催したイベント Microsoft Build 2024 でカスタム絵文字が使えるようになるという発表があり楽しみにしていましたが、ついに僕の環境にも展開されていました。確認したところ対象リリース環境だけじゃなく標準リリース環境でも展開されているようです。
2024/05/24 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。
Microsoft Teams のオンライン会議で PowerPoint を利用してプレゼンする際に、やはり多くの人は画面共有して PowerPoint をスライドショーで開始すると思います。中には編集画面のまま見せるスタイルの人もいるようですが…。ただ、これは色々なところでオススメしていますが、 Microsoft Teams ならではの PowerPoint Live を使ってスライド共有した上でプレゼンするとメリットがたくさんあります。デメリットもありますけどね。未だに録画するとスライドに仕込んだアニメーションやらが台無しになるあたり。
PowerPoint Live で共有したスライドを拡大表示させる機能です。この機能はおよそ1年半前の2023年3月あたりから展開された機能です。ただ、記事内で書いてある通り、アナウンスと実際の挙動が違ったんですよね。具体的には共有されたスライドを参加者が拡大させることもできるし、発表者が拡大させると参加者全員の画面でも追随して拡大されるはずが、参加者が拡大させられるだけで発表者が拡大させる機能は展開されていませんでした。
ここから約1年半…ふとさっき思い出して確認していたら、いつの間に参加者がスライドを拡大させる機能がありました。僕自身が PowerPoint Live の発表者ビュー内で「…」を開く行為を全くしないので気が付きませんでした。